JPS6033159B2 - 液体濃厚塩素漂白組成物 - Google Patents

液体濃厚塩素漂白組成物

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JPS6033159B2
JPS6033159B2 JP55171926A JP17192680A JPS6033159B2 JP S6033159 B2 JPS6033159 B2 JP S6033159B2 JP 55171926 A JP55171926 A JP 55171926A JP 17192680 A JP17192680 A JP 17192680A JP S6033159 B2 JPS6033159 B2 JP S6033159B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルカリ金属次亜塩素酸塩水溶液を主成分と
する液体濃厚塩素漂白組成物に関する、濃厚塩素漂白組
成物は、英国特許第１，３２９，０８６号明細書からす
でに知られている。
この特許には、１〜１５重量％の活性塩素含量を有しか
つ直鎖Ｃ８−Ｃ．８アルキル基を有するトリアルキルア
ミンオキシドまたは直鎖Ｃ８一Ｃ，８Ｎーアルキル基を
有するべタィンおよび完全飽和脂肪酸のアルカリ金属塩
を含有する濃厚塩素漂白組成物が記載されている。この
場合、トリアルキルアミンオキシドまたはべタィン対ア
ルカリ金属石鹸の重量比は、９０：１０〜２０：８０で
あり、トリアルキルアミンオキシドまたはべタィンおよ
びアルカリ金属石鹸の全重量は、漂白組成物の０．５〜
２．５重量％である。これらの液体濃厚塩素漂白組成物
は、特に普通のより高い活性塩素含量（１０％またはそ
れ以上）で、塩素安定性に関してもまた物理的貯蔵安定
性に関しても、非常に満足な物性を有するけれども、あ
る場合には活性塩素含量の低減が濃厚度を低下させ得る
ことが判明している。これに加うるに、従来技術による
濃厚塩素漂白組成物には、普通ある量のアルカリ水酸化
物が配合され、このようにして得られる濃厚塩素漂白組
成物は普通１３またはそれ以上程度の高岬を有する。
特殊手段を用いることなくｐＨをたとえば１２またはそ
れ以下に低下させると、塩素安定性の低下ならびに貯蔵
一または相安定性の低下が起り得る。また、オランダ国
特許顔第７６０５３２８号明細書（公開された）、英国
特許第１，４６６，５６ぴ号明細書およびドイツ国特許
願第２，８３７，８８０号明細書（公開された）に記載
されているように、活性塩素含量が低い濃厚塩素漂白組
成物を、次亜塩素酸塩に溶解する他の洗剤活性化合物た
とえばサルコシネート、タウラィド（ｔａｍｉｄｅ）、
糖ェステル等から調製した場合にも、前記問題の１つま
たはそれ以上が予期され得る。
本発明の目的は、上記欠点を大きく低減させ、活性塩素
舎量が低くかつ柵が低く、しかも使用する洗剤活性化合
物の成分の重量比を変えた際曇り点の望ましくない低減
を生じることなく濃縮して長期間安定に保持することが
出来る塩素漂白組成物を提供することである。
この目的は、濃厚塩素漂白組成物に、強塩基と弱無機酸
の緩衝塩（この場合、アルカリ金属次亜塩素酸塩は含ま
れない）を含ませることにより達成出来ることが新たに
見し、出された。
米国特許第４，１５１，１０４号明細書から、アルカリ
金属次亜塩素酸水溶液にアルカリ金属オルト燐酸塩緩衝
剤を含ませて、その水溶液の塩素安定性を改良すること
はすでに知られている。
このようにして得られる組成物は、濃厚塩素漂白組成物
ではなく、したがって、活性塩素舎量の低い濃厚塩素漂
白組成物の低減された貯蔵安定性の問題は、上言己特許
では議論されていない。米国特許第３，８４３，５４８
号明細書から、合成粘土をペースト−およびゲル形成剤
として用いたペースト−およびゲル状塩素漂白組成物が
知られている。
これらの組成物では、次亜塩素酸塩の起り得る分解を阻
止するために緩衝系を含ませることが出来る。ドイツ国
特許願第２，７５６，４１４号明細書（公開された）か
ら、なかでも、増粘剤としてスメクタィトを含ませた濃
厚研磨剤含有塩素漂白組成物が知られている。同時に、
アルカリ金属次亜塩素酸塩の安定性を増加させるために
