JPS6033297B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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Publication number
JPS6033297B2
JPS6033297B2 JP5837579A JP5837579A JPS6033297B2 JP S6033297 B2 JPS6033297 B2 JP S6033297B2 JP 5837579 A JP5837579 A JP 5837579A JP 5837579 A JP5837579 A JP 5837579A JP S6033297 B2 JPS6033297 B2 JP S6033297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nickel
case
aluminum
hydrogen gas
nickel alloy
Prior art date
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Expired
Application number
JP5837579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55150220A (en
Inventor
信雄 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marcon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Marcon Electronics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Marcon Electronics Co Ltd filed Critical Marcon Electronics Co Ltd
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Publication of JPS55150220A publication Critical patent/JPS55150220A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電解コンデンサ内部において発生する水素ガス
をコンデンサのケースとして使用したアルミニウム中に
含有せしめたニッケルまたはニッケル合金で吸着せしめ
、コンデンサ内部の圧力の上昇を未然に防止することに
よって特性の安定と長寿命化を図ることのできる電解コ
ンデンサを提供しようとするものである。
従来、電解コンデンサは特に高温中の電圧印加時や高温
無負荷時など多量の水素ガスを発生しこのため内部圧力
が上昇してコンデンサの破壊をまねく場合もあるので、
防嬢を目的としてケースの一部に肉薄部を設けたり、あ
るいは報口材として使用したゴム栓の一部に肉薄部を設
けたりして防嬢弁とし、破壊前に弁動作させて破壊を防
止することが行なわれていた。
また封□材材質に水素ガスを透過させるシリコンゴムを
使用したり、駆動用電解液に水素ガスを吸収せしめる例
えばシニトロベンゼンなどの酸化剤を用いることも行な
われているが、上記のケースでは肉薄部を一定薄さに作
製することが困難であり、薄すぎると工程中の外力によ
って損傷し厚すぎると弁動作がしない欠点があり、ゴム
栓は経時によって硬化したりして初期の特性を維持する
のが困難である。また透過剤や酸化剤は水素ガスを完全
に透過あるいは吸収しえない欠点を有していた。本発明
は上記の点に鑑みてなされたもので、電解コンデンサか
ら発生する水素ガスをニッケルまたはニッケル合金によ
って吸着して内部圧力の上昇を抑え、特性の安定した長
寿命の電解コンデンサを提供するとともに、特性が悪化
し水素ガス発生量が大なるものの場合には、ケースに防
爆機能を付与することを目的としたものである。
以下実施例により説明する。アルミニウム、タンタルな
どの陽極酸化皮膜生成性金属からなる電極箔を要すれば
粗面化して表面積の拡大を図り、陽極酸化皮膜を生成し
たものに引出端子を取着しクラフト紙、マニラ紙などの
セパレータを介して巻回してコンデンサ素子を構成する
。該コンデンサ素子に駆動用電解液を含浸しこれをアル
ミニウムケースに収容し外部端子を取着したゴム貼樹脂
板、例えばゴム貼紙基村フェノール樹脂積層板あるいは
ゴム貼ポリプロピレン板などにより封□する。このアル
ミニウムケースはその一部をニッケルまたはニッケル合
金で構成され、該ニッケルまたはニッケル合金はケース
内面の一部に露出している。ニッケルはコンデンサ素子
が劣化したときに発する水素ガスを吸収する機能を有し
ており多量の水素ガスを吸収したニッケルは脆性化する
。したがって、上記のコンデンサではコンデンサ素子が
劣化して水素ガスの発生があると、ケース内面に露出し
ているニッケルまたはニッケル合金が水素ガスを吸収し
て脆性化する。このときのケース厚さはニッケルまたは
ニッケル合金を含んで他の部分と同等の厚さを有してい
るから、ニッケルまたはニッケル合金を含んだ部分は、
ニッケルまたはニッZケル合金の脆性化によりアルミニ
ウム肉厚が薄くなるので、発生した水素ガスによって上
昇した内部圧力でケースのニッケルまたはニッケル合金
部分が破れてケースに小径孔を生じ、あたかも防嬢弁の
ごとき作用を果たすことになる。よって安全性にすぐれ
た電解コンデンサを提供することができる。前記アルミ
ニウムケースの一部をニッケルまたはニッケル合金とす
る手段としてはアルミニウムケースの原材料となるアル
ミニウム板にニッケルメッキを施し、これを紋り加工し
