JPS6032122A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS6032122A JPS6032122A JP13996083A JP13996083A JPS6032122A JP S6032122 A JPS6032122 A JP S6032122A JP 13996083 A JP13996083 A JP 13996083A JP 13996083 A JP13996083 A JP 13996083A JP S6032122 A JPS6032122 A JP S6032122A
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- Japan
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- inorganic pigment
- powder
- magnetic recording
- recording medium
- magnetic
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/708—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
- G11B5/7085—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer non-magnetic abrasive particles
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- Lubricants (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は主面に磁性層を設けたベースフィルムの背面
にバックコート層を設けてなる磁気テープその他の磁気
記録媒体に関する。
にバックコート層を設けてなる磁気テープその他の磁気
記録媒体に関する。
一般に、ビデオテープなどの磁気テープでは、高周波数
領域の出力、SN比を改善するために、平滑なベースフ
ィルム上に磁性層を設けてその表面を平滑に仕上げてい
るが、ベースフィルム表面が平滑すきるためビデオテー
プレコーダ(VTR)のテープガイドなどとの摩擦係数
が大きくなり、走行安定性が悪化し信号の正常な記録、
再生に難点があった。
領域の出力、SN比を改善するために、平滑なベースフ
ィルム上に磁性層を設けてその表面を平滑に仕上げてい
るが、ベースフィルム表面が平滑すきるためビデオテー
プレコーダ(VTR)のテープガイドなどとの摩擦係数
が大きくなり、走行安定性が悪化し信号の正常な記録、
再生に難点があった。
このため、従来、表面平滑なベースフィルムの背面に、
適宜のバインダに非磁性粉を分散結着させてなるバック
コート層を設けて粗面化し、これにより走行安定性を改
善する工夫がとられている。
適宜のバインダに非磁性粉を分散結着させてなるバック
コート層を設けて粗面化し、これにより走行安定性を改
善する工夫がとられている。
しかるに、かかるバンクコート層を設けることにより、
ビデオ特性の低下やテープガイドなどのバックコート層
が当接する部材を摩耗させる問題があった。
ビデオ特性の低下やテープガイドなどのバックコート層
が当接する部材を摩耗させる問題があった。
すなわち、テープ背面を粗面化しすきるとテープ巻同体
としたときにバックコート層の表面状態が磁性層表面に
転移してビデオ特性の低下を招き、また耐摩耗性の低い
バンクコート層では非磁性粉が粉落ちしてこれが磁性層
表面に転着しやはりビデオ特性を損なう結果となる。一
方、バックコート層が硬すぎるものではこれがテープガ
イドなどの対接吻の摩耗を引きおこす原因となり、走行
安定性の向上にも好結果を与えない。
としたときにバックコート層の表面状態が磁性層表面に
転移してビデオ特性の低下を招き、また耐摩耗性の低い
バンクコート層では非磁性粉が粉落ちしてこれが磁性層
表面に転着しやはりビデオ特性を損なう結果となる。一
方、バックコート層が硬すぎるものではこれがテープガ
イドなどの対接吻の摩耗を引きおこす原因となり、走行
安定性の向上にも好結果を与えない。
上記観点から、今日までバックコート層の材質特に非磁
性粉の種類2粒子径などにつき種々の提案がなされてき
た。しかしながら、走行安定性。
性粉の種類2粒子径などにつき種々の提案がなされてき
た。しかしながら、走行安定性。
