JPS6032329B2 - 磁気構造体 - Google Patents

磁気構造体

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JPS6032329B2
JPS6032329B2 JP55036808A JP3680880A JPS6032329B2 JP S6032329 B2 JPS6032329 B2 JP S6032329B2 JP 55036808 A JP55036808 A JP 55036808A JP 3680880 A JP3680880 A JP 3680880A JP S6032329 B2 JPS6032329 B2 JP S6032329B2
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    • H01F10/26Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by the substrate or intermediate layers
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単壁磁区の伝搬用磁気構造体に関するものであ
り、この構造体は鉄の位置にMm3十イオンを部分置換
した希土類鉄ガーネットから成る単結晶磁気物質層を与
える表面を有する単結晶非磁性基板を含み、この構造に
おいて、前記層を、基板表面が殆んど(110)面に平
行である層表面に殆んど垂直な磁化容易軸および前記層
表面内の磁化中間軸を有する前記基板表面に圧縮成長さ
せることに関するものである。
単壁滋区、特に円柱状磁区(「バブル」)を発生伝搬さ
せるために、一般に固有一触異方性および/または誘導
一鞠異方性(ひずみまたは成長により譲導)をもつ磁気
ガーネット物質を利用することが知られている。
この性質は磁化容易軸が希土類鉄ガーネット物質層の平
面に殆んど垂直であることを保証してバブル磁区を形成
するのに利用されている。「希土類」の語はここでは原
子番号39または57〜71を有する元素であると理解
する。論文「高ピーク速度の新規バブル物質」(D.J
Breedら、lEEE TransactionS
。n MagneticS、MAG13巻、No.5、
1977、1087〜1091頁)には、バブル磁区を
ガーネット層に伝搬することができる速度を増加するた
め、斜方晶系異方性をもつガーネット層を作る必要があ
ることを記載している。斜方晶系異方性をもつ層は層平
面に垂直な磁化容易軸および層平面において二種の異な
る「困難(hardness)」度を有する困難軸の両
者を有する。これら困難軸は「中間」軸と「困難(de
ffjcult)」軸と呼ばれる。
層平面に由来する異方性は「層平面に作用する外部磁場
の既知の適用と同様の速度増加効果をもつことが判って
いる。しかし、このような磁場は幾らかのバブル磁区に
適する。上に述べた論文は、ガドリニウムーガリウム−
ガーネット(Q℃)基板に圧縮成長させた斜方晶系異方
性を有するバブル磁区層に関するものである。
この層は所望の磁気弾性を得るようにマンガンを鉄の位
置の一部に含み、希士類イオンの選択によって所望の圧
縮範囲を調整する。イットリウム鉄ガーネットを基にし
た組成をもつ層は正確にGGGに適合するので、この場
合一定の圧縮を行うようにイットリウムより大きい希士
類イオンを用いる必要がある。しかし、磁化の温度依存
性のような磁性を、鉄の位置と希土類の位置にある磁気
イオンによって決定する。これは、W℃基板のイットリ
ウム鉄ガーネット層の圧縮は、イットリウムより大きな
磁気希士類イオン、例えばガドリニウムやユーロピウム
を用いて、例えば磁化の温度依存性に影響されずに調整
することができないことを示している。これに対してQ
℃のイットリウム鉄ガーネット層の圧縮を、イットリウ
ムより大きな非磁気希±類イオンによって調整する場合
、ランタンのみが利用できる。しかし、ランタンとマン
ガンは層において相互に影響を及ぼし合い混合している
ので、この場合圧縮調整は磁気弾性に影響する。2つの
場合に独立してQ幻基板にイットリウム鉄ガーネットェ
ピ層をこのように圧縮調整することはできない。
さらに、この目的のため磁気希土類イオンのガドリニウ
ムとユーロピウムを使用すると、バブル磁区の可動性(
制動)に逆影響の不利を与え、これによって全磁化が減
