JPS6032603B2 - 子宮−エバキュアント化合物及びその使用 - Google Patents

子宮−エバキュアント化合物及びその使用

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JPS6032603B2
JPS6032603B2 JP51103262A JP10326276A JPS6032603B2 JP S6032603 B2 JPS6032603 B2 JP S6032603B2 JP 51103262 A JP51103262 A JP 51103262A JP 10326276 A JP10326276 A JP 10326276A JP S6032603 B2 JPS6032603 B2 JP S6032603B2
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ラメツシユ・カノジヤ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、植物の生産物から生物学的に活性な物質を抽
出する方法、及びゾアパッル植物(zoa−patle
plant)の抽出物を分離、単機及び精製して精製さ
れた化合物にする方法に関する。
ゾアパッル植物はメキシコに野生する高さ約2ののかん
木である。生物学的には、それはサーバンテス(Cer
vantes)によつてモンタノア・トメントサ(Mo
nta肌atomentosa)として知られ、キク科
(Compositae)、ヒマワリ族(Helian
−meae)に属する;他の変種はモンタノア・フロリ
ブンダ(Monねnoanoribunda)である。
この植物については、「いs PlantasMedi
ci佃lesdeMexico」、 第3版、ェディシ
オネス・ボタス(EdjcionesBotas)(1
944)に更に詳細に記述されている。上記植物は、数
世紀の間「茶」又は他の粗水性調製物の形で、人間に対
する陣痛誘発剤又は月経譲発剤として用いられてきた、
この用途は文献に記載されているが、限定された化学的
及び製薬学的研究は行なわれていない。
従来なされた実質的な研究は殆んどなく、その結論にお
いて矛盾している。現在のゾアパッル植物の使用者の場
合には、彼等は一般に植物の葉を熱い飲料物の調製に用
いるものと同一の方法で水と沸騰させることによりそれ
から作られるにがし、味の「茶」を飲んでいる。
女性は普通月経期間のなくなった後に、即ち多分妊娠し
ているときにこれを飲むが、多くの妊娠しやすい女性は
望ましからぬ妊娠を終らせるために茶を飲むことも知ら
れている。この「茶」は明らかに複雑な物質の混合物を
含有し、その多くは望ましい効果を与えるのに望ましく
ない、又は不必要であるかも知れない。天然の植物基質
は、一般にその組成が非常に複雑であることが知れてい
る。類似の化学的及び物理的性質の多くの化合物並びに
驚く程類似した性質のものは、普通これらの基質中に見
出され、一般に分離及び固定が困難である。本発明以前
にゾアパッル植物からの活性物質の分離法は開示されて
ない。本発明の目的は、ゾアパッル植物の粗抽出物から
精製された子宮−ェバキュアント(utero−eva
cuant)物質を分離する方法を提供することにある
本発明の他の目的は、子宮−ェバキュアント剤として有
用なザオパルッ植物の粗抽出物から分離される本質的に
純粋な化合物を提供することにある。
方法A 本発明の方法A)では、有機抽出前又は後に水性抽出を
常に行なう。
例えば適当な方法は、子宮ーェバキュァント物質を含有
する植物部分、好ましくは葉を次の如く処理することを
含んでいる;‘aー 植物の葉の水性抽出及び続いて行
なう該水性層の有機溶媒抽出、‘bー 植物の葉の有機
溶媒抽出及び続いて行なう有機層の水性抽出。
こ)に子宮−ェバキュアント剤とは、温血動物の子宮を
収縮させ、又はその内容物を排せつさせる薬剤を意味す
る。
そのような薬剤は、一般に月経を誘発せしめ、水砲形(
hy船tifonn)奇胎を排出させ、胎児を排出又は
再吸収(resorption)せしめ、流産又は遅れ
た陣痛を誘発せしめ、及び子宮の内容物、例えば胎児及
び胎盤を排出すべき状態にするために用いられる。本発
明の好適な方法A)は、上記{aーで表わされる。この
方法で代表的な好適な溶媒は、水と混和しない脂肪族低
級鎖ェステル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、及び他の長鏡ェステル、脂肪族炭化水素、例えば
ペンタン、ヘキサン及びへブタン、及び塩素化炭化水素
、例えばクロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、及
び芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルヱン、キシレ
ンなど;水と混和しない脂肪族高級アルコール、例えば
ブタノール及びペンタノールである。水性抽出は本方法
の重要な部分であるが、水性抽出工程中に水と混和しう
る溶媒を水と混合して用いても良好な結果が得られるこ
とは特記しなければならない。即ち、本方法は水性抽出
工程では、水性エタノール又はメタノールも適当に使用
することができ、続いて又はそれに先立って有機抽出を
行ないうる。更に以下の更に詳細な本発明の記述から明
らかになるように、種々の中間的工程及び技法を用いて
も良好な利点が得られる。適当な量の、3.5k9程度
の乾燥した又は新しいゾアパッルの葉を選び、冷水で洗
浄する;随時葉を′」・片に分割し、次いでこれを上に
一般的に記述したように水、好ましくは熱水で抽出し、
又は有機溶媒で抽出してもよい。
水での抽出工程は、便宜上25〜100℃の温度、好ま
しくは沸点で10分間又はそれ以上の間行なわれる。2
時間を越える長い抽出時間は、普通必ずしも必要なく、
不経済である。
