JPS6031863A - 回転式穀物分離装置の混合米取出量調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転式穀物分離装置の混合米取出量調節装置に
係るものである。

従来公知の横筒選別筒は、その内面に形成されている壷
穴により下層の玄米と中間の混合米を取出し、」一層の
籾米を残して分離するように形成しているが、この場合
、混合米を多く取ると能率が下がり少なく取ると籾中に
玄米が混入するようになって具合が悪い。

よって本発明は、内面に無数の壷穴１１を形成した横筒
分離筒１０内に玄米受樋１２と混合米受樋１３を並設し
、前記混合米受樋１３は固定棚部２０と摺動棚部２１と
により形成し、摺動棚部２１には手動ハンドル２２、ま
たは正逆転モーター２３で移動するロッド２５を取付け
、もって混合米受樋１３の作用面積を可変にしたことを
特徴とする回転式穀物分離装置の混合米取出量調節装置
としたものである。

実施例図により説明すると、１は籾摺部で、内部には左
右一対のゴムロール２．３が軸装されている。４は籾摺
部ｌの下部に設けた風選部で、５は一番コンベア、６は
二番コンベアである。７は吸引ブロアー、８は張込ホッ
パーである。籾摺部ｌの側部には選別部９が設けられる
。選別部９内には横筒分離筒１０が設けられる。横筒分
離筒１０の内周面には無数の壷穴１１を形成し、その内
部には玄米受樋１２と混合米受樋１３とを設ける。玄米
受樋１２は横筒分離筒ｌＯの略中央に位置し、混合米受
樋１３は玄米受樋１２よりも前側に位置する。玄米受樋
１２上にはコンベア１４を横設し、混合米受樋１３上に
はコンベア１５を横設する。

コンベア１４で移動させられる玄米は、落下室１６に流
入し、矢印イのように流動して、仕上米コンベア１７部
に流入し、機外に取出される。コンベア１５で横送され
る混合米は、落下室１６より別の流路を矢印（ロ）のよ
うに通って一番コンベア５に流入し、再び横筒分離筒１
０に供給される。玄米受樋１２の前側の橋上には、起伏
自在の調節板１８を取付ける。１９はその調節把手であ
る。前記混合米受樋１３の回転−Ｅ昇側の棚部は、固定
棚部２０と摺動棚部２１とに形成し、摺動棚部２１は手
動ハンドル２２の操作により、矢印（ハ）の方向に摺動
して、面積を調節可能にする。

前記手動ハンドル２２に代えて、正逆転モーター２３に
より、摺動棚部２１を矢印（ハ）の方向に往復移動させ
ることもある。２４は正逆転モーター２３の回転軸で、
ネジを刻設しておき、これに手動ハンドル２２に代わる
ロッド２５を螺合する。

前記正逆転モーター２３は、横筒分離筒１０に供給され
る穀物の量を検出しうる流樋２６に設けた供給量検出セ
ンサー２７により自動制御されるように構成できる。

すなわち、２８は流樋２６に設けた供給量検出センサー
２７により作動するボテンシ目メーターで、ポテンショ
メーター２８に制御回路２９を結合し、制御回路２９に
モーター制御回路３０を結合し、モーター制御回路３０
に正逆転モーター２３を結合する。

次に作用を述べる。

張込ホッパー８に原料の籾を供給すると、ゴムロール２
．３の間で籾摺されて落下し、風選部４内で風選されて
籾殻は吸引ブロアー７により吸引除去され、枇は二番コ
ンベア６に流入して取出され、混合米は一番コンベア５
に取出された揚穀装置により横筒分離筒１０内に流入さ
せられる。横筒分離筒１０はモーターで回転させられて
いるので、横筒分離筒１０内の混合米は一次現象として
玄米は下層に沈下する分離が行なわれ、籾米がその上層
に浮上する。そして、二次現象として下層に沈下した玄
米が壷穴ｌｌに嵌合して引上げられ、玄米受樋１２内に
自重で落下する分離が行なわれる。