らされる。これは、サブミクロンバフル磁区を発生伝搬
する必要がある層には不利である。本発明の目的は、磁
化の温度依存性、サブミクロンバブル磁区の運搬が可能
な層の実現またはバブル磁区の可動性に有害な影響を与
えることなく、所望の圧縮範囲を供給できる非磁気基板
に圧縮成長させるマンガン含有ェピ層を有する磁気構造
を提供することにある。
本発明は、12.23〜12.38Aの格子定数を有し
単結晶非磁気基板および鉄の位置にMぜ+イオンを部分
置換した希±類鉄ガーネットから成る単結晶磁気物質層
を備える構造体を含み、前記層を層平面に殆んど垂直な
容易軸および層平面の磁化中間軸を有する基板表面に圧
縮成長させ、前記基板表面が基板の(110)面に殆ん
ど平行に延び、希±頚鉄ガーネット層の結晶格子におい
て示す最大希±額イオンがイットリウムである単壁磁区
の伝搬に通した磁気構造体を提供するものである。
12.23〜12.38△の格子定数をもつ基板物質を
選ぶことによって(12.27の格子定数をもつイット
リウム ガリウム ガーネットはこのような物質の一例
である)、12.383ムの格子定数をもつGGGのか
わりに、例えばェピ層としてルテシウム鉄ガーネットを
使用することができる。
ルテシウム鉄ガーネットはイットリウムガリウムガーネ
ットに正確に合う。このようにイットリウム ガリウム
ガーネット基板に圧縮によりルテシウム鉄ガーネットに
基づく物質層を成長させるために、ルテシウムより大き
いルテシウム鉄ガーネットに希±頚鉄を混和させる。イ
ットリウムはこの目的に非常に合い、非磁性であり、そ
れ故磁化の温度依存性に影響を与えず、サプミクロン滋
区を選ぶことができる物質の実現を妨げず、さらにバブ
ル磁区の可動性に影響を与えない。イットリウムガリウ
ムガーネットの他に、本発明の要件を満足させる非磁性
ガーネット基板物質は特に、テルビウムガリウムガーネ
ット(格子定数12.35A)、ージスプロシウムガリ
ウムガーネツト(格子定数12.31A)およびカルシ
ウムガリウムガーネット(格子定数12.25A)を含
む。
最後に述べた基板物質では、ルテシゥム鉄ガーネットに
基づく層でも必要なイットリウムを混和しないで圧縮成
長させることができる。また本発明は、本発明による磁
気構造体を含む磁気バブル装置に関するものであり、本
構造において、磁気層を伝搬要素を限定するパターンと
共に備え、さらに磁気層に磁気バブルを維持する磁場を
生成し得る源および伝搬磁場を生成する電磁気手段を含
む。
次に図面につき本発明磁気装置の実施例を説明する。
Y3Ga50,2の単結晶をGd3Ca50,2の製作
法と同様のチョックラルスキー(Czochralsk
i)法によって製作することができる(参照例、0′K
ane、Sa舷gopanおよびGiess、「Jou
mal of theElectroChem、、So
c」120(1973)1272頁)。
Y30も0,2の単結晶を純度99.99%以上の出発
物質を用いて製造し、1数時間1000ooにて焼成乾
燥させた。乾燥粉末をデシケータに貯え、その後正確に
秤量して混合し、小球に成形してイリジウムの丸盆から
成るつばに完全に詰込んだ。このるつぼを加熱してつ・
球を溶融し、冷却後小球を補給して再び加熱した。これ
はるつぼを節約する最小限の時間で行う必要がある。次
いでるつぼを熱放射に対し隔離した引出し装置に置いた
。高周波譲導ジヱネレータによってるつぼをY3Ga5
0,2の融点以上まで加熱した。この場合<110>方
向をもつ指向性の良い種を、溶融面に接触するように低
くした。種が溶融成長しないようにジヱネレータの容量
を正確に再調整した。次いで種の引出しを開始し種を引
出し率5側/hr以下で回転させた。回転速度を1分間
60回転に調整し、最大直径にまで成長した時、結晶は
殆んど平らな凝固面をもっていた。次いで一定の成長結
晶直径を保持するように計量器によって自動的に制御し
た。引出し率をさらに増加させて本工程を終らせた。ジ
ェネレータ容量をプログラムでゼロに減らし、続いて結
晶を装置から除去した。結晶成長の間装置のガス雰囲気
は02容量が2%のN2と02の混合物から成る。
これは、都合の悪いGa20の蒸発とlr03の蒸発の
ないるつぼの酸化との間に最適条件を見出すためである
。化学量論的なY30も0.2を生成するには、モル比
Y203/Ga203が3:1:4.9の混合物を出発