ビデオ特性および対接吻非摩耗性をいずれも高度に満足
させうるようなバックコート層についてはいまだに見い
出されていないのが実状である。
させうるようなバックコート層についてはいまだに見い
出されていないのが実状である。
この発明者らは、上記実状に鑑み鋭意検討した結果、非
磁性粉として無機顔料を使用するとともにこの無機顔料
を所定硬度以上の硬質無機顔料と所定硬度以下の軟質無
機顔料とで構成して両顔料の使用割合を特定範囲に設定
し、かつ特に硬質無機顔料の粒子径を特定したときには
、走行安定性。
磁性粉として無機顔料を使用するとともにこの無機顔料
を所定硬度以上の硬質無機顔料と所定硬度以下の軟質無
機顔料とで構成して両顔料の使用割合を特定範囲に設定
し、かつ特に硬質無機顔料の粒子径を特定したときには
、走行安定性。
ビデオ特性および対接吻非摩耗性をいずれも高度に満足
させることが可能となることを知り、この発明を完成す
るに至った。
させることが可能となることを知り、この発明を完成す
るに至った。
すなわち、この発明は、主面に磁性層を設けたベースフ
ィルムの背面に非磁性粉をバインダに分散結着させてな
るバンクコート層を設けた磁気記録媒体において、上記
の非磁性粉としてモース硬度5未満の軟質無機顔料とこ
れとの合計量中に占める割合が1〜50重量%の範囲に
あるモース硬度5以上で平均粒子径0.2/Iff+以
下の硬質無機顔料とからなる無機顔料を含むことを特徴
とする磁気記録媒体に係るものである。
ィルムの背面に非磁性粉をバインダに分散結着させてな
るバンクコート層を設けた磁気記録媒体において、上記
の非磁性粉としてモース硬度5未満の軟質無機顔料とこ
れとの合計量中に占める割合が1〜50重量%の範囲に
あるモース硬度5以上で平均粒子径0.2/Iff+以
下の硬質無機顔料とからなる無機顔料を含むことを特徴
とする磁気記録媒体に係るものである。
この発明においては硬質無機顔料と軟質無機顔料とを特
定比率で併用しているため、バックコート層が適度な柔
軟性と硬さとを有するものとなってその耐摩耗性と対接
吻非摩耗性とに共に好結果を得ることができる。これに
対し、硬質無機顔料と軟質無機顔料との一方だけを用い
たものや併用する場合でもその比率が前記この発明の範
囲外となると、上記両特性のいずれかもしくは両方共に
好結果が得られない。また、この発明では硬質無機顔料
の平均粒子径を0.2)tm以下という小さ目に設定し
たことによって、バックコート層の表面状態に起因した
ビデオ特性の低下を防止でき、さらに前記した対接吻非
摩耗性などに一層好結果を得ることができる。
定比率で併用しているため、バックコート層が適度な柔
軟性と硬さとを有するものとなってその耐摩耗性と対接
吻非摩耗性とに共に好結果を得ることができる。これに
対し、硬質無機顔料と軟質無機顔料との一方だけを用い
たものや併用する場合でもその比率が前記この発明の範
囲外となると、上記両特性のいずれかもしくは両方共に
好結果が得られない。また、この発明では硬質無機顔料
の平均粒子径を0.2)tm以下という小さ目に設定し
たことによって、バックコート層の表面状態に起因した
ビデオ特性の低下を防止でき、さらに前記した対接吻非
摩耗性などに一層好結果を得ることができる。
すなわち、この発明者らは、バックコート層中に含ませ
る無機顔料の粒子径を大にして表面粗度ル(−去(1,
磨壇粧抗の低下ひいては走行安定性の向上を図る場合に
、上記顔料が硬質のものでは上記表面粗度に起因したビ
デオ特性の低下が顕著でまた対接吻非摩耗性が損なわれ
るのに対し、軟質のものでは対接吻非摩耗性に問題をき
たさないことはもちろんビデオ特性の低下も少ないこと
が判った。
る無機顔料の粒子径を大にして表面粗度ル(−去(1,
磨壇粧抗の低下ひいては走行安定性の向上を図る場合に
、上記顔料が硬質のものでは上記表面粗度に起因したビ
デオ特性の低下が顕著でまた対接吻非摩耗性が損なわれ
るのに対し、軟質のものでは対接吻非摩耗性に問題をき
たさないことはもちろんビデオ特性の低下も少ないこと
が判った。
このため、前述の如く、硬質無機顔料の粒子径だけを小
さ目に設定することにより、併用する軟質無機顔料の比
較的広い粒子径範囲でビデオ特性の向上を図れ、また対
接吻非摩耗性にも好結果が得られることが見い出された
。
さ目に設定することにより、併用する軟質無機顔料の比
較的広い粒子径範囲でビデオ特性の向上を図れ、また対
接吻非摩耗性にも好結果が得られることが見い出された
。
このように、この発明によれば、耐摩耗性および対接物
