JPS6030360B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPS6030360B2 JPS6030360B2 JP8842379A JP8842379A JPS6030360B2 JP S6030360 B2 JPS6030360 B2 JP S6030360B2 JP 8842379 A JP8842379 A JP 8842379A JP 8842379 A JP8842379 A JP 8842379A JP S6030360 B2 JPS6030360 B2 JP S6030360B2
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- Japan
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- carbon atoms
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された洗浄剤組成物、殊に汚れた被洗物を
洗濯する際のすすぎ時における石けんスカムの発生を防
止することのできる洗浄剤組成物に関するものである。
洗濯する際のすすぎ時における石けんスカムの発生を防
止することのできる洗浄剤組成物に関するものである。
脂肪酸のアルカリ金属塩である石けんは、洗浄力、皮膚
に対するマイルド性及び安全性などにすぐれている点で
、古くから、裕用、手洗用、衣料洗濯用の洗剤として利
用されてきた。しかしながら、この石けんの場合、それ
自身冷水に対する溶解性が悪い上に、特に硬水中でカル
シウム、マグネシウム又は鉄イオンと反応し、水不落性
の二価金属石けんを生成して種々の弊害を生じるという
欠点がある。すなわち、この不落性石けんは水中で疑集
していわゆるスカムとなるが、このスカムは被洗物に沈
着し、被洗物の黄変、カビの発生及び異臭の発生などの
原因となり、さらには、このスカムは洗濯容器に汚れと
して枕着し、いわゆる「黒ゴミ」となる。そして、この
ような弊害はいずれも使用者からの苦情原因となり、そ
の洗剤は不良品として評価されてしまう。従釆、このよ
うなスカム発生防止あるいはスカムの分散化を目的とし
て、金属キレート化剤やスカム分散剤を用いることは知
られている。
に対するマイルド性及び安全性などにすぐれている点で
、古くから、裕用、手洗用、衣料洗濯用の洗剤として利
用されてきた。しかしながら、この石けんの場合、それ
自身冷水に対する溶解性が悪い上に、特に硬水中でカル
シウム、マグネシウム又は鉄イオンと反応し、水不落性
の二価金属石けんを生成して種々の弊害を生じるという
欠点がある。すなわち、この不落性石けんは水中で疑集
していわゆるスカムとなるが、このスカムは被洗物に沈
着し、被洗物の黄変、カビの発生及び異臭の発生などの
原因となり、さらには、このスカムは洗濯容器に汚れと
して枕着し、いわゆる「黒ゴミ」となる。そして、この
ような弊害はいずれも使用者からの苦情原因となり、そ
の洗剤は不良品として評価されてしまう。従釆、このよ
うなスカム発生防止あるいはスカムの分散化を目的とし
て、金属キレート化剤やスカム分散剤を用いることは知
られている。
しかしながら、これらのものを用いても未だ満足すべき
結果は得られていない。たとえば、金属キレート化剤(
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムやニトリロ三酢酸
三ナトリウムなど)を洗濯裕中に適当量加えても、この
ものはすすぎ時に無限大とも言える程稀釈されることか
ら、その効果を失ない、その結果スカムが生成する。一
方、スカム分散剤の場合、従来、ポリオキシェチレンア
ルキルエーテルや、N−〔Pーヒドロキシアルキル〕一
Nーポリオキシアルキレンイミノアルキレンカルボン酸
塩なども用いることが知られているが、これらのものも
格別のスカム防止効果を示すものではなく、特に、比較
的大なる汚れの着いた被洗物を洗濯する場合にはスカム
