JPS6031163Y2 - 気密端子のベ−ス構造 - Google Patents
気密端子のベ−ス構造Info
- Publication number
- JPS6031163Y2 JPS6031163Y2 JP8060881U JP8060881U JPS6031163Y2 JP S6031163 Y2 JPS6031163 Y2 JP S6031163Y2 JP 8060881 U JP8060881 U JP 8060881U JP 8060881 U JP8060881 U JP 8060881U JP S6031163 Y2 JPS6031163 Y2 JP S6031163Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- sintered glass
- airtight terminal
- base
- base plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は水晶振動子等を収容する気密容器おける気密
端子のベース構造の改良に関する。
端子のベース構造の改良に関する。
従来の気密端子のベース構造は、第１図のように銅クラ
ツドコバール等の金属からなる台盤１に円筒形の貫通孔
２，２をあけ、この貫通孔２，２に焼結ガラス３，３を
充填するとともにこの焼結ガラス３，３に中間部を埋込
んでリード線４，４を挿通していた。
ツドコバール等の金属からなる台盤１に円筒形の貫通孔
２，２をあけ、この貫通孔２，２に焼結ガラス３，３を
充填するとともにこの焼結ガラス３，３に中間部を埋込
んでリード線４，４を挿通していた。
この気密端子のベース構造ではリード線４，４に引張り
力を加えた場合、或いは落下した場合を考えてみると、
台盤１の貫通孔２．２が円筒形をしているので、貫通孔
２，２の内壁と焼結ガラス３，３の接触端面とがリード
線４．４の引張り方向或いは落下した場合のリード線４
，４の突上げ方向と完全に同一方向にて接触しているた
め、貫通孔２，２の内壁と焼結ガラス３．３の接触端面
との接着力が必ずしも強いとはいえず、リード線４，４
に引張り力が加わった場合、或いはベースを落下してリ
ード線４，４に衝撃が加わった場合に焼結ガラス３，３
のエツジ部分にクラックがはいり、気密端子のベース構
造が気密不良を発生する虞れがある。
力を加えた場合、或いは落下した場合を考えてみると、
台盤１の貫通孔２．２が円筒形をしているので、貫通孔
２，２の内壁と焼結ガラス３，３の接触端面とがリード
線４．４の引張り方向或いは落下した場合のリード線４
，４の突上げ方向と完全に同一方向にて接触しているた
め、貫通孔２，２の内壁と焼結ガラス３．３の接触端面
との接着力が必ずしも強いとはいえず、リード線４，４
に引張り力が加わった場合、或いはベースを落下してリ
ード線４，４に衝撃が加わった場合に焼結ガラス３，３
のエツジ部分にクラックがはいり、気密端子のベース構
造が気密不良を発生する虞れがある。
特開昭５３−１１００９１号公報には、外周金属にあけ
た孔の内面曲線が鼓形に形成されているために、この孔
に充填したガラスの外周面と上下面との交わる隅角が鋭
角となりこのガラスの鋭角面は脆くクラックを発生する
率が多い。
た孔の内面曲線が鼓形に形成されているために、この孔
に充填したガラスの外周面と上下面との交わる隅角が鋭
角となりこのガラスの鋭角面は脆くクラックを発生する
率が多い。
従って気密端子ベースとしては不適当である。
本考案は前記の欠点を解消したものであって、台盤にピ
ア樽形の貫通孔をあけ、該貫通孔に外周面と上下端面と
で囲まれた隅角部を鈍角状に形成した焼結ガラスを充填
したから、ガラスに挿通固定したリード線に引張り力が
加わったり或いは落下による衝撃が加わっても、台盤の
孔に接触する外周面と上下端面とが交わるガラスの全域
が鈍角に形成されているために、この部分より焼結ガラ
スにクラックが発生することが防止され気密性の強化さ
れたベースを提供することができる。
ア樽形の貫通孔をあけ、該貫通孔に外周面と上下端面と
で囲まれた隅角部を鈍角状に形成した焼結ガラスを充填
したから、ガラスに挿通固定したリード線に引張り力が
加わったり或いは落下による衝撃が加わっても、台盤の
孔に接触する外周面と上下端面とが交わるガラスの全域
が鈍角に形成されているために、この部分より焼結ガラ
スにクラックが発生することが防止され気密性の強化さ
れたベースを提供することができる。
以下、本考案の実施例を図面について説明すると、第２
図及び第３図において、１１は銅クラツドコバール等の
金属からなる台盤で、この台盤１１には１個乃至複数個
のピア樽形の貫通孔１２があけられている。
図及び第３図において、１１は銅クラツドコバール等の
金属からなる台盤で、この台盤１１には１個乃至複数個
のピア樽形の貫通孔１２があけられている。
そしてこの貫通孔１２には焼結ガラス１３が充填され、
この焼結ガラス１３にはその中間部を焼結ガラス１３に
埋込んでリード線１４が挿通されている。
