JPS6030945Y2 - 豆腐製造装置 - Google Patents

豆腐製造装置

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Publication number
JPS6030945Y2
JPS6030945Y2 JP1982180223U JP18022382U JPS6030945Y2 JP S6030945 Y2 JPS6030945 Y2 JP S6030945Y2 JP 1982180223 U JP1982180223 U JP 1982180223U JP 18022382 U JP18022382 U JP 18022382U JP S6030945 Y2 JPS6030945 Y2 JP S6030945Y2
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JP
Japan
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container
soy milk
soymilk
stirring
predetermined
Prior art date
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Application number
JP1982180223U
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JPS5983381U (ja
Inventor
茂仁 小林
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、豆腐製造の一連の工程を自動化した豆腐製
造装置に関し、より詳しくは豆乳を収容した豆腐型容器
を該収容位置から攪拌・凝固機構の位置に豆乳のこぼれ
落ちなどなく所定の経路に沿いスムーズにかつ正確に位
置決めして移送できるようにした豆腐製造装置に関する
背景技術 一般に豆腐の製造は、大豆を水に浸漬する第1の工程と
、浸漬した大豆を粉砕する第2の工程と、粉砕した大豆
を煮沸する第3の工程と、煮沸した大豆を豆乳とおから
に分離する第4の工程と、分離した豆乳を凝固させる第
5の工程と、これを成型する第6の工程とを順次行うこ
とによってなされている。
従来、これらの工程の中で単一の工程のみを行うように
したもの、あるいはその中の一部の工程、例えば粉砕・
分離工程のみを自動化したものは知られている。
しかしながら、大豆の粉砕・分離から凝固・成型に至る
一連の工程を一構成機器で一貫して自動的に行えるよう
にしたものは未だ知られていない。
そこで、これらの工程を一個の装置で全て自動的に行え
るようにすることが要望されている。
ところで、このような一連の工程を自動化する場合、次
のような問題点が生ずる。
すなわち、大豆の粉砕・分離を行う豆乳分離槽や攪拌・
凝固を行う機構など、装置を構成する各機構を筐体内部
に一体に組込んだ上、その小型化を図らねばならない。
そのため、筐体内部には各機構部分が密集して配設され
ることとなり、スペースも狭く極く限られたものとなる
しかも、豆乳を収容する容器の設置位置とこの容器内の
豆乳を攪拌・凝固する機構の位置とは工程順序やスペー
ス上の制約等により離れたところにある。
そのため、豆乳を収容した後に容器を攪拌凝固機構の位
置に豆乳のこぼれ落ちなどなく一定の姿勢を保ちつつ送
り込み、かつその位置で該機構に対して正確に位置決め
できるようにすることが必要不可欠となる。
ところが、上述のように筐体内部には極く限られた狭い
スペースしかなく、シたがってこの狭いスペースに容器
を移動する駆動機構や容器の案内手段を設けるには特別
の配慮工夫が要求される。
すなわち、容器の設置位置や攪拌凝固機構の周辺には他
の機構部品が複雑に入りくんで密集配設されている。
しかも、攪拌凝固機構は例えば容器設置位置に対して斜
め上方の離れたところにある。
したがって、容器を正しい姿勢で送り込むには、例えば
先ず水平から斜め上方に移動させた後、攪拌凝固機構の