発生防止効果は極めて小さい。さらに、これらのものは
石けんの洗浄力を著しく低下させるという欠点を有し−
といる。本発明者らは、石けんを含む洗剤に見られる前
記欠点を克服するために鋭意研究を重ねた結果、特別の
界面活性剤を石けん洗剤に配合することにより、すぐれ
たスカム防止特性を有するとともに、石けん洗剤におけ
る難点となっていた冷水溶解性の悪さ及び硬水中での石
けんの泡立ちの悪さが著しく改善され、かつ洗浄力が相
乗的に向上した石けん洗浄剤組成物が得られることを見
出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明に
よれば、 下記一般式(1)で表わされるアニオン性界面活性剤A
と、一般式(0)で表わされる第4級アンモニウム塩型
カチオン性界面活性剤及び一般式(瓜)で表わされるス
ルホベタィンの中から選ばれる少なくとも1種の界面活
性剤Bと、一般式(N)で表わされる石けんCとを含み
、界面活性剤AとBとの重量比A/Bが8/1〜1/1
であり、かつこれらの界面活性剤A及びBの総和と石け
んCとの重量比〔A+B〕/Cが1/10〜6/3であ
ることを特徴とする洗浄剤組成物が提供される。
結果は得られていない。たとえば、金属キレート化剤(
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムやニトリロ三酢酸
三ナトリウムなど)を洗濯裕中に適当量加えても、この
ものはすすぎ時に無限大とも言える程稀釈されることか
ら、その効果を失ない、その結果スカムが生成する。一
方、スカム分散剤の場合、従来、ポリオキシェチレンア
ルキルエーテルや、N−〔Pーヒドロキシアルキル〕一
Nーポリオキシアルキレンイミノアルキレンカルボン酸
塩なども用いることが知られているが、これらのものも
格別のスカム防止効果を示すものではなく、特に、比較
的大なる汚れの着いた被洗物を洗濯する場合にはスカム
発生防止効果は極めて小さい。さらに、これらのものは
石けんの洗浄力を著しく低下させるという欠点を有し−
といる。本発明者らは、石けんを含む洗剤に見られる前
記欠点を克服するために鋭意研究を重ねた結果、特別の
界面活性剤を石けん洗剤に配合することにより、すぐれ
たスカム防止特性を有するとともに、石けん洗剤におけ
る難点となっていた冷水溶解性の悪さ及び硬水中での石
けんの泡立ちの悪さが著しく改善され、かつ洗浄力が相
乗的に向上した石けん洗浄剤組成物が得られることを見
出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明に
よれば、 下記一般式(1)で表わされるアニオン性界面活性剤A
と、一般式(0)で表わされる第4級アンモニウム塩型
カチオン性界面活性剤及び一般式(瓜)で表わされるス
ルホベタィンの中から選ばれる少なくとも1種の界面活
性剤Bと、一般式(N)で表わされる石けんCとを含み
、界面活性剤AとBとの重量比A/Bが8/1〜1/1
であり、かつこれらの界面活性剤A及びBの総和と石け
んCとの重量比〔A+B〕/Cが1/10〜6/3であ
ることを特徴とする洗浄剤組成物が提供される。
界面活性剤A:
(式中、R,は炭素数8〜22のアルキル基、アルケニ
ル基又はアルキルフェニル基、或いは炭素数8〜22の
アルキル基を持つアルキルフェニル基、R2は水素原子
又はメチル基、mは酸化アルキレンの平均付加モル数で
1〜10の数、及びM,はアルカリ金属、アンモニウム
又は有機アミンである)界面活性剤B: (式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R4及びR5はメチル基、一C2H40H基又
は−(C2比0)考日基、R6はメチル基、一C2はO
H基又は−(C2日0)考日基又はペンジル基及びXは
ハロゲン原子、一S04Cは基又は−S04C2日毒基
である)(式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基又
