JPS6030881B2 - 帰還増幅型距離計 - Google Patents

帰還増幅型距離計

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JPS6030881B2
JPS6030881B2 JP2446777A JP2446777A JPS6030881B2 JP S6030881 B2 JPS6030881 B2 JP S6030881B2 JP 2446777 A JP2446777 A JP 2446777A JP 2446777 A JP2446777 A JP 2446777A JP S6030881 B2 JPS6030881 B2 JP S6030881B2
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JP
Japan
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coil
temperature
detection coil
impedance
capacitor
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Expired
Application number
JP2446777A
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English (en)
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JPS53110550A (en
Inventor
健夫 山田
静吾 安藤
勝治朗 渡辺
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、帰環増中器を用いた渦流式距離計に関し、
特に測定中における温度変化の影響を除去すべく改良さ
れた帰環増幅型距離計に関する。
渦電流法を応用した非接触方式の距離計としては、同一
出願人によりすでに提案された特顔昭49一127,0
48号の「距離測定法」と題する発明があり、この世願
で開示された距離測定法は第1図にブロック機成で示す
如く、増幅器3の正帰還回路をダミーコイル5と検出コ
イル2で構成し、増幅器4に発振器3から固定周波数で
一定振幅の交流電圧を印加し、検出コイル2のインピー
ダンスZ2Pの変化を増中器4の出力電圧の変化として
得て、検波器6で直流信号として取り出す技術である。
ここで第1図の従釆例における動作をみると、増幅器4
の帰還後の増幅度Aは次式で表示される。
但し、Gは帰環前の増中度、 ZPは検出コイル2のインピーダンス、 Zoはダミーコイル5のインピ−ダンス、8はZP/(
ZP+Zo)で表わされる正帰還率。
第1図にて、検出コイル2を被測定材1に接近して配置
すると、検出コイル2から発生する磁界が被測定材1と
鎖交して被測定材中に渦電流を発生する。
この反作用として検出コイル2のインピーダンスZPが
変化し、第‘11式から明らかな様に、増幅器4の増幅
度Aが変わるので、その出力鰭圧を検波器6で検波して
取り出すことにより、非接触で距離Dを測定できる。し
かし、従来の距離計においては温度変化により出力特性
が変動するという問題が存在した。
一般に、ダミーコイル或は検出コイルに限らず、コイル
のインダクタンスの温度変化特性は、温度上昇に伴って
増加する正特性となる。このためダミーコイル又は検出
コイルに温度変化が存在すると距離特性が変化し、測定
精度が悪化する。第2図は第1図の従来例についてダミ
ーコイル5のみが温度変化したとき検出コイル2と被測
定材1との距離Dに対する増幅器4の出力電圧特性を示
す。第2図から明らかな如く、ダミーコイルの温度から
24qCから60午 Cに3600変化すると、出力電
圧特性は測定距離5仇肌‘こおいて約30%と大幅に変
化する。勿論検出コイル2が温度変化を受けた場合にも
同様な出力電圧特性の変化を生じてしまう。本発明は叙
上の如き従来の距離計における温度変化に依存した出力
電圧特性の変動を排除するため、ダミーコイルおよび検
出コイルの各々に温度変化に対し負性容量特性を持つコ
ンデンサーを並列に接続して温度変化による各コイルの
インピーダンス変化を補償して、測定精度の向上を図っ
た帰環増幅型距離計を提供することを目的とする。以下