直下方から垂直上方に送り込むような、複雑な移動経路
に沿わせなければならず、スペースが狭いことと相俟っ
て移動経路の構成が極めてやっかいなものとなる。
更に、このような移動機構をコンパクトに構成しなけれ
ば、この機構の設置だけでかなりのスペースを要するこ
とになり、装置の小型化を図ることができなくなる。
考案の開示 この考案は以上の点に鑑みなされたもので、豆腐の型容
器を豆乳の収容位置から攪拌凝固位置にスペース上の制
約を受けることなく確実容易に移動させることができ、
しかもその移動も豆乳のこぼれ落ちなどなく一定の姿勢
を保持して極めてスムーズに行え、かつ攪拌凝固の位置
に正確に位置決めして送り込むことのできる容器の移動
機構を提供することを目的としている。
この目的を遠戚するために、この考案は豆腐型容器の設
置位置路上方に軸支された駆動手段を備える駆動軸と、
夫々の一端が該駆動軸に所定間隔おいて固定されかつ他
端が前記容器の側部に延び該側部に設けた軸に遊嵌され
た一対の作動杆と、前記設置位置の両側から攪拌機構の
下方位置に延設されかつその壁部に容器の移動経路に沿
う所定形状に形成されたガイド溝が設けられており、こ
のガイド溝に嵌合された前記軸を介して前記容器を豆乳
の収容位置から攪拌機構の位置に案内する一対の案内板
とによって構成されている。
この考案によれば、豆乳を収容した容器が案内板に設け
たガイド溝に案内されて攪拌機構の位置に所定の経路に
沿って確実に移送される。
しかもその際、容器に設けた軸が作動杆に対して所定の
範囲で遊動可能になっている。
そのため、作動杆が駆動軸の周りに回転運動のみを行う
にもかかわらず、作動杆の付勢によって容器をガイド溝
に沿い無理なく安定して移動させることができる。
そして、ガイド溝は容器が所定の経路を通って移動でき
るように設けられている。
したがって、容器の移動が一定の姿勢を保ちながら無理
なく極めてスムーズに安定して行える。
しかも、スペース上の制約などを受けることなく、所定
の経路を通って確実容易に移動させることができる。
又、このように容器の移動経路をスペース上の制約など
なく簡単に構成することができる。
更に、容器をガイド溝に沿わせて移動させるのみでよい
ため、攪拌機構への位置決めも極めて簡単でありかつ正
確に行える。
考案を実施するための最良の形態 以下、この考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
第1図、第2図は本案豆腐製造装置の全体構成を示すも
ので、本装置はケーシング10の一側部上面に形成した
凹部11に設置されかつ投入された大豆を粉砕する粉砕
刃を有するとともに、粉砕された大豆を豆乳とおからに
分離する豆乳分離槽21を回転可能に備えた豆乳槽20
と、この豆乳槽20の豆乳流出口下方に位置しかっこの
位置から攪拌機構の位置に移動可能に支持された豆乳収
容体30と、この収容体30に収容された豆乳を加熱す
る加熱部40と、豆乳収容体30の上方所定の位置に配
設され加熱部40による豆乳の煮沸時および以後の凝固
・冷却時に上記収容された豆乳に攪拌作用を付与する攪
拌機構50と、上記豆乳収容体30を豆乳受容位置から
攪拌機構50の位置に所定の経路に沿って移動案内する
移動機構60と、上記加熱された豆乳が所定の温度に冷
却され凝固温度に達したとき該豆乳中に所定量の凝固剤
を投入する凝固剤の投入手段70とから概略構成されて
いる。
豆乳収容体30、加熱部40、攪拌機構50、移動機構
60および凝固剤の投入手段70はケーシング10内部
の所定の位置に夫々収納配設される。
ケーシング10の所定の位置にマイクロコンピュータか
らなる制御回路80が組込まれており、各部の動作が所
定のシーケンスおよび温度制御にしたがって順序よく自
動的にかつ連続して行えるようになっている。
豆乳槽20は第3図に示すように上記凹部11に取外し
可能に設置されるようになっており、その上部開口端に
上蓋220が着脱可能に冠着されている。
豆乳槽20の底面−側部に豆乳流通路201が設けられ
ている。
その一端は底面下方の空所202を通してケーシング1
0内に延び、これより豆乳収容体30の設置位置上方に