物質として使用する必要がある(Brandleおよび
Barns、JomM1 of Cひstal稗oMh
、26(1974)169頁)。
バブル磁区層1(第1図)を、例えば化学蒸着(CVD
)または液相ェピタキシャル(LPE)法によって、基
板2にェピタキシャル成長させることができる。
LPEは層平面に対し正常な磁化容易軸をもつガーネッ
ト層の成長に非常に適している。LPE成長は次のよう
である。容量が例えば100ccの白金るつぼを炉の中
に置いた。このるつぼには、層成長に必要な酸化物を溶
解したPb○−KO3メルトを含む。るつぼの内容物を
メルトの飽和温度以上に加熱鷹拝して、メルトを成長温
度まで冷却した。イットリウムガリウムガーネット基板
は、所望の析出表面を備える方向に切断研摩し、白金ホ
ルダーに置き、一定時間メルトの中に浸した。垂直また
は水平のディッピング法を使用することができる。(垂
直ディッピング法では、基板は一搬に成長工程の間回転
しないが、水平ディッピング法では、一般に基板を回転
する。)基板上に成長した膜厚が十分になった場合、基
板をメルトから引出した。必要ならば、フラックス残湾
を希硝酸と希酢酸の混合液により除去することができる
。一般式(Lu、Y)3(Fe、Mn、Ga)50,2
を満足する幾らかの層を上に述べた方法により成長させ
た。
先ず、本発明の目的物を容易に成長させるためこの組成
を選んだ。
上に述べた組成に基づく層成長に特有な実施例を実施例
1に述べた。
実施例 1 一般式(Lu、Y)3(Fe、Ga、Mn)50,2の
組成物をもつ層をイットリウムガリウムガーネットから
基板上に成長させるため、メルトを次の成分から構成し
た:Pb0 1200夕&03
25夕 Fe203 100夕MnC03
16夕Y203
3.75夕Lu203 9夕 Ga203 15夕。
(110)面に関して2o異方向の析出表面を備えた基
板を1分5の砂、間〆ルトに水平に浸した温度は933
00であった。基板を垂直軸のまわりに12仇pmで回
転させ、回転方向を5回転毎に反転させた。(110)
面に関して異方向が小さい析出表面を備えた基板は、鉛
フラツクスを使用する場合十分に平滑な層を得る必要が
あった。成長層の厚さは2伍仏のであり、「ミスフイッ
ト」三;三は−16×10‐3(a,は基板物質の格子
パラメータ、a2は層物質の格子パラメーター)であっ
た。次の磁気特性を測定した。4汀Ms=300ガウス B(ストリップ幅)=2.05仏の Hコラプス:16瓜だ −般式(Lu、Y、Gd)3(Fe、Mn、Ga)50
,2の組成に基づく層を(110)面に関して2o異方
向のイットリウムガリウムガーネット基板表面上に成長
させる一連の実験を実施例2に述べる。
実施例 2実施例1に述べたと同様の方法により行った
成長工程には、メルトを次の成分から構成した:Pb0
1320夕B03
25.5夕 Fe203 120夕Y203
3.75夕Lu203
9.25タMnC03
16.0夕○a203 16.0
夕。
成長温度は9470であった。4.2仏の厚さの層を3
分間で成長させ、「ミスフイット」は−3.3×10‐
3であった。
次の磁気特性を測定した。
4汀Ms=252ガウス B(ストリップ幅)=3.67山肌 日コラプス=141Cら Ku(001)=1.65×1ぴ △(110)=−2.86×1ぴ Ku Q・=布市平=7.14 △ Q2=鏡市電=12.3 第2図は一般に定義されている斜方晶系異方性に関する
座標系を示す図である。
系の磁気異方性エネルギーFを次のように表すことがで
きる:F=Kusi〆a+△sin28si〆のKuは
容易軸zと中間軸x間のエネルギー差を示し、△は中間
軸xと困難軸y間のエネルギー差を示す。
0とのま磁化Mの方向を示す。
磁壁速度をいわゆる「バブルコラプス」法によっ て
測定 し た(A.日.節beck ら 、Proce
edings l970Fenjtess、Confe
rence、京都、361頁)。
この方法において、バイアスフィールドHb(第1図)
はバイアスフィールド源5で生成し、このバイアスフィ
ールドは安定バルブ磁区3を形成するのに必要であり、
全磁場が空電コラプスフィールドを越える値をもつよう
な方法でフィールドパルスHpによって強められる。フ
ィールドパルスの間、バブル磁区3の半径は初期値R,
からパルス幅によって決まるさらに小さな値R2に減少
する。パルスフィールドHpのスイッチを切った瞬間に
