JPS60304Y2 - 小型インプリンタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型インプリンターに関するものである。

フラスチツクカー］・使用のクレジットシステｊ、にむ
ける訪問販売活動において、販売員がインプリンターを
カバン、ハンドパック等に入れて客先へ持って行きお客
のフレシラｌ−カードを使用し売上票にカードのエンボ
ス情報を複写するため、インプリンターも軽ｔ１−小型
て又操作か簡単であることが望ましい。

従来、フレシラｔ−、ｈ −１・等のエンホス文字を伝
票等へ転写、印字する際に使用するインプリンターは、
大型であると共に金属等の月相を使用しているものが多
く、重量か重く且つコストが高いものが多い。

そのためクレジットカー１’等の近代に才５ける普及に
ともなってたれても気軽に入手でき、安価にして操作が
簡−申なインプリンターへの要望が高まってきた。

本考案者はＩｌ￥ｌ小量にして持運ひが便利な小型イン
プリンターを開発すへく研究の結果、インプリンターカ
バーの下面と、インプリンターカバーにスラｉ’ ｌ−
可能にとりつけられたローラーカバーのＲ１］にハネを
介在させることにより適正な印字圧て印字を行なうこと
がてきるのみならずローラーを下上動し得るのて印字濃
度の調節が可能であり、且つ・インプリンターカバーの
変形もしくは摩耗による印字濃度の変化を再調整するこ
とができ、それ故構成材料としてプラスチックを採用す
ることが可能となること、及びローラーカバーをローラ
ーカバ一本体とローラーカバー−＼ツド部材とに分解可
能に構成することによりインキローラーの交換が可能と
なることを見い出し、かかる知見にもとづいて本考案を
完成したものである。

即ち、本考案の要旨は伝票支持用平面部と該伝票支持用
平面部よりも低く形成されたカード支持用平面部と伝票
セット用のガイド突起とを有する台盤と、該台盤の端部
に枢支軸によって開閉自在に枢支されたインプリンター
カバード、インキローラーと該インキローラーを回転自
在に支持するローラーカバーとからなり、前記インプリ
ンターカバーには前記ローラーカバーが移動し得るよう
に開口した切窓が設けられ、且つ該切窓の長手方向両側
辺に沿ったインプリンターカバー下面領域に沿ってバネ
を支承するガイド支持面が設けられ前記ローラーカバー
はローラーカバ一本体とローラーカバーヘッド部材より
構成され、前記ローラーカバ一本体には前記切窓の長手
方向両側辺に沿った２インプリンタ一カバー下面領域に
対向するバネ支持突出片が突設され、該バネ支持突出１
１のインプリンターカバーと対向する側に溝部が凹設さ
れ前記ローラーカバーヘッド部材は前記切窓の長手方向
両側辺に沿ったインプリンターカバー上面領域に対向す
る部分を有し、前記ローラーカバ一本体はぞの一部を前
記切窓内に挿入さけ且つ前記ガイド支持面と前記高部間
にバネを介在さ０−て前記インプリンターカバーにとり
つけられ、前記ローラーカバ一本体の頭部に前記ローラ
ーカバーヘット部材かとりつけられ、且つヒス等の手段
により分解可能に前記ローラーカバ一本体に固定されて
いることを特徴とする小型インプリンターである。

以下木考案の一実施例を図面に基づいて説明すると第１
図乃至第７図は本考案の一実施例を示Ｉ。

ている。

第１図はインプリンターカバーを閉じた状態の斜視図、
第２図インプリンターカバーを開いた状態の斜視図であ
る。

台盤１の上面部は、インプリントするための伝票４を載
置する伝票支持用平面部２と、該伝票支持用平面部２よ
りもほぼエンボスカードの厚さ分だけ低く形成されたカ
ード支持用平面部３が形成されている。

伝票支持用平面部２には、伝票４をセットする際の位置
合せの目安として伝票セット用のガイド突起５が形成さ
れている。

又、エンボスカードをカード支持用平面部３にセットす
る際に便利なようにカードセット用の突起６も設けられ
、又カードをセットした後、簡単にカードが移動するの
を防ぐため、カード支持用にカード支持用平面部３の両
端に突起部７を備えると共に、カードを取りはずず際、
カードを上方へ持上げ取り出す為にカード下側に指を入
れやすいように切欠溝８を形成している。

