JPS6030472B2 - 静止画多重伝送方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、画像制御信号を１画面について複数回繰り返
して伝送することにより、伝送路での雑音による画像制
御信号の誤りを減少させるようにした静止画多重伝送方
式に関するものである。

静止画多重伝送方式では、伝送されるべき画像の内容の
他、受信側で出力されるべき端子を指定する関係上出力
端子などの情報（以下、画像制御信号と称す）も画像内
容と同時に伝送しなければならない。しかしながら、従
釆の静止画多重伝送方式においては、画像制御信号の伝
送は１画面について１回のみであり、このために伝送路
での雑音などの影響により画像制御信号が誤り易いとい
う欠点がある。本発明の目的は、画像制御信号の伝送に
伴う誤り率を低下させることにある。

この目的のため、本発明は、静止画画面の伝送に対し、
画像制御信号を複数回繰り返して伝送することを特徴と
している。

これは、受信側では、複数回繰り返された画像制御信号
を受信することによって正確な画像制御信号を推定する
ことにより、画像制御信号の伝送の信頼性向上を期待し
たものである。以下、本発明を第１図より第４図により
説明する。

先ず、第１図により一般的な静止画多重伝送方式につい
て説明しておく。

図示のように、入力画像信号４は送信装置１内で送信制
御回６による制御の下に切替スイッチ７を介された後、
画像制御信号付加回路８で画像制御信号が付加されてか
ら伝送路３に送出される。また、この伝送路３に送出さ
れた画像制御信号は受信装置２内で画像制御信号分離回
路９で他の伝送信号より分離抽出され、受信制御回路１
０を介して切替スイッチ１１を切替することにより、所
定の出力端子に出力画像信号５が出力されるようにして
なるものである。この場合、画像制御信号は画像信号と
同時に伝送されなければならないが、従釆は、画像制御
信号は第２図に示すように伝送信号１２中の垂直婦線消
去時間１３のある時間位置１４にただ１つのみ重畳され
て付加されているため、画像制御信号に雑音が乗ると、
直ちに情報が誤り、画像信号１５が所定以外の出力端子
に出力されるといった誤りが生ずる。

そこで、本発明は、静止画１画面を伝送するに当り、同
一内容の画像制御信号をそれぞれの信号が個々の独立し
た信号として識別出釆るように垂直帰線消去時間１３内
の複数位置１６に複数垂畳付加して順次伝送するように
したものである。

第３図はこの様子を示したものである。このようにして
伝送すれば、第４図に示すように受信装置２では、画像
制御信号分離回路９によりそれら複数の画像制御信号を
画像信号１５より分離して順次記憶レジスター７に記憶
させた後、記憶された複数の画像制御信号間で多数決論
理を採れば、正しい画像制御信号を推定できるというも
のである。多数決論理回路１８は多数決論理を探るため
のもので、その出力により切替スイッチ１１を切替制御
すれば、伝送信号１２に含まれる画像信号１５は正しい
と推定されている出力端子に出力されることができる。
以上、説明したように、本発明は、静止画１画面の伝送
に際し、画像制御信号はあたかも複数回線返し伝送され
るようになるため、伝送路途中で雑費が混入したとして
も、受信側では複数の画像制御信号より十分に正しい画
像制御信号を推定することができ、画像信号が所定の出
力端子に出力されるようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一般的な静止画多重伝送方式のブロック図、
第２図は、従来の伝送信号の説明図、第３図は、本発明
を実施する際に使用される伝送信号の説明図、第４図は
、本発明による伝送方式に対する受信方式のブロック図
である。 １２・・・・・・伝送信号、１３…・・・垂直婦線消去
時間、１５・・・・・・画像信号、１６・・・・・・画
像制御信号の時間位置。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 静止画１画面を伝送するに際し、画像の内容を表わ
   す画像信号を伝送する他に、同一内容の画像制御信号を
   それぞれの信号が個々の独立した信号として識別出来る
   ように垂直帰線消去時間内に順次伝送することを特徴と
   する静止画多重伝送方式。