JPS6034082Y2 - ト−ンア−ム駆動装置 - Google Patents

ト−ンア−ム駆動装置

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JPS6034082Y2
JPS6034082Y2 JP3874178U JP3874178U JPS6034082Y2 JP S6034082 Y2 JPS6034082 Y2 JP S6034082Y2 JP 3874178 U JP3874178 U JP 3874178U JP 3874178 U JP3874178 U JP 3874178U JP S6034082 Y2 JPS6034082 Y2 JP S6034082Y2
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JP
Japan
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rotor
tone arm
arm
drive means
time constant
Prior art date
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Expired
Application number
JP3874178U
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English (en)
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JPS54141904U (ja
Inventor
英昭 林
徹朗 荒木
正男 後藤
Original Assignee
日本コロムビア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トーンアーム駆動装置に係り、特にトーンア
ームを上下動させるアームリフタ駆動手段内に充満せる
オイルの温度変化による駆動手段の動作速度の不安定原
因を減殺する駆動装置に関する。
従来、一般に用いられているトーンアーム駆動装置に於
いては、アームを上下動させるアームリフタ駆動装置と
しては、アームをプランジャ・ソレノイド或はモータ等
によって駆動する様に威したものであり、これらは、制
動材として、オイル等を内蔵しているが、このオイルの
粘度が、温度変化によって変化し、アームリフタの上下
動操作が不安定と成る欠点を生ずる。
又、モータ等を用いている場合では、この様な問題はな
く比較的安定に動作するが、ギヤ等の機械的振動が発生
する。
従って、本考案の主目的は、上述の欠点を除去したトー
ンアーム駆動装置を得ると共に、アームリフタ駆動装置
内に満したオイルの温度変化によるアームリフタ駆動装
置の不安定原因を減殺する駆動装置を得んとするもので
あり、その特徴とするところは、アームリフタ駆動装置
に流す電流をゆるやかに変化させて、アームリフタを上
下にゆっくりと移動させ、制動材の温度変化に基づくア
ームリフタの動作速度の変動を防止する様に威した点に
存するものである。
以下、本考案のトーンアーム駆動装置に利用し得るアー
ムリフタ駆動装置の一実施例を、第1図乃至第5図につ
いて詳記する。
第1図イは、本考案に利用し得るアームリフタ駆動装置
の一例の構造を示す路線図で、この例では、トーンアー
ム1をアームリフタ2によって上下動させる様に威す。
このアームリフタ2は、レコードプレーヤボード3に穿
った透孔3aを通じて、レコードプレーヤボード3上に
突出し、その上にトーンアーム1を載置している。
一方、アームリフタ2の下端は、叉状部2aと威され、
この叉状部2aに、ローラ4が回動自在に枢着される。
このアームリフタ2のまわりには、スプリング5が巻回
されている。
ローラ4の下端は、カム6に対接し、このカム6には、
第1図口に示す如く、レバー7が枢着されている。
このレバー7と固定点との間にスプリング10を架張し
、これによってレバー7を常時ストッパ−9a位置に当
接する様に威す。
更に、カム6の中心に軸8の一端を嵌着し、この軸8の
他端に円盤状のマグネットより戒るロータ11を嵌着す
る。
このロータ11は、シリンダ12内に配され、このシリ
ンダ12とロータ11との間には、オイル14が充満し
ている。
更に、シリンダ12の外側には、コイル13が巻回され
ている。
このコイル13に通tすることで、ロータ11を回転さ
せると共に、オイル14により、ロータ11の制動を行
いつつ、カム6を回動させ、カム6に枢着したレバー7
がストッパ9位置に当接する様にこのレバー7を角度θ
だけ回動させてアームリフタ2を上動(下動)位置より
降下(上昇)させる様に威す。
カム6、ロータ11等の軸8に関する総合慣性モーメン
トをJとし、ロータ11の回動に及ぼすオイル14の粘
性抵抗をRvとすれば、階段状トルクに対するロータ1
1の回動角速度の機械的時定数T、は次式のようになる
TM = J / Rv 上述のシリンダ、ロータ及びコイルより戊るアームリフ
タ駆動部は、第2図イ9口に示す如く、ロータ11を取
り囲むコイル13は、2個のコイル13a、13bより
戒り、これ等は、互に直列又は独立に巻回される。
この場合、円板上のロータ11は、第2図の如く直径方
向に2極N、 Sを持つ如く、着磁されているので、コ
イル13a。
13bに通電することで生ずる磁極Nc、 Scと上述
の2極N、 Sとが互に反撥又は吸引して、ロータ1
1に、トルクが発生し、回転力が生ずる。
最大トルク点は、第2図イの位置にあるロータ11の着
磁方向が、コイル13a、13bの巻き方向と一致した
点であり、そのトルクは、コイル13a、13bへの供
給電圧によって第3図に示す曲線a、b、cの如く変化
する。
今、スプリング10の負荷線をdとし、ストッパ9及び
9aの位置をe、 fとすれば、この間が回転角θど
戊り、負荷線dは点P□、P2・・・・・・P、の如く
変化する。
今、コイル13a、13bに供給する電圧を徐々に上昇
させると、レバー7は点P2より点P3を経て点P4に
至ってストッパ9に対接する様に戊る。
この場合のオイル14の粘度は、ロータ11が振らつか
ない程度に選択すればよい。
この様な粘度のオイル14を選択することで、コイル1
3に供給する電圧を瞬間的に1オン、・1オフヨさせて
も、オイル14の制動と後述する電圧制御回路とにより
、ロータ11はゆるやかに回動する様に戒る。
上述した電圧制御回路の一例を、第4図によって説明す