この焼結ガラス１３にはその中間部を焼結ガラス１３に
埋込んでリード線１４が挿通されている。
かかる構成の気密端子のベースにおいては、貫通孔１２
がピア樽形に形成されているので、その内壁１２ａは貫
通孔が円筒形の場合に比較して表面積が大きく焼結ガラ
ス１３の接触端面１３ａとの接触面積が大きくなり、ま
た貫通孔１２は開口部の径が中央部の径より小さく焼結
ガラス１３が貫通孔１２内にきつく充填されているので
、貫通孔１２の内壁１２ａと焼結ガラス１３の接触端面
との接着力が強大となる。
がピア樽形に形成されているので、その内壁１２ａは貫
通孔が円筒形の場合に比較して表面積が大きく焼結ガラ
ス１３の接触端面１３ａとの接触面積が大きくなり、ま
た貫通孔１２は開口部の径が中央部の径より小さく焼結
ガラス１３が貫通孔１２内にきつく充填されているので
、貫通孔１２の内壁１２ａと焼結ガラス１３の接触端面
との接着力が強大となる。
また、台盤１のピア樽形の貫通孔１２の内周面に接触す
る焼結ガラス１３の外周面とその上端部及び下端面の交
わる隅角部は全周に亘って断面鈍角をなしているために
、この部分より焼結ガラス内にクラックを生ずる率が少
なく、気密性の強化されたベースを得ることができる。
る焼結ガラス１３の外周面とその上端部及び下端面の交
わる隅角部は全周に亘って断面鈍角をなしているために
、この部分より焼結ガラス内にクラックを生ずる率が少
なく、気密性の強化されたベースを得ることができる。
以上のように本考案の気密端子のベース構造は、台盤の
貫通孔の内壁とこの貫通孔に充填した焼結ガラスが強固
に接着されるため、焼結ガラスに中間部を埋込んで挿通
したリード線に引張り力が加わったり、或いはベースが
落下してリード線に衝撃が加わったりしても、焼結ガラ
スにクラックが発生することがなく、気密端子の気密不
良を防止して品質の安定に貢献することができる。
貫通孔の内壁とこの貫通孔に充填した焼結ガラスが強固
に接着されるため、焼結ガラスに中間部を埋込んで挿通
したリード線に引張り力が加わったり、或いはベースが
落下してリード線に衝撃が加わったりしても、焼結ガラ
スにクラックが発生することがなく、気密端子の気密不
良を防止して品質の安定に貢献することができる。
第１図は従来の気密端子のベース構造を示す断面図、第
２図は本考案の気密端子のベース構造を示す断面図、第
３図は同じく平面図である。 １１・・・・・・台盤、１２・・・・・・貫通孔、１３
・・・・・・焼結ガラス、１４・・・・・・リード線。
２図は本考案の気密端子のベース構造を示す断面図、第
３図は同じく平面図である。 １１・・・・・・台盤、１２・・・・・・貫通孔、１３
・・・・・・焼結ガラス、１４・・・・・・リード線。
Claims (1)
- ピア樽形の貫通孔をあけた台盤と、該台盤の貫通孔に充
填して外周面と上下端面とにて囲まれた隅角部を鈍角状
に形成した焼結ガラスと、該焼結ガラスに中間部を埋込
んで前記台盤の貫通孔に挿通したリード線とよりなるこ
とを特徴とする気密端子のベース構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8060881U JPS6031163Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 | 気密端子のベ−ス構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8060881U JPS6031163Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 | 気密端子のベ−ス構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57192672U JPS57192672U (ja) | 1982-12-07 |
| JPS6031163Y2 true JPS6031163Y2 (ja) | 1985-09-18 |
Family
ID=29876158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8060881U Expired JPS6031163Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 | 気密端子のベ−ス構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6031163Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-02 JP JP8060881U patent/JPS6031163Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57192672U (ja) | 1982-12-07 |
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