図面に基づいて本発明の望ましい実施例を説明する。ま
ず本発明の基本原理を説明すると、ダミーコイルおよび
検出コイルに負の温度特性をもつ微小容量コンデンサを
各々並列に接続し、各コイルの温度変化によってコイル
中を流れる電流の変化を、各コイルに並列接続したコン
デンサーで補償し、各々の並列回路の合成インピーダン
スを常に一定に保ち、測定精度を向上させるとするもの
である。
第3図は検出コイル2に温度補償用のコンデンサーCを
並列接続した並列回路を示す。
この並列回路の電圧、電流ベクトルは第4図の如く表わ
される。そこで本発明の温度補償動作を第3,4図につ
いて説明する。第3図において、端子10,10′間に
E(V)の交流電圧を加えると、検出コイル2を流れる
電流ILとコンデンサーCを流れる電流lcのベクトル
は第4図の如く交流電圧Eに対し電流ILは9び遅れ、
電流lcは9び進んだ位相関係になる。
従って、並列回路における合成電流loは、lo=IL
−lc のとなる。
今、検出コイル2の温度が上昇し、そのインピーダンス
が増大すると、検出コイル2中を流れる鷺流ILは減少
する。
一方、温度補償用コンデソサーCは温度上昇により、そ
の容量が減少するためコンデンサー中を流れる電流lc
も減少する。それ故、電流ILとlcの変化率が等しけ
れば合成電流loは常に一定となり、第3図に示す並列
回路の合成インピーダンスZoは、Z。
=E/1。 (0)……{2’であるから、温度変化に
関係なく一定にできる。
この合成インピーダンスを一定にできる関係はダミーコ
イルと並列に温度補償用コンデンサーを接続した場合に
ついても同様である。従って、前記第1}式で示された
正帰還率8が一定となり、増幅器の出力電圧は検出コイ
ルおよびダミーコイルの温度変化に左右されず高精度で
距離を測定できる。
ここで第3図における並列回路の合成インピーダンスZ
oをさらに詳細に検討する。
第■式より合成インピーダンスZoは次式で表示される
。Z。=ZL.Zc/(ZL十Zc) ……‘31但し
、ZLは検出コイルのインピーダンス、Zcは温度補償
用コンデンサのインピーダンス。
第3図の回路にて、検出コイル2の温度が上昇し、その
インピーダンスの温度係数をXLとしたとき、温度補償
用にインピーダンスZc=−KZLのコンデンサを並列
接続して合成インピーダンスz。
を一定にするためコンデンサーの温度係数×cを求める
とすると、前記第【3}式かち次の等式が得られる。Z
o=一KZL/(1一K) =一KZL(1十×L)(1十Xc)/ {(1十×し)−K(1十×C)} この等式を整理すると、コンデンサーの温度係数×cは
×C=KXL/{1十XL(1−K)} ….・・【4
}で求められる。
従って、第{41式を満足する温度係数のコンデンサー
を検出コイルと並列に接続することによって、並列回路
の合成インピーダンスZoが温度変化に対し一定となり
、検出コイルの温度が変化しても増幅器の出力電圧を一
定にできる。
前記第‘41式の温度係数を有する市販の温度補償用の
コンデンサーとしてはセラミックコンデンサーがある。
一般にコイルの温度係数は約50〜200脚くらいであ
り、またセラミックコンデソサの温度係数は一50〜−
500功蝿であり、前記第‘4’式中のKの値を10〜
100ぐらいで実用できる。従って、検出コイル及びダ
ミーコイルに並列にコンデンサーを接続することにより
、各コイルのインピーダンスとコンデンサーのインピー
ダンスによる並列共振周波数は非常に高い周波数となる
。このため、実際検出コイルに加える交流電圧の周波数
は前記並列共振周波数と比較して1/5〜1/10とな
り、コンデンサーを接続したことによる悪影響は発生し
ない。即ち、応答周波数特性の劣化および増幅器に加わ
る発振器の発振周波数による距離特性の劣化等は生じな
い。以上の基本原理に基づいた本発明の距離計の一実施
例となる回路構成を第5図に示す。
尚、第1図に示した従来例と同一部分は同一符号を付し
てその説明を省略する。即ち、第5図にて明らかな如く
、本発明の距離計は、検出コイル2と並列に第3図に示
す如き回路接続にて温度補償用のコンデンサー11を接
続し、またダミーコイル5と並列に同じく温度補償用の
コンデンサー12を接続したものである。しかし、検出
コイル2およびダミーコイル5に接続される負性温度特
性を持つ市販のセラミックコンデンサとしては、固定容