続いてこのように得られた水性相を植物の残澄から分離
する。この溶液は階色溶液である。次いでこの溶液を上
述した有機溶媒抽出工程に使用する。実際上水性相を抽
出する場合には、同容量の適当な有機溶媒を用いること
が好適である。本発明のこの工程は、便宜上僅かに室温
以上から用いる溶媒の沸点までの温度が行なわれる。し
かし溶媒の沸点で抽出することが好適である。この有機
抽出は、望ましい量の物質が得られるまで、普通1〜2
時間程度継続される。次いで有機抽出物を併せ、好まし
くは減圧下に且つ好ましくは30〜80午0の範囲の温
度で乾団するまで蒸発させる。上述の如く有機溶媒での
抽出工程を水性抽出工程に先立って行なってもよい。
そのような場合、葉の抽出又はその抽出物の抽出に対し
、各工程に関して上述した条件を同様に適用することが
できる。更に、2段抽出工程から得られる物質を適当な
溶媒で更に処理して該物質の品質を改良してもよい。こ
の工程は実施例、特に実施例1において示される。上述
の方法の結果として、出発物質と比較したとき不純物の
量が非常に減少した子宮−ェバキュアント抽出物が得ら
れる。
粗抽出物の子宮ーェバキュアント物質の存在は、雌の動
物の子宮収縮及び妊娠の中絶(interruptio
nofpregna肥y)の検出に用いられる方法によ
って測定される。
粗抽出物に関して行なう試験の場合、抽出物を約150
べ500の9/k9用いた時に子宮の収縮が検出される
。モルモットの妊娠の中絶は、粗抽出物を300〜50
0の2/k9の量で投与したときに観察される。方法B 最初の抽出方法A)で得られる抽出物は、活性物を含有
し且つ有用な生物学的活性を有するが、依然望ましい結
果を得るのに必ずしも必要でないある望ましからぬ物質
を含有する。
この物質は下記の方法に従って更に精製することができ
る。適当な準精製物質、例えば方法A)の水性/有機溶
媒抽出から得られるものを出発物質とする。一つの精製
法においては、精製すべき物質を先ず有機溶媒に溶解す
る;得られた溶液を炉過し、次いで中程度の塩基、例え
ば炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウ
ムなどの水溶液で洗浄して水溶性の酸性不純物を除去す
る。この場合塩基の飽和水溶液を用いることが好適であ
る。適当な有機溶媒は、低級脂肪族エーテル、例えばジ
ェチルェーテル及びジブチルヱーテル、低級脂肪族ェス
テル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル及び
他の長鎖ェステル、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、
ヘキサン及びへブタン、塩素化炭化水素、例えばクロロ
ホルム、四塩化炭素及び塩化メチレン、及び芳香族炭化
水素、例えばベンゼン及びトルェンなどを含む。この溶
液は濃縮しても、直接次の工程に使用してもよく、又は
有機溶媒を当業者には公知の技術で除去してもよし、。
次いで残澄を有機溶媒中吸着性物質のカラムに通過せし
める。この場合の適当な溶媒は、ベンゼン、トルェンな
どである。使用しうる吸着性物質は、重合体共重合物質
、例えば酢酸ビニル共重合体、種々の種類のシリカゲル
及びアルミナを含む。好適な吸着剤は酢酸ビニル共重合
体である。一般にいくつかの画分を集め、各画分の生物
学的活性物質を薄層クロマトグラフィーで検出する。し
かしながらより純粋な物質が好適な場合には、活性種を
含有する画分を集め、吸着性物質、例えばシリカゲル、
フロリシル(norisil)又はアルミナでクロマト
処理をする。カラムは有機溶媒又は溶媒混合物で溶出せ
しめられる。適当な溶媒は、芳香族炭化水素、例えばベ
ンゼン、トルェン、キシレンなど、及び低級脂肪族ェス
テル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど
、又はこれらの溶媒の混合物を含む。次いでいくつかの
画分を集め、薄層クロマトグラフィーで活性種を再び検
査する。望ましい物質を含有する画分を併せ、溶媒を除
去し、子宮−ェバキュアント物質を得る。別に最初の精
製方法で得られる準純粋な抽出物を、クロマトグラフィ
ー、即ち例えば珪酸、シリカゲル又はフロリシルの如き
吸着性物質及び極性及び無極性溶媒の混合物を溶鱗剤と
して用いるクロマトグラフィーで更に精製してもよい。
好適な吸着剤は珪酸である。この場合中性又は酸性達酸
のいずれも使用しうるが、中性蓬酸を用いることが好適
である。最初にクロマト処理すべき物質を好ましくは適
当な溶媒、好適にはクロロホルムに落籍し、適当な溶媒
に充填された吸着性物質のカラムに添加し、極性及び無
極性溶媒の混合物でカラムを溶出させる。使用しうる極
性溶媒は、低級アルキルアルコール、例えばエタノール
、メタノール、プロパノール、イソブロパノール、ブタ
ノールなど、低級アルキルェステル、例えば酢酸エチル
、酢酸ブチルなど、脂肪族ケトン、例えばアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを含む
。無極性溶媒は、塩素化炭化水素、例えばクロロホルム
、炭化水素溶媒、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン
など、及び芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルェン
など含む。好適な溶媒混合物はィソブロパノールークロ
ロホルムである。次いで集められた画分を室温から約4
000までの範囲の温度で弦固するまで蒸発させる。集
められた画分の組成は薄層クロマトグラフィー又はガス
クロマトグラフイ一で監視することができる。他の粗抽
出物の溶液を、溶媒の除去なしに直接クロマトグラフィ
ーで処理してもよい。また溶液は取り扱いの簡便さを考
慮してクロマト処理に先立って濃縮してもよい。他の別
