JPS6031827B2 - 芳香族トリアゾ−ルの製造方法 - Google Patents

芳香族トリアゾ−ルの製造方法

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JPS6031827B2
JPS6031827B2 JP16479282A JP16479282A JPS6031827B2 JP S6031827 B2 JPS6031827 B2 JP S6031827B2 JP 16479282 A JP16479282 A JP 16479282A JP 16479282 A JP16479282 A JP 16479282A JP S6031827 B2 JPS6031827 B2 JP S6031827B2
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triazole
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water
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JP16479282A
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リチヤ−ド・アンソニ−・ジエンケアリイ
エドワ−ド・ロツクウツド・ウイ−ラ−
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Uniroyal Inc
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Uniroyal Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトリアゾールの製造および精製方法、特に一層
高純度の生成物を得るために蒸留を要しない方法に関す
る。
トリアゾール、特にトリルトリアゾールは不凍液に用い
られる腐食防止剤であり、しかも水処理の用途に用いら
れる。
トリルトリアゾールはoートルェンジアミンを亜硝酸ナ
トリウムおよび塩酸と反応させることによって製造され
る。粗材料は、次いで減圧下に蒸留されて白色固体が得
られる。この材料はそれ自体でまたは水溶液として販売
される。この方法の欠点は生成物を蒸留しなければなら
ず危険なこともある操作(ケミカル・アンド・エンジニ
アリング・ニユーズ、1956王5月14日、にはペン
ゾトリアゾールの蒸留中に爆発が起こったことが報じら
れている)である。米国特許第3637514号明細書
には分留操作が用いられているトリルトリアゾールの製
造方法が開示されている。
同様に、E1demeldによる「ヘテロサィクリツク
・コンパウンズ」第7巻、第5章、384〜425頁(
1961)においては、蒸留を使用することなく、トリ
ルトリアゾールを製造する操作は提案されていない。「
オーガニツク・シンセシズトコレクテイブ、ボリューム
3、106〜108頁には、生成物が蒸留される1,2
,3−ペンゾトリァゾールの製造方法が教示されている
本発明において、トリアゾールがビシナルの芳香族ジア
ミノ化合物をC6ないしC,oの亜硝酸ルキルと、有機
溶媒としてのC6なし、しC,oのアルカ/ールを用い
て反応させ、この有機溶媒から生成物を塩として抽出さ
れる方法が利用される。
既知の方法によって製造されるこのようなトリアゾール
よりもすぐれた純度を有する生成物は、生成物/アルコ
ール混合物をカセイアルカリをもって抽出する場合に得
られる。ほとんどの不純物および未反応試薬はアルコー
ル層に残留する。芳香族トIJアゾールは酸をもって中
和することによって単離される。望むならば、トリァゾ
ール塩の溶液は、ノーリットA(商標)のような木炭の
存在下に加熱し、次いで遊離トリアゾールを酸をもって
ろ過および沈殿することによってさらに精製できる。本
発明の利点は、C6なし、しC,oの函硝酸アルキルを
亜硝酸ナトリウムおよび酸の代わりに用いることである
。反応混合物が一層淡色であり、しかも精製のために蒸
留が不要であることはさらに利点である。本発明のこれ
L久上の利点は本質的に純粋なトリァゾールが水から再
沈殿できることである。芳香族トリァゾールは一般式 (式中、nは0,1または2、RはC6ないみC,oの
アルキル、かつRIは水素またはC,ないしC,。
アルキル)によって製造される。
出発のビシナル芳香族ジアミノ化合物は、例えば1,2
ージアミノトルエン、o−フエニレンジアミン、3−ま
たは4一teれーブチル−1,2−ジアミノベンゼンま
たは3−または4ーエチル−1,2−ジアミノベンゼン
であり得る。
出発亜硝酸ァルキル化合物は、構造 R−ON=0 (式中、RはC6ないしC,。
アルキル)を有する、亜硝酸へキシル、亜硝酸2ーェチ
ルヘキシル、亜硝酸オクチルまたは亜硝酸ドデシルであ
る。
有機溶媒中のジアミノ化合物に0.即時間ないし3時間
、好ましくは約1時間ないしし1.虫時間にわたって亜
硝酸アルキル化合物を添加し、この結果通常温度が15
0午0の高温に上昇し得る発熱反応が生じる。
ジアミンと蛭硝酸ェステル化合物の反応は15ooなし
、し15000、好ましくは9000ないし120q0
の温度において亜硝酸ェステルの添加時間0.5時間な
いし3時間、好ましくは1時間ないし1.5時間を含め
て1時間ないし1虫寿間、通常1時間ないし6時間にわ
たって行うことができる。
この反応は、9び○より低い場合は、誘導期を有するこ
とが分かった。
この誘導期は亜硝酸アルキルの添加が開始される前に3
モル%ないし5モル%の芳香族トリアゾール(ジアミン
に基づいて)を反応混合物に添加することによって短縮
され、しかもこの誘導期は反応を9びCより高温におい
て行うことによつ除かれる。事実、反応は芳香族トリア
ゾールを添加することなしに90℃ないし120℃にお
いて行うことができ、誘導期は認められない。芳香族ジ
アミン対亜硝酸アルキルのモル比は約1/0.9なし・
し1/1.2、好ましくは1/1である。
反応体に関する溶媒の量は重量で約1/1なし・し5/
1である。反応混合物を露光から防ぐのが有利である。
前記の反応の生成物は、トリアゾールとアルコールの前
記混合物を水性カセィアルカIJをもって処理すること
によって水溶性塩として抽出される。カセィアルカリは
、任意の水酸化アルカリまたは水酸化アルカリ士類金属