はアルケニル基、或いは炭素数8〜22のアルキル基を
持つアルキルフェニル基、R8及びR9はメチル基、一
C2比OH基、一(C2日40)キ日基又はペンジル基
、及びYは水素原子又はヒドロキシル基である)石けん
C: R,。
ル基又はアルキルフェニル基、或いは炭素数8〜22の
アルキル基を持つアルキルフェニル基、R2は水素原子
又はメチル基、mは酸化アルキレンの平均付加モル数で
1〜10の数、及びM,はアルカリ金属、アンモニウム
又は有機アミンである)界面活性剤B: (式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R4及びR5はメチル基、一C2H40H基又
は−(C2比0)考日基、R6はメチル基、一C2はO
H基又は−(C2日0)考日基又はペンジル基及びXは
ハロゲン原子、一S04Cは基又は−S04C2日毒基
である)(式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基又
はアルケニル基、或いは炭素数8〜22のアルキル基を
持つアルキルフェニル基、R8及びR9はメチル基、一
C2比OH基、一(C2日40)キ日基又はペンジル基
、及びYは水素原子又はヒドロキシル基である)石けん
C: R,。
COOM2 (N)(式中、R
,oは炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基、
及びM2はアルカリ金属、アンモニウム又は有機アミン
である)本発明において、アニオン性界面活性剤Aとし
て使用される一般式(1)で表わされるエーテル硫酸ェ
ステル塩は、炭素数8〜22の脂肪族飽和又は不飽和ア
ルコール或いは炭素数8〜22のアルキル基を持つァル
キルフェノールに、アルカリ触媒の存在下、酸化エチレ
ン又は酸化プロピレンを平均1〜10モル付加させて、
先ず、対応するェーナルを調製し、次いでこのものを常
法によりクロルスルホン酸又は無水硫酸で硫酸化後、ア
ルカリ金属水酸化物、アンモニア又は有機アミンで中和
することによって製造される。
,oは炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル基、
及びM2はアルカリ金属、アンモニウム又は有機アミン
である)本発明において、アニオン性界面活性剤Aとし
て使用される一般式(1)で表わされるエーテル硫酸ェ
ステル塩は、炭素数8〜22の脂肪族飽和又は不飽和ア
ルコール或いは炭素数8〜22のアルキル基を持つァル
キルフェノールに、アルカリ触媒の存在下、酸化エチレ
ン又は酸化プロピレンを平均1〜10モル付加させて、
先ず、対応するェーナルを調製し、次いでこのものを常
法によりクロルスルホン酸又は無水硫酸で硫酸化後、ア
ルカリ金属水酸化物、アンモニア又は有機アミンで中和
することによって製造される。
本発明に好適なエーテル硫酸ェステル塩としては、たと
えば、天然のラウリルアルコールに平均3モルの酸化エ
チレンを付加させたアルキルェーテルの硫酸ェステル塩
、オキソ合成で得られたC,.〜C,5の脂肪族飽和ア
ルコールに平均3モルの酸化エチレンを付加させたアル
キルェーテルの硫酸ェステル塩、及びオキソ合成で得ら
れたC,2〜C,3の脂肪族飽和アルコールに平均2モ
ルの酸化エチレンを付加させたアルキルェーテルの硫酸
ェステル塩などが挙げられる。この他、ポリオキシアル
キレンアルキルフェニルェーテル硫酸ェステル塩又はポ
リオキシアルキレンアルケニルェーテル硫酸ェステル塩
を使用可能で、そのうち特に好ましいものとしては、ポ
リオキシェチレン(P=3)ノニルフェニル硫酸ェステ
ル塩、ポリオキシェチレン(Pコ3)オレィルェーテル
硫酸ェステル等を挙げることができる。本発明でカチオ
ン性界面活性剤Bとして使用される一般式(ロ)で表わ
される第4級アンモニウム塩は常法により製造可能であ
る。
えば、天然のラウリルアルコールに平均3モルの酸化エ
チレンを付加させたアルキルェーテルの硫酸ェステル塩
、オキソ合成で得られたC,.〜C,5の脂肪族飽和ア