延出されている。
流通路先端に形成される吐出口には適宜のフィルターが
取付けられる。
流通路201の中間にこの流通路を開閉する電磁弁23
が介装されている。
豆乳槽下方のケーシング10の内部に豆乳分離槽21お
よび粉砕刃27を回転駆動する駆動用のモータ24が設
置されている。
このモータ24は例えば整流子モータであって、その駆
動軸の一端は凹部11の略中央に形成した開口を通して
空所202に延びている。
豆乳槽20の底面略中央を通して回転軸25が密封軸受
を介して回転可能かつモータ24の駆動軸と同軸となる
ように支持されている。
回転軸25の一端は空所202に延び、軸継手26によ
ってモータ24の駆動軸の一端に接続されている。
回転軸25の上端部は豆乳槽20内に所定高さで突出し
ており、かつその突出端部が豆乳槽内に設けた豆乳分離
槽21の底面を挿通してその内部に延びその端部に所要
枚数の粉砕刃27・・・が一体に取付けられている。
粉砕刃27は大豆の粉砕時にモータ24の駆動よる回転
軸25の回転により豆乳分離槽21の底面近傍に沿って
周方向に回転駆動され、豆乳分離槽内に収容された大豆
を細かく粉砕する。
豆乳分離槽21は、これに投入収容された大豆を細かく
粉砕しかつこの粉砕された大豆を遠心分離作用よって豆
乳とおからに分離する作用を行う。
その周壁には多数の細孔210・・・が設けられ、全体
として略円筒形状に形成されている。
豆乳分離槽21の底面にはプラスチック等の樹脂からな
る中空路円盤状のフロート28が一体に固着されている
豆乳分離槽21およびフロート28は軸受を介して回転
軸25に回転可能かつ上下摺動可能に支持されている。
豆乳分離槽21の上部開口端に内蓋211が着脱可能に
嵌着されている。
一方、豆乳槽20の上蓋220の内面中心部に支持軸2
21が回転軸25と中心軸を同軸にして突設されている
この支持軸221に豆乳分離槽21が内蓋211に設け
た軸受を介して回転可能かつ上下動可能に支持されてい
る。
かくて、豆乳分離槽21とフロート28とが回転軸25
と支持軸221とによって豆乳槽20に回転可能かつ所
定範囲で上下動可能に支持される。
回転軸25外周の豆乳槽20の底部とフロート28の底
面間に一対のクラッチプレート223゜224からなる
クラッチ機構222が係脱可能に介装されている。
このクラッチ機構222は豆乳分離槽21およびフロー
ト28が豆乳槽の底部近傍に下降することによって接合
され、その摩擦力でもって豆乳分離槽およびフロートを
回転軸25に結合し粉砕刃27と一体で回転させる。
又、豆乳分離槽21がフロート28の作用により豆乳槽
の底部近傍から上方に浮上したとき、この両者21.2
8を回転軸25の回転から切放し粉砕刃27のみを回転
させる。
上記上蓋220の下面と内蓋211の上面とには豆乳分
離槽21が上動したとき、これを浮上位置に吸着保持す
る一対の吸着部材が設けられる。
この吸着部材は、例えば上蓋220に取付けられたマグ
ネット225と内蓋211に取付けられた鉄板226と
によって構成される。
豆乳分離槽21の内壁面には適宜のフィルタ一部材23
0が装着される。
豆乳収容体30は第4図に示すように、上下に開口する
矩形枠状の外筒310と、外筒310に着脱可能に嵌装
され一体に組合わされる豆乳収容容器320とからなっ
ている。
容器320は所定深さを有する矩形箱状に形成され、そ
の上端開口部の周縁に外筒310の上端縁に設置される
ツバ321が設けられている。
容器320の内面には以後の豆腐の型抜きが容易に行え
るよう例えばテフロン加工が施される。
又、この容器320の深さは以後の型抜時における豆腐
の取出しが容易に行えるように、製造された豆腐の高さ
よりもやや深くなる程度の所定の深さに設定される。
外筒310の下面開口端に加熱部40が装着される。
この加熱部40は加熱台410と、加熱台410に埋装
された加熱手段、例えばシーズヒータ420とからなっ
ている。
加熱部40は外筒310に一体に取付けられるとともに
、図の仮想線で示すように豆乳の煮沸工程が完了した後
、図外の機構によって外筒310、いいかえれば容器3
