JPS603137Y2 - 根固ブロツク据付用フロ−タ− - Google Patents
根固ブロツク据付用フロ−タ−Info
- Publication number
- JPS603137Y2 JPS603137Y2 JP16653481U JP16653481U JPS603137Y2 JP S603137 Y2 JPS603137 Y2 JP S603137Y2 JP 16653481 U JP16653481 U JP 16653481U JP 16653481 U JP16653481 U JP 16653481U JP S603137 Y2 JPS603137 Y2 JP S603137Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floater
- hollow
- discharge pipe
- block
- foundation block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は防波堤等の基礎となっている捨石マウンドの先
掘防止のために捨石マウンド表面を被覆する根固ブロッ
クの据付に用いるフロートに関するものである。
掘防止のために捨石マウンド表面を被覆する根固ブロッ
クの据付に用いるフロートに関するものである。
従来、上記根固ブロックを据付ける方法としては第１図
に示すように起重機船によってブロックを吊り下げて潜
水夫と起重機船との密な連絡により据付ける方法をとっ
ていた。
に示すように起重機船によってブロックを吊り下げて潜
水夫と起重機船との密な連絡により据付ける方法をとっ
ていた。
第１図において１は海底、２はその上に形成した捨石マ
ウンド、３はこの捨石マウンド２の頂部に設けたケーソ
ン防波堤、４は前記捨石マウンド２上に据付ける根固ブ
ロック、５はこの根固ブロックの１つ１つを吊下する起
重機船、６は潜水夫を示す。
ウンド、３はこの捨石マウンド２の頂部に設けたケーソ
ン防波堤、４は前記捨石マウンド２上に据付ける根固ブ
ロック、５はこの根固ブロックの１つ１つを吊下する起
重機船、６は潜水夫を示す。
しかしこの作業では波高が５０ｃｍ程度のウネリが生じ
ると、起重機船のピッチング及びローリングが激しくな
り、これによって吊っている根固ブロックの動揺も激し
くなるので作業を行っている潜水夫もブロックに安全に
近付くことができず作業を中止しなければならない。
ると、起重機船のピッチング及びローリングが激しくな
り、これによって吊っている根固ブロックの動揺も激し
くなるので作業を行っている潜水夫もブロックに安全に
近付くことができず作業を中止しなければならない。
又起重機船の避難港が遠距離にあると波高５ｂ以下です
でに退避準備にかからなければならないのでますます作
業時間が少なくなり、したがって工事期間が長びくとと
もに起重機船の損料も仕事量に較べて高いものとなる欠
点があった。
でに退避準備にかからなければならないのでますます作
業時間が少なくなり、したがって工事期間が長びくとと
もに起重機船の損料も仕事量に較べて高いものとなる欠
点があった。
そこでこのような欠点を除くようにした据付方法として
は第２図に示すようにケーソン防波堤上にクローラ−ク
レーン７を待機させ中空フロータ−８により浮力ワイヤ
９を介して根固ブロック４を吊下せしめ、前記中空フロ
ータ−８をフロータ−吊りワイヤ１０を介してクレーン
７によって吊下して据付ける方法がある。
は第２図に示すようにケーソン防波堤上にクローラ−ク
レーン７を待機させ中空フロータ−８により浮力ワイヤ
９を介して根固ブロック４を吊下せしめ、前記中空フロ
ータ−８をフロータ−吊りワイヤ１０を介してクレーン
７によって吊下して据付ける方法がある。
この方法によれば例えば吊り能力が１５０１Ｘ程度のク
ローラ−クレーンで根固ブロックを吊り上げて据付作業
を行うと、クレーンの作業半径が４９ｍ程になると吊り
上げ可能な荷重は７．１を程度になり、したがって５０
ｔの根固ブロックの据付作業を行う場合など事実上作業
ができないことになるが上記作業半径の増大に伴う吊り
能力の低下分を前記フロータ−の浮力で補うことができ
る。
ローラ−クレーンで根固ブロックを吊り上げて据付作業
を行うと、クレーンの作業半径が４９ｍ程になると吊り
上げ可能な荷重は７．１を程度になり、したがって５０
ｔの根固ブロックの据付作業を行う場合など事実上作業
ができないことになるが上記作業半径の増大に伴う吊り
能力の低下分を前記フロータ−の浮力で補うことができ
る。
このようにすれば中空フロータ−８に生ずる海中での浮
力によって５０を程度の根固ブロックを前記クレーンに
よって作業手１４０ｍでも充分作業することができ、起
重機船を使用しないため陸上で作業するのと同様になり
、潜水夫の危険性が著しく低下し、又作業能率が大幅に
向上する。
力によって５０を程度の根固ブロックを前記クレーンに
よって作業手１４０ｍでも充分作業することができ、起
重機船を使用しないため陸上で作業するのと同様になり
、潜水夫の危険性が著しく低下し、又作業能率が大幅に
向上する。
しかし上記方法は根固ブロックの種類が１種類であれば