台盤１の一端両面部には突出片２８が形成されていて、
インプリンターカバー９の一端両面部に形成された突出
片１０に枢支軸２１を介して軸支されている。

インプリンターカバー９の上側中央付近には、ローラー
カバー１１を移動可能とするための切窓１２が設けられ
ていて、インプリンターカバー９の下面の切窓１２の縦
長方向左右両測部領域には、ガイド支持面１３が形成さ
れている。

又、切窓１２の縦長方向の両端部分には、インプリンタ
ーカバー９の内側であって、インプリンターカバー９を
台盤１に対して閉じた時に、伝票上を押圧し伝票を所定
の位置に保持することを可能とする伝票押えリブ１４を
備えている。

伝票押えリブ１４の最先端部は伝票を確実に押え込むた
めに凹凸形状になっている。

インプリンターカバーの内側部分には補強リブ１５が縦
横両方向に多数部分形成されており、これらの補強リブ
はインプリンターカバーのたわみ、ねじりに対する補強
の役割を果している。

インプリンターカバー９の内側であってインプリンター
カバー９の先端隔部分にストッパ用バネ部材１７が設け
られており、第４図示の如くインプリンターカバー９を
台盤１に対して閉じた時に、ストッパ用バネ部材１７の
先端に形成されている折曲した突起部３０が台盤１に設
けられているストッパ受孔２０に入り込みインプリンタ
ーカバー９を錠止する錠止手段の働きをする。

ストッパ受孔２０はストッパ用バネ部材１７の折曲した
突起部３０を押込むことにより、バネ作用により一時的
にストッパ用バネ部材１７が内側にまがりストッパ受孔
２０内にストッパ用バネ部材の突起部３０が入り込むこ
とを可能とするため、傾斜面を備えている。

ストッパ用バネ部材１７は第４図示のようにバネ部材固
定用部材２２によってインプリンターカバー９に固定さ
れている。

ストッパ用バネ部材の上端部がコ字状に折曲されてコ字
状案内部３４が形成されており、コ字状案内部３４を有
するストッパ用バネ部材１７は伝票押えリブ１４と平行
なインプリンターカバー側板の切欠部よりインプリンタ
ーカバー内側に挿入され、コ字状案内部３４は伝票押え
リブ１４の面及びインプリンターカバー９の下面に対接
され、更に前記コ字状案内部３４と対接する部分がバネ
部材の厚さ分だけ凹んでいるバネ部材固定用部材２２が
バネ部材を挾持するようにインプリンターカバー９の内
側に挿入され、バネ部材固定用部材２２の面とそれと対
接する伝票押えリブ１４の面及びインプリンターカバ−
９下面間が接着されている。

又、バネ部材固定用部材２２の下方部にはストッパ用バ
ネ部材１７を外側から内側方向へ押し込んで、錠止状態
を解除する際に、ストッパ用バネ部材１７が、一定位置
以上まで曲がり込むのを防止するためのバネ静止片３３
を形成しである。

ローラーカバー１１は第６図示の如くローラーカバ一本
体１１′とローラーカバーヘッド部材２３とからなる、
ローラーカバ一本体１１′の両側部にはバネ支持突出片
１８が設けられ、バネ支持突出片１８の内部には溝部３
１が形成されている。

このバネ支持突出片１８の溝部３１内には、バネ１９が
はり渡してあり、インプリンターカバー９のガイド支持
面１３とバネ支持突出片１８との間に復元力を賦与する
よう設置しである。

一方、ローラーカバーヘッド部材は切窓の長手方向両側
辺に沿ったインプリンターカバー上面領域に対向する部
分を有する。

ローラーカバ一本体１１′部分は、第６図示の如くロー
ラーカバーヘッド部材２３を重合した後、ビス２９によ
り一体に固定されることにより第３図示の如くローラー
カバ一本体１１′の両側部の突出部に設けた溝部３１内
のバネ１９とローラーカバーヘッド部材２３との間にイ
ンプリンターカバー９の切窓１２側縁部を挾み込んで、
設置されている。

したがって、ビス２９のしめ行状態を変化させ、調整す
ることにより、バネ１９の弾性力に変化をあたえること
ができると共に、インキローラー２６及びバネ１９の交
換も可能である。

