JPS603062B2 - 8−ヒドロキシカルボスチリル誘導体の製造法 - Google Patents

8−ヒドロキシカルボスチリル誘導体の製造法

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JPS603062B2
JPS603062B2 JP7217375A JP7217375A JPS603062B2 JP S603062 B2 JPS603062 B2 JP S603062B2 JP 7217375 A JP7217375 A JP 7217375A JP 7217375 A JP7217375 A JP 7217375A JP S603062 B2 JPS603062 B2 JP S603062B2
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JP
Japan
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formula
general formula
reaction
lower alkyl
carbon atoms
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Expired
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JP7217375A
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量之 中川
司郎 吉崎
薫 谷村
重晴 玉田
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なる8−ヒドロキシカルボスチリル誘導体
の製造法に関する。
本発明で縛られる8ーヒドロキシカルポスチリル謎導体
は一般式〔式中R,及びR3は水素原子又は炭素数1〜
2個の低級アルキル基を示し、R4は水素原子、炭素数
1〜4個の低級ァルキル基一般式(式中nは1〜4の整
数 を示す)で表わされるアラルキル基又は 基を示す。
但し、R,が炭素数1〜2個の低級アルキル基を示し、
且つR3が水素原子を示す場合には、R4は炭素数1〜
4個の低級アルキル基であってはならない。
〕で表わされる化合物である。本発明においては更に上
記化合物の酸付加塩を包含する。本発明の上記化合物及
びその酸付加塩は新規化合物であって、脱コレステロー
ル剤、抗アレルギー剤として、又B−アドレナリン作動
薬等の医薬品合成の原料として有用なものである。本発
明に係る8−ヒドロキシルポスチリル議導体は一般式〔
式中R2は炭素数1〜2個の低級アルキル基又は一般式
(式中nは上 記に同じ)で表わされるアラルキル基を示す。
またR,,R2及びR4は上記に同じである。〕・で表
わされるカルボスチリル譲導体の8位を脱アルキル化(
又は脱アラルキル化することによって製造される。上記
一般式(1)で表わされる化合物に於てIZ,,R2及
びR3で表わされる低級アルキル基としてはメチル及び
エチル基が挙げられ、R4で表わiされる低級アルキル
基としては例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、secーブチル及びtert−ブチル基
等が挙げられる、また−般式−くCH2)n→≧》(式
中nは上記に同じ)で表わされるアラルキル基としては
例えばペンジル及びフェネチル基等が挙げられる。
本発明の出発原料として用いられる一般式(1)で表わ
される化合物は新規化合物である。
該化合物は例えば次の様な反応を得ることができる。即
ち一般式〔式中R,及びR2は上記に同じ。
〕で表わされる化合物と一般式 〔式中R3は上記に同じであり、×及びX′は同‐−又
は相異なってハロゲン原子を示す。
〕で表わされるaーハロアルカン酸ハラィドとを反応さ
せることにより一般式〔式中R,,R2,R3及び×は
上記に同じ。
〕で表わされる化合物を得る。この反応は一般にフリー
デルクラフッ反応と呼ばれるものであり、ルイス酸の存
在下行なわれる。ここに使用されるルイス酸としては無
水塩化アルミニウム、塩化チタン等が挙げられる。之等
ルイス酸の使用量は適宜選択すれば良いが、通常一般式
(0)で表わされるカルポスチリル誘導体に対し1〜5
倍モル(好ましいは2〜4倍モル)用いられる。また一
般式(ロ)で表わされるカルボスチリル誘導体と一般式
(m)で表わされるaーハロアルカン酸ハライドとの使
用割合も適当選択すればよいが、遠常節者に対し、後者
を等倍モル〜大過剰(好ましくは1.5〜5倍モル)を
用いればよい。この反応は磯溶媒又は溶媒中のいずれで
も行なうことができる。溶媒としては通常例えばニトロ
ベンゼン、メチレンクロラィド、エチレンクロラィド等
が使用される。この反応に於ける反応温度は特に限定さ
れないが一般に室温〜120℃(好ましくは50〜80
℃)で反応は有利に進行する。次いで上記化合物(W)
を一般式 R4N比(V) 〔式中R4は上記に同じ。
〕で表わされるアミンと反応させることにより本発明に
使用される一般式(1)で表わされる化合物を得ること
ができる。
この反応は上記アミン自体溶媒として作用するため無溶
媒で行なってもよく、又適当な溶媒中で行なってもよい
。この際使用される溶媒としては、反応に関与しないも
のであれば特に限定されないが、通常例えばメタノール
、エタノール、ィソプロパノール等の低級アルコール額
、水等が好適に使用される。一般式(N)で表わされる
化合物と一般式(V)で表わされるアミンとの使用割合
は適宜選択すれば良いが、通常無溶媒で反応を行なう場
合には前者に対し後者を大過剰用い、又溶媒中で行なう
場合には前者に対し後者を等モル〜3倍モル穣度用いる
のが好ましい。本反応に於ける反応温度は特に限定され
ないが、一般に室温乃至還流温度附近(好ましくは40
〜6000)で有利に進行し、原料の種類、使用量等に
より適宜選択される。本発明に於て一般式(1)で表わ
される化合物の8位を脱アルキル化(又は脱アラルキル
化)する反応は広く脱アルキル化(又脱アラルキル化)
反応条件下に行なうことができるが、通常はハロゲン化
水素の存在下に行なわれる。
この際使用されるハロゲン化水素としては例えば臭化水