20の底面から所定の間隔で離脱した位置に離間するよ
うに構成され、煮沸完了後の冷却作用が更に良好に行え
るようになっている。
外筒310と容器320との間には蓄熱空間部330が
形成され、豆乳の煮沸時に加熱部40による加熱が効率
良く行え、煮沸工程が更に迅速かつ効率良く行えるよう
になっている。
容器320の外壁にはサーミスタ等からなる温度検知器
340が取付けられている。
なお、この検知器を後述する攪拌体530に埋込むよう
にしてもよい。
豆乳収容体30は大豆の粉砕・分離時に豆乳流通路20
1の吐出口下方に位置するように設置され、かつ移動機
構60の駆動により攪拌機構50の位置に移送される。
外筒310の両側にはガイド軸350.350が突設さ
れており、後述するように移動機構60を構成する案内
板610,610に設けたガイド溝620,620に摺
動可能に嵌装されている。
攪拌機構50は豆乳収容体30の初期位置つまり豆乳を
収容する収容位置Aの一側方上部の収容体の移動経路の
終端近傍所定の位置に設けられている。
この攪拌機構50は第5図に示すように、上下に開口す
る矩形角筒状の延長筒510と、延長筒510の周壁間
を貫通して回動可能に支持された中心軸520と、この
中心軸520に所定範囲で揺動可能かつ一体に取付けら
れた長方形板状の攪拌体530と、攪拌体530を揺動
方向に往復駆動するモータ540と、一端が中心軸52
0に連結されかつ他端がモータ540に連結されモータ
540の回転動力を中心軸520を通して攪拌体530
に伝達するクランクリンク機構550とからなっている
クランクリンク機構550はモータ540の回転運動を
攪拌体530の揺動運動に変換し、これを往復方向に所
定角度範囲で揺動させる作用を行わせる。
延長筒510の上面開口端はケーシング10の上方に突
出しており、その突出端にM511が閉蓋されている。
攪拌体530は延長筒510の下方に所定長さで突出し
ている。
その面に多数の通孔531・・・・・・が開孔されてお
り、豆乳の攪拌作用が更に良好に行えるようになってい
る。
延長筒510は豆乳の煮沸時に容器320内の液面が上
昇し内部の豆乳があふれた際、これを外部に漏出又はあ
ぶれ出さないようにするためのもので、その下端開口部
の周縁に弾力性を有するシリコンゴムなどからなるパツ
キンあるいはそれに類似するパツキン部材512が設け
られている。
そして、豆乳収容体30が攪拌機構50の位置に移送さ
れたとき、外筒310の上端部が延長筒510に所定範
囲で嵌挿される。
その際、外筒310の周囲全周がパツキン部材512に
よって押圧圧締され、外筒310は延長筒510とスキ
間なく密着した状態で保持される。
豆乳収容体30を移送する移動機構60は第6図に示す
ように樹皮される。
この移動機構は、豆乳収容体30による上記豆乳の受容
位置Aの両側に該収容体30の移動方向に沿うように設
置された一対の案内板610,610と、この案内板6
10,610の夫々に収容体30の移動経路に沿うよう
に設けられたガイド溝620と、案内板610,610
の上方にこれと直交するように軸架された回動軸630
と、この回動軸630の両端部に一体に固定された一対
の回動アーム640,640とを備える。
ガイド溝620,620には収容体30の外筒310に
突設したガイド軸350,350が摺動可能に嵌挿され
ている。
回動アーム640の先端部は第7図に示すように2又状
に分岐形成され、この先端溝部641がガイド軸350
の外周に長手方向に沿って相対摺動できるように遊動可
能に嵌合されている。
収容体30はガイド軸350,350を介して案内板6
10,610間に支持され、かつ回動アーム640,6
40の回動に伴ってその先端部により移動方向に付勢さ
れる。
回動軸630の一端は扇形ギヤ650が中心軸を同軸に
して一体に取付けられている。
一方、回動軸630の上方位置には駆動用のモータ66
0が配設されており、その出力軸に設けたウオーム67
0とその下方に枢着されたウオームホイール680とが
噛合している。
ウオームホイール680は扇形ギヤ650と噛合してい
る。
モータ660は正逆方向に回転駆動可能であって、その
