JPS6031059Y2 - 耐候性合成樹脂板取付用パツキング - Google Patents

耐候性合成樹脂板取付用パツキング

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Publication number
JPS6031059Y2
JPS6031059Y2 JP4183379U JP4183379U JPS6031059Y2 JP S6031059 Y2 JPS6031059 Y2 JP S6031059Y2 JP 4183379 U JP4183379 U JP 4183379U JP 4183379 U JP4183379 U JP 4183379U JP S6031059 Y2 JPS6031059 Y2 JP S6031059Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
backing
resin board
packaging
resistant synthetic
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Expired
Application number
JP4183379U
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English (en)
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JPS55142537U (ja
Inventor
哲司 宮沢
英之 野間
Original Assignee
信越ポリマ−株式会社
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Publication date
Application filed by 信越ポリマ−株式会社 filed Critical 信越ポリマ−株式会社
Priority to JP4183379U priority Critical patent/JPS6031059Y2/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂板、特には合成樹脂波板の取付用バッ
キングに関するものである。
従来、合成樹脂板あるいはこれに波付加工を施している
合成樹脂波板は各種の建築用外装材、たとえばガレージ
の屋根材、テラスの屋根材、ビニルハウスの壁などに多
用されているが、このものはその耐久性、特に耐候性が
悪く、通常1年〜3年ぐらいで使用に耐えないものとな
ってしまい、その都度張り替を強いられていた。
本考案者らは、先に特開昭53−57274号特開昭5
3−125478号などで、紫外線吸収剤の溶融液を合
成樹脂板の表面に塗布することにより合成樹脂板の耐候
性を改良する方法を提案し、これによって合成樹脂板の
寿命を増大させることができたが、この寿命増加にとも
ない、合成樹脂板ないし波板を根太ないし鉄骨などの支
持部材に係留固定する際に用いる留具を構成するバッキ
ングの耐久性も改良することが必要となってきた。
すなわち、合成樹脂板ないし波板の機械的強度は弱いの
で、このような合成樹脂板ないし波板を支持部材に取り
付けるにあたり、これを直接金属製のボルト、ナツト、
ワッシャなどを用いて支持部材に締付けると、締付は部
分に集中応力が加わり、合成樹脂板ないし波板に微細な
亀裂が入り劣化が促進されることになる。
そこで、これを防ぐために従来は合成樹脂板ないし波板
とワッシャの間に、ポリウレタン、ネオプレンゴム、天
然ゴムなどのクッション材を介在して取りつけていた。
しかしながら、上記した従来のクッション材は耐久性が
悪く、次第に老化、分解し、低分子量の分解物が耐候性
を改良する目的で合成樹脂板の表面に塗布した紫外線吸
収剤を溶解除去するため、クッション材近傍の合成樹脂
板ないし波板の耐候性をそこなう結果となるばかりでな
く、これにはまた劣化、分解にともなってクッション材
の厚みが減少してワッシャとの間に空隙が生じ、張設さ
れた合成樹脂板ないし波板が支持部材に対して強固に固
定されなくなり、さらに風圧などにより揺動して穿孔さ
れた取付孔周縁に応力が集中し、この取付孔が次第に拡
大したり、あるいはまたこの取付孔から亀裂が伸長する
結果、劣化が促進されるという欠点があり、ひいては雨
漏り等をひきおこす原因ともなり、著しい場合には強風
時この合成樹脂板が風で飛ばされて近辺の耕作物、構築
物に被害を与えることになり、したがって、耐久性に優
れ、長期にわたってそのクッション機能をそこなわない
クッション材が強く要求されていた。
本考案は合成樹脂板、特には耐候性のすぐれた合成樹脂
板取付用のバッキングを提供しようとするものであって
、これはJIS硬度が20〜80のシリコーンゴムから
なるものである。
以下に本考案を詳しく説明すると、まず本考案になるバ
ッキングを構成するシリコーンゴムは、JISに規定さ
れるゴム硬度が20〜80の範囲にある限り、硬化機構
(縮合反応型、付加反応型、常温硬化型、低温硬化型、
加熱硬化型など)あるいは、組成(1液型もしくは2液
型)などに関係なく、従来公知のいずれのものでもよい
本考案においては、上記のようにゴム硬度が20〜80
のシリコーンゴムを使用することが必要とされるが、こ
れは該硬度が2昧満の場合には、あまりにも柔かすぎて
合成樹脂板ないし波板を支持部材に対して確実かつ堅固
に係留固定しておくことが難しく、合成樹脂板ないし波
板が移動しやすくなるため、合成樹脂板ないし波板に機
械的応力が加わり白化、劣化を促進されやすく、またゴ
ム硬度が80以上のものである場合にはゴム弾性に劣り
、クッション機能を果すことができず、これもまた合成
樹脂板の白化、劣化を促進させるからである。
本考案に用いるシリコーンゴムを得るための組成物とし
ては、たとえば (1)一般式 で示される分子鎖両末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロ
キサンと三官能性アルコキシシランもしくはシロキサン
と有機酸の金属塩とからなる組成物、 (2)平均組成式 %式% (ここにR′は一価炭化水素基を表わし、またn′は1
.98〜2.02である)で示されるジオルガノポリシ
ロキサンと有機過酸化物とからなる組成物(さらにはこ
の組成物においてシリコーンとしてビニル基を有する高
分子量シリコーンとビニル基を有する低分子量シリコー