素、塩化水素、沃化水素等が挙げられる。これらのハロ
ゲン化水素は一般に適当な溶媒との組み合わせ、なかで
も水を溶媒として用いてハロゲン化水素酸の形で使用さ
れる。好ましいハロゲン化水素としては臭化水素を例示
でき、之は通常10〜50%(好ましくは47%)水溶
液に調整して用いられる。また一般式(1)で表わされ
る化合物とハロゲン化水素との使用量は特に限定されな
いが、一般に前者に対し後者を当モル〜大過剰用いれば
よい。反応温度も特に限定されないが、反応は一般に加
熱下(好ましくは還流温度附近)、で有利に進行する。
また本反応は接触還元法によっても行なうことができ、
特に8位がアラルコキシ基を有する一般式(1)で表わ
される化合物を原料とする場合に有用である。
この場合通常の接触還元触媒の存在下に反応は行なわれ
、該触媒としては例えばラネーニッケル、パラジウム炭
素等が一般に有利に使用される。またこの反応は溶媒中
で進行し、使用される溶媒としては例えばメタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
酢酸、水等が挙げられる。反応条件は特に限定されない
が、通常水素圧常圧下に室温で有利に進行する。本反応
により一般式(1)で表わされる化合物の8位が脱アル
キル化(又は脱アラルキル化)した本発明の8ーヒドロ
キシカルボスチリル誘導体が得られる。
本発明に使用される一般式(1)で表わされるカルボス
チリル謎導体を得るための適当な方法を下記参考例に示
し、引き続き実施例を示す。
参考例 18−〆トキシカルボスチリル40夕にニトロ
ベンゼン30のZ、クロロアセチルクロライド70羽を
加えて全液を氷水で冷却しながらこれに塩化アルミニウ
ム230夕を徐々に加えて、60℃で4時間縄梓反応さ
せる。
反応後全反応液を1その氷水中に注加して得られる析出
物を炉取し、エーテルで洗浄し、メタノールから再結晶
して5−クロロアセチルー8−〆トキシカルポスチリル
31夕を得る。次いで得られた化合物2.7夕をィソプ
ロパノール40の‘に加え、55〜60℃に加熱燈梓下
イソプロピルアミン9夕を1.虫時間要して滴下する。
滴下後さらに1時間同温度で蝿梓を続ける。溶媒を減圧
蒸留して濃縮してのち、ィソプロパノール40叫を加え
て不溶物を炉別し、炉液に濃塩酸を加え餌を2〜3に調
整する。冷却後析出物を炉取し、メタノールージェチル
ェーテルから再結晶して、m.p.230〜23ro(
分解)の5ーィソプロピルアミノアセチル−8−〆トキ
シカルボスチリル1塩酸塩1水和物0.32を得る。参
考例 2 参考例1と同様にして下記の化合物を得る。
5−(a一にrt一ブチルアミノブチリル)一8ーメト
キシカルボスチリル、m.p.190〜1鱗℃(分解)
実施例 1 5一イソプロピルアミノアセチル−8ーメトキシカルボ
スチリル1塩酸塩1水和物2のこ47%臭酸30の‘を
加え8時間加熱還流する。
水を加えながら3回濃縮乾固する。残笹を水60泌に溶
解し、次いで炭酸ソーダ水溶液を加えてpH7とする。
析出結晶を炉取し、得られた結晶に濃塩酸を加え溶解後
、濃縮乾固し、エタノールより再結晶して、・m.p.
2熱鷲0(分解)の5−イソプロピルアミノアセチルー
8ーヒドロキシカルボスチリル1塩酸塩1水和物0.9
夕を得る。実施例 2 8ーベンジルオキシ−5ーイソプロピルアミノアセチル
カルポスチリル塩酸塩1のこラネーニツケル0.05夕
及び水20泌を加え、常温常圧下に接触櫨元する。
触媒を炉8Uし、水層を濃縮乾間する。銭漣をエタノー
ルより再結晶して融点2斑℃(分解点)の8ーヒドロキ
シ−5ーィソプロピルアミノアセチルカルボスチリル塩
酸塩1水和物0.6夕を得る。実施例 3〜7 適当な出発物質を用い上記実施例と同様に反応させて得
られる代表的な本発明の目的化合物を下記第1表に示す
第1表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1及びR_3は水素原子又は炭素数1〜2
    個の低級アルキル基を示し、R_2は炭素数1〜2個の
    低級アルキル基又は一般式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ (式中nは1〜4の整数 を示す)で表わされるアラルキル基を示す。 またR_4は水素原子、炭素数1〜4個の低級アルキル
    基、一般式▲数式、化学式、表等があります▼(式中n
    は上 記に同じ)で表わされるアラルキル基又は▲数式、化学
    式、表等があります▼ 基を示す。 但し、R_1が炭素数1〜2個の低級アルキル基を示し
    、且つR_3が水素原子を示す場合には、R_4は炭素
    数1〜4個の低級アルキル基であってはならない。 〕で表わされるカルボスチリル誘導体の8位を脱アルキ
    ル化又は脱アラルキル化することを特徴とする一般式▲
    数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1,R_3及びR_4は上記に同じ。 〕で表わされる8−ヒドロキシカルボスチリル誘導体の
    製造法。
JP7217375A 1975-06-13 1975-06-13 8−ヒドロキシカルボスチリル誘導体の製造法 Expired JPS603062B2 (ja)

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JPS51149284A JPS51149284A (en) 1976-12-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175446U (ja) * 1985-04-22 1986-11-01

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JPS61175446U (ja) * 1985-04-22 1986-11-01

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JPS51149284A (en) 1976-12-22

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