非摩耗性が良好でしかも表面粗度に起因したビデオ特性
への悪影響の少ないバックコート層を形成できるから、
走行安定性とビデオ特性との両立を図れ、またテープガ
イドなどの対接物の損傷防止にも好結果を得ることがで
きる。
非摩耗性が良好でしかも表面粗度に起因したビデオ特性
への悪影響の少ないバックコート層を形成できるから、
走行安定性とビデオ特性との両立を図れ、またテープガ
イドなどの対接物の損傷防止にも好結果を得ることがで
きる。
この発明における軟質無機顔料としては、モース硬度5
未満のものであればよいが、硬度が低くなりすぎると耐
摩耗性を損ない走行安定性にも好結果が得られないから
下限としては一般にモース硬度2までである。好適なモ
ース硬度の範囲としては3〜4,5であり、その具体例
としては硫酸バリウム粉、けい酸カルシウム粉、炭酸カ
ルシウム粉、硫酸カルシウム粉、炭酸マグネシウム粉、
炭酸亜鉛粉、酸化亜鉛粉などが挙げられる。
未満のものであればよいが、硬度が低くなりすぎると耐
摩耗性を損ない走行安定性にも好結果が得られないから
下限としては一般にモース硬度2までである。好適なモ
ース硬度の範囲としては3〜4,5であり、その具体例
としては硫酸バリウム粉、けい酸カルシウム粉、炭酸カ
ルシウム粉、硫酸カルシウム粉、炭酸マグネシウム粉、
炭酸亜鉛粉、酸化亜鉛粉などが挙げられる。
この発明における硬質無機顔料としては、モース硬度5
以上のものであればよいが、硬度があまりに高くなりす
ぎると表面粗度に起因したビデオ特性への悪影響や耐摩
耗性ないし対接物非摩耗性におよぼす影響を無視できな
くなる。よって、上限としてはモース硬度7までである
。かかる顔料の具体例としてはα−Fe203粉、酸化
チタン(TiO□)粉、酸化けい素(Sin2)粉など
が挙げられる。モース硬度のもつとも好適な範囲は5〜
6であり、その代表例は上側のα−Fe203粉である
。
以上のものであればよいが、硬度があまりに高くなりす
ぎると表面粗度に起因したビデオ特性への悪影響や耐摩
耗性ないし対接物非摩耗性におよぼす影響を無視できな
くなる。よって、上限としてはモース硬度7までである
。かかる顔料の具体例としてはα−Fe203粉、酸化
チタン(TiO□)粉、酸化けい素(Sin2)粉など
が挙げられる。モース硬度のもつとも好適な範囲は5〜
6であり、その代表例は上側のα−Fe203粉である
。
この発明において上記両顔料のうち硬質無機顔料の粒子
径については、その平均粒子径が0.2μm以下に設定
されていなければならないが、ここで上記の平均粒子径
とは粒子径分布が一様な正規分布をなし、分布の上限が
0.35 pm下限が0.05/imにあることを意味
する。
径については、その平均粒子径が0.2μm以下に設定
されていなければならないが、ここで上記の平均粒子径
とは粒子径分布が一様な正規分布をなし、分布の上限が
0.35 pm下限が0.05/imにあることを意味
する。
軟質無機顔料に関しては前述したように粒子径は特に規
定されない。しかし、粒子径が大きくなりすぎると表面
粗度に起因したビデオ特性の悪影響などを無視できなく
なる。したがって、好ましくは平均粒子径が0.5/I
m以下、特に好適には0.2μm以下であるのがよい。
定されない。しかし、粒子径が大きくなりすぎると表面
粗度に起因したビデオ特性の悪影響などを無視できなく
なる。したがって、好ましくは平均粒子径が0.5/I
m以下、特に好適には0.2μm以下であるのがよい。
この発明において上記両顔料の併用割合は、硬質無機顔
料が全体の1〜50重量%の範囲、好適には5〜30重
量%の範囲となるように設定される。硬質無機顔料が多
くなりすぎても逆に少なくなりすきでもこの発明の前記
効果が損なわれるためである。
料が全体の1〜50重量%の範囲、好適には5〜30重
量%の範囲となるように設定される。硬質無機顔料が多
くなりすぎても逆に少なくなりすきでもこの発明の前記
効果が損なわれるためである。
この発明においては非磁性粉として用いる無機顔料を上
述の如き構成とすることにより、走行安定性とビデオ特
性との両立を図れかつ対接吻非摩耗性にも好結果が得ら
れるが、さらにVH5H5方式デオテープにあっては特
に軟質無機顔料と硬質無機顔料とのうちの少なくとも一
方が光じゃへい性の無機顔料となるような構成とするこ
とにより、VH8方式に適した光じゃへい性のビデオテ
ープの製造が可能となる。
述の如き構成とすることにより、走行安定性とビデオ特
性との両立を図れかつ対接吻非摩耗性にも好結果が得ら