法においては、準純粋な出発物質を高圧液体クロマトグ
ラフィーで精製してもよい。
最初に出発物質を適当な有機溶媒に溶解し、得られた溶
液を緩和なアルカリで洗浄する。次いで溶媒を当業者に
は公知の方法で除去し、残澄を液体クロマトグラフィー
に用いる充填物質少量と混合する。吸着剤としては、種
々の種類のシリカゲル、アルミナ及びポリアミド薄膜の
如き充填物が用いられる。充填物としてはシリカゲルを
用いることが好適である。次いで更なる充填物を含有す
る分離カラムに残澄及び吸着剤の混合物を導入し、ジオ
キサン、ヘプタン、ヘキサン、ベンタンなどの如き無極
性溶媒又はそれらの混合物でカラムを溶出させる。集め
られた画分を、ガスクロマトグラフイ一及び/又は薄層
クロマトグラフィーで監視する。次いで活性種を含有す
る画分を併せ、溶媒を除去する。高圧液体クロマトグラ
フィーを行なう場合には、一般に約300〜50岬si
の圧力を使用することができる。好適な範囲は室温で3
50〜450psiである。上述の精製法の結果として
、ガスクロマトグラフィ‐で明らかにされるように少く
とも3種の主成分を混合物中に含有する子宮−ェバキュ
アント物質が得られる。
混合物中の子宮−ェバキュアント物質の存在は、雌の動
物の子宮収縮及び妊娠の中絶の検出に用いられる方法に
よって検出できる。モルモットの妊娠の中絶は、混合物
を約75〜100のo/k9の量で投与したときに観察
される。子宮の収縮は混合物を約2.5〜5.0のo/
k9で用いたときに検出される。方法C 精製された子宮ーェバキュアント物質は、更に、下記の
精製工程によって上記抽出物から分離することができる
精製された子宮−ェバキュアント物質を得るための最初
の抽出物を、一連の抽出及び精製工程によってゾアパッ
ル植物から製造する。
一つの方法においては、最初に葉を水に懸濁させ、この
混合物を数時間約98〜100qoに加熱する。次いで
熱混合物を炉過し、固体残溝を熱水で洗浄する。この混
合を再び炉過し、炉液を併せる。次いで併せた水性抽出
物を数回有機溶媒で抽出する。水性及び非水性層を分離
した後、当業者には公知の方法によって有機溶媒を除去
する。有機抽出に好適な溶媒は、水と混和しない脂肪族
ェステル、例えば酢酸エチル及び酢酸ブチル、脂肪族炭
化水素、例えばペンタン、ヘキサン及びへブタン、塩素
化炭化水素、例えばクロロホルム、四塩化炭素、塩化メ
チレン、芳香族炭化水素、例えばベンゼン及びトルェン
、水と混和しない脂肪族アルコール、例えばプタノール
、ベンタノール、ヘキサノールなどを含む。好適な溶媒
は酢酸エチルである。次いで有機溶媒の除去後に得られ
る残澄をベンゼン又はトルェンの如き熱有機溶媒で数回
抽出する。溶媒を再び除去し、残笹を数回熱有機溶媒、
好ましくは還流へキサンで洗浄する。更なる精製工程と
しては、このようにして得た残澄を好ましくはアセトン
の如き適当な溶媒に溶解し、活性炭の如き吸着剤と一緒
に蝿拝する。次いで炉過及び溶媒の除去後に得られる残
溝を出発物質として用い、これから本発明の目的である
精製された子宮ーェバキュアント物質を得る。本発明の
精製された子宮ーェバキュアント化合物は、方法A)で
得た粗抽出物を水と混和しない有機溶媒に溶解し、生じ
た溶液を炉過し、次いで緩和な塩基、例えば炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの水溶液で洗浄して水溶性の酸性不純物を除
去することによって得られる。
この場合塩基の飽和水溶液を用いることが好適である。
適当な有機溶媒は、低級脂肪族エーテル、例えばジェチ
ルェーナル、ジーn−プロピルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、メチルn−ブチルエーテル、エチル一n−
ブチルェーテル及びジェチルェーテル、低級脂肪族ェス
テル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プ
ロピオン酸エチル及び他の長鎖ェステル、例えば酢酸ア
ミル、酢酸へキシルなど、塩素化炭化水素、例えばクロ
ロホルム、四塩化炭素及び塩化メチレン、及び芳香族炭
化水素、例えばベンゼン、トルェン、キシレンなどを含
む。有機溶媒は、当業者には公知の技術によって、好ま
しくは真空下に除去される。
このようにして得られる準純粋な抽出物を、クロマトグ
ラフィー、即ち例えば珪酸、シリカゲル又はフロリシル
の如き吸着怪物質及び極性及び無極性溶媒の混合物を溶
機剤として用いるクロマトグラフィーで更に精製しても
よい。好適な吸着剤は珪酸である。この場合中性又は酸
性珪酸のいずれも使用しうるが、中性珪酸を用いること
が好適である。最初にクロマト処理すべき物質を好まし
くは適当な溶媒、好適にはクロロホルムに溶解し、適当
な溶媒に充填された吸着性物質のカラムに添加し、樋性
及び無極性溶媒の混合物でカラムを溶出させる。使用し
うる極性溶媒は、低級アルキルアルコール、例えばエタ
ノール、メタノール、プロパノール、ィソプロパノール
、ブタノールなど、低級アルキルェステル、例えば酢酸
エチル、酢酸プチルなど、脂肪族ケトン、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルィソブチルケトンなど
を含む。無極性溶媒は、塩素化炭化水素、例えばクロロ
ホルム及び四塩化炭素、及び炭化水素溶媒、例えばペン
タン、ヘキサン、ヘプタンなど、及び芳香族炭化水素、
例えばベンゼン、トルェンなどを含む。好適な溶媒混合
物はィソプロパノールークロロホルムである。次いで集
められた画分を室温から約400Cまでの範囲の温度で
乾固するまで蒸発させる。集められた画分の組成は薄層
クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフイ一で監視
することができる。他の粗抽出物の溶液を、溶媒の除去