ルコールに平均3モルの酸化エチレンを付加させたアル
キルェーテルの硫酸ェステル塩、及びオキソ合成で得ら
れたC,2〜C,3の脂肪族飽和アルコールに平均2モ
ルの酸化エチレンを付加させたアルキルェーテルの硫酸
ェステル塩などが挙げられる。この他、ポリオキシアル
キレンアルキルフェニルェーテル硫酸ェステル塩又はポ
リオキシアルキレンアルケニルェーテル硫酸ェステル塩
を使用可能で、そのうち特に好ましいものとしては、ポ
リオキシェチレン(P=3)ノニルフェニル硫酸ェステ
ル塩、ポリオキシェチレン(Pコ3)オレィルェーテル
硫酸ェステル等を挙げることができる。本発明でカチオ
ン性界面活性剤Bとして使用される一般式(ロ)で表わ
される第4級アンモニウム塩は常法により製造可能であ
る。
本発明で使用される典型的な第4級アンモニウム塩を例
示すれば、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド
、ラウリルトリメチルアンモニウムメトサルフエート、
ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ミ
リスチルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシ(C
,2〜C,4)アルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イドなどがある。本発明で用いる第4級アンモニウム塩
型カチオン性界面活性剤は、1個の長鏡アルキル基又は
長鎖ァルケニル基を有し、かつその炭素数が8〜22の
範囲にあることが必要で、この条件が満されない場合は
たとえ後述する重量比条件が満されかつ一般式(1)及
び(W)で表わされるアニオン性界面活性剤と餅されて
も、所期の目的を達成することができない。
示すれば、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド
、ラウリルトリメチルアンモニウムメトサルフエート、
ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ミ
リスチルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシ(C
,2〜C,4)アルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イドなどがある。本発明で用いる第4級アンモニウム塩
型カチオン性界面活性剤は、1個の長鏡アルキル基又は
長鎖ァルケニル基を有し、かつその炭素数が8〜22の
範囲にあることが必要で、この条件が満されない場合は
たとえ後述する重量比条件が満されかつ一般式(1)及
び(W)で表わされるアニオン性界面活性剤と餅されて
も、所期の目的を達成することができない。
本発明において両性界面活性剤Bとして使用される一般
式(m)で表わされるスルホベタィンは、常法により製
造される。
式(m)で表わされるスルホベタィンは、常法により製
造される。
本発明で適用される典型的なスルホベタィンを例示すれ
ば、オクチルジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホ
ベタイン、ドデシルジメチルー2ーヒドロキシプロピル
スルホベタイン、オクタデシルジメチル−2ーヒドロキ
シプロピルスルホベタイン、ドデシルジメチループロピ
ルスルホベタイン、オクタデシルジヒドロキシエチルー
2ーヒドロキシプロピルスルホベタイン、ヤシ(C,2
〜C,4)アルキルジメチルー2ーヒドロキシプロピル
スルホベタインなどが挙げられる。本発明で用いるスル
ホベタィンは、1個の最鎖アルキル基又は長鎖アルケニ
ル基、或いは最鎖アルキル基を持つアルキルフェニル基
を有し、かつそのアルキル基又はアルケニル基の炭素数
が8〜22、好ましくは10〜0の範囲にあることが必
要で、この条件が流されない場合は、たとえ後述する重