れるが、さらにVH5H5方式デオテープにあっては特
に軟質無機顔料と硬質無機顔料とのうちの少なくとも一
方が光じゃへい性の無機顔料となるような構成とするこ
とにより、VH8方式に適した光じゃへい性のビデオテ
ープの製造が可能となる。
すなわち、VH8方式のビデオテープは、ビデオカセッ
ト内のビデオテープの端末を検出するために、その前後
端に設けられた光透過率の大きいリーダテープとビデオ
テープとの相違を判別するためレコーダ内部でカセット
内の走行経路に9,000^の光を照射し、この光の透
過率が大きければリーダテープ、小さければビデオテー
プであるとの判別を行っている。したがって、この種テ
ープでは9.000λの光のしゃへい性が大きいこと゛
が要求されるが、近年のビデオテープについては高周波
領域の特性向上を図るため磁性粉の粒子径を小さくする
ことがよく行われており、この場合光のしゃへい性は小
さくなり、上記判別は難しくなっている。
ト内のビデオテープの端末を検出するために、その前後
端に設けられた光透過率の大きいリーダテープとビデオ
テープとの相違を判別するためレコーダ内部でカセット
内の走行経路に9,000^の光を照射し、この光の透
過率が大きければリーダテープ、小さければビデオテー
プであるとの判別を行っている。したがって、この種テ
ープでは9.000λの光のしゃへい性が大きいこと゛
が要求されるが、近年のビデオテープについては高周波
領域の特性向上を図るため磁性粉の粒子径を小さくする
ことがよく行われており、この場合光のしゃへい性は小
さくなり、上記判別は難しくなっている。
そこで、この発明においてバックコート層中に含ませる
前記硬軟側無機顔料の少なくとも一方をバンクコート層
によって光じゃへい効果が得られるから、磁性層の光じ
ゃへい性についてはこれに特に配慮しなくても前記判別
を容易になすことができる。したがって、上記光じゃへ
い性の顔料構成とすることによって、ビデオ特性にも好
結果が得られることとなる。
前記硬軟側無機顔料の少なくとも一方をバンクコート層
によって光じゃへい効果が得られるから、磁性層の光じ
ゃへい性についてはこれに特に配慮しなくても前記判別
を容易になすことができる。したがって、上記光じゃへ
い性の顔料構成とすることによって、ビデオ特性にも好
結果が得られることとなる。
さらに、この発明において、硬質無機顔料として例示し
た前述の無機顔料のうち、とくにα−Fe203粉は好
都合なことに光じゃへい性を有する濃色顔料であるため
に、前述の軟質無機顔料の殆んどが光透過性の白色系顔
料であるとしても、硬質無機顔料としてこのα−Fe2
03粉末を選択し組み合わせることによって、前記V″
H3H3方式るビデオテープにも適した良好な光じゃへ
い性を有するバックコート層を得ることができるという
利点に留意すべきである。
た前述の無機顔料のうち、とくにα−Fe203粉は好
都合なことに光じゃへい性を有する濃色顔料であるため
に、前述の軟質無機顔料の殆んどが光透過性の白色系顔
料であるとしても、硬質無機顔料としてこのα−Fe2
03粉末を選択し組み合わせることによって、前記V″
H3H3方式るビデオテープにも適した良好な光じゃへ
い性を有するバックコート層を得ることができるという
利点に留意すべきである。
上記組み合わせの中で特に好ましい態様は、硬質無機顔
料がモース硬度5〜6の範囲にある光じゃへい性のα−
Fe203粉からなり、かつ軟質無機顔料がモース硬度
3〜45の範囲にある硫酸バリウム粉、炭酸カルシウム
粉および酸化亜鉛粉の中から選ばれた少なくとも1種の
光透過性の白色系無機顔料からなる組み合わせとされた
場合である。
料がモース硬度5〜6の範囲にある光じゃへい性のα−
Fe203粉からなり、かつ軟質無機顔料がモース硬度
3〜45の範囲にある硫酸バリウム粉、炭酸カルシウム
粉および酸化亜鉛粉の中から選ばれた少なくとも1種の
光透過性の白色系無機顔料からなる組み合わせとされた
場合である。
上記の各顔料はいずれもバインダに対する分散性にすぐ
れ、バックコート層の表面粗度、耐摩耗性。
れ、バックコート層の表面粗度、耐摩耗性。
摩擦係数などに特に好結果を与えるものである。
この発明の磁気記録媒体は、上述してきたような無機顔
料を非磁性粉としてこれを適宜のバインダに分散させた
塗料を調製し、この塗料を主面に磁性層を設けたポリエ
ステルフィルムその他のベースフィルムの背面に乾燥後
の厚みが約1ptnとなるように塗布乾燥してバックコ
