JPS6033968Y2 - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JPS6033968Y2
JPS6033968Y2 JP615477U JP615477U JPS6033968Y2 JP S6033968 Y2 JPS6033968 Y2 JP S6033968Y2 JP 615477 U JP615477 U JP 615477U JP 615477 U JP615477 U JP 615477U JP S6033968 Y2 JPS6033968 Y2 JP S6033968Y2
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留治 西田
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は線形粒子加速器によって得られる高エネルギ電
子線を利用する放射線治療装置に関するものである。
従来の放射線治療装置は第1図に示す如く構成さていた
即ち、1は放射線を発生する放射線発生部で、この放射
線発生部1は高電圧を発生する高圧発生装置2及びこの
高圧発生装置2の発生する高電圧を受けて高周波を発生
する高周波発振器3及び高圧発生装置2の高電圧を受け
て電子を発生する電子銃4及びこの電子銃4の出力する
電子を前記高周波発振器3の出力を得て加速する加速管
5及びこの加速管5にて加速した電子と所定の方向に偏
向する偏向電磁石6より構威しである。
7は放射線発生部1より出た放射線出力を検出する検出
部、8はこの検出部7が検出した検出出力を増幅するプ
リアンプ、9は線量率の設定を行なう線量率設定回路、
10は検出部7にて検出されたプリアンプ8にて増幅さ
れた検出出力と線量率設定回路9の設定値とを比較し検
出出力が設定値になるよう放射線発生部1からの放射線
出力を制御して線量率の一定化制御を行なう線量率制御
回路、11は放射線発生部1を支持し且つ円軌道を描い
てこれを回転移動させる架台の架台駆動部、12は放射
線発生部1の発生する放射線出力を患者病巣部に導く治
療ヘッド、13はこの治療ヘッド12内に設けられた患
者病巣の状に応じた放射線照射野を作る多分割絞りの開
度検出用の例えばポテンショメータによる絞り開度検出
部、14は照射野の設定を行なう照射野設定回路、15
は絞り開度検出部13の検出出力と照射野設定回路14
の設定値とを比較し設定値になるよう治療ヘッド12内
の多分割絞りの開度を制御する照射野制御回路である。
このような構成の装置は線量率設定回路9にて治療に必
要なだけの線量値を設定する。
次に患部の形状に合わせて照射野設定回路14に絞り開
度の設定を行なう。
これより照射野制御回路15はこの絞り開度設定値と絞
り開度検出部13の検出出力とを比較すると共に差があ
ればその差信号を出力し治療ヘッド12の多分割絞りに
与えてこの多分割絞りを信号相当分だけ駆動移動させる
その移動量は絞り開度検出部13により検出され、照射
野制御回路15に与えられ、上述した絞り開度制御が行
なわれて、設定値に達した時点で停止する。
これで目的とする照射野が形成される。
次に放剖線曝射の指令を与えると放射線発生部1の電子
銃4より電子流が発射され、加速管5に入射される。
加速管5の内部には高周波発振器3からのマイクロ波に
より強電界が作り出されているので、前記電子流は電界
により加速される。
この加速された電子流は偏向電磁石6により治療に適し
た角度に偏向され、更に出口部分に設けられた薄い窓を
通して空気中に放射される。
X線治療の場合は窓の後に重金属で作られたX線変換用
のターゲットを置いて電子線をこのターゲットに当て、
X線に変換した後、患部に照射される。
その際、設定された照射野の形状に絞られた多分割絞り
によりその設定照射野の形状に絞られてX線は患者に照
射されるから、患部近傍の健康組織にはX線が当らず患
部のみ治療が威される。
ここで、放射線発生部1より出力された放射出力は検出
部7によって検出され、プリアンプ8で増幅された後、
線量率制御回路10に入力される。
この線量率制御回路10には線量率設定回路9により設
定された治療に必要な線量率の設定値が入力されており
、この両信号を受けた線量率制御回路10は設定値を基
準としてその差信号である線量率制御出力を出力する。
この線量率制御出力は放射線発生部1に入力され、この
制御出力に対応する大きさの線量率となるよう放射線発
生部1は制御される。
このように出力線量率及びエネルギーは一定とし放射線
照射野を変化せしめて放射線治療を行なうのである。
ここで、放射線治療装置は病巣に放射線を照射してその
病巣、即ち癌細胞を破壊して治療するものである。
この時、正常な細胞への放射線照射をできるだけ少なく
しなければならないので、病巣が回転中心に位置するよ
うにして放射線源を回転駆動させ、病巣部に対する放射
線照射量を多くし、病巣近傍の正常組織に対する放射線
照射量をできるだけ抑制するようにしている。
しかしながら、この方式では放射線のエネルギー及び線
量出力を一定として照射を行なう方式であるため、病巣