ないこ直接クロマトグラフィーで処理してもよい。また
溶液は取り扱いの簡便さを考慮してクロマト処理に先立
って濃縮してもよい。上述の精製法の結果として、ガス
クロマトグラフィ−で明らかにされるように少くとも3
種の主成分を混合物中に含有する子官ーェバキュアント
物質が得られる。
混合物中の子宮−ェバキュアント物質の存在は、雌の動
物の子宮収縮及び妊娠の中絶の検出に用いられる方法に
よって検知できる。モルモットの妊娠の中絶は、混合物
を約75〜100の9/k9の量で投与したときに観察
される。子宮収縮は混合物を約2.5〜5.0のo/k
9で用いたときに検知される。子宮−ェバキュアント物
質を含有する画分を併せ、有機溶媒に膨潤する有機重合
体物質からなる重合体ゲルのカラムを用いるクロマトグ
ラフィーで処理する。
使用しうる適当な重合体物質は、酢酸ビニル共重合体、
架橋デキストラン及びポリスチレンゲルである。適当な
溶媒はベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、シク
ロヘキサンなどを含む。好適な重合体物質は酢酸ビニル
共重合体である。次いでカラムを混合物溶媒、好ましく
は残澄が溶解するもので溶出せしめる。一般に多くの画
分を集め、画分の組成をガスクロマトグラフィ‐で追跡
する。上記工程の結果として、ガスクロマトグラフィ一
及びスペクトル分析で明らかなように、少くとも2種の
化学的に区別しうる子宮ーェバキュァント化合物が得ら
れる。この分離された物質の子宮−ェバキュアント活性
は、雌の動物の子宮収縮の程度及び妊娠の中絶の程度を
測定することによって決定される。所望により、更に吸
着剤、例えば珪酸又はフロリシルを用いてクロマト処理
することによって精製された化合物から少量の不純物を
除去することができる。カラムは有機溶媒又は溶媒混合
物、例えばクロロホルムーィソプロパノールで溶出せし
められる。次いで集めた画分の組成を薄層クロマトグラ
フィーで検知する。精製された子宮−ェバキュアント化
合物は、約1.0〜100の2/k9の量で投与する時
に効果的である。
用いる実際の薬用量は、化合物を投与する動物の種類に
依存するであろう。本化合物は、薬理学的に受け入れら
れる実際例に従って精製された処方物の形で投与するこ
とができる。適当な処方物は、水溶液のような液剤、液
体懸濁剤及び錠剤又はカプセルのような固体投薬形を含
む。時には角砂糖を乗せて投与される。好適な投与方法
は経口投与である。次の実施例により本発明の具体例を
例示する。
方法A実施例1一葉の有機溶媒抽出及び続いて行なう有
機層の水性抽出乾燥した葉2.0k9をCHC13中で
1時間還流させた。
炉過後、クロロホルム抽出物を減圧及び温度35〜50
℃下に乾固するまで蒸発させ、階色の半固体物質19館
を得た。この残澄を熱ヱタ/−ルー水(1:2)で抽出
した。この水性エタノール層をCHC13で再び抽出し
、CHC13層で分離し、減圧下に乾固するまで蒸発さ
せ、横褐色のシロップを得た。これをエーテルに溶解し
、この溶液を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液、5%水
性水酸化ナトリウム、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。次いでエーテルを蒸発させると粗抽出物が
黄色の油状物として残った(11.繋)。実施例2一葉
の水での抽出及び続いて行なう水層の有機溶媒抽出乾燥
した葉63暖を1時間水4.0そと共に還流させた。こ
の抽出物を煩斜し、クロロホルムで抽出した、このクロ
ロホルム相を乾燥し、炉過し、溶媒を減圧下に蒸発させ
ることにより、半固体物質4.5鴇を得た。水性相を酢
酸エチルで再び抽出した。この有機相を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、炉遇し、減圧下に濃縮し、1.9斑を得
た。クロロホルム及び酢酸エチルからの両残簿を併せ、
粗抽出物とした。実施例3一葉の水での抽出及び続いて
行なう水性層の酢酸エチル抽出ゾアパッルの乾燥した葉
14雌及び水2.5そを1時間還流下に加熱した。
この水性抽出物を全容量250の上まで濃縮し、酢酸エ
チル750の上で4回抽出した。この抽出物を併せ、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。炉過及び真空下での溶媒
の除去後、階色物体1.総を得た。これ更にクロロホル
ム100羽で抽出し、炉遇し、真空下に濃縮することに
より、粗残澄(0.84雌)を得た。実施例4一葉のへ
キサン抽出 乾燥ゾアパッルの葉966gを、葉を完全に覆わせるの
に十分な量のへキサンと一に3時間還流下に加熱した。
前述の如く炉遇し及び得られた液体を乾固するまで濃縮
した後、階緑色の粗抽出物を56.8gを得た。実施例
5ーヘキサン抽出及び続いて行なう有機層の水での抽出
及びさらに続いて行なう水層の酢酸エチル抽出 乾燥したゾアバッルの葉35雌をへキサンで覆い、この
混合物を鷹拝しながら15〜20分間沸騰が始まるまで
加熱した。
次いでへキサン抽出物を煩斜し、炉過し、同容量の水(
約700の‘)で処理した。層を分離し、ヘキサン層を
再び燈拝しながら同容量の水で処理した。層の分離後、
ヘキサン層をもう一度同一の方法で処理した。すべての
水層を併せ、同容量の酢酸エチルで3回抽出した。次い
で酢酸エチル抽出物を併せ、乾園するまで蒸発させ、粗
抽出物6.舷を暗褐黄色シロップとして得た。実施例6
一葉の水での抽出及び続いて行なう活性物質のベンゼン
抽出乾燥したゾァパッルの葉lkgを水15夕と一緒に
5.85綱Hgで3時間還流させた(約9〆0)。
次いで水層を懐斜し、ガーゼに通して炉過した。次いで
薄片化が起こるまで活性炭約70雌で処理した。この混
合物を2時間燈拝し、迅速に真空炉過し、透明な炉液を