ート層を形成することにより、つくることができる。
料を非磁性粉としてこれを適宜のバインダに分散させた
塗料を調製し、この塗料を主面に磁性層を設けたポリエ
ステルフィルムその他のベースフィルムの背面に乾燥後
の厚みが約1ptnとなるように塗布乾燥してバックコ
ート層を形成することにより、つくることができる。
上記塗料の調製に当たって、無機顔料以外の非磁性粉と
して従来公知のカーボンブラックを添加してもよい。こ
のカーボンブラックはバックコート層の機械的強度の向
上や帯電防止に好結果を与え、また光じゃへい性にも好
結果を与える。使用量は無機顔料との合計量中に占める
割合が3〜50重量%、好適には5〜40重量%の範囲
となるようにするのがよい。カーボンブラックの平均粒
子径は一般に10〜100mμ(nun)程度である。
して従来公知のカーボンブラックを添加してもよい。こ
のカーボンブラックはバックコート層の機械的強度の向
上や帯電防止に好結果を与え、また光じゃへい性にも好
結果を与える。使用量は無機顔料との合計量中に占める
割合が3〜50重量%、好適には5〜40重量%の範囲
となるようにするのがよい。カーボンブラックの平均粒
子径は一般に10〜100mμ(nun)程度である。
また上記塗料にはバックコート層の摩擦係数を調節しテ
ープの走行安定性をさらに向上させる目的で高級脂肪酸
や高級脂肪酸エステルなどの潤滑剤を添加してもよい。
ープの走行安定性をさらに向上させる目的で高級脂肪酸
や高級脂肪酸エステルなどの潤滑剤を添加してもよい。
添加量は非磁性粉(無機顔料またはこれとカーボンブラ
ック)100重量部に対して一般に05〜50重量部の
範囲内とするのがよい。その他上記以外の公知の添加剤
を添加しても差し支えない。
ック)100重量部に対して一般に05〜50重量部の
範囲内とするのがよい。その他上記以外の公知の添加剤
を添加しても差し支えない。
非磁性粉を分散結着させるためのバインダは特に限定さ
れない。ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、ポリブチラール樹脂、繊維茶系樹脂、ポリア
セタール樹脂、ポリエステル樹脂など従来公知のものが
いずれも使用可能である。
れない。ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、ポリブチラール樹脂、繊維茶系樹脂、ポリア
セタール樹脂、ポリエステル樹脂など従来公知のものが
いずれも使用可能である。
以下に、この発明の実施例を比較例と対比して記述する
。なお、以下において部とあるは重量部を意味するもの
とする。
。なお、以下において部とあるは重量部を意味するもの
とする。
実施例1
厚さ14μm、中心線平均粗さくRa)0.03)’m
以下(カットオツフ0.25+++m)の表面平滑性の
良好なポリエステルベースフィルムの主面に、下記の配
合組成からなる磁性塗料を乾燥後の厚みが約5μnLと
なるように塗布乾燥し、カレンダ処理を行って磁性層を
形成した。
以下(カットオツフ0.25+++m)の表面平滑性の
良好なポリエステルベースフィルムの主面に、下記の配
合組成からなる磁性塗料を乾燥後の厚みが約5μnLと
なるように塗布乾燥し、カレンダ処理を行って磁性層を
形成した。
Co含有の針状磁性酸化鉄粉 250部カーボンブラッ
ク 12部 粒状α−Fe203粉 10部 硝 化 綿 22部 ポリウレタン樹脂 19部 三官能性低分子量インシアネート 7部ステアリン酸n
−ブチル 3部 ミリスチン酸 6部 シクロへキサノン 340部 ト ル エ ン 340部 つぎに、上記の主面に磁性層を形成したポリエステルベ
ースフィルムの背面に、下記の配合組成からなるバック
コート用塗料を乾燥後の厚みが約+naフn j−fK
スス上墨こ#!右斂憧1.τノくツ〃コート層を形成し
、その後所定の幅に裁断してこの発明のビデオテープを
つくった。
ク 12部 粒状α−Fe203粉 10部 硝 化 綿 22部 ポリウレタン樹脂 19部 三官能性低分子量インシアネート 7部ステアリン酸n
−ブチル 3部 ミリスチン酸 6部 シクロへキサノン 340部 ト ル エ ン 340部 つぎに、上記の主面に磁性層を形成したポリエステルベ
ースフィルムの背面に、下記の配合組成からなるバック
コート用塗料を乾燥後の厚みが約+naフn j−fK
スス上墨こ#!右斂憧1.τノくツ〃コート層を形成し
、その後所定の幅に裁断してこの発明のビデオテープを
つくった。
硝 化 綿 135部
ポリウレタン樹脂 94部