量比条件が満されても、一般式(1)及び(N)で表わ
されるアニオン性界面活性剤と併用されても所期の効果
を得ることができない。
ば、オクチルジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホ
ベタイン、ドデシルジメチルー2ーヒドロキシプロピル
スルホベタイン、オクタデシルジメチル−2ーヒドロキ
シプロピルスルホベタイン、ドデシルジメチループロピ
ルスルホベタイン、オクタデシルジヒドロキシエチルー
2ーヒドロキシプロピルスルホベタイン、ヤシ(C,2
〜C,4)アルキルジメチルー2ーヒドロキシプロピル
スルホベタインなどが挙げられる。本発明で用いるスル
ホベタィンは、1個の最鎖アルキル基又は長鎖アルケニ
ル基、或いは最鎖アルキル基を持つアルキルフェニル基
を有し、かつそのアルキル基又はアルケニル基の炭素数
が8〜22、好ましくは10〜0の範囲にあることが必
要で、この条件が流されない場合は、たとえ後述する重
量比条件が満されても、一般式(1)及び(N)で表わ
されるアニオン性界面活性剤と併用されても所期の効果
を得ることができない。
本発明で用いられる石けんは一般式(W)で表わされる
。すなわち、全体の炭素数が8〜22、特に10〜18
の高級脂肪酸のアルカリ金属塩、及びアンモニアや有機
アミンによって中和された塩が適用され、殊に、ナトリ
ウム塩及びカリウム塩の使用が好ましい。本発明の石け
んは、天然の動物・植物油脂、たとえば、獣脂、パーム
油、ココナツ油、パーム核油、及びそれらの類似物を直
接ケン化するか、あるいはそれらから議導された脂肪酸
を中和することによって製造される。さらに、合成脂肪
酸を中和することによって製造される。本発明の洗浄剤
組成物において、一般式(1)で表わされるアニオン性
界面活性剤Aと、一般式(0)又は(m)で表わされる
カチオン性界面活性剤又は両性界面活性剤あるいはそれ
らの混合物Bとの割合は、成分AとBとの重量比A/B
が8/1〜1/1、好ましくは8/1〜7/4の範囲で
ある。この重量比A/Bが8/1を越えた場合や1/1
に満ない場合は、スカム発生を防止し得る製品を得るこ
とができない。また、本発明の洗浄剤組成物においては
、界面活性剤A及びBの合計と一般式(1)(W)で表
わされる石けんCとの重量比〔A十B〕/Cを1/10
〜6/3の範囲に保持することが必要である。この重量
比が1/10に満ない場合にはスカム発生を防止するこ
とができず、さらに硬水中での洗浄力及び冷水溶解性も
悪い。逆に、この重量比が6/3を越えると、得られる
製品の洗浄力が低下し、泡立ちも悪くなる。本発明の洗
浄剤組成物は、前記した必須成分A,B及びCに加えて
、必要に応じ、通常の粒状又は固体状衣料用洗浄剤や液
体洗剤において慣用されている補助添加剤、たとえば、
増量剤、ビルダー可溶化剤、pH調整剤、安定化剤、漂
白剤、蟹光剤、香料、色素などを含有することができる
。
。すなわち、全体の炭素数が8〜22、特に10〜18
の高級脂肪酸のアルカリ金属塩、及びアンモニアや有機
アミンによって中和された塩が適用され、殊に、ナトリ
ウム塩及びカリウム塩の使用が好ましい。本発明の石け
んは、天然の動物・植物油脂、たとえば、獣脂、パーム
油、ココナツ油、パーム核油、及びそれらの類似物を直
接ケン化するか、あるいはそれらから議導された脂肪酸
を中和することによって製造される。さらに、合成脂肪
酸を中和することによって製造される。本発明の洗浄剤
組成物において、一般式(1)で表わされるアニオン性
界面活性剤Aと、一般式(0)又は(m)で表わされる
カチオン性界面活性剤又は両性界面活性剤あるいはそれ
らの混合物Bとの割合は、成分AとBとの重量比A/B
が8/1〜1/1、好ましくは8/1〜7/4の範囲で
ある。この重量比A/Bが8/1を越えた場合や1/1
に満ない場合は、スカム発生を防止し得る製品を得るこ
とができない。また、本発明の洗浄剤組成物においては
、界面活性剤A及びBの合計と一般式(1)(W)で表
