JPS6032026Y2 - 自動表面処理装置における懸吊装置 - Google Patents

自動表面処理装置における懸吊装置

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JPS6032026Y2
JPS6032026Y2 JP11107979U JP11107979U JPS6032026Y2 JP S6032026 Y2 JPS6032026 Y2 JP S6032026Y2 JP 11107979 U JP11107979 U JP 11107979U JP 11107979 U JP11107979 U JP 11107979U JP S6032026 Y2 JPS6032026 Y2 JP S6032026Y2
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JP
Japan
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banger
surface treatment
rail
suspension
center
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JP11107979U
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JPS5629032U (ja
Inventor
茂 佐々木
幹彦 佐藤
Original Assignee
株式会社中央製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動表面処理装置における懸吊装置にかか
り、詳しくは循環走行される移送コンベヤーに吊下配置
される被鍍金処理物(単にワークともいう。
)を、処理工程順に配設された各種の液槽間に亘って浸
漬移送して処理する自動表面処理装置において、ワーク
を懸吊するための装置に関するものである。
この種の処理装置では、ワーク同志の干渉防止のために
、バンガーとともにワークを垂直姿勢に懸吊保持しつつ
安定移送する必要があるが、しかし現実の問題としてバ
ンガーが走行抵抗に大きく影響されて移行方向に対する
前後、左右さらには旋回方向に不慮に傾き、これにより
ワークが不良姿勢を呈する。
特にコンベヤーに対するワークの配置間隔が、コンベヤ
ーから垂下されるバンガー及びワークの全長(全高)に
比較して小さい程、バンガーの僅かな傾きでもワーク同
志が干渉し易くなり、適正な処理を能率よく行なうこと
が難しかった。
本考案は、上述の問題を解決すべく案出された懸吊装置
であり、その目的は、バンガーとともにワークを、常に
安定した垂直姿勢に懸吊保持して良好かつ安全に移送し
得るようにし、ひいてはワークの適正な処理を能率よく
行ない得ようとするものである。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
本例では、ワークを各液槽T間に亘って一方向へ旋回的
に循環連続移送する過程で、各槽壁に対する乗越えを伴
ないつつ浸漬させて処理する、一般的な電気鍍金式処理
装置に、懸吊装置を実施した例について示す。
処理装置における移送ラインでは、機体1に、主レール
2、移送コンベヤー3として副レール6及び給電部材7
が夫々装備されている。
主レール2は、断面はぼ口形とされて各液槽Tに沿って
平面横長環状に架設されており、そしてワークWを各液
槽T中に浸漬移送されるための、直線形及び円曲形を含
む水平状の各本し−ル部2A間に、ワークを区画壁tに
対して乗越え移送させるための、斜形部及び水平形部を
含むほぼ台形状の各カムレール部(2)Bを一連に形成
配設している。
このレール2内に一連に挿通掛装された移送コンベヤー
3は、後述する本例の懸吊装置を配設して移送するため
のもので例えばトロリーコンベヤーチェーン型式とされ
、従来と同様に適宜駆動部(図示しない)に連繋されて
各チェーン素子3A、3B毎に取着された縦向き、横向
きの各々のローラ4.5を介して一方向へ連続移動する
ようになっている。
なお各基の懸吊装置の振れ防止案内をするための副レー
ル6と、絶縁材8を介して装設されかつ適宜電源(図示
しない)側に接続された平版状の給電部材7とは、とも
に上記主レール2の各本レール部2Aに対応して内、外
に並設されている。
断る処理装置の給送ラインにおいて、支持具9とハンガ
ー13とから構成される本例の懸吊装置は、各ワーク毎
に合せて多数基が前記移送コンベヤー3に等間隔で配設
されている。
便宜上1基について説明すると、はぼFの字形をなすハ
ンガー用の支持具9は、その連結垂杆9Aを、前記各チ
ェーン素子3Aに対してピン10で連結して垂下されて
おり、そして連結垂杆9Aと平行な縦支板9B上端の両
側に固定した両支軸11.11に前記副レール6に対す
る案内ローラ12,12を取着している。
この両ローラ12,12はその外周の一部が上下一対の
案内杆6A、6A間に嵌合保持されているが、いずれも
副レール6内面との転接面中心P1が、第5図のように
ピン10中心を通る水平線L−L上に整合されている。
断る支持具9に対してハンガー13は、本体をなす吊杆
部13Aを連結垂杆9Aと同一垂直線上に整合したもと
で、フランジ部13Bを上記縦支板9BにL形に屈曲連
結された横支板9Cに対して絶t+材15. 15を介
してボルト・ナツトで連結して懸吊されている。
このハンガー13のフランジ部13Bの一端に、L形の
支板15が上記縦支板9Bと対向してボルト・ナツトで
立設されており、その上端には前記給電部材7に対する
集電子16が適宜装着されている。
この集電子16は、図示以外に複数個配設したり球頭形
に形成してもよいが、いずれにせよ給電部材7内面との
摺接面中心P2が第5図のように前記案内ローラ12の
転接面中心P1と同一の水平線L−L上に整合されてい
る。
なお前述のように構成された各基の懸吊装置では、その
ハンガー13に対象ワークを取着したもとで、支具9の
連結垂杆9Aとハンガー12の吊杆部13Aとに亘る垂
直線を基準として左、右が互いに重量的に平衡状態であ
ることが望ましく、必要に応じてバランスウェイトを装
着してもよい。
前述のように処理装置の移送コンベヤー3に配置された