ンとの混合物を用いてなるもの) (3)平均組成式 %式% (ここにR′およびn“は上記したR′およびn′と同
じ意味である)で示され、1分子中にけい素原子に直接
結合するアルケニル基を少なくとも3個有するオルガノ
ポリシロキサンと、平均組成式 %式%(1 (ここにR′は前述と同じ意味であり、pは1〜2、q
は0.2〜1.2を表わす。
たたLp+qは1.8〜3.0である)で示され、1分
子中にけい素原子に直接結合する水素原子を少なくとも
2個有するオルガノハイドロジエンポリシロキサンと白
金もしくは白金化合物とからなる組成物、あるいは、 (4)上記(1)〜(3)の組成物に、軟化点220℃
以上、繊度中なくとも1デニール、長さ1〜5閑のポリ
エステル繊維を、一般式 %式% (式中、R″′は不飽和結合を有する一価の有機基、X
はハロゲン原子またはアルコキシ基、アシロキシ基から
選ばれる加水分解可能な一価の基、aは1または2、b
は0,1または2であって、a+b≦3である。
)で示されるシランもしくはその部分加水分解線金物で
処理して得られる充填剤を添加混合してなる、機械的強
度とくに引裂強度を著しく改良した高強度シリコーンゴ
ム組成物、などをあげることが、本考案においてはこれ
らのうちでも特に上記(4)の高強度シリコーンゴム組
成物からなるものを使用することが引裂き強度にもすぐ
れており好ましい。
なお、上記した各シリコーンゴム組成物には必要に応じ
て、従来シリコーンゴム組成物に配合されている各種添
加剤を配合することは何ら差支えなく、これには微粉末
シリカ、シリカエアロゲル、けいそう土、石英粉末、酸
化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、カーボンブラックなどの
充填剤、顔料、染料、老化防止剤、帯電防止剤などがあ
げられる。
また、これらのうち特に合成樹脂板の熱軟化を防止する
ために、バッキングの熱伝導度を良好にする目的で熱伝
導性粒子(金属粒、炭素粉末粒)などを混入してその熱
伝導率(cal /Cm、 See。
℃)を10−3オーダーにしておけば、熱がボルトを通
じ支持部材にすみやかに拡散されるので好都合である。
本考案に係わるバッキングは上記したようなシリコーン
ゴム組成物を円板状、円環状、角状、棒状など現在市販
されているボルト・ナツト・ワッシャーなとの形状など
に応じて種々の形状に成形することにより得られる。
以下添付図面に基づいて本考案の代表的実施態様を説明
すると、まず第1図は円板状の本考案になるバッキング
1を、ワッシャ2とともに波板取付具3に装着した状態
を示すものであって、この取付具3はその先端3aが合
成樹脂波板につきさしやすいようにとがったものとされ
、またネジ部3bの下方に細くくびれた部分3Cが形成
され、この取付具を支持部材に取付けた後、上記くびれ
部部分3cを支持部材に沿って折り曲げやすいようされ
ている。
第2図は本考案のバッキングの他の態様を示すものであ
って、このバッキング1は蛇腹状に成形されたプラスチ
ックあるいはアルミニウム、銅、すす、ブリキはくなど
の柔軟可撓性金属からなる筒状体1aの内側に発泡性あ
るいは非発泡性のシリコーンゴム1bを充填して構成さ
れるものであって、その中心部には必要に応じて貫通孔
1cが設けられ、このバッキング1はたとえば第3図に
示すように、取付具3を波板4に貫通して支持部材5に
係止し、ついで波板上に突出した取付具の先端部分から
バッキング1、ワッシャ2を挿通し、最後にナツト6で
締付けるようにして用いられる。
以上説明した通り、本考案のシリコーンゴムからなるバ
ッキングは、合成樹脂板ないし波板を何ら損傷させるこ
となく、しかも長期間の使用によってワッシャとの間に
空隙を生じさせるようなことなく、シたがって合成樹脂
板ないし波板を強固に支持部材に係留しておくことがで
きるのでその実用的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる円板状バッキングを波板取付具に
装着した状態を示す斜視図である。 第2図は本考案になる筒形のバッキングを示す断面図、
第3図はその代表的な使用状態を示す概略図である。 1・・・・・・バッキング、2・・・・・・ワッシャ、
3・・・・・・波板取付具、4・・・・・・波板、5・
・・・・・支持部材、6・・・・・・ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. JIS硬度20〜80のシリコーンゴムからなる耐候性
    合皮樹脂板取付用バッキング。
JP4183379U 1979-03-30 1979-03-30 耐候性合成樹脂板取付用パツキング Expired JPS6031059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183379U JPS6031059Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 耐候性合成樹脂板取付用パツキング

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183379U JPS6031059Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 耐候性合成樹脂板取付用パツキング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55142537U JPS55142537U (ja) 1980-10-13
JPS6031059Y2 true JPS6031059Y2 (ja) 1985-09-18

Family

ID=28913175

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JP4183379U Expired JPS6031059Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 耐候性合成樹脂板取付用パツキング

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JP (1) JPS6031059Y2 (ja)

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JPS55142537U (ja) 1980-10-13

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