る。
この第4図の電圧制御回路は、本考案に利用しているコ
イルに、電圧を徐々に与えるためのもので、これは、ト
ランジスタT1.T2を有し、それ等のエミッタ及びコ
レクタにプラス電圧が加えられ、トランジスタT1のコ
レクタは、抵抗器RとコンデンサCとより戒る積分回路
を介してトランジスタT2のベースに接続され、トラン
ジスタT2のエミッタにコイル13a、13bを接続し
、これ等コイル13a、13bに上述の如く電圧を加え
る。
スイッチSを、電源のプラス及びマイナス極間に介在せ
しめ、このスイッチSと並列的にトランジスタT1.T
2を接続する。
上述の回路構成によれば、スイッチSを1オンヨするこ
とによって、トランジスタT1が1オンヨと戒り、抵抗
器R及びコンデンサCより成る積分回路の電気的時定数
Tやによって、トランジスタT2のベースに徐々に電圧
が加えられ、従って、コイル13a、13bに電圧が加
えられる。
この電圧によってコイル13a、13bに徐々に電流が
流れて、ロータ11にトルクを及ぼす。
そして、ロータ11はこのトルクによって回動するが、
その角速度は前述の機械的時定数TM及び積分回路の電
気的時定数T0に従って徐々に増大する。
このように、本実施例においては、積分回路の電気的時
定数T、とロータ11を主とする回転系の機械的時定数
TMとが直列的に動作する。
両時定数TE及びTMは例えば略等しく設定される。
従って、例えば第5図に示すロータ11の変位一時間特
性に於いて、上述の積分回路を設けずに動作させた時の
特性曲線はiの如きものとすれば、積分回路を設けるこ
とで、特性曲線用の如く動作させることが可能と戊る。
即ち、積分回路の電気的時定数T5とこれに略等しい回
転系の機械的時定数TMとの和に対応した時間特性を示
す様に戒る。
又、温度変化によってオイル14の粘度が増大したり、
オイル14の量が多かったりした時に、積分回路が無け
れば、第5図の特性曲線iiの様な状態であるが、積分
回路を設けることで、第5図の特性曲線ivの如く作動
時間を制御することが出来る。
即ち、第4図に示した如き積分回路を含む電圧制御手段
を用いない場合には、オイル14の粘度の増大に伴なっ
て、動作特性は直線iから直線iiへとその傾斜が大き
く変化する。
これに対して第4図の電圧制御手段を用いた場合には、
低粘度オイルに対応する特性曲線iiiと高粘度オイル
に対応する特性曲線ivとはきわめて接近しており、温
度変化による粘性の変化の影響が減殺されていることが
分る。
又、従来の如く、オイルだけでロータ11を所定の速度
変位させ様とした場合には、特性曲線Vの様なものが、
オイル14の粘性の変化によって、例えば増大して、第
5図の特性曲線iiiの如くとなって、アームリフタ2
を上下動させる時間が大巾に変化してしまうことに威る
上記実施例では、アームリフタ2の駆動手段として回転
型のものを用いたが、駆動部分と制御部分とを別体構成
とすることも出来る。
又、コイル13a、13bは、上側の如く並列的に配設
するばかりでなく、十字型に巻回し、第4図のトランジ
スタT2の出力を位相反転したものを十字型に巻回した
コイルの一方に加えて、スプリング10がなくても、両
方向に回転する様にすることが出来る。
本考案は上述の如く威したので、粘性材の温度変化に対
して非常に安定にトーンアームを駆動出来ると共に、作
動時間の設定が極めて容易であり、振動や機械的騒音の
ないトーンアーム駆動装置が得られて、その実用的効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案のトーンアーム駆動装置の一部を断面
とする路線図、第1図口は第1図イの一部の側面図、第
2図イ9口は夫々第1図イのロータ及びコイルの説明図
、第3図は本考案のトルク−角度特性曲線図、第4図は
本考案の電圧制御装置の一実施例を示す回路図、第5図
は本考案の変位一時間特性曲線図である。 図に於いて、1はトーンアーム、2はアームリフタ、4
はローラ、6はカム、11はロータ、12はシリンダ、
13はコイル、T1.T2はトランジスタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粘性材料を満たしたシリンダ内に回動自在に配したマグ
    ネットロータと、これを囲む如く配されたコイルから成
    る駆動手段と、上記マグネットロータの軸に連結された
    アームリフタと、上記駆動手段を徐々に駆動するための
    、時定数回路を含む電圧制御手段とを具備し、上記駆動
    手段を上記電圧制御手段により徐々に駆動して上記駆動
    手段の機械的時定数と上記電圧制御手段の電気的時定数
    とを直列的に動作させて、トーンアームを上下動させ、
    上記粘性材料の温度変化による粘性の変化の影響が少な
    くなる様になしたことを特徴とするトーンアーム駆動装
    置。
JP3874178U 1978-03-25 1978-03-25 ト−ンア−ム駆動装置 Expired JPS6034082Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3874178U JPS6034082Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 ト−ンア−ム駆動装置

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JP3874178U JPS6034082Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 ト−ンア−ム駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS54141904U JPS54141904U (ja) 1979-10-02
JPS6034082Y2 true JPS6034082Y2 (ja) 1985-10-11

Family

ID=28904275

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JP3874178U Expired JPS6034082Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 ト−ンア−ム駆動装置

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