、ある緩衝剤を含ませることが出来る。研磨剤を含有す
る同様の漂白組成物が、オランダ国特許願第７５０４５
０７号明細書（公開された）に記載されている。
最後に、オランダ国特許願第７４００７６６号明細書（
公開された）には、研磨剤の他に、漂白剤を含有するこ
とが出来かつ適度の水溶性アルカリ緩衝剤を固体粒子と
して分散させた注入可能な液体洗浄組成物が記載されて
いる。これらの従来技術漂白組成物はすべて濃厚ではな
く、または粘士により増粘されているかまたは水不落性
研磨剤粒子を含有する。
しかしながら、英国特許第１，３２９，０８６号明細書
に記載されている糖類の濃厚塩素漂白組成物では、その
ような粘土または研磨剤粒子を安定に懸濁させることが
出来ない。
したがって、本発明は、２つの異なる洗剤活性化合物の
混合物によりオストワルト粘度計で２５００で測定して
約１０〜１５比ｓ（＝１０×１０‐肌２Ｓ‐１〜１５０
×１０‐肋２Ｓ‐１）の粘度に増粘されたアルカリ金属
次亜塩素酸塩水溶液を主成分とする水不溶性固体研磨剤
または粘土粒子を実質的に含まない液体濃厚塩素漂白組
成物であって、１〜１０重量％の活性塩素含量を有しか
つ強塩基と弱無機酸の緩衝塩を含有する上記漂白組成物
に関する。
水不潟性固体研磨剤または粘土粒子を用いることなく所
定の粘度、すなわちオストワルド粘度計で２５００で測
定して約１０〜１５比ｓの粘度を有する組成物を生成さ
せるためには洗剤活性化合物として、少なくとも２種の
異なる洗剤活性化合物を用い、その化合物の少なくとも
１つは次亜塩素酸水溶液に溶解性でなければならない。
そのような洗剤の適当な例は、オランダ国特許第１４８
，１０３号明細書またはドイツ国特許第２，８３７，８
８び言明細書によるトリアルキルアミンオキシド：オラ
ンダ国特許第１４８，１０３号明細書によるべタィン：
および米国特許第４，１１３，６４５号明細書およびオ
ランダ国特許磯第７６０５３２８号明細書による第四ア
ンモニウム化合物である。これらの洗剤の混合物も使用
することが出来る。増粘剤に存在する第２の洗剤活性化
合物は、英国特許第１，３２９，０８６号明細書による
アルカリ金属石鹸、英国特許第１，４６６，５６び号明
細書によるアルカリ金属アシルサルコシネートまたはー
アルキルタウリドまたはオランダ国特許磯第７６０５３
２８号明細書による糠ヱステルまたはそれらの混合物で
あることが出釆る。アルカリ金属Ｃ，。一Ｃ，８アルキ
ルェーテル（１〜１０モルの酸化エチレンおよび（また
は）酸化プロピレンを含有する）サルフェートを使用す
ることも出来る。しかしながら、トリアルキルアミンオ
キシドと英国特許第１，３２９，０８６号明細書に記載
されているような完全飽和Ｃ８一Ｃ，８脂肪酸のアルカ
リ金属石鹸との混合物が好ましい。
増粘剤は、最終生成物に基いて０．５〜５重量％の量で
使用される。
増粘剤における次亜塩素酸塩に溶解する洗剤活性物対第
２の洗剤活性物質の重量比は、７５：２５〜４０：６０
の範囲であることが出来る。
特に６５：３５〜４５：５５の重量比で、本発明は特に
満足な結果を与える。重量比が増大すると、本発明によ
る活性塩素の低含量では、増粘が十分でなくるようであ
る。０．１〜１５％程度の少量の強電解質たとえば食塩
、炭酸ナトリウム、オルト燐酸三ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、塩化カリウム等を添加すると、増粘作用が増
大することが見し、出された。
本発明による活性塩素含量は、１〜１の重量％であり、
１〜７重量％が好ましく、本発明は１〜２．５重量％の
含量で特に適用出来ることが判明した。アルカリ金属次
亜塩素酸塩が好ましいけれども、アルカリ性水溶液で次
亜塩素酸イオンを生じる他の塩素化合物たとえば次亜塩
素酸カルシウムおよび次亜塩素酸マグネシウム、アルカ
リ金属ジクロローィソシアヌレート、クロラミンを使用
することも出来る。濃厚塩素漂白組成物のｐ則ま、１０
〜１２．５の範囲である。
本発明により、強塩基と弱無機酸の多くの塩が使用出来
るけれども、このｐＨ範囲内で最大緩衝能を発揮する塩
が使用される。そのような塩の例は、緩衝剤に関する一
般的文献で容易に見し、出すことが出来、適当な例は、