バネ１９の形状は、第３図、第５図、第６図示の如く板
バネに限定されることなくくの字状板バネ等種々のバネ
形状を利用してもよい。

ローラーカバ一本体１１′の両側壁には、ローラー軸１
６を支持する孔２５が有り、ローラー軸１６に対するイ
ンキローラー２６のずれを防止しインキローラー２６の
位置を定める働きをするコーナー突部２７と共にインキ
ローラー２６をローラーカバ一本体１１に軸支している
。

本考案の小型インプリンターの台盤１、インプリンター
カバー９、ローラーカバーヘッド部材２３、バネ部材固
定用部材２２等の主要部品は金属のみならずＡＢＳ樹脂
などのプラスチックにより構成されてもよい。

就中、プラスチックよりなるものは非常に軽量てあり、
且つ低コストである利点を有する。

次に本考案の小型インプリンターの使用方法を説明する
と、第２図示の如く、インプリンターカバー９を開けた
状態にした後、カード支持用平面部３の上面にエンボス
カード（クレジットカード等）を載置すると共に、伝票
４を伝票セット用のガイド突起５に合わせて載置した後
、第１図示の如くインプリンターカバー９を台盤１上に
閉じる。

次にローラーカバー１１を切窓１２の一端側ヘセットし
た後、ローラーカバー１１を加圧移動さぜ、切窓１２の
他端側へ走行させる。

この際ローラーカバー１１のバネ支持突出片１８上に設
けたバネ１９により上下方向に対し弾力性をもたせてあ
り、ガイド支持面１３に金属のバネが接触移動すること
により、ガイド支持面１３の摩耗も少なく、スムースに
ローラーカバー１１を移動することがてきる。

エンボスカードをカード支持用平面３上に載置しない状
態においては、バネ１９によってインキローラー２６は
カート゛支持用平面３と接触しない位置に保持されてお
り、且つ、エンホスカードをカード支持用平面３に載置
した状態においてはエンボスカードの凸部に対するイン
キローラー・＼の加圧により、バネ支持突出片１８とガ
イド支持面１３との間隔が狭くなるとともに、それに対
してバネ１９の復元力が情味インキローラーが伝票上を
加圧しながら走行することにより、エンホス文字を伝票
上に印字することがてきるように構成されている。

印字が終った後、インプリンターカバー９を開は伝票、
エンホスカードを取出して完了する。

この場合、印字濃度を濃＜シたい場合は、ローラーカバ
ー１１の移動回数を増したり、加圧力を増すことにより
濃い印字にすることが可能である。

以上群記した通り、本考案の小型インプリンターは、ロ
ーラーカバーに対してインプリンターカバーの下面の切
窓両測部領域に対向するように溝部を有する突出片が突
設され、該溝部内にガイド支持面に一部接触するように
上方に突出［、てバネがはり渡されているのてバネの圧
力によって適正な印字圧て印字を行なうことがてきるの
みならすローラーを上Ｆ動し得るように構成されている
ので、印字濃度の調節が可能であり、且つ、インプリン
ターカバーを持ちはこびする際にはバネ圧によってロー
ラーカバーを任意の位置に静止固定させることができる
利点を有する。

又、本考案の小型インプリンターは伝票押えリブ、小突
起等によって伝票の位置が確実に保持固定される利点を
有する。

又、インキローラー、バネ等の部品の交換が自由に行な
える利点を有する。

又、本考案の小型インプリンターはプラスチック材料に
よりその主要部を構成することが可能なるもので、プラ
スチックよりなる本考案のインプリンターは軽量であり
、且つ低コストである利点を有する。