の周囲で多量に照射してはならない箇所まで照射してし
まう欠点がある。
また、回転照射を行なう場合、体の断面が楕円状であり
、病巣の位置もまちまちであることなどから、皮膚表面
より病巣までの深さは方向により必ずしも一定でなく回
転移動と共に病巣での放射線量が異なって来て計画通り
の治療が行なえない欠点がある。
本考案は上記事情に鑑みて威されたもので、放射線源の
回転角度と連動させて病巣の形状及び深さに応じた照射
野及び放射線のエネルギーと線量出力ができるようにし
、病巣での放射線量の一定化を図ると共に正常組織への
放射被曝量を最少限に抑えることができるようにした放
射線治療装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例について第2図〜第4図を参照
しながら説明する。
第2図は本考案装置の構成を示すブロック図であり、図
中第1図と同一物には同一符号を用いて説明を省略する
図において1は放射線発生部、2は高圧発生装置、3は
高周波発振器、4は電子銃、5は加速管、6は偏向電磁
石で、前述同様放射線発生部1は上記高圧発生装置2及
び高周波発振器3及び電子銃4及び加速管5及び偏向電
磁石6より構成しである。
7は線量率を検出する検出部、8はプリアンプ、10は
線量制御回路、11は架台駆動部、12は治療ヘッド、
13は絞り開度検出部、15は照射野制御回路である。
16は放射線発生部1を支持しそれを円軌道に沿って回
転移動する架台の回転角を検出する架台角検出器、17
は治療計画に基づき放射線発生部1の患者に対する各位
置に対応させて照射野設定並びに線量率設定並びにエネ
ルギー設定を行なう設定回路であり、この設定回路17
は設定内容に基づき、架台角検出器16の検出部信号に
対応する設定内容を出力する。
18はこの設定回路17の出力するエネルギー設定信号
に応じた大きさの高電圧を発生させる制御信号を出力し
放射線発生部1の高圧発生装置2に与えて放射線発生部
1の出力する放射線のエネルギーを制御する高圧制御回
路である。
前記線量制御回路10は従来の線量率設定回路9に代え
て前記設定回路17の出力する回転角に応じた線量率設
定信号を基準信号として動作腰また前記照射野制御回路
15は従来の照射野設定回路14に代えて前記設定回路
17の出力する回転角に応じた照射野設定信号を基準信
号として動作する。
次に上記構成の本装置の動作について説明する。
基本的には第1図装置とほぼ同様の動作を行なうが、本
装置においては皮膚から病巣までの各角度から見た深さ
及び病巣の形状に対応したエネルギー値及び照射野及び
線量率を予め設定しておき治療開始と共に角度に対応し
て前記各設定値を出力し制御の基準とし、最適条件で放
射線治療を行なう点が大きな相違点である。
即ち、架台駆動部11を駆動させて架台を回転させ放射
線発生部1の回転を行なうと架台角検出器16か架台の
回転角を検出して設定回路17に与える。
するとこの設定回路17は回転角検出信号に対応する設
定内容を出力し、エネルギー設定値は高圧?IIJi回
路18に、また照射野設定値は照射野制御回路15に基
準値として、また線量率設定値は線量制御回路10に基
準値としてそれぞれ与えられる。
従って、高圧制御回路18はエネルギー設定値に対応す
る制御出力を高圧発生装置2に与えて放射線発生部1の
出力する放射線のエネルギーを設定値になるよう制御し
、また、線量制御回路10は線量率設定値を基準として
検出部7からの線量率検出信号を比較し、基準に近づく
よう線量率のaitJ御信号炎信号して線量率の制御を
行なう。
また、照射野制御回路15は照射野設定値を基準として
絞り開度検出部13からの検出出力を比較し、基準に近
づくように照射野制御回路15は制御出力を出して治療
ヘッド12内の多分開校りに与えこれを開閉制御する。
照射野制御回路15及び線量制御回路10はそれぞれフ
ィードバック系を形成しているから設定値に達するよう
照射野及び線量率は制御される。
架台の回転が進むにつれてこのような制御が順次威され
る。
ところで、エネルギーは高周波発振器3に印する電圧に
よって変化する。
エネルギーが変化すると加速管5で加速された電子流の
偏向磁場もそれに応じて変える必要があるので、治療ヘ
ッド12にもフィードバックして、エネルギーが高くな
れば磁場を強くするように働らかせ、エネルギーが低く
なれば弱くなるように働かさせる。
一般にあるエネルギーの放射線が物質中に入射した場合
、第3図に示す如く分布する。
図はエネルギーE□、 E2. E3を基準とする深部
線量率と深さの関係を示すもので、図のようにエネルギ
ー強度は表面で最大とならず物質内で最大になる(この
最大点をビルドアップ点D1.D2.D3という)。
このビルドアップ点はエネルギー(El、E2.E3
;Et<E2<E3)が高くなればなるほど深くなる。
次に前記設定回路17の構成について説明する。
第4図はそのブロック図であり、19は設定値等のデー
タを記録する紙テープ或いはパンチカード等のデータ入
力媒体、20は前記架台角検出器16の回転角検出出力