得た。また炉過された固体を室温で3日間真空乾燥し、
次いでベンゼン3のこ懸濁させた。次いでベンゼンを蒸
留することにより、水約200泌を留去し、ベンゼン層
を前述の如く乾固するまで蒸発させた。この結果粗抽出
物松を油として得た。実施例7一葉の水での抽出及び続
いて行なう水性層の酢酸エチル抽出新しいゾアパッルの
葉2kgを日20(10〜12〆)で覆い、1時間沸騰
させた。
次いで混合物をチーズ用炉布を通して熱時炉過し、冷却
せしめた。次いで水性部分を2倍容量の酢酸エチルで2
回抽出した。この酢酸エチル層を50q0で真空下に乾
固せしめ、晴緑色の物体1後を得た。この階緑色の物体
をベンゼン500の‘で処理し、混合物を約15分間沸
騰するまで加熱した。次いでベンゼン層を煩斜し、最早
物質が抽出されなくなるまで残澄をベンゼンで抽出した
。ベンゼン抽出物を併せ、5000で真空下に乾固させ
た。この結果褐色の物体が得られたが、続いてベンゼン
処理に関して上述したのと同一の方法に従い、ヘキサン
が無色となるまで継続的にへキサンで抽出した。得られ
た残澄約滋は濃厚シロップの粘度を有した。次いでこの
物質をアセトン(100の【又はそれ以下)に溶解し、
活性炭〔ダルコ(Darco)〕斑を添加した。次いで
活性炭が薄片となるまで混合物を室温で1時間縄拝した
。混合物を炉過し、炉液を真空下に僅かに加熱(30q
o)して乾団するまで蒸発させ、粗抽出物4〜腿を得た
。方法B 実施例 8 実施例7から得た粗抽出物(4.3礎)をェーナル(5
00叫)に溶解し、得られた溶液を炉過し、飽和炭酸水
素ナトリウム溶液(50私)で洗浄した。
このエーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、炉過し
、乾固するまで蒸発させ、明黄色の油状物(3.蜜)を
得た。次いでこの黄色油状物をベンゼン(50の【)に
溶解し、この溶液をOR−PVAMerck−0−戊1
2000*〔*E.M.メルク社(Merck)製の有
機溶媒に膨潤する酢酸ビニル共重合体〕の2k9で充填
されたカラム(2h×10肌)のカラムに添加した。こ
のカラムをベンゼンで溶出せしめ、溶媒を蒸発させた後
次の画分を得た:画分3からの物質(1.1g)をベン
ゼン(10の上)に溶解し、溶液を乾燥シリカゲルカラ
ム(6雌)lm×2肌に導入し、た。
次いでこのカラムをベンゼン及び酢酸エチル(4:1)
の混合物で溶出させた。それぞれ125の‘の画分25
を集めた後、溶出液をベンゼン−酢酸エチル(1:1)
に変えた。望ましい物質は、薄層クロマトグラフィーで
検出されるように画分28〜31に見出された。画分2
8から溶媒を除去し、準精製物質0.046gを得た。
画分29〜31(0.350g)をクロロホルムに熔解
し、残澄を5枚の分離用薄層クロマトグラフィー板に適
用し、板をベンゼンで6回及びベンゼン−酢酸エチル(
4:1)で3回展開させた。次いで主帯を分離し、酢酸
エチルで溶出させた。次いで溶媒を除去し、準精製物質
を得た。実施例 9 実施例7から粗抽出物(4.5g)をエーテル(50の
‘)に溶解し、得られた溶液を炉過し、飽和炭酸水素ナ
トリウム溶液(50の上)で洗浄した、このエーテル溶
液を硫酸ナトリウムで乾燥し、乾団するまで蒸発させた
得られた残澄(3.館)クロロホルム(25の‘)に溶
解し、クロロホルム中に充填した中性シリカゲル(20
0g)のカラム(内軽40柳、高さ16″)に添加した
。このカラムをクロロホルム、クロロホルムーィソプロ
パノール混合物で溶出せしめ、25の‘の画分を集めた
。そのような25の‘の画分5つを併せ、125の‘の
画分とした。そのような125の‘の画約75を集め、
真空下に40qo以下の温度で乾園するまで蒸発させた
。カラムを次の如く溶出せしめた:画分(125の【) 1−18CHC13 19−30 イソプロパノ−ル:CHC13(1:99
)31−44 イソプロパノール:CHC13(1:4
9)・45一51 イソプロパノール:CHC13(3
:97)52一66 イソプロパノール:CHC13(
1:24)67−75 イソプロパノール:CHC13
(1:19)各画分は実施例8に上述したように薄層の
クロマトグラフィーで監視した。
薄層クロマトグラフィーに基づいて、画分49〜66を
併せ、溶媒を除去し、油状残澄(0.72酸)を得た。
この残笹を分離用シリカゲル薄層クロマトグラフィー用
板に適用することにより更に精製した。
この板をィソプロパノールークロロホルム(2:23)
で展開し、主帯をMeOH−CHC13(1:3)で溶
出させ、乾固せしめることにより540のcの残鷹を得
た。この物質の400雌部分を同様の方法でクロマト処
理し、準精製物質(2舷雌)を油状物として得た。実施
例 10 実施例7からの粗抽出物(1g)を15肌の試験管中で
エーテル(5の‘)と穏やかに混合した。
得られた溶液を1時間炭酸水素ナトリウム(2の上)と
混合し、混合物を遠心分離にかけ、エーテルを除去した
。炭酸水素ナトリウム溶液を更に2私のエーテル部分で
2回洗浄した。次いでエーテル抽出物を併せ、溶媒を蒸
発によって除去した。この乾燥残笹を少量のべロシル〔
Pellosil・・・・・・液体クロマトグラフィー
用の充填物として用いられ、リーフ・エンジエル・アン
ド・カンパニー(ReeveAn鞍1&Co.,CIi
non,N.J.)製のシリカゲル充填物〕と混合し、
混合物をべロシル含有のカラム(4′×3/8″)の前
方端に導入した。この充填カラムを装置(デュポン製8
30液体クロマトグラフ)内に設置し、カラムをへキサ
ン中2.5%ジオキサンからへキサン中7.5%ジオキ
サンまでグラジェントにして40蛇si下に溶出せしめ
た。即ちカラムの港出はへキサン中2.5%ジオキサン
で30分間、ヘキサン中5.0%ジオキサンで30分間
、及びへキサン中7.5%ジオキサンで30分間行なっ
た。集めた画分(望ましい物質は波長254nmのU.