回転動力はウオームギヤ機構670,680で減速され
扇形ギヤ650に伝達される。
そして、扇形ギヤ650が所定方向に回動すると、これ
に伴って回動アーム640.640が同一方向に回動し
、収容体30をガイド溝62G、620に沿って所定方
向に往動又は復動させる。
案内板610,610の一端は攪拌機構50の下方位置
に延長されている。
ガイド*620,620は上記豆乳収容位置Aの両側で
先ずやや下方に傾斜して移行し、次いでこの位置から凹
状かつ略円弧状(完全な円弧状ではない)に湾曲して上
方の攪拌機構50の中心線Bを通る線上の該機構の直下
方位置Pまで延び、これより垂直上方に所定長さで延長
された形状を有している。
すなわち、豆乳収容体30が初期設定位置である豆乳収
容位置Aから攪拌機構50の位置まで無理なく安定して
、かつ所定の経路を通って移動できるように、その溝形
状が設定されている。
そして、収容体30が位置Pに達したとき、この収容体
30がケーシング10の側部に開口した豆腐の取出口1
2と対向するようにされている。
この取出口12は扉13によって開閉可能に閉蓋されて
いる。
上記凝固剤の投入手段70は、第5図に示すように所定
量の凝固剤が収容可能なスポイト状の注入部材710と
、一端が注入部材710に接続されかつ他端が延長筒5
10の周壁を挿通して内部に延び、その先端吐出口が上
記嵌挿された収容体30の容器320の直上方に位置す
るようにされたパイプ状の部材720とからなっている
そして、容器320に収容された豆乳が煮沸工程完了後
、所定の凝固温度まで冷却されたとき、図外の機構又は
上記移動機構60の回動アーム640゜640の動作等
を利用して注入部材710を圧迫押圧して内部の凝固剤
溶液(これは予め所定量の凝固剤を水等に溶かして作ら
れる)を部材720を通して容器320の豆乳内に投入
する。
上記第6図に示すように一方の案内板610(図の例で
は手前側)のガイド溝620の移動方向の始端位置に第
1の位置検出器810が設けられ、上記位置Pと対応す
る位置に第2の位置検出器820が、更に移動方向の終
端位置に第3の位置検出器830が夫々配設されている
これらの位置検出器は例えばマイクロSW等で構成され
、各検出器からの信号は上記制御回路80に送出され、
この信号に基づいて移動機構60の動作が制御される。
次に以上の如く構成された本案豆腐製造装置の豆腐製造
順序について説明する。
先ず、定時間水に浸漬された大豆と水を所定量豆乳分離
槽21に投入収容すると、その水分Cが第3に示すよう
にフィルタ一部材230および細孔210・・・・・・
を通して豆乳槽20に流出し所定液面高さで充満する。
するとフロート28がこの液面上昇により浮力を受け、
仮想線で示すように豆乳分離槽21と共に豆乳槽20の
底部から上方に所定高さで浮上する。
この浮上によりクラッチ機構222のクラッチプレート
223,224間が離脱しその接合が解かれ、豆乳分離
槽21とフロート28とが回転軸25から切放されその
回転から自由な状態に切替えられる。
豆乳分離槽21が上昇すると、上記吸着手段のマグネッ
ト225と鉄板226とが吸着し豆乳分離槽を吸着保持
する。
またその際、上蓋220に設けた係止突部227と内蓋
211の上面に突設した係止片212とが係合し、豆乳
分離槽21が粉砕刃27の回転に伴ってツレ回りなどし
ないようにその回転が停止される。
次いで、モータ24を駆動して回転軸25を回転駆動す
ると、粉砕刃27が第3図の矢印100で示す方向に高
速で回転し分離槽内部に収容された膨潤した大豆を細か
く粉砕する。
その後、所定時間経過して大豆の粉砕が終了すると、モ
ータ24が停止して回転軸25および粉砕刃27の回転
が停止する。
次いで、電磁弁23が開かれ豆乳槽20内の水分Cが流
通路201を経て外部に排出される。
この排出により豆乳分離槽21がフロート28と共に第
3図に示すように豆乳槽20の底部近傍に降下復帰する
これによりクラッチ機構222が再び接合され、豆乳分
離槽21がフロート28と共に回転軸25に結合され、
この回転軸25の回転により粉砕刃27と一体で回転駆