量型のものしかなく、そのため前記第{41式を満足す
べくコンヂンサの容量を任意に調整することができない
。そこで、コンデンサー11,12のそれぞれに容量マ
ルチプライヤー13を組合せる。この容量マルチプラィ
ャー13の回路構成の一例は第6図に示される。
−−第6図にて容量マル
チプラィャー13は、増幅器14に増幅度決定する入力
抵抗R,と帰還抵抗R2、及び温度補償用コンデンサー
Coをもって回路構成され、入力端15,15′からみ
た等価容量Ceは、CQ=C。
(1十R2/R,)=C。(1十G)但し、G=R2/
R,で与えられる帰環増幅度。となる。従って、抵抗R
,とR2の比を変えて増幅度Gを調整することによって
任意のコンデンサー容量を実現することができ、温度変
化による距離特性を完全に補償できる。尚、容量マルチ
ブレクサに代えて、所望のコンデンサ容量をもつ複数の
セラミックコンデンサを切換接続する手段を用いてもよ
い。
第7図は第5図の実施例にて検出コイル2と並列温度補
償用のコンデンサー11のみを結線し、検出コイルのみ
の温度を変化させたときの距離特性を示すグラフ図であ
る。
第7図から明らかな如く、温度補償用コンデンサーを接
続したことにより、第2図に示す従来の特性に比べ約1
の音程度測定精度を向上できた。それ故、第5図の実施
例をそのまま用いた場合には温度変化に対する距離特性
を完全に補償することができる。以上説明した如く本発
明の帰環増幅型距離計により、被測定物体からの鰻射熱
を受けて検出コイルの温度が変化したり、また装置自体
の発熱でダミーコイルの温度が変化したとしても測定さ
れる距離特性に変動を生ずることなく、特別な陣温手段
を用いなくとも高い精度で渦電流効果を利用した非接触
方式の距離測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の帰環増幅型距離計の回路ブロック図、第
2図は従来の距離計における温度変化に対する距離特性
を示すグラフ図、第3図は本発明の温度補償回路の基本
原理を示す回路図、第4図は第3図の回路における電圧
、電流ベクトル図、第5図は本発明の帰嬢増幅型距離計
の一実施例を示す回路ブロック図、第6図は第5図の実
施例における容量マルチブライヤーの一例を示す回路図
、第7図第3図に示す基本回路を検出コイルについて用
いた場合の温度変化に対する距離特性を示すグラフ図で
ある。 1・・・・・・被測定材、2・・…・検出コイル、3・
…・・発振器、4,14・・・・・・増幅器、5・・・
・・・ダミ−コイル、6・・・・・・検波器、10,1
0′,15,15′・・・…端子、11,12……温度
補償用コンデンサー、13・・・・・・容量マルチプラ
イヤー。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 増幅器の正帰還回路をダミーコイル及び検出コイル
    で構成した帰環増幅器に固定周波数で一定振幅の交流電
    圧を印加して前記検出コイルと被測定材との距離に対応
    した出力を取り出す帰環増幅型距離計において、 前記
    検出コイル並びにダミーコイルと並列に温度変化に対し
    負性容量特性を持つコンデンサを各々接続し、該コンデ
    ンサの各々に容量を調整するための容量マルチプライヤ
    ーを組合せて、 各コンデンサのインピーダンスの前記
    各コイルインピーダンスに対する倍率を所定倍率にする
    ことを特徴とする帰環増幅型距離計。
JP2446777A 1977-03-08 1977-03-08 帰還増幅型距離計 Expired JPS6030881B2 (ja)

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JPS53110550A JPS53110550A (en) 1978-09-27
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JPS5744805A (en) * 1980-08-29 1982-03-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Distance detecting apparatus
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