、好ましくは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムで
あってもよい。このカセイアルカリは、水をもって1重
量%ないし5の重量%、好ましくは5重量%の濃度に希
釈される。1モルのジアミン出発物質に基づいて塩を形
成するのに十分な約1モルないし1.2モル、好ましく
は1.05モルのカセイアルカリを加える。実際には、
アルコール層から水性層を分離するために、1モルの生
成物に基づいて約800地の水およびカセィアルカリを
反応混合物に加える。
水層を除去後、1モルの生成物に基づいてさらに200
の‘の水をもってアルコール層を洗浄し、次いで生成物
を含有する2個の水層を一緒にするのが有利である。カ
セイアルカリ水溶液の中和によって、生成物の晶出が起
こり、この生成物はろ過のような適切な手段によって水
から除かれる。混合oートルェンジアミンを出発アミン
として用いてアルカリ金属トリルトリアゾールの溶液を
生成する場合、約1の重量%ないし15重量%の濃度の
前記塩溶液を有するのが好ましいことが分かった。一層
高濃度のトリアゾール塩は精製しない方がよい。なぜな
らば、一層低水準の水は若干のアルコール、従って若干
の不純物および残存反応体をトラップする懐向があるか
らである。約13%の溶液によって、トリアゾール塩の
溶液から有機溶媒はよく分離される。ジアミンと亜硝酸
ェステル化合物の反応はC6なし、しC,。
アルコール中で行われる。任意のC6なし、しC,。ア
ルカ/ールを使用してもよいが、n−へキサノール、n
ーヘプタノール、n−オクタノール、2ーエチルヘキサ
ノ−ル、2−デカノールのような第1アルコールが好ま
しい。最も好ましいアルコールは2−エチルヘキサノー
ルである。例1トリルトリアゾールの製造 温度計、櫨梓機、滴下漏斗、および凝縮器を有するガス
入口管(窒素用)を備えた2その四つ口丸底フラスコに
、12雄のoートルェンジアミン(TDA)および20
0gの2−エチル−へキサノールを入れた。
このフラスコをスズはくをもって包み、9000なし、
し95ooに加熱し、次いで172.礎の92.0%亜
硝酸2‐エチルヘキシルを4雌Nこわたって加え、この
間に温度は118こ0の高温に上昇した。すべての亜硝
酸ェステルを加えた後、この混合物を1時間90℃ない
し95qoに加熱し、次いで水をもって800Mに希釈
された190の‘の磯NaOHを加えた。この混合物を
分液漏斗に移し、次いで水層を除いた。アルコール層を
200のZの水をもって洗浄した。一緒にした水層をl
0ow‘の2ーェチルヘキサノールをもって洗浄し、1
雌の木炭(ノーリツトATM)と共に90qoに10分
加熱してこん跡の変色を除き、ろ過、冷却し、次いで磯
HCIをもってpH8.2に中和した。生成物を晶出し
た後に、ろ過によってこの生成物を除き、次いで乾燥し
た。生成物は8融点8ぴ0なL、し86℃、および全ト
リルトリアゾール収量124.雄(93.4%)を有し
た。例2トリアゾールの製造 温度計、濃梓機、ガス入口管および凝縮器を備えた1そ
の四つ口丸底フラスコに、ガス入口管を通してN2流を
導入しながら100.0gのo−フェニレンジアミンお
よび20雌の2ーエチルヘキサノールを加えた。
このフラスコをアルミニウムはくをもって包み、95q
oに加熱し、次いで縄拝しながら35分にわたって17
2.雛の亜硝酸2−エチルヘキシル(92%)を加えた
。反応混合物の温度は120qoに上昇し、最初の発熱
後、90q0なし、し95ooの反応温度は約1時間保
たれた。その後、190机のNaOH(洲)と210の
‘の水の混合物を導入した。フラスコの全内容物を40
0地の水を含有する分液漏斗に移した。水層を除き、ア
ルコール層を200私の水をもって洗浄し、次いで使用
され一緒にした水を、約10gの木炭(ノーリットAT
M)の存在下に加熱し、冷却次いでHC1(磯)をもっ
てPH8.2にする。生成物のペンゾトリアゾールが晶
母した後、ろ過によってこの生成物を除き、87gの生
成物が単離された。トルェンをもって抽出することによ
って、水層からさらに25。8gの生成物が回収された
ペンゾトリアゾール全量113.3g(収率95.2%
)。例 3ないし例 14 トリアゾールの製造 例1の操作に本質的に従って、さらに実験を行った。
プロセス条件および結果は第1表にまとめる。第 1
表 第1表(続き)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本質的に酸触媒の不存在下、C_6〜C_1_0ア
    ルカノールの存在下、構造式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ (式中、nは0、1または2、R^1は水素またはC_
    1ないしC_1_0アルキル)を有する化合物を式 R−ON=0(II) (式中、RはC_6〜C_1_0アルキル)を有する化
    合物と、反応させることを特徴とする、芳香族トリアゾ
    ールの製造方法。 2 (II)が亜硝酸ヘキシルまたは亜硝酸2−エチルヘ
    キシルであり、溶媒がn−ヘキサノールまたは2−エチ
    ルヘキサノールであり、かつ(I)が1,2−フエニレ
    ンジアミンまたはo−トルエンジアミンである、特許請
    求の範囲第1項の方法。 3 トリアゾールがベンゾトリアゾールまたトリルトリ
    アゾールである、特許請求の範囲第2項の方法。
JP16479282A 1981-09-21 1982-09-21 芳香族トリアゾ−ルの製造方法 Expired JPS6031827B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US30452481A 1981-09-21 1981-09-21
US304524 1981-09-21
US411945 1982-08-26

Publications (2)

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JPS5865285A JPS5865285A (ja) 1983-04-18
JPS6031827B2 true JPS6031827B2 (ja) 1985-07-24

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