たり、衝撃押出加工でケースを作成する場合は、材料と
なるアルミニウム円板の中心にニッケルまたはニッケル
合金を埋め込んで加工したり、あるいはアルミニウムケ
ースの底部に設けた凹部にニッケルまたはニッケル合金
を豚め込んだり、埋め込んだりして作成することができ
る。つぎに本発明の実施例と従来例とのアルミニウム電
解コンデンサ内における水素ガスの比較を示す。
試料(定格16WV−2000仏F、ケースサイズ16
側め×25柳L 厚さ0.4肋 個数2の固)を105
00中で16V.DCの電圧印加して300餌時間の寿
命試験を行い各時間毎に発生した水素ガス量(泌)を下
表に示した。なお従来例1および本発明1に使用した駆
動用電解液組成はエチレングリコール88%、アジピン
酸アンモン12%のものを使用し、従来例2および本発
明2に使用した駆動用電解液組成はエチレングリコール
55%、ジェチレングリコール35%、セバシン酸アン
モン10%のものを使用し、ケース材質は従釆例1およ
び従来例2ではアルミニウム、本発明1および本発明2
はアルミニウムーニッケル合金であり、アルミニウム板
に部分的にニッケル94重量%+アルミニウム4.5重
量%+その他1.5重量%からなるニッケル合金をメッ
キしこれを紋り加工してケース側面にケース内面全体の
6.5%のニッケル部を有し、かつ前記ニッケル合金が
0.32側の厚さを有するものを使用した。(単位 m
Z) ()内の数字は破壊個数を示す 以上述べたように本発明によれば、内面の一部にニッケ
ルまたはニッケル合金が露出したアルミニウムケースを
使用することによってコンデンサの劣化時生する水素ガ
スを吸収することができ、かつ水素ガスを吸収したニッ
ケルが脆性化することを利用して防像機能を付与できる
からケースサイズが小で防嬢弁設置が困難なもの、端子
板やゴム栓に防爆弁が設けられていても基板に取付けの
際防爆弁が基板に密着して動作困難なものなどについて
すぐれた効果を有し、かつ水素ガスを吸収する機能から
長寿命の電解コンデンサを得ることができる。
なおアルミニウムケース内面に露出するニッケルまたは
ニッケル合金の露出面積は前記実施例ではケース内面全
体の6.5%の場合について述べたが、露出面積は電解
コンデンサ素子から発生する水素ガスとの関連によって
定められるものであるから、使用する電解箔、駆動用電
解液によって適宜決定すればよいが、発明者の実験によ
れば適当な露出面積範囲は3〜35%である。この範囲
はニッケルまたはニッケル合金がアルミニウムケース内
面に占める割合が35%を越えると、アルミニウムケー
スの作製上、加工性が低下し、かつ、価格的にも高価と
なり、また3%未満では吸収効果が小さい。そして前記
実施例ではニッケル合金の厚さを0.32側としてアル
ミニウムケースに対し、80%の厚さを有するものにつ
いて述べたが、このニッケルまたはニッケル合金の厚さ
はケースの大きさや厚さとも関係するが、アルミニウム
の厚さとニッケルまたはニッケル合金の厚さや下表のよ
うになるように設定すればよい。表単位側

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電極箔とスペーサとを巻回して形成したコンデンサ
    素子に駆動用電解液を含浸し該コンデンサ素子をアルミ
    ニウムケースに収容し封口してなる電解コンデンサにお
    いて、前記アルミニウムケースがその内面のニツケルま
    たはニツケル合金が露出したものからなることも特徴と
    する電解コンデンサ。
JP5837579A 1979-05-11 1979-05-11 電解コンデンサ Expired JPS6033297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5837579A JPS6033297B2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 電解コンデンサ

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JP5837579A JPS6033297B2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 電解コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS55150220A JPS55150220A (en) 1980-11-22
JPS6033297B2 true JPS6033297B2 (ja) 1985-08-02

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ID=13082572

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JP5837579A Expired JPS6033297B2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11 電解コンデンサ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58111927U (ja) * 1982-01-22 1983-07-30 日立コンデンサ株式会社 フイルム外装型コンデンサ
JPS6255339U (ja) * 1985-09-26 1987-04-06

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JPS55150220A (en) 1980-11-22

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