しかして、玄米受樋１２内に落下した玄米は、コンベア
１４で横送されて落下室１６に流入し、矢印（イ）のよ
うに流れて仕上米コンベア１７より仕上米として取出さ
れる。

このとき、玄米受樋１２の手前側では、混合米が盛んに
落下し、これは混合米受樋１３に受止められてコンベア
１５により横送され、落下室１６より矢印（ロ）のよう
に流れて一部コンベア５に至り、再度横筒分離筒１０に
戻されるのである。

前記のように、玄米は玄米受樋１２に混合米は混合米受
樋１３にそれぞれ取出されると、横筒分離筒ｌＯ内には
籾米のみが残ることになるが、それは、横筒分離筒１０
の回転により、次第に横筒分離筒１０の排出側に端部に
移動し該端部よりこぼれ落ち、任意の移送手段で張込ホ
ッパー８に戻されて再処理される。

このような、横筒分離筒１０内における分離作用は、横
筒分離筒ｌＯに対する供給量の多少により相当に異って
くる。すなわち、供給量に応じた最適取出量が定ってい
るので、もし、混合米受樋１３に取出される混合米の量
が少ないと、籾米中に玄米が混入して取出されることに
なり、もし、混合米受樋１３に取出される混合米の量が
多いと、籾米として取出す量が少なくなって、能率が下
がることになる。

本発明は、このようなっとき、手動ハンドル２２を手動
で操作することによって、摺動棚部２１を矢印（ハ）の
方向に移動させ、もって、混合米受樋１３の取出部を所
望に調節するものである。

また、正逆転モーター２３を用いた例にあっては、流樋
２６を流れる穀物量により、供給量検出センサー２７の
動きをボテンシせメーター２８で検出し、制御回路２９
、モーター制御回路３０を介して正逆転モーター２３を
正逆転させて、摺動棚部２１を自動的調節するものであ
る。

本発明は以上のとおりであり、特に、内面に無数の壷穴
１１を形成した横筒分離筒ｌＯ内に玄米受樋１２と混合
米受樋１３を並設し、前記混合米受樋１３は固定棚部２
０と摺動棚部２１とにより形成し、摺動棚部２１には手
動ハンドル２２、または正逆転モーター２３で移動する
ロッド２５を取付け、もって混合米受樋１３の作用面積
を可変にしたことを特徴とする回転式穀物分離装置の混
合米取出量調節装置の構成としだから、 イ、混合米取出量を調節して、籾米中に混合米を混入さ
せない。

口、調節が簡単である。

という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部破断正面図、第２図は要部の斜視図、第３
図は右側面図、第４図は流路にセンサーを取付けた状態
図、第５図は回路ブロック図である。 符号の説明 籾摺部ｌ、ゴムロール２、ゴムロール３、風選Ｎ　４、
一番コンベア５、二番コンベア６、吸引ブロアー７、張
込ホッパー８、選別部９、横筒分離筒ｌＯ１壺穴壷穴、
玄米受樋１２、混合０ 米９Ｗ　１３　、コンベア１４、コンベア１５．ｉ下室
１６、仕上米コンベア１７、調節板１８、調節把手１９
、固定棚部２０、摺動棚部２１、手動ハンドル２２、正
逆転モーター２３、回転軸２４、ロッド２５、流樋２６
、供給量検出センサー２７、ポテンショメーター２８、
制御回路２９、モーター制御回路３０゜ 特許出願人井関農機株式会社 １

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内面に無数の壷穴１１を形成した横筒分離筒ｌＯ内に玄
   米受樋１２と混合米受樋１３を並設し、前記混合米受樋
   １３は固定棚部２０と摺動棚部２１とにより形成し、摺
   動棚部２１には手動ハンドル２２、または正逆転モータ
   ー２３で移動するロッド２５を取付け、もって混合米受
   樋１３の作用面積を可変にしたことを特徴とする回転式
   穀物分離装置の混合米取出量調節装置