に応じこのデータ入力媒体19に記録されているデータ
の中からその検出した角度に対応するデータを続出して
ディジタル値に変換し出力するディジタル変換器、21
−1はこのディジタル変換器20から出力される線量値
設定データを受けてアナログ信号に変換し2前記線量率
制御回路10に与えるD/A変換器、21〜2はディジ
タル変換器20から出力されるエネルギー設定データを
受けてアナログ信号に変換し前記高圧制御回路18に与
えるD/A変換器、21−3はディジタル変換器20か
ら出力される照射野設定データを受けてアナログ信号に
変換し前記照射野制御回路15に与えるD/A変換器で
ある。
このような構成の設定回路17は予めデータ入力媒体1
9に患者の病巣に応じた回転各色度毎の照射野を定める
絞り開度、線量率及びエネルギーを設定記録させておく
架台角検出器16から架台の回転角の検出出力を受ける
とディジタル変換器20はその検出角度に対応する前記
記録データをデータ入力媒体19から読み出し、絞り開
度データはD/A変換器21−3に、線量率データはD
/A変換器21−1に、エネルギーデータはD/A変換
器21−2にそれぞれ送られ、ここでアナログ信号に変
換された後、絞り開度データは照射野制御回路15に、
線量率データは線量率制御回路10に、またエネルギー
データは高圧制御回路18に送られる。
このようにして架台が回転するにつれて順次架台角度検
出器16から送られて来る回転角の検出出力に応じてそ
の角度に対応する絞り開度、線量率、エネルギーのデー
タがデータ入力媒体19から読み出され、上述のように
アナログ信号に変換した後、送り出される。
以上は設定回路17の一例である このように放射線発生部を支える架台の回転角を検出す
る架台角度検出部と患者の病巣を中心に角度毎に見た照
射野の形状、線量率エネルギーの設定値を予め定め記録
すると共に前記架台角検出器の角度検出出力に対応する
設定値を出力する設定回路と、この設定回路より出力さ
れるエネルギー設定値に対応するエネルギーとなるよう
前記放射線発生部を制御する高圧制御回路と前記設定回
路より出力される線量率設定値を基準に前記放射線発生
部の出力する放射線量率を検出する検出部の検出出力を
比較し検出部の検出出力が基準に近づくよう前記放射線
発生部の線量率を制御する線量制御回路と前記設定回路
の出力する照射野設定のための絞り開度設定値を基準と
して放射線照射野を調整する多分割絞りの絞り開度検出
部検出出力を比較しこの検出出力が基準値に近づくよう
多分割絞りの開度を制御する照射野制御回路とより構成
したので、架台の回転角に応じて設定回路よりその角度
における最適治療が威されるよう制御されるので、正常
な細胞への放射線照射は最小限に抑えられまた、治療計
画に沿った放射線を患部に照射できるから治療効果を最
大限効率良く行なうことができる他、自動的に治療を行
なうことができる等優れた特徴を有する放射線治療装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を説明するためのブロック図、第2図
は本考案による装置の構成を示すブロック図、第3図は
エネルギーにおける深部線量率と深さの関係を示すグラ
フ、第4図は設定回路の一例を示すブロック図である。 1・・・・・・放射線発生部、7・・・・・・検出部、
10・・・・・・線量制御回路、12・・・・・・治療
ヘッド、13・・・・・・絞り開度検出部、15・・・
・・・照射野制御回路、16・・・・・・架台角検出器
、17・・・・・・設定回路、18・・・・・・高圧制
御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロ波を用いて電子を加速し放射線を発生させる加
    速部と、この加速部を支えるとともに回転移動させる架
    台の回転角を検出する架台角検出器と、少なくとも照射
    野の形状及び必要とする線量率の各設定値それぞれを前
    記架台の各回転角度毎に予め設定すると共にこれら各設
    定値を前記架台角検出器の検出角度に対応させて続出す
    設定回路と、この設定回路の出力する線量率設定値と検
    出された放射線検出値とを比較し、前記線量率設定値に
    近づくよう前記加速部の出力する放射線線量率を制御す
    る回路と、前記設定回路より出力される照射野設定値と
    検出された放射線の絞り機構の開度値とを比較し、前記
    照射野設定値に近づくよう前記加速部の発生する前記絞
    り機構の開度を制御する装置とを具備したことを特徴と
    する放射線治療装置。
JP615477U 1977-01-21 1977-01-21 放射線治療装置 Expired JPS6033968Y2 (ja)

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JPS53101494U JPS53101494U (ja) 1978-08-16
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