、バブル磁区の半径R2が半径R。よりり大きく不安定
になる場合、バブル磁区は再度初期値R,に達するまで
広がる。パルスフィールドのスイッチを切った瞬間に、
R2がRoより小さい場合、バブル磁区は縮み始め(コ
ラプスする)最後には消えてしまう。臨界のパルス幅は
与えられたパルスの大きさと関連しR2はR。に全く等
しい。このパルス幅はバブル磁区コラプス時間↑に等し
し、。次‘こ磁壁速度をふこより定謝る。ここで△R=
R,一R。である。第1図に図示したバブル磁区装置の
特徴はさらに層4にあり、この層4はバブル伝搬パター
ンおよびバブル伝搬磁場を生成する電磁気手段6を限定
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気構造体を含む磁気バブル磁区装置
の実施例を示す断面図、第2図は斜方晶系異方性を定義
するための座標系を示す図である。 1・・・・・・バブル磁区層、2・・・・・・基板、3
・・…・バブル磁区、4・・・・・・層、5・・・・・
・バイアスフィールド源、6・・・・・・電磁気手段。 FIG.IFIG.2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 12.23〜12.38Åの格子定数を有し単結晶
    非磁気基板および鉄の位置はMn^3^+イオンを部分
    置換した希土類鉄ガーネツトから成る単結晶磁気物質層
    を備え、前記層は層平面に殆んど垂直な磁化容易軸およ
    び層平面の磁化中間軸を有する基板表面に圧縮成長させ
    、前記基板表面が基板の(110)面に殆んど平行に延
    び、希土類鉄ガーネツト層の結晶格子において示す最大
    希土類イオンがイツトリウムである単壁磁区伝搬用磁気
    構造体。 2 基板物質が格子定数12.27Åを有するイツトリ
    ウム ガリウム ガーネツトである特許請求の範囲第1
    項記載の磁気構造体。 3 磁気物質が一般式 (Lu、R)_3Fe_5_−_yMn_yO_1_
    2(式中Rは少なくとも1個のLuイオンより大きい希
    土類イオンを含む希土類元素を表し、y≧0.15であ
    る)で示される組成を有する特許請求の範囲第2項記載
    の磁気構造体。 4 Rが少なくともYを含む特許請求の範囲第2項記載
    の磁気構造体。 5 12.23〜12.38Åの格子定数を有し単結晶
    非磁気基板および鉄の位置にMn^3^+イオンを部分
    置換した希土類鉄ガーネツトから成る単結晶磁気物質層
    を備え、前記層は層平面に殆んど垂直な磁化容易軸およ
    び層平面の磁化中間軸を有する基板表面に圧縮成長させ
    、前記基板表面が基板の(110)面に殆んど平行に延
    び、希土類鉄ガーネツト層の結晶格子において示す最大
    希土類イオンがイツトリウムである単壁磁区伝搬用磁気
    構造体を備え、前記磁気層が伝搬要素を画成するパター
    ンを備え、さらに磁気層を磁気バブルを維持する磁場を
    生成し得る源および伝搬磁場を生成する電磁気手段を備
    える磁気バブル装置。
JP55036808A 1979-03-23 1980-03-22 磁気構造体 Expired JPS6032329B2 (ja)

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NL7902293A NL7902293A (nl) 1979-03-23 1979-03-23 Magnetische beldomein structuur en magnetische beldomeininrichting.
NL7902293 1979-03-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55130107A JPS55130107A (en) 1980-10-08
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US4414290A (en) 1983-11-08
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GB2046124B (en) 1983-05-05
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