三官能性低分子量インシアネート 40部ステアリン酸
n−ブチル 5部 ミリスチン酸 10部 シクロへキサノン 1,000部 ト ル エ ン I、 0 0 0部 実施例2〜9および比較例1〜3 上記実施例1のバンクコート用塗料における非磁性粉(
硫酸バリウム粉およびα−Fe203粉)の代りに、つ
ぎの第1表に示される非磁性粉を同表に記載の配合部数
で用いた以外は、実施例1と全く同様にして、この発明
の8種のビデオテープと比較用の3種のビデオテープを
作製した。
n−ブチル 5部 ミリスチン酸 10部 シクロへキサノン 1,000部 ト ル エ ン I、 0 0 0部 実施例2〜9および比較例1〜3 上記実施例1のバンクコート用塗料における非磁性粉(
硫酸バリウム粉およびα−Fe203粉)の代りに、つ
ぎの第1表に示される非磁性粉を同表に記載の配合部数
で用いた以外は、実施例1と全く同様にして、この発明
の8種のビデオテープと比較用の3種のビデオテープを
作製した。
上記各実施例および比較例のビデオテープにつき、光じ
ゃへい性、バックコート層の表面粗度、ビデオ特性(カ
ラーSN比)、バックコート層の耐摩耗性、走行安定性
およびテープガイドの摩耗性を調べた結果は、つきの第
2表に示されるとおりであった。なお、各特性は以下の
如く測定評価した。
ゃへい性、バックコート層の表面粗度、ビデオ特性(カ
ラーSN比)、バックコート層の耐摩耗性、走行安定性
およびテープガイドの摩耗性を調べた結果は、つきの第
2表に示されるとおりであった。なお、各特性は以下の
如く測定評価した。
〈光じゃへい性〉
VH5方式のVTR(ビデオテープレコーダ)を用い、
供試テープに波長9,000λの光を当て、その透過率
を測定した。
供試テープに波長9,000λの光を当て、その透過率
を測定した。
〈表面粗度〉
触針式表面粗度計を用い、供試テープの中心線平均粗さ
くRa)を測定した。
くRa)を測定した。
〈カラーSN比〉
VH5方式のVTRを用い、供試テープにカラービデオ
ノイズ測定器の一色クロマ信号を記録再生し、AMノイ
ズ分を測定してカラーSN比を算出し、基準テープとの
相対値で示した。
ノイズ測定器の一色クロマ信号を記録再生し、AMノイ
ズ分を測定してカラーSN比を算出し、基準テープとの
相対値で示した。
〈耐摩耗性およびテープガイドの摩耗〉VH5方式のV
TRを用い、50%グレー信号を記録した供試テープの
実用走行試験を100回繰り返し、走行前のビデオSN
比に対する走行後のビデオSN比の低下量を測定した。
TRを用い、50%グレー信号を記録した供試テープの
実用走行試験を100回繰り返し、走行前のビデオSN
比に対する走行後のビデオSN比の低下量を測定した。
また、同時にVTRのテープガイド、カセットのテープ
ガイドの摩耗状態を目視により判定した。
ガイドの摩耗状態を目視により判定した。
〈走行安定性〉
VH5方式のVTRを用い、供試テープを500回走行
させ、その後テープの変形を観察し、テープ変形が全く
認められない場合を良好、僅かに認められる場合をやや
不良、テープ変形が著しい場合を不良と評価した。
させ、その後テープの変形を観察し、テープ変形が全く
認められない場合を良好、僅かに認められる場合をやや
不良、テープ変形が著しい場合を不良と評価した。
上記第2表の結果から明らかなように、この発明のビデ
オテープは走行安定性とビデオ特性とに共にすぐれ、ま
たテープガイドなどの摩耗が少なく、さらに光じゃへい
性の面でもすぐれていることが判る。
オテープは走行安定性とビデオ特性とに共にすぐれ、ま
たテープガイドなどの摩耗が少なく、さらに光じゃへい
性の面でもすぐれていることが判る。
特許出願人 日立マクセル株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 m主面に磁性層を設けたベースフィルムの背面に非磁性
粉をバインダに分散結着させてなるバックコート層を設
けた磁気記録媒体において、上記の非磁性粉としてモー
ス硬度5未満の軟質無機顔料とこれとの合計量中に占め
る割合が1〜50重量%の範囲にあるモース硬度5以上
で平均粒子径Q2pnt以下の硬質無機顔料とからなる
無機顔料を含むことを特徴とする磁気記録媒体。 (2)軟質無機顔料のモース硬度が3〜45、硬質無機
顔料のモース硬度が5〜6である特許請求の範囲第(1
)項記載の磁気記録媒体。 (3)軟質無機顔料と硬質無機顔料とのうちの少なくと
も一方が光じゃへい性の無機顔料からなる特許請求の範
