JPS6032104B2 - 冷却器 - Google Patents

冷却器

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Publication number
JPS6032104B2
JPS6032104B2 JP137778A JP137778A JPS6032104B2 JP S6032104 B2 JPS6032104 B2 JP S6032104B2 JP 137778 A JP137778 A JP 137778A JP 137778 A JP137778 A JP 137778A JP S6032104 B2 JPS6032104 B2 JP S6032104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
backstay
backstays
water pipe
pipe wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP137778A
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English (en)
Other versions
JPS5494146A (en
Inventor
元亮 平尾
重雄 大橋
勤 神林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP137778A priority Critical patent/JPS6032104B2/ja
Publication of JPS5494146A publication Critical patent/JPS5494146A/ja
Publication of JPS6032104B2 publication Critical patent/JPS6032104B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、メンプレンウオールで構成され、断面が矩形
で且つ比較的細長い形状の冷却器に係り、特に高温の内
部流体によって膨脹する冷却器の菱形変形とねじれ等を
防止し、さらに冷却器を構成している水管壁の熱変形を
防止して、水管或は水管と水管を接続しているフィン又
はその結合部にかかる応力を軽減せしめると共に内部流
体の流動によって起る冷却器の振動をも防止した安全性
の高い冷却器に関する。
通常この種の冷却器は、バックステーによって補強され
ていて、例えば冷却器内のガスの内部圧力が変動し、そ
の圧力によって冷却器が変形したり、振動したりするの
を防止している。
従来の冷却器は、第1図乃至第4図に示すように構成さ
れていた。
まず第1図について説明すると、従釆の冷却器は、内部
流体の温度によって冷却器が膨脹した際、バックステー
等の拘束によって冷却器が菱型変形とねじれ等の変形が
ないように、外側に向って均一に膨脹するようにしたい
わゆる体膨脹形式がとられていた。従って、水管壁9で
矩形断面に形成した冷却器の囲りに設けたバックステー
6と、水管壁9との間には、第2図に示すように膨脹代
Cの隙間を必要としていた。その結果、このように隙間
のあいた状態では、水管壁9はバックステー6によって
拘束されないので、冷却器内を流れる流体によって水管
壁9に振動が発生し、この振動によって水管8或は水管
8を接続しているフィン又はその結合部に亀裂を生じる
等の事故があった。又大型の冷却器では、現地で粗立て
る際、上記の膨脹代Cを冷却器の図りに均等に設けるこ
とは困難であり、冷却器が体膨脹したとき、隙間の少な
い所でバックステー6により部分的に拘束され、均等に
体膨脹することができなくなって、冷却器にねじれを起
す等の欠点があった。更にこのバックステー6の拘束に
より、水管壁に無理な力が加わり、水管或は水管と水管
を接続するフィン又はその結合部に応力がかかり、亀裂
発生の原因となっていた。これの改良型として、第3図
に示す冷却器が実施された。
即ち4枚の水管壁9をそれぞれ可榛部材18で接合して
、矩形断面の冷却器を形成し、この冷却器の外周面に、
第4図に示すように、水管壁9と密接させてバックステ
ー6を設けていた。この形式は、第1図に示した冷却器
の欠点を補うために水管壁9とバックステー6を密接さ
せたものであって、冷却器を構成している水管壁9をそ
れぞれ独立して線膨脹させ、矩形断面の四隅に設けた可
榛部材18によってその膨脹を吸収すると共に、可榛部
材18を四隅に設けることによって、冷却器の菱型変形
とねじれ等を防止したものである。
然し乍ら、この可榛部村18は、冷却器の内部流体の温
度変化に伴って伸縮する水管壁9によって、繰返し応力
が作用し、更にこれに加えて、冷却器の内部温度と外部
温度に相当の温度差があるので、そこに熱応力がかかる
その結果可榛部材が破損する事故があった。本発明は、
冷却器の菱型変形やねじれ等を防止し且つ従釆の欠点を
も同時に解決した冷却器を得ることを目的とする。
即ち本発明は、水管壁によって断面が矩形になっている
冷却器において、この冷却器を補強するためのバックス
テーをL字形に形成し、このバックステー2個を一組と
して冷却器の外周上を囲むようにし、且つ冷却器を構成
している水管壁と上記バックステーを密接させて配設し
、バックステーのコーナー部を起点にして水管壁を線膨
脹させることによって、実質的に一組のバックステーの
コーナー部を結ぶ対角線方向に冷却器を体膨脹させるよ
うにして冷却器の体膨脹を方向性をもたせ、この対角線
方向に体膨脹するのを相殺するように、バックステーを
90o転位して、一組のバックステーのコーナー部を結
ぶ対角線が交互になるように冷却器の鞠線方向に複数個
配設したことを特徴とする。
以下本発明の詳細を実施例で説明する。第5図は、メン
プレンゥオールで形成した断面矩形の冷却器の中で代表
的なものとして転炉に使用されている冷却器を示したも
のである。図において転炉1の上部にスカート2、下部
フード3、上部フード4を介して冷却器5が接続されて
いる。冷却器5には、その鞄線方向に複数個のバックス
テー6・・・・・・が配設されている。7は集合管で水
管蟹を構成している水管が接続されている。
第6図は、上記冷却器の一部を拡大して、複数個のバッ
クステー6・・・・・・の位置関係を示した図である。
図において断面矩形の冷却器5の外側面に、L字形状に
したバックステー6を2個1組として配設している。