本例の各懸吊装置は、同コンベヤーの連続作動に従い、
主レール2の本レール部2A及びカムレール部2Bに倣
って水平及び昇降を含む所要形態で連続移行し、ハンガ
ー13で吊下支持したワークWを、各液槽T間に亘って
乗越え、浸漬の移送をなして所要の表面処理をなし得る
ものである。
斯る本例の装置では、副レール6に対しては案内ローラ
12を介して上下並びに左右の方向への振れを防止され
た転勤、給電部材7に対しては集電子16を介して摺接
、の各状態を呈しつつ連続移行されるが、各部材6,7
との摩擦抵抗に拘らず適正状態で良好に移行される。
すなわち、本例装置の移行過程において、副レール6と
支持具9との間には転がり摩擦が、一方給電部材7とハ
ンガー13との間には滑り摩擦が、夫々生じ、案内ロー
ラ12の転接面中心P1、集電子16の摺接面中心P2
に作用する双方の摩擦抵抗力は、懸吊装置自体の懸吊中
心すなわちピン10の中心を通る水平線L−L上に互い
に作用するため、各側の抵抗力に差異を伴なうとしても
、第5図中垂直面内においてピン10位置を基準とした
各側の抗力によるモーメントは何ら作用せず、これによ
り装置全体が水平線L−Lに対して平衡状態に保持され
る。
従って支持具9及びハンガー13の全体は、給送方向に
対する前後への傾きが抑制されて自重により常に安定し
た垂直な正姿状態に懸吊像源されたまま静的に移行し得
る。
これにより各ハンガー13に支持されたワークWは、各
液槽T内における浸漬移行過程において、姿勢変動を呈
したり他のワーク又は液槽と干渉したりすることなく適
確に定常移送されて適切な表面処理がなされるものであ
る。
なお図示の本例装置において、移送コンベヤー3に対し
、支持具9を2本の連結垂杆9Aで連結したりチェーン
素子3Aを主レール2の下方へ垂下して連結垂杆9Aを
連結すること、あるいは支持具9とハンガー13とを一
体に構成すること等が可能であるが、いずれでもコンベ
ヤー3に対するバンガー13の懸吊支点、転接面中心P
1、摺接面中心P2の王者が互いに懸吊支点を通る水平
線上に整合配置されておればよい。
このように本考案の懸吊装置は、自動表面処理装置の移
送ラインにおけるコンベヤーに懸吊配置されたバンガー
の連結懸吊支点と、副レールに対するバンガーの案内ロ
ーラの転接面中心と、給電部材に対するバンガーの集電
子の摺接面中心と、の三者を、前記バンガーの連結懸吊
支点を通る水平線上に互いに整合配置していることによ
り、移送コンベヤーの作動に従うバンガーの移行過程に
わいて、転接側の転がり摩擦と摺接側の滑り摩擦との各
々の抵抗力に差異を伴なうとしても、移送コンベヤーに
対するバンガーの連結懸吊支点位置を基準とした各側の
抗力によるモーメントは何ら作用しないので、バンガー
を傾き変動を招くことなく常に安定した正常の垂下姿勢
に懸吊保持して静的に移行させ得るので、ワークを各液
槽内において良好に浸漬移送させて適切な表面処理をな
し得る。
特に本考案装置によれば、夫々のバンガーを以ってワー
クを正姿保持し得るので、移送コンベヤーに対する各バ
ンガーの配置間隔を、バンガー及びワークに至る全長に
比し小さくしても互いに干渉等を招くことなく適正な懸
吊移送をなし得る。
従って移送コンベヤーに対してバンガーを可及的に小さ
い間隔を以って多数基が有効に懸吊配置することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は処理装置
の略体正面図、第2図は第1図中■−■線に基づく断面
図、第3図は本例懸吊装置の一部破断した正面図、第4
図は同じく平面図、第5図は第3図中V−■線に基づく
断面図である。 3・・・・・・移送コンベヤー、6・・・・・・副レー
ル、7・・・・・・給電部材、12・・・・・・案内ロ
ーラ、13・・・・・・バンガー、16・・・・・・集
電子、T・・・・・・液槽、W・・・・・・ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方向に循環走行される移送コンベヤーに懸吊配置され
    たバンガーとともにワークを、液槽間に亘って移送処理
    する自動表面処理装置において、前記移送コンベヤーに
    沿って架設された副レールと前記バンガーの一端に装設
    された案内ローラとの転接面中心と、副レールに対して
    並設された給電部材とバンガーの他端に装設された集電
    子との摺接面中心とを、前記移送コンベヤーに対するバ
    ンガーの連結懸吊支点を通る水平線上に互いに整合配置
    してなる特徴とした自動表面処理装置にいける懸吊装置
JP11107979U 1979-08-11 1979-08-11 自動表面処理装置における懸吊装置 Expired JPS6032026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11107979U JPS6032026Y2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 自動表面処理装置における懸吊装置

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JP11107979U JPS6032026Y2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 自動表面処理装置における懸吊装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5629032U JPS5629032U (ja) 1981-03-19
JPS6032026Y2 true JPS6032026Y2 (ja) 1985-09-25

Family

ID=29343573

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JP11107979U Expired JPS6032026Y2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 自動表面処理装置における懸吊装置

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