V.単色光で検出)をガスクロマトグラフィ‐及び薄層
クロマトグラフィーで監視した。7.5%画分を10分
間集めた後、次の20分間の画分を集め、50℃で窒素
下に乾固するまで蒸発させ、準精製物質を得た。
方法C 出発物質の製造 水蒸気のジャケットを有する100ガロンのステンレス
鋼製タンクにゾアパッルの葉10k9及び水30ガロン
を仕込んだ。
この混合物を周期的に凝拝しながら2.即時間職〜10
0qoに加熱した。この熱混合物をガーゼを通して炉過
し、約25ガロン容量の透明な暗色の茶を得た。タンク
中の固体残澄を熱水4ガロンで洗浄し、炉過し、この炉
液を上述の茶と併せた。この併せた水性抽出物を酢酸エ
チル30ガロンで抽出した、この混合物を激しく魔拝し
、沈降させた。上部の泡の多い部分をサィフオンで除去
して乳化液を破壊し、できる限り多量の酢酸エチルを分
離した。この混合物に更に20ガロンの酢酸エチルを添
加し、上記工程を繰返した。次いで併せた酢酸エチル抽
出物を5000で真空下に蒸発させた。残澄を熱(76
〜8000)ベンゼン(全量10夕)で3回抽出した。
このベンゼン抽出物を50ooで真空下に蒸発させ、残
澄を還流へキサン全量8そで3回洗浄した。このへキサ
ンで洗浄した残燈をアセトン2そに溶解し、ヌチャー(
Nuchar)1雌を添加し、混合物を室温で1時間燈
拝した、次いで炭を炉別し、炉液を30午Cで真空下に
蒸留することによって蒸発させ、粗抽出物69gを得た
。実施例 11出発物質として用いられる粗抽出物(5
雌)をエーテル(5そ)に溶解し、得られた溶液を炉適
し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(500の【)で洗浄
した。
このエーテルを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、炉過し、
乾固するまで濃縮させ、明黄色の油状物(44.斑)を
得た。次いでこの油状物をクロロホルム(400の【)
に溶解し、この溶液をクロロホルム中に充填された中性
蓬酸2.5k9のカラム(4インチ×4フィート)に添
加した。このカラムをクロロホルム、クロロホルムーイ
ソプロパノール混合物で港出させ、110の画分を集め
た。画分を4000以下の温度で真空下に乾固するまで
蒸発させた。カラムは次の如く溶出させた:画分の組成
は、薄層クロマトグラフィー〔シリカゲル、イソプロパ
ノールークロロホルム(1:12.5)〕及びガスクロ
マトグラフィ−〔3%OV17、メチルシリコンーフエ
ニルシリコン(1:1)カラム、150〜250つ0で
昇温プログラム〕によって監視した。
画分78〜84を併せ、溶媒を真空下に除去し、ガスク
ロマトグラフィ一で示されるように少くとも3種の主成
分を含有する油状残澄(5.1g)を得た。次いで残澄
の一部分(3.を)をベンゼン(50の【)に溶解し、
この溶液をベンゼン中OR−PVAMerck−0一G
I 2k9で充填されたカラム(4インチ×35インチ
)に添加した。
このカラムをベンゼンで溶出させ、全部で47の画分を
集めた。薄層クロマトグラフィー及びガスクロマトグラ
フイ−を用いて函分の組成を監視した。函分
容量/画分(凧【) 1一7 1000 8−45 300 46−47 1000画分23〜3
3は、適用物質1.7錐(54%)を含有した。
A 画分24〜25を蒸発させて次のスペクトル特性を
有する化合物を油状物(0.251g)として得た:1
.R.(純物質)2.90山,5.96ム及び6.21
一N‐M‐R‐三乾き1字 6‐11,5‐484‐2
5,4‐13,3.50 2.11,2.の予 1.4
8 1.13及び1.01脚B 画分31を蒸発させて
次のスペクトル特性を有する化合物を油状物(0.32
舷)として得た:1.R.(純物質)2.91ム及び5
.雛一N.M.R.紺盲135.41,4.204.1
53・蛾3.18,2.18,1.76,1.67,1
.15及び1.0■風雌の動物の子宮収縮の検出には、
次の一般的な方法を用いた。
方法1 . 成熟したニュージランドラビツトにナトリウムベントバ
ルビタールで麻酔をかけ、卵巣を切除した。
1週間の回復期間後、ラビットを6日間連続して173
−エストラジオール5一g/日S.c.で処置し、次い
で7日間連続してプロゲステロン1.0の9/日s.c
.で処置した。
僅かに改良した/・ィルマン(Heilman)ら〔F
ertil,Steuil.23,221〜229〕の
方法に従ってプロゲステロンの最後の投与の後7幼時間
ラビットの子宮及び卵管を港流液で潅流した。卵管及び
子宮を53ム夕/分の速度で漣流た。子宮を、卵管の端
から子宮の内腔中へ1.0肌延びる管で漣流した。子宮
を子宮一瞥の結合部で結ごつした。他のカニュールを腔
中の小さい切開部を通して子宮中に1.0肌挿入し、濯
流液を集められるようにした。次いでポリエチレングリ
コール200、ポリエチレングリコール400 エタノ
ール及び燐酸塩緩衝剤を含有する賦形剤を用いることに
より、試験すべき物質を頚部静脈を通して投与した。カ
ニュールをP23一DCスタサン(SPthan)変換
器に連結し、これを順次グラス(Grass)製5型ポ
リグラフに連結し、子宮の収縮を測定した。画分31か
ら得た化合物の静脈内投与は7幼時間プロゲステロン処
置のラビットの場合1.0〜4.0M/k9の薬用量範
囲で子宮の収縮を誘発させ、及び卵管を弛緩させるのに
効果的であった。
画分24〜25からの化合物は、25〜40の9/k9
の薬用量で投与した時に効果的であった。皮下内移植が
起った後の妊娠の中絶を検出するために次の一般的方法