囲第+1)項または第(2)項記載の磁気記録媒体。 (4)硬質無機顔料が光じゃへい性のα−Fe、、On
粉であり、軟質無機顔料が硫酸バリウム粉、炭酸カルシ
ウム粉および酸化亜鉛粉の中から選ばれた少なくとも1
種の光透過性の白色系無機顔料である特許請求の範囲第
(2)項記載の磁気記録媒体。 (6)軟質無機顔料の平均粒子径が0.2pm以下であ
る特許請求の範囲第(1)項〜第(4)項のいずれかに
記載の磁気記録媒体。 (6)非磁性粉として無機顔料のほかにカーボンブラッ
クを含む特許請求の範囲第fi1項〜第(5)項のいず
れかに記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13996083A JPS6032122A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 磁気記録媒体 |
DE8686100267T DE3378735D1 (en) | 1982-09-30 | 1983-09-28 | Magnetic recording medium |
EP19860100267 EP0192032B1 (en) | 1982-09-30 | 1983-09-28 | Magnetic recording medium |
DE8383109714T DE3373584D1 (en) | 1982-09-30 | 1983-09-28 | Magnetic recording medium |
EP19830109714 EP0105471B1 (en) | 1982-09-30 | 1983-09-28 | Magnetic recording medium |
KR1019830004616A KR910004010B1 (ko) | 1982-09-30 | 1983-09-29 | 자기기록매체 |
US07/013,286 US4871606A (en) | 1982-09-30 | 1987-02-11 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13996083A JPS6032122A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032122A true JPS6032122A (ja) | 1985-02-19 |
JPH0568007B2 JPH0568007B2 (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=15257673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13996083A Granted JPS6032122A (ja) | 1982-09-30 | 1983-07-30 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6222240A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
EP0243829A2 (de) * | 1986-04-26 | 1987-11-04 | BASF Aktiengesellschaft | Magnetische Aufzeichnungsträger |
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Citations (8)
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-
1983
- 1983-07-30 JP JP13996083A patent/JPS6032122A/ja active Granted
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USRE38048E1 (en) * | 1989-04-05 | 2003-03-25 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magnetic recording medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568007B2 (ja) | 1993-09-28 |
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