１つのフロータ−を用意すれば良いが例えば同一工事で
３種類の重量の根固ブロックを据付ける場合には３つの
フロータ−を製作して使用しなければならず、製作費が
かさむことはもとより各ブロック毎にフロータ−を取り
替えなければならない等の問題があった。
１つのフロータ−を用意すれば良いが例えば同一工事で
３種類の重量の根固ブロックを据付ける場合には３つの
フロータ−を製作して使用しなければならず、製作費が
かさむことはもとより各ブロック毎にフロータ−を取り
替えなければならない等の問題があった。
本考案の根固ブロック据付用フロータ−はこのような欠
点を除くようにしたものであって、中空本体と、この中
空本体内に異なる高さで開口する開閉可能な吐出管と、
前記中空本体の上部に設けた給気孔とより成ることを特
徴とする。
点を除くようにしたものであって、中空本体と、この中
空本体内に異なる高さで開口する開閉可能な吐出管と、
前記中空本体の上部に設けた給気孔とより成ることを特
徴とする。
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
本考案において第３図、第４図に示すように中空フロー
タ−８の底部より頂部に向かって異なる高さでバルブ１
１を夫々取り付けた吐出管１２〜１５を設け、中空フロ
ータ−８の頂部には１個又は複数個のバルブ付上部空気
吐出管１６を設け、地上又はケーソン防波堤３上に設け
たコンプレッサー１７よりホース１８を介して中空フロ
ータ−８内に給気せしめるようにする。
タ−８の底部より頂部に向かって異なる高さでバルブ１
１を夫々取り付けた吐出管１２〜１５を設け、中空フロ
ータ−８の頂部には１個又は複数個のバルブ付上部空気
吐出管１６を設け、地上又はケーソン防波堤３上に設け
たコンプレッサー１７よりホース１８を介して中空フロ
ータ−８内に給気せしめるようにする。
この中空フロータ−８を使用した根固ブロックの据付方
法は下記の通りである。
法は下記の通りである。
１ 中空フロータ−８の所望の吐出管１２〜１５のうち
例えば吐出管１３と上部空気吐出管１６を開き根固ブロ
ック４を中空フロータ−８を介してクレーンによって吊
下しケーソン防波堤３の近くの海中に沈めてゆく。
例えば吐出管１３と上部空気吐出管１６を開き根固ブロ
ック４を中空フロータ−８を介してクレーンによって吊
下しケーソン防波堤３の近くの海中に沈めてゆく。
この場合フロータ−８内は海水で満たされる。
２ 上部空気吐出管１６を閉め、コンプレッサー１７よ
り例えば３ｋｇ／ｃＪ程度の圧縮空気を中空フロータ−
８に送り中空フロータ−８内の吐出管１３より上部を第
４図に示すように中空ならしめ、所定の浮力を発生せし
めクレーン７の吊り力と協同してブロック４を海底より
例えば５００上昇せしめ、この状態で予定された位置に
根固ブロック４を移動する。
り例えば３ｋｇ／ｃＪ程度の圧縮空気を中空フロータ−
８に送り中空フロータ−８内の吐出管１３より上部を第
４図に示すように中空ならしめ、所定の浮力を発生せし
めクレーン７の吊り力と協同してブロック４を海底より
例えば５００上昇せしめ、この状態で予定された位置に
根固ブロック４を移動する。
３ クレーン７により中空フロータ−８及びブロック４
を下降せしめ予定された位置に設置する。
を下降せしめ予定された位置に設置する。
４ 給気を中止し、中空フロータ−８の頂部に設けられ
た空気吐出管１６を開く。
た空気吐出管１６を開く。
空気が抜けると同時に空気吐出管１３より中空フロータ
−８内の上部に海水が入り浮力が減少し浮力ワイヤ９が
ゆるむ。
−８内の上部に海水が入り浮力が減少し浮力ワイヤ９が
ゆるむ。
中空フロータ−８内の空気を完全に抜いた後浮カワイヤ
９を外す。
９を外す。
５ 中空フロータ−８をゆっくり海面上に引き上げる。
６ 空気吐出管１３及び１６を閉じ、他のブロックの吊
り下げに備える。
り下げに備える。
７ この操作を繰返す。
上記のように本考案フロータ−は高さの異なる複数の吐
出管１２〜１５を有しているので最下部の吐出管１２の
みを開きコンプレッサー１７より中空フロータ−８内に
給気すれば吐出管１２より上部の中空フロータ−８内は
空気で充満され中空フロータ−８の浮力は最大となる。
出管１２〜１５を有しているので最下部の吐出管１２の
みを開きコンプレッサー１７より中空フロータ−８内に
給気すれば吐出管１２より上部の中空フロータ−８内は
空気で充満され中空フロータ−８の浮力は最大となる。
又吐出管１２より上部の吐出管１３又は１４を開けば中
空フロータ−８内にはそれぞれ吐出管１３．１４のレベ
ル進水が残るためその浮力は次第に小さくなり、又最上
部の吐出管１５を開いたときは最小となるからこの中空
フロータ−δを任意の重量の根固ブロックに最適となる
よう調節することができる。
空フロータ−８内にはそれぞれ吐出管１３．１４のレベ
ル進水が残るためその浮力は次第に小さくなり、又最上
部の吐出管１５を開いたときは最小となるからこの中空
フロータ−δを任意の重量の根固ブロックに最適となる
よう調節することができる。
勿論前記吐出管１２が中空フロータ−８の底部に位置す
るようにすれば中空フロータ−内全体を排気して最大の
浮力を得ることができる。