動可能となる。
その後、モータ24が再び駆動され、回転軸25の回転
により豆乳分離槽21が粉砕刃27と一体で第3図に上
記矢印100で示す方向に回転駆動される。
すると豆乳分離槽21内の粉砕された大豆は、その遠心
分離作用によりおからと豆乳に分離され、おからがフィ
ルタ一部材230に付着残留するとともに、分離した豆
乳がフィルタ一部材230および細孔210・・・・・
・を通して豆乳槽20に流出し、その底面から流通路2
01を通りかつ開放状態にある電磁弁23を経てその吐
出口から取出され、上記受容位置Aに設置された豆乳収
容体30の容器320内に所定の量で貯留する。
所定量の豆乳が取出され容器320に収容されると、大
豆の粉砕・分離工程が終了し、次いで移動機構60のモ
ータ660が所定方向に駆動される。
すると、扇形ギヤ650がウオームギヤ機構670.6
80を介て回動軸630と共に第6図に示す矢印110
方向に回転駆動される。
この回転により回動アーム640,640が回転軸63
0を中心に矢印111で示すように回動する。
回動アーム640,640が回動すると、これに付勢さ
れて豆乳収容体30は加熱部40と共にガイド溝620
,620に沿って攪拌機構50の位置に向は同矢印11
1方向に移動する。
その移動は次のようにして行われる。
先ず、収容体30は豆乳流通路201の吐出口下方であ
る受容位置Aでいったん下方に降下する。
これによって、収容体30の移動に伴うこの収容体と流
通路201や他部材との衝当などを防止する。
次いで、収容体30はガイド溝に沿って位置Pに達する
と、ここで垂直上方に移動し、その終端位置で外筒31
0の上端部が攪拌機構50の延長筒510に嵌挿される
(第9図参照)。
なお、第7図に示すように回動アーム640゜640の
先端溝部641と外筒310に設けたがガイド軸350
,350との嵌合は所定のクリヤランスを有しかつ相対
摺動できるように遊嵌状態であって、軸350,350
がアーム640,640に対して所定の範囲で遊動でき
るような状態に設定される。
したがって、回動アーム640゜640が回動軸630
を中心に円運動するにもかかわらず、いいかえれば収容
体30の移動経路であるガイド溝620,620が上述
のように単純な円弧状でないにもかかわらず、収容体3
0が回動アームの回動に追従してガイド溝に沿ってスム
ーズに安定した姿勢で無理なく予め設定した経路を通っ
て攪拌機構50の位置に移動できる。
なお、溝部641に替えて第8図に示すように長孔70
0を形成するようにしてもよい。
外筒310が延長筒510に嵌挿されると、外筒310
はパツキン部材512で周囲全周を圧締され、その押圧
作用で挿入位置に脱落等がなく保持すれる。
その際、ウオームギヤ機+11670,680が外筒3
10の抜は方向にストッパ一手段として作用するため、
更に確実な保持が行える。
このとき同時に、攪拌体530が容器320に収容され
た豆乳中に容器の底部近傍に達するまで挿入される。
かくて、収容体30が攪拌機構50の位置に保持される
と、上記位置検出器830がこれを検出し制御回路80
に信号を送る。
この信号により図外の加熱スイッチがオンになりシーズ
ヒータ420が作動すると同時に、攪拌機構50のモー
タ540が駆動され攪拌体530が所定ストロークで往
復方向に揺動運動を開始し、容器320に収容された豆
乳の煮沸工程が行われる。
その後、所定の時間が経過し、豆乳の温度が100℃程
度に達しその沸騰がなされると、温度検知器340がこ
れを検知し制御回路80に信号を送出する。
制御回路80は検知器340からの信号によって上記加
熱スイッチをオフにしシーズヒータ420への通電を解
除する。
この場合、容器320の周囲の外筒310および加熱部
40に囲われる部分に蓄熱空間部330が形成されてい
るため、シーズヒータ420による加熱効率が良くなり
豆乳の沸騰を更に迅速に行わせることができ、煮沸工程
に要する時間を短縮することができる。
一方、豆乳を煮沸する過程で、豆乳が沸騰すると、容器
320の底面に焦げ付きが生じたり、豆乳が容器320
からふきこぼれたりしようとする。