を使用した。
方法ロ かごの中で腔への挿入(交尾挿入)が見られるまで成熟
した健康な雌のモルモットを雄と連続的に一緒にしてお
いた。
この時期が妊娠の第1日であると考えられる。次いで妊
娠の22日に、5〜6匹の雌群に方法1で記述した賦形
剤中の試験物質を腹膜内投与した。このモルモットを妊
娠の25〜45日目に殺し、再吸収の証拠を検査した。
画分31から得られた物質の腹膜内投与は、25〜85
のp/k9の薬用量で投与した時妊娠を中絶するのに有
効であった。なお、本発明の実施態様及び関連事項を要
約すれば以下の通りである。
l a 子宮ーェバキュアント物質を含有するゾアパツ
ル植物部分を昇温下に水で処理して、該子官ーェバキュ
アント物質の少くとも一部を含有する水性相及び固相を
含んでなる混合物を生ぜしめ、b 該水性相を該園相か
ら分離し、そしてc 該水性相を水と混和しない有機溶
媒で処理して該子宮ーェバキュアント物質の少くとも一
部を該相から分離する、工程を含んでなることを特徴と
するゾアパッル植物から子宮−ェバキュアント物質を抽
出する方法。
2 上記1の方法において、ゾアパッル植物がモンタノ
ア・トメントサ又はモンタノア・フロリプタンである方
法。
3 上記2の方法において、工程a)を25〜100℃
:工程c)を30〜8ぴ○で行なう方法。
4 上記3の方法において、有機溶媒が低級脂肪族ェス
テル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又は脂肪族アル
コールを含む方法。
5 上記4の方法において、有機溶媒が酢酸エチル、ヘ
キサン、クロロホルム又はベンゼンである方法。
6 a 子宮ーェバキュアント物質を含有するゾアパッ
ル植物部分を水と混和しない有機溶媒で処理して、該子
宮−ェバキュアント物質の少くとも一部を含有する有機
相及び間相を含んでなる混合物を生ぜしめ、b 該有機
相を該固相から分離し、そしてc 該有機相を水で処理
して該子宮ーヱバキュアント物質の少くとも一部を該相
から分離する、工程を含んでなることを特徴とするゾア
パッル植物から子宮ーェバキュアント物質を抽出する方
法。
7 上記6の方法において、ゾアパッル植物がモンタノ
ア・トメントサ又はモンタノア・フロリプンダである方
法。
8 上記7の方法にいて、工程a)を30〜80こ○、
工程c)を25〜100℃で行なう方法。
9 上記8の方法において、有機溶媒が低級脂肪族ェス
テル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又は脂肪族アル
コールを含む方法。
10 上記9の方法において、有機溶媒が酢酸エチル、
ヘキサン、クロロホルム又はベンゼンである方法。
11 上記3の方法で製造した子宮ーェバキュアント物
質。
12 上記8の方法で製造した子宮ーェバキュアント物
質。
13a 上記1又は6に従ってゾアパッル植物から得ら
れる子宮−ェバキュアント物質を含有する抽出物を水と
混和しない有機溶媒で処理し、b 生ずる溶液を緩和な
塩基の水溶液で処理して水溶性の酸性不純物を除去し、
c 有機相に可溶性の物質を吸着怪物費のカラム中に少
くとも一度通過させて該相から該子宮ーェバキュアント
物質を分離し、そしてd カラムを第2の溶媒又は溶媒
混合物で溶出せしめる、ことを特徴とする子宮−ェバキ
ュアント物質を含有する該抽出物の精製法。
14 上記13の方法において、ゾアパッル植物がモン
タノア・トメントサ又はモンタノア.フロリブンダであ
る方法。
15 上記13の方法において、有機溶媒が低級脂肪族
ェステル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、塩素化炭
化水素又は脂肪族エーテルを含む方法。
16 上記15の方法において、有機溶媒がクロロホル
ム、四塩化炭素、塩化メチレン又はエーテルである方法
17 上記13の方法において、溶雛剤が芳香族炭化水
素、低級脂肪族ェステル、又は極性及び無極性溶媒の混
合物である方法。
18 上記17の方法において、溶媒がベンゼン及び酢
酸エチルの混合物である方法。
19 上記17の方法において、極性及び無極性溶媒の
混合物がィソプロパノール及びクロロホルムからなる方
法。
20 上記13の方法において、吸着剤が酢酸ビニル共
重合体である方法。
21 上記13の方法において、吸着剤が珪酸である方
法。
松a 上記1又は6に従ってゾアパツル植物から得られ
る子宮ーヱバキュアント物質を含有する抽出物を水と混
和しない有機溶媒で処理し、b 生ずる溶液を緩和な塩
基の水溶液で処理して水溶性の酸性不純物を除去し、そ
してc 有機相の可溶性の物質を吸着性物質の高圧液体
クロマトグラフカラム中に通過させ且つカラムを第2の
有機溶媒又は溶媒混合物で300〜500psi間の圧
力下に溶出せしめる、ことを特徴とする子宮−ェバキュ
アント物質を含有する抽出物の精製法。
23 上記22の方法において、第1の有機溶媒が低級
脂肪族ェステル、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、塩
素化炭化水素又は脂肪族エーテルを含む方法。
24 上記22の方法において、第2の有機溶媒が脂肪
族炭化水素又は炭化水素の混合物である方法。
25 上記24の方法において、溶媒がへキサン及びジ
オキサンの混合物である方法。
26 上記22の方法において、圧力が350〜45蛇
Siである方法。
27 上記22の方法において、吸着剤がシリカゲルで
ある方法。
28 上記22の方法において、ゾアパッル植物がモン