オルト燐酸、珪酸および炭酸のアルカリ金属塩である。
特に適当であることが判明した緩衝系は、オルト燐酸三
ナトリウムまたはオルト燐酸三カリウムおよびオルト燐
酸二ナトリウムまたはオルト燐酸二カリウムの混合物ま
たは炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムおよび重炭酸ナ
トリウムまたは重炭酸カリウムの混合物からなるもので
ある。これら混合物の成分比およびこれら混合物の使用
量は、知られているように、所望の斑および所望の緩衝
熊各々によりおよび組成物の粘度により決定される。た
とえば、燐酸塩緩衝剤の場合、１０より大きい柵を得る
には、オルト燐酸ミナトリウム対オルト燐酸二ナトリウ
ムの重量比は７０：３０またはそれ以下である。塩の使
用量は、前述したように、所望の緩衝能により変化する
。したがって、１２７．２ミリモル／ｋｇのより大きい
濃度でＮａ３Ｐ０４／Ｎａ２ＨＰ０４重量比７０：３０
またはそれ以下では、１２未満のｐＨが得られる。この
濃度は、前述したＮａ２Ｃ０３／ＮａＨＣ０３系で前述
した比の系に当てはまる。一般に、漂白組成物ｌｋ９当
り少くとも５０ミリモルの塩が望ましく、大抵の場合、
３５０ミリモル／ｋ９以下が必要であり、普通、塩の量
は１００〜２５０ミリモル／ｋ９であろう。強塩基と弱
無機酸の塩は塩そのものとして添加することが出来また
は現場で生成することが出来る。さらに、本発明による
濃厚塩素漂白組成物は、普通の添加剤たとえば次亜塩素
酸塩に熔解出来てかつ安定である着色剤および香料を少
量含有することが出来る。
少量の（最大５％）不溶性固体粒子も許容し得る。本発
明の組成物は普通の方法で、たとえば英国特許第１，３
２９，０８６号明細書に記載されている方法で調製する
ことが出来る。
本発明の組成物は、すべての漂白目的、特に硬質面、た
とえば洗面所、タイル、床、台所の流し等の漂白に有効
であり、これらの場所で、組成物は粘性があるため、非
増粘漂白組成物より長い時間表面に付着する。
本発明を下記の例によりさらに説明する。
例１ 下記の濃厚塩素漂白組成物Ａ−Ｄを調製した：６重量％
の軟水に、種々の量のラウリン酸および０．０５重量％
の水酸化ナトＩＪゥムを添加した。
この混合物を、約８０００に加熱し、鹸化が完結するま
で加熱を続けた。次いで、約４０００に冷却後、種々の
量のラウリルージメチルアミンオキシド（３０％水溶液
）および０．０箱重量％の香料を添加した。このように
して得られた混合物に、次亜塩素酸ナトリウムの約１２
．１％水客液を２０．り重量％および０．５２％ＮａＯ
Ｈをも含有する組成物Ａの場合、２２．７％ＮａＣＩの
水溶液を３７．箱重量％添加した。軟水を加えて１００
％とした。指摘されている場合、ｌｋｇ当り１６６．８
夕 のＮａ３Ｐ０４・１２日２０および４３．６夕 の
Ｎａ２ＨＰ０４・が２０を含有する燐酸塩水溶液をある
量で添加し、生成物中に指摘量の燐酸塩が存在するよう
にした。表において、ＴＷは、ラウリン酸とアミンオキ
シドの全量（重量％）を示し、Ｒは、アミンオキシド／
ＴＷ×１００（％）を示す。
活性塩素の含有は、２．５重量％であった。
下記の表に詳細を示す。濃度、全生成物の努 １）５．６５％ＮａＯＺおよび０．１３％ＮａＯＨ２）
５．６５％Ｎａ○と３）７．０７％Ｎａ○ム ４）２．０７※Ｎａ３Ｐ０４．１２日２０十０．５４％
Ｎａ２Ｐ０４・２日２０５）室温で１週間貯蔵後生成物
Ａの活性塩素含量は急速に減少し、生成物Ｂ−Ｄにおい
てこれはかなりゆっくりで減少した。
生成物Ｄは室温でより長い時間貯蔵し、下記の観察結果
が得られた：（一＝測定されず） 例２ 例１と同様にして下記の濃厚塩素漂白組成物を調製した
：生成物Ｆをさらに調べ、種々のＮａＣＩ舎量で室温（
ｔ）および３０ｏｏ（Ｔ）で４週間貯蔵後下記の観察結
果が得られた。
６．２５多 Ｎａ○と ５紫 Ｎａ○ム ３
．７５多 Ｎａ○と ○※ Ｎａ０と（，ｔ，
） （Ｔ） （ｔ） （Ｔ） （ｔ） （Ｔ
） （↑） （Ｔ）活性塩素含量 １．７
１．２ １．８ １．３ １．８ １
．４ ２．１ １．９ｐＨ ＩＩ．
５ １１．１ １１．５ １１．１ １１．６
１１．２ １１．９ １１．７粘 度 ２
３．５ ２３．９ １６．３ １ ５．４ １
