JPS6030780Y2 - 表示装置における光源装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、変化に富んだ表示効果を発揮させることがで
きる表示装置における光源装置に関するものである。

光学繊維を導光体として用いてなる表示装置は、光源が
単一または限られた数ですむために省エネルギー型であ
ると共に、光源の保守、点検作業が軽減できしかも変化
に富んだ表示効果を発揮しうる特徴があるため、最近に
なって各分野で普及しつつある。

ところで光学繊維を用いた表示装置は、多数本の光学繊
維の先端部を表示板の表示に見合うように固着すると共
に、基端部を集束して光学近傍に臨設するものが多く、
通常この光源にはモーターで回転駆動させる円盤状のカ
ラーフィルターが設置されている。

したがって、ランプから発せられる光はカラーフィルタ
ーを透過することにより色もしくは映像が付され、これ
が光学繊維に導かれて先端部すなわち表示板に照光して
表示されることとなる。

このような表示装置によって変化に富んだ表示はなされ
るものの、色または映像の変化は円盤状カラーフィルタ
ーの回転によるため、カラーフィルターが１回転すると
後は同じパターンの繰返しになってしまう憾みがある。

本考案はこのような状況に鑑み、一層変化に富んだ光源
装置を提供しようとするもので、その要旨とするところ
は、光学繊維を導光体として用いてなる表示装置に使用
する光源装置であって、複数の表示系列が回転方向に表
示されたドラムと、このドラムを回転させる回転機構と
、ドラムの回転軸方向に移動させる移動機構と、ドラム
内に設置されたランプとを備えていることを特徴とする
表示装置における光源装置にある。

以下本考案を実施例の図面に従って詳細に説明するが、
第１図は本考案の光源装置を組込んだ表示装置の斜視図
、第２図は光源装置の斜視図、第３図はその側面図であ
る。

まず第１図に基づき表示装置の概要について説明すると
、Ａはハウジング、Ｂはハウジングの前面に設置された
表示板、Ｃは表示板にあられされた表示、Ｄｌは表示板
Ｂに固着された光学繊維の先端部であり、この先端部Ｄ
□が表示Ｃに見合うに設けられ照光されるようになって
いる。

勿論表示装置は、図示の例に限られるものではなく、目
的に応じて種々の形状、大きさのものを使用することが
でき、光学繊維先端部Ｄ□の表示板Ｂへの固着も、図示
のように表示Ｃ箇所に行なうだけでなく、表示板全面に
一定ピッチで規則的に固着するようにしてもよい。

第２図および第３図が第１図の如き表示装置内に設置さ
れた本考案の光源装置で、図中１がドラム、２がこのド
ラムを回転可能に支承するアーム、２′がランプを支持
するアーム、３が回転用モーター ４が移動盤、５が移
動用モーター、６がランプ、７がギア桿、８がレール、
９が固定盤、１０が一対の受は車である。

モして１のドラムは、４つの表示系列１ａ、１ｂ、１ｃ
、１ｄに区分されて表示されている。

この表示装置の作動機構について説明すると、予めドラ
ム１の近傍に光学繊維りの基端部Ｄ２を臨設しておく。

一方、ドラム１内のランプ６を点灯し、回転用モーター
３をＯＮにすると、ドラム１は受は車１０に支持されな
がら回転する。

第２図の状態は第１の表示系列１ａに対応しているので
、この表示系列１ａに表示された色あるいは映像の変化
に応じた光が光学繊維の基端部Ｄ２に入射され、この結
果表示板Ｂ上の先端部Ｄ□が照光されることとなる。

次にこの表示系列１ａに隣接する第２の表示系列１ｂの
表示に切替えるときは、移動用モーター５をＯＮにしこ
れに連動するギア桿７を回転させる。

ギア桿７の回転に伴ない移動盤４は、滑車４ａがレール
８上を走り、回転方向とは直交する回転軸方向すなわち
矢印Ｅ方向に移動する。

同様に第３、第４の表示系列１ｃ。１ｄに移動する場合
も移動用モーター５を所定回転数だけ駆動させればよい
。

このように異なる表示系列ｌａｗ ｔｂ、ｌｃ、ｌｄ
に移動させると、その系列毎に異なる表示ができ、表示
に一層の変化をもたせることができる。

２つのモーター３゜５とりわけ移動用モーター５は、別
の制御機構を組込むことにより、０Ｎ−ＯＦＦ、回転数
、回転時間等の駆動制動すると、自動的に表示を変化さ
せることが可能となる。

なお、図示の例ではランプ６は固定盤ａに立設したアー
ム２′に取付けているため、ドラム１が矢印Ｅ方向に移
動しても何等移動しないようになっているが、このアー
ム２′を移動盤４に立設すればランプ６も共に移動させ
ることができる。

ランプ６は、振動を与えることは有利とはいえないので
、図のような固定式が好ましく、またこのようにすると
ドラム１を矢印Ｅ方向に移動させて、ランプ６をドラム
１から露出させることができ、ランプ６の交換、点検に
便利となる。

また、本考案の光源装置は必ずしも表示装置と同一のハ
ウジング内に設置する必要はなく、光源装置だけを独立
させてもよい。

本考案は以上詳述した如き構成からなるものであるから
、ドラム上に設けられた複数の表示系列にわたって表示
することができることとなり、したがって円盤状にカラ
ーフィルターを用いる場合に比較して更に変化に富んだ
表示を行なうことができ、しかも構造が簡易である等の
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の光源装置を組込んだ表示装置の斜視図
、第２図は本考案の光源装置の実施例を示す斜視図、第
３図は同側面図である。 １・・・・・・ドラム、２，２′・・・・・・アーム、
３・・・・・・回転用モーター、５・・・・・・移動用
モーター、６・・曲ランプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 光学繊維を導光体として用いてなる表示装置に使用する
   光源装置であって、複数の表示系列が回転方向に表示さ
   れたドラムと、このドラムを回転させる回転機構と、ド
   ラムの回転軸方向に移動させる移動機構と、ドラム内に
   設置されたランプとを備えていることを特徴とする表示
   装置における光源装置。