タノア・トメントサ又はモンタノア・フロリブンダであ
る方法。
29 上記13の方法で製造した子宮−ェバキュアント
物質。
30 上記22の方法で製造した子宮ーェバキュアント
物質。
31 上記1又は6に従ってゾアパッル植物から得られ
る子宮ーェバキュアント物質を含有する抽出物を水と混
和しない有機溶媒に溶解し、生ずる溶液を緩和な塩基の
水溶液で洗浄し、有機相を水性相から分離し、この溶液
を吸着性物質のカラムを通してクロマトグラフィーで処
理し、カラムを極性及び無極性溶媒の混合物で溶出させ
、子宮ーェバキュアント物質を含有する画分を併せ、そ
れから溶媒を除去し、残溝を水と混和しない有機溶媒に
溶解し、この溶液を有機重合体ゲルのカラムを通してク
ロマトグラフィーで処理し、カラムを無極性有機溶媒で
溶出させ、そして子宮ーェバキュアント物質を含有する
画分を集める、ことを特徴とする子宮−ェバキュアント
物質を含有する抽出物の精製法。
32 上記31の方法において、ゾアパッル植物がモン
タノア・トメントサ又はモンタノア・フロリブンダであ
る方法。
33 上記31の方法において、水と混和しない有機溶
媒を芳香族炭化水素、塩素化炭化水素又は脂肪族エーテ
ルから選択する方法。
34 上記33の方法において、有機溶媒をェーナル、
ク。
ロホルム又はベンゼンから選択する方法。35 上記3
1の方法において、吸着性物質を珪酸、シリカゲル及び
フロリシルから選択する方法。
36 上記31の方法において、極性及び無極性溶媒の
混合物がィソプロパノール及びクロロホルムからなる方
法。
37 上記31の方法において、重合体ゲルが酢酸ビニ
ル共重合体である方法。
38 上記31の方法において、無極性溶媒がベンゼン
である方法。
39 上記31の方法において、緩和な塩基が炭酸水素
ナトリウムである方法。
40 上記31の方法によって製造され且つ次の物理定
数NM‐R‐号暴言136‐11,5‐48,4‐25
,4,13,3.56,2.11,2.08,1.48
,1.13及び1.01柳1.R.(純物質)2.90
仏,5.96仏及び6.21り.を有する子宮−ェバキ
ュアント化合物。
41 上記31の方法によって製造され且つ次の物理定
数N.M.R.S品旨′135.41,4.264.1
53・脇3.18,2.18 1.76,1.67,1
.15及び1.0奴風1.R.(純物質)2.91仏及
び5.88〃.を有する子宮ーェバキュアント化合物。
42 上記1又は6に従ってゾアパッル植物から得られ
る子宮−ェバキュアント物質を含有する抽出物を低級脂
肪族エーテルに溶解し、この溶液を緩和な塩基の水溶液
で洗浄し、有機相を水性相から分離し、この溶液を吸着
性物質のカラムを通してクロマトグラフィーで処理し、
カラムを極性及び無極性溶媒の混合物で溶出させ、子宮
ーェバキュアント物質を含有する画分を併せ、それから
溶媒を除去し、残澄を芳香族炭化水素に溶解し、この溶
液を有機重合体ゲルのカラムを通してクログラフイーで
処理し、カラムを芳香族炭化水素で溶出させ、そして子
宮−ェバキュアント物質を含有する画分を集める、こと
を特徴とする子宮ーェバキュアント物質を含有する抽出
物の精製法。
43 上記42の方法において、ゾアパッル植物がモン
タノア・トメントサ又はモンタノア・フロリブンダであ
る方法。
44 上記42の方法において、脂肪族エーテルがジェ
チルェーテルである方法。
45 上記42の方法において、吸着性物質が珪酸又は
シリカゲルである方法。
46 上記42の方法において、極性及び無極性溶の混
合物がィソプロパノール及びクロロホルムからなる方法
47 上記4の方法において、芳香族炭化水素がベンゼ
ンである方法。
48 上記42の方法において、重合体ゲルが酢酸ビニ
ル共重合体である方法。
49 上記40の化合物の有効量を雌の動物に投与する
ことを特徴とする子宮収縮誘発法。
50 上記41の化合物の有効量を雌の動物に投与する
ことを特徴とする子宮収縮譲発法。
51 上記41の化合物の有効量を雌の動物に投与する
ことを特徴とする妊娠の中絶法。
52 実質的に実施例に関して前述した如き子宮−ェバ
キュアント物質を含有する抽出物の精製法。
53 52の方法で製造した子宮ーェバキュアント化合
物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記物理定数、 N.M.R.■6.11,5.48,4.25,4.1
    33.56,2.11,2.08,1.48,1,13
    及び1.01ppmI.R.(純物質)290μ,5.
    96μ及び6.21μ又はN.M.R.■5.41,4
    .26,4.15,3.58,3.18,2.18,1
    .76,1.67,1.15及び1.04ppmI.R
    .(純物質)2.91μ及び5.88μ、を有する子宮
    −エバキユアント化合物。 2 下記物理定数、 N.M.R.■6.11,5.48,4.25,4.1
    3,3.56,2,11,2.08,1.48,1,1
    3及び1.01ppmI.R.(純物質)290μ,5
    .96μ及び6.21μ又はN.M.R.■5.41,
    4.26,4.15,3.58,3.18,2.18,
    1.76,1.67,1.15及び1.04ppmI.
    R.(純物質)2.91μ及び5.88μ、を有する子
    宮−エバキユアント化合物からなる子宮収縮誘発及び妊
    娠中絶剤。
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