るようにすれば中空フロータ−内全体を排気して最大の
浮力を得ることができる。
第５図は本考案の他の実施例を示し、この実施例におい
ては前記実施例における吐出管１２〜１５を用いず、代
りに夫々高さの異なる蓋付き吐出管１９〜２１を中空フ
ロータ−８の底板より中空フロータ−８内に垂立せしめ
その任意の１つ例えば吐出管のみを開くようにする。
ては前記実施例における吐出管１２〜１５を用いず、代
りに夫々高さの異なる蓋付き吐出管１９〜２１を中空フ
ロータ−８の底板より中空フロータ−８内に垂立せしめ
その任意の１つ例えば吐出管のみを開くようにする。
第５図は中間の高さの吐出管２０を開いた状態を示す。
この実施例によればその高さの一番低い吐出管１９のみ
を開けばその浮力を最大にでき、任意のものを開くこと
によって前記実施例と同様その浮力を調整することがで
きる。
を開けばその浮力を最大にでき、任意のものを開くこと
によって前記実施例と同様その浮力を調整することがで
きる。
尚本考案においては複数の吐出管１９〜２１を用いる代
りに上下動自在な１本の吐出管を用いることもできる。
りに上下動自在な１本の吐出管を用いることもできる。
以上述べた通り本考案のフロータ−は例え同一工事で数
種類の重量の異なる根固ブロックを据付けなければなら
ない場合でも１つのフロータ−を製作して準備すれば良
い。
種類の重量の異なる根固ブロックを据付けなければなら
ない場合でも１つのフロータ−を製作して準備すれば良
い。
第１図、第２図は夫々従来の根固ブロック据付方法説明
図、第３図は本考案フロータ−の説明用斜視図、第４図
はフロータ−の断面図、第５図は本考案の他の実施例説
明用断面図である。 ３・・・・・・ケーソン防波堤、４・・・・・・根固ブ
ロック、７・・・・・・クローラ−クレーン、８−−−
−−−中空フロータ−，９・・・・・・浮力ワイヤ、１
０・・・・・・フロータ−吊りワイヤ、１１・・・・・
・バルブ、１２，１３，１４，１５・・・・・・吐出管
、１６・・・・・・上部空気吐出管、１７・・・・・・
コンプレッサー、１８・・・・・・ホース、１９，２０
．２１・・・・・・吐出管。
図、第３図は本考案フロータ−の説明用斜視図、第４図
はフロータ−の断面図、第５図は本考案の他の実施例説
明用断面図である。 ３・・・・・・ケーソン防波堤、４・・・・・・根固ブ
ロック、７・・・・・・クローラ−クレーン、８−−−
−−−中空フロータ−，９・・・・・・浮力ワイヤ、１
０・・・・・・フロータ−吊りワイヤ、１１・・・・・
・バルブ、１２，１３，１４，１５・・・・・・吐出管
、１６・・・・・・上部空気吐出管、１７・・・・・・
コンプレッサー、１８・・・・・・ホース、１９，２０
．２１・・・・・・吐出管。
Claims (1)
- 中空本体と、この中空本体内に異なる高さで開口する開
閉可能な吐出管と、前記中空本体の上部に設けた給気孔
とより成ることを特徴とする根固ブロック据付用フロー
タ−０
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16653481U JPS603137Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 根固ブロツク据付用フロ−タ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16653481U JPS603137Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 根固ブロツク据付用フロ−タ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5872216U JPS5872216U (ja) | 1983-05-16 |
| JPS603137Y2 true JPS603137Y2 (ja) | 1985-01-29 |
Family
ID=29958687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16653481U Expired JPS603137Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 根固ブロツク据付用フロ−タ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603137Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0621460B2 (ja) * | 1986-09-03 | 1994-03-23 | 五洋建設株式会社 | 起重機船による構造物の大水深据付け方法 |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP16653481U patent/JPS603137Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5872216U (ja) | 1983-05-16 |
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