しかし、本実施例によれば、攪拌体530が容器320
の底部近傍まで挿入され、かつその揺動運動によりヒー
タによる加熱過程で容器内の豆乳に常時ムラなく一様な
攪拌作用が付与されるため、底面の焦げ付き現象や豆乳
の突沸を抑制軽減できる。
又、例え豆乳が多少突沸したとしても、容器320の上
方には延長筒510が嵌挿されているため外部へのこぼ
れだしは阻止され容器内に戻されることになる。
更に、パツキン部材512の作用によりこぼれだした豆
乳の外部への漏出は確実に防止される。
なお、本例では、豆腐が沸騰した後、容器からあふれ出
ようとするとき、ヒータ420への通電が解除され、加
熱が停止され、豆乳のあふれ出しが更に確実に防止でき
る。
しかも、従来のように蒸気煮沸などの手段を用いて焦げ
付き防止を行うものに比べて極めて簡単な構成により焦
げ付き現象を確実になくすことができる。
かくして煮沸工程が完了すると、豆乳の冷却が行われる
その際、第9図の仮想線で示すように加熱部40が外筒
310から所定間隔で下方に離間し容器320の底面か
ら離脱して該容器内の豆乳に残留熱の影響が及ぶことを
防止する。
そのとき同時に、図の仮想線で示すように上記移動機構
60が駆動され回動アーム640,640の回動によっ
て外筒310が容器320と共に図の下方に所定距離だ
けわずかに移動する。
この移動によって外筒310と延長筒510との間に所
定の隙間が形威され、豆乳の冷却が良好に行えるように
される。
なお、加熱部40の容器310からの離脱動作や移動機
構60の駆動による隙間の形成は制御回路80の制御に
よって行われる。
一方、この冷却過程の間、攪拌体530による豆乳の攪
拌動作が引続き行われている。
したがって、この攪拌作用と上記隙間の形成による冷却
作用との両者により、冷却効率が更に大幅に向上し、冷
却工程が迅速に行えその所要時間が短縮する。
又、この冷却による温度の低下および攪拌体530によ
る攪拌作用に伴って、煮沸工程で豆乳中に発生した泡も
徐々に消失し、豆乳が所定の温度、例えば90℃程度に
冷却されると、泡が略完全に消失し液面がきれいな状態
になる。
したがって、本例によると、従来のような消泡剤などの
薬品を別途用いることなく、攪拌体530による攪拌作
用とこの攪拌による冷却効果のみによって煮沸工程で生
じた泡を極めて簡単に取除き消失させることができる。
その後、引き続き攪拌体530により豆乳の攪拌を継続
し所定時間経過すると、豆乳が更に冷却され凝固温度(
70°C〜80℃)に到達する。
この凝固温度は温度検知器340で検出され、制御回路
80に信号が送られる。
すると、上記投入手段70が作動し、その注入部710
が図外の機構によって押圧々縮されて内部に予め収容さ
れた凝固剤の溶液が部材720を通して容器320内の
豆乳中に所定量で投入される。
この間、攪拌体530による攪拌動作は引続き行われて
いる。
そして、この攪拌作用により凝固剤が豆乳中に攪拌混合
される。
その際、攪拌体530には通孔531・・・・・・が設
けられているため、凝固剤の混合攪拌動作が更に良好に
かつ効率良く行える。
攪拌体530による凝固剤の攪拌回数は予め所要回数に
設定される。
すなわち、凝固剤が投入された後、攪拌体530が例え
ば往復方向に5〜6回程度攪拌動作を行うと、攪拌体の
動作が停止する。
この動作制御は、制御回路80によって行われ、例えば
凝固剤が投入された後所定の時間が経過すると攪拌体5
30を自動的に停止させるという如く、マイコン制御に
より時間を見て制御する。
攪拌体530は例えばクランクリンク機構に設けたウェ
イト521によって容器320対にして垂直の位置でピ
タリと停止するように設定される。
つまり、垂直の位置に停止させる必要がある。
何故ならば、容器320内で流動する豆乳溶液を迅速に
停止させその凝固を行わせる必要があるからである。
又、そのため、本装置では容器320をやや深めの長方
形箱状に形威し、豆乳溶液の流動が攪拌体の停止と共に
迅速に完全に静止できるように配慮しである。
攪拌体530が停止し、容器内の豆乳溶液が完全に静止
すると、次いで、移動機構60が駆動され、その回動ア