このように2個のバックステー6を1組としたバックス
テーと他の線のバックステーとの位薄関係は、バックス
テーのコーナー部Aとバックステーの端部B,Bがそれ
ぞれ交互になるように、相隣れる1組のバックステーに
対し900転位して配談されている。第7図は、冷却器
5の藤線に対し直角に断面して、冷却器5とバックステ
ー6との取合図係を示したものである。図に示すように
、断面矩形の冷却器5の二辺を覆うようにL字形にした
バックステー6を2個一組として配設し、その端部B−
Bは可榛部村21によって連結している。
9は水管壁で水管8を密接させて配列するか或は、水管
8にフィンを介在させて一体的に結合して形成している
この水管壁9とバックステー6は第8図に示すように、
水管8に取付けた支持金具10の鈎部11と水管8との
間に、バックステー6のフランジ12を侠特せしめるこ
とにより、水管壁9の熱膨脹を対して、バックステーS
のフランジ12と水管8の外表面との間で滑る程度に密
接させて設けている。以上のように構成した本実施例の
作用について以下説明する。まず第7図において、冷却
器5の内部流体の温度によって水管壁9は膨脹する。こ
の膨脹は「 L字形にしたバックステー6のコーナー部
Aを起点としてその端部B方向に、バックステー6のフ
ランジ12との間で滑りながら線膨脹をする。このよう
に断面矩形の冷却器5のそれぞれの二辺が、バックステ
ーのコーナー部Aを起点に一方向に伸びることによって
、実質的に冷却器5は、バックステーのコーナー部A−
Aの対角線方向の方向性をもって体膨脹する。このよう
に冷却器5の体膨脹に方向性をもたせることによって、
相隣れる一組のバックステーに対し900転位して設け
たバックステー毎に、冷却器5の体膨脹方向がそれぞれ
900ずれることになる。以上詳述した通り本発明によ
れば、バックステーをL字形にして「 このバックステ
ー2個を一組として冷却器の外周上に水管壁に密接させ
て設ムナ、この一組のバックステーのコーナー部が相隣
れる一組のバックステーに対して交互になるように90
0転位して、冷却器の軸線方向に複数個設ける構造とし
た。
従って本構造によりバックステーのコーナー部Aを起点
に水管壁を線膨脹させて、L字型のバックステーの冷却
器をスライドさせ、このことにより一組のバックステー
のB点にて糠膨脹分を吸収することができる。然かも相
隣れる一組のバックステーは900転位して冷却器の柚
線方向に取付けられているので、冷却器全体の菱型変形
やねじれ等を防止し、更に冷却の体膨脹を無理なく行な
わせることができる。尚又、バックステーと水管壁は密
接しているので、振動の発生がなく、冷却器の四隅に可
榛部材を使用することなく体膨脹させることができたの
で「 これらによる亀裂或は破断が全く生じないなど、
安全性の高い冷却器を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従来例で第1図及び第2図は水管壁
とバックステーとの間に隙間をもたせて冷却器を体膨脹
させるようにした冷却器、第3図及び第4図は水管壁と
バックステーを密接させ冷却器を線膨脹させ第1図に示
す冷却器の改良形冷却器、第5図乃至第8図は本発明の
一実施例で第5図は冷却器の代表例として転炉排ガス回
収装置に用いられている冷却器を示した説明図、第6図
は相隣れる一組のバックステーとバックステーとの関係
を示した図、第7図は冷却器の軸線に対し直角に断面し
冷却器と一組のバックステーとの取合を示した図、第8
図は水管壁とバックステーとの取合を示した図である。 5・・・冷却器、6・・・バックステー、8・・・水管
、9…水管壁、A・・・バックステーのコーナー部、B
・・・バックスアーの端部。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 断面が矩形の冷却器において、バツクステーをL型
    にし、該バツクステー2個を一組として冷却器の外周面
    上に水管壁に密接させて配設し、前記一組のバツクステ
    ーのL字形バツクステーコーナ部が交互になるように9
    0°転位し、冷却器の軸線方向に複数組配設したことを
    特徴とする冷却器。
JP137778A 1978-01-10 1978-01-10 冷却器 Expired JPS6032104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP137778A JPS6032104B2 (ja) 1978-01-10 1978-01-10 冷却器

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JP137778A JPS6032104B2 (ja) 1978-01-10 1978-01-10 冷却器

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Publication Number Publication Date
JPS5494146A JPS5494146A (en) 1979-07-25
JPS6032104B2 true JPS6032104B2 (ja) 1985-07-26

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ID=11499788

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JP137778A Expired JPS6032104B2 (ja) 1978-01-10 1978-01-10 冷却器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3065696D1 (en) * 1980-08-29 1983-12-29 Sulzer Ag Buckstay arrangement for a steam generator of rectangular cross-section
JPH0655953B2 (ja) * 1985-04-25 1994-07-27 三菱重工業株式会社 加圧型ガス化炉

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JPS5494146A (en) 1979-07-25

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