１．０ ９．６ ＊曇 り 点 ５ ４
．２ ４ ０．２ ８５．０ ７２．４ ＞９
０ ＞９０ ＊＊ ０※Ｎａ○とで、室温
で１週間貯蔵後、４．０ ｃｓの粘度および＞９０℃の
曇り点が測定された。
例３ 下記の濃厚塩素漂白組成物を調製した： ％ ラウリルジメチルアミンオキシド（１００％）０．７２
ラウリン酸（９２％） ０．４８珪
酸ナトリウム ０．１１５香料
０．０６次亜塩素
酸ナトリウム（１００％） ２．５Ｎａ３Ｐ０
４・１２ｑ ５．４
２Ｎａ２ＨＰ０４・幻ｑ
ｌ．０９ＮａＯＨ
Ｏ．Ｉ水 １００と
なる量この生成物は、１１．７のｐＨ、３比ｓの粘度お
よび＞９０ｏｏの曇り点を有した。
例４ 例１と同様にして、下記の成分を含有する種々の濃厚塩
素漂白組成物を調製した：ラウリルジメチルアミンオキ
シド ラウリン酸カリウム 次亜塩素酸ナトリウム オルト燐酸三カリウム／オルト燐酸二カリウム緩衝剤香
料 ＫＯＨ 水 ラウリルジメチルアミンオキシドおよびラウリン酸カリ
ウム（ＴＬ）の全量は、第三アミンオキシドの比（Ｒ）
が変わるにつれて変えた（Ｒ＝％アミンオキシドＸＩ。
〇）。ＴＬ 次亜塩素酸ナトリウムの量も、緩衝剤の量が変わるにつ
れて変えた。
香料の量はすべての場合０．０亀重量％であり、ＫＯＨ
の量は、ラウリン酸の鹸化に使用する量（２５％）より
過剰であった。これらの生成物は室温で貯蔵した。下記
の表に詳細および得られたデータを示す。
例５ＮａＯＣＩの代りにＫＯＣＩを用いて組成物Ｎを再
び調製すると下記の結果が得られた。
例６ 例４と類似であるが、しかし緩衝剤として炭酸ナトリウ
ムを含有する組成物は下記の結果を生じた：ＴＬ
Ｉ．２Ｒ
５５緩衝剤の量（ミリモ
ル） ２００次亜塩素酸ナトリウムの量
２．５４週間後 初期 ＰＨ １２．２ １１
．７粘度 ３０．５ ３３．９
雲り点 ＞９０ ＞９０有効塩素％
２．３９ ２．０５例７緩衝剤として
２００ミリモルのトリポリ燐酸ナトリウムを用いて例６
を繰りかえすと、下記の結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 次亜塩素酸水溶液に可溶性のトリアルキルアミンオ
    キシド、ベタインおよび第四アンモニウム化合物並びに
    これらの混合物から選ばれる洗剤化合物およびアルカリ
    金属石けん、アルカリ金属−アシルサルコシネート、ア
    ルカリ−金属−アルキルタウリド、糖エステルおよびア
    ルカリ金属ｃ＿１＿０〜ｃ＿１＿８アルキルエーテルサ
    ルフエート並びにこれらの混合物から選ばれる第２の洗
    剤化合物よりなる２種の異なる洗剤活性化合物の混合物
    により約１０〜１５０ｃｓの粘度に増粘されたアルカリ
    金属次亜塩素酸塩水溶液を主成分とする不溶性固体研磨
    剤または粘度粒子を実質的に含まない１０〜１２．５の
    ｐＨを有する液体濃度塩素漂白組成物であつて、１〜１
    ０重量％の活性塩素含量を有しかつ強塩基と弱無機酸の
    緩衝塩を含有することを特徴とする、上記組成物。 ２ １〜２．５重量％の活性塩素含量を有する、特許請
    求の範囲第１項に記載の組成物。 ３ 組成物１ｋｇ当り少なくとも５０ミリモルの塩を含
    有する、特許請求の範囲第１項または第２項に記載の組
    成物。 ４ 塩が、三アルカリ金属オルトホスフエートおよび二
    アルカリ金属オルトホスフエートの混合物である、特許
    請求の範囲第１項〜第３項のいずれか１つに記載の組成
    物。 ５ ０．１〜１５重量％の強電解質をさらに含有する、
    特許請求の範囲第１項〜第４項のいずれか１つに記載の
    組成物。 ６ 増粘剤として用いられる洗剤活性物質の次亜塩素酸
    塩可溶性洗剤活性物質対第２の洗剤活性物質の重量比が
    、７５：２５〜４０：６０である、特許請求の範囲第１
    項〜第６項のいずれか１つに記載の組成物。
JP55171926A 1979-12-05 1980-12-05 液体濃厚塩素漂白組成物 Expired JPS6033159B2 (ja)

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