更に又、本考案の小型インプリンターは製造組立工程も
極めて簡単にてきる等の小型のインプリンターとしては
多くの利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案の小型インプリンターの一実施例を示し
、第１図はインプリンターカバーを閉じた状態の斜視図
、第２図はインプリンターカバーを開いた状態の斜視図
、第３図はインキローラーがほぼ中央に位置した時の第
１図示のＡ−Ａ線矢視断面図、第４図は第３図示のＢ−
Ｂ線矢視断面図及びストッパ用バネ部材周辺の断面図、
第５図は第３図示のＣ−Ｃ線矢視部分断面図、第６図は
ローラーカバー周辺部の分解斜視図、第７図は、ストッ
パ用バネ部材周辺部分の分解斜視図である。 １・・・台盤、２・・・伝票支持用平面部、３・・・カ
ード支持用平面部、４・・・伝票、５・・・ガイド突起
、６・・・突起、７・・・突起部、８・・・切欠溝、９
・・・インプリンターカバー １０・・・突出片、１１
・・・ローラーカバー、１１’・・・ローラーカバ一本
体、１２・・・切窓、１３・・・ガイド支持面、１４・
・・伝票押えリブ、１５・・・補強リブ、１６・・・ロ
ーラー軸、１７・・・ストッパ用バネ部材、１８・・・
バネ支持突出片、１９・・・バネ、２０・・・ストッパ
ー受孔、２１・・・枢支軸、２２・・・バネ部材固定用
部材、２３・・田−ラーカバーヘッド部材、２５・・・
孔、２６・・・インキローラー、２７・・・コーナー突
部、２８・・・突出片、２９・・・ビス、３０・・・折
曲した突起部、３１・・・溝部、３２・・・凹部、３３
・・・バネ静止片、３４・・・コ字状案内部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）伝票支持用平面部と該伝票支持用平面部よりも低
   く形成されたカート支持用平面部と伝票セット用のガイ
   ド突起とを有する台盤と、該台盤の１端部に枢支軸によ
   って開閉自在に枢支されたインプリンターカバーと、イ
   ンキローラーと、該インキローラーを回転自在に支持す
   るローラーカバーとからなり、前記インプリンターカバ
   ーには前記ローラーカバーが移動し得るように開口した
   切窓が設けられ、且つ該切窓の長手方向両側辺に沿った
   インプリンターカバー下面領域に沿ってバネを支承する
   ガイド支持面が設けられ、前記ローラーカバーはローラ
   ーカバ一本体とローラーカバーヘッド部材より構成され
   、前記ローラーカバ一本体には前記切窓の長手方向両側
   辺に沿ったインプリンターカバー下面領域に対向するバ
   ネ支持突出片が突設され、該バネ支持突出片のインプリ
   ンターカバーと対向する側に溝部が凹設され、前記ロー
   ラーカバーヘッド部材は前記切窓の長手方向両側辺に沿
   ったインプリンターカバー上面領域に対向する部分を有
   し、前記ローラーカバ一本体はその一部を前記切窓内に
   挿入させ、且つ前記ガイド支持面と前記溝部間にバネを
   介在させて前記インプリンターカバーにとりつけられ、
   前記ローラーカバ一本体の頭部に前記ローラーカバーヘ
   ッド部材がとりつけられ、且つ、ビス等の手段により分
   解可能に前記ローラーカバ一本体に固定されていること
   を特徴とする小型インプリンタ（２）前記台盤、前記イ
   ンプリンターカバー、及び前記ローラーカバーがプラス
   チックよりなることを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の小型インプリンター。 （３）前記インプリンターカバーを前記台盤に対して閉
   じた状態において前記インプリンターカバーを前記台盤
   に錠止するための錠止手段が設けられていることを特徴
   とする実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項記載の
   小型インプリンター。 （４） 前記錠止手段が前記インプリンターカバーを
   閉位置に位置させたとき後記ストッパ受孔と嵌合する折
   曲した突起を先端に有するストッパ用バネ部材と前記台
   盤に設けられた傾斜面を有するストッパ受孔とからなる
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第３項記載の
   小型インプリンター。 （５）前記ストッパ用バネ部材の上端部はコ字状に折曲
   されてコ字状案内部が形成され、前記ストッパ用バネ部
   材は前記インプリンターカバーの側板の切欠部よりイン
   プリンターカバー内側に挿入され、更に前記コ字状案内
   部と対接する部分がバネ部材の厚さ分だけ凹んているバ
   ネ部材固定用部材が前記ストッパ用バネ部材を挾持する
   ように挿入され、前記バネ部材固定用部材は前記・イン
   プリンターカバーに接着固定されていることを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第４項記載の小型、インプリ
   ンター。 （６）前記インプリンターカバーの内側に伝票押え用リ
   ブが設６ｊ′られていることを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項ないし第５項のいず１１か一つに記載
   の小型インプリンター