ーム640,640の下方への回動により豆乳収容体3
0がガイド4620,620に沿って位置Pまで垂直下
方に緩やかに下降する。
この下降により、攪拌体530が容器320内の凝固し
つつある豆乳中より緩やかにかつ静かに抜き出される。
収容体30が位置Pまで下降すると、上記位置検出器8
20がこれを検出し、その検出信号によって移動機構、
60の駆動が停止する。
これによって、収容体30がその位置Pに停止保持され
る。
その後、所定時間、例えば3@程度静止状態に放置して
おくと、容器320内の豆乳は完全に凝固する。
豆乳が完全に凝固すると、図外のブザー等によりその旨
が報知される。
かくして、容器内に収容された豆乳の凝固・成型工程が
終了する。
その後、ケーシング側部の扉13を開けて位置Pに位置
した収容体30の外筒から容器320を取出し、次いで
冷水中で容器中の豆腐を型抜きし約3粉程度冷水中で流
し水をしながら浸漬しておくと、豆腐の製造が完了する
この場合、豆腐の型抜きおよび流し水を氷水中で行うよ
うにすれば作業が更に効率良く行え、これに要する時間
を短縮することができる。
かくして、2丁の豆腐が製造される。
すなわち、本実施例では大豆の粉砕・分離工程で得られ
る豆乳の量およびこれに投入される凝固剤の量などは、
予め豆腐2丁を製造するに必要で十分な所定の量に設定
される。
又、それに応じて容器320の大きさも豆腐2丁分に相
当する豆乳が収容できる程度のものにされる。
なお、実施例において豆乳の煮沸工程が完了した後、こ
れに凝固剤を投入しなければ、飲料用の豆乳が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本案豆腐製造装置の全体構成を示す側断面図、
第2図はその■−■線に沿う断面図、第3図は投入され
た大豆の粉砕・分離を行う豆乳分離槽を備えた本案装置
における豆乳槽の断面図、第4図は本案装置で用いられ
る豆乳収容体の断面図、第5図は豆乳収容体の容器内に
収容された豆乳に攪拌作用を付与する攪拌機構の一例を
示す斜視図、第6図は豆乳が収容された豆乳収容体を攪
拌機構の位置に移動させるための移動機構の一例を示す
斜視図、第7図、第8図は同移動機構の要部斜視図、第
9図は本案装置による豆乳の煮沸、凝固・成型時におけ
る動作を説明する要部断面図である。 A・・・・・・豆乳の収容位置、660・・・・・・モ
ータ(駆動手段)、670・・・・・・ウオーム(駆動
手段)、680・・・・・・ウオームホイール(駆動手
段)、630・・・・・・回動軸(駆動軸)、320・
・・・・・容器、350゜350・・・・・・ガイド軸
(軸)、640,640・・・・・・回動アーム(作動
杆)、641・・・・・・先端溝部、700・・・・・
・長孔、610,610・・・・・・案内板、620・
・・・・・ガイド溝、50・・・・・・攪拌機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大豆等の材料を粉砕し豆乳とおからに分離する豆乳分離
    槽と、豆乳分離槽で得られた豆乳を所定の位置で収容す
    る豆腐の型容器と、該容器に設けた豆乳の加熱手段と、
    豆乳の収容位置と離れたところに設置され容器内の豆乳
    を攪拌凝固させる攪拌機構と、容器内の豆乳が凝固温度
    に冷却されたとき該容器中に凝固剤を投入する手段とを
    備えた豆乳製造装置において、前記豆乳の収容位置路上
    方に軸支された駆動手段を備える回動可能な駆動軸と、
    夫々の一端が該駆動軸に所定間隔おいて固定されかつ他
    端が前記容器の側部に設けた軸に遊嵌された一対の作動
    杆と、前記収容位置の両側から前記攪拌機構の下方位置
    に延設されかつその壁部に容器の移動経路に沿う所定形
    状に形成されたガイド溝が設けられており、このガイド
    構に嵌合された前記軸を介して前記容器を前記収容位置
    から攪拌機構の位置に案内する一対の案内板とを備えて
    成る豆腐製造装置。
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