わされる石けんCとの重量比〔A十B〕/Cを1/10
〜6/3の範囲に保持することが必要である。この重量
比が1/10に満ない場合にはスカム発生を防止するこ
とができず、さらに硬水中での洗浄力及び冷水溶解性も
悪い。逆に、この重量比が6/3を越えると、得られる
製品の洗浄力が低下し、泡立ちも悪くなる。本発明の洗
浄剤組成物は、前記した必須成分A,B及びCに加えて
、必要に応じ、通常の粒状又は固体状衣料用洗浄剤や液
体洗剤において慣用されている補助添加剤、たとえば、
増量剤、ビルダー可溶化剤、pH調整剤、安定化剤、漂
白剤、蟹光剤、香料、色素などを含有することができる
。
本発明の洗浄剤組成物は、その含有成分A,B及びCの
独特な相乗作用に起因して、従来の石けん洗剤では達成
し得なかったすぐれた効果を奏する。すなわち、本発明
の洗浄剤組成物によれば、洗濯時のスカムの生成を防止
することができ、特に比較的大きな汚れの着いた被洗物
を洗濯する場合でもスカムが生成したり、洗濯容器がス
カムにより汚染されるようなことはない。さらに、本発
明の洗浄剤組成物の場合、冷水溶解性においても著しく
改良されたもので、良好な硬水中の泡立ち性と洗浄性と
を有する。次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
独特な相乗作用に起因して、従来の石けん洗剤では達成
し得なかったすぐれた効果を奏する。すなわち、本発明
の洗浄剤組成物によれば、洗濯時のスカムの生成を防止
することができ、特に比較的大きな汚れの着いた被洗物
を洗濯する場合でもスカムが生成したり、洗濯容器がス
カムにより汚染されるようなことはない。さらに、本発
明の洗浄剤組成物の場合、冷水溶解性においても著しく
改良されたもので、良好な硬水中の泡立ち性と洗浄性と
を有する。次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
なお、下記実施例中で示された洗浄剤組成物の性能評価
法は次の通りである。スカム分散性評価 洗濯機(うず巻形、反転式)の中で組成物の0.2%水
道水(5oDH)溶液を作った。
法は次の通りである。スカム分散性評価 洗濯機(うず巻形、反転式)の中で組成物の0.2%水
道水(5oDH)溶液を作った。
被洗布は5日着用後の綿メリヤスハダシャッを用い、そ
の裕比1:30で25qoにおいて通常の操作に従って
洗濯し、被洗布を1分脱水した後、同じ水道水を用いて
3分すすぎを行った後3の砂間静直し、液表面にスカム
が存在するかどうか、あるいは洗濯容器に次債物があな
いかどうかを観察した。スカム分散法の評価は下記の基
準に従った。○三洗濯すすぎ液が透明でスカムなし、及
び容器沈積物なし△:洗濯すすぎ液が少々濁ってわずか
にスカム浮遊×:洗濯すすぎ液が「濁って浮遊している
スカム多い、又は容器沈積物あり洗浄力及び泡立ち 被洗布に3日間着用した綿メリヤスハダシャッとともに
天然汚垢のついた襟布2の女を付して上記の方法と同じ
条件にて洗濯を行った。
の裕比1:30で25qoにおいて通常の操作に従って
洗濯し、被洗布を1分脱水した後、同じ水道水を用いて
3分すすぎを行った後3の砂間静直し、液表面にスカム
が存在するかどうか、あるいは洗濯容器に次債物があな
いかどうかを観察した。スカム分散法の評価は下記の基
準に従った。○三洗濯すすぎ液が透明でスカムなし、及
び容器沈積物なし△:洗濯すすぎ液が少々濁ってわずか
にスカム浮遊×:洗濯すすぎ液が「濁って浮遊している
スカム多い、又は容器沈積物あり洗浄力及び泡立ち 被洗布に3日間着用した綿メリヤスハダシャッとともに
天然汚垢のついた襟布2の女を付して上記の方法と同じ
条件にて洗濯を行った。
洗濯後、次の式により反射率の差△Rを算出し、洗浄力
は石けんのみの場合の△Rを100とした指数で表わし
た。△R=Rw−Rs Rw:洗濯後の汚垢布の反射率 Rs:洗濯前の汚垢布の反射率 泡立ちは、被洗布を入れた時から5分後の泡立ちを次の
ような基準により評価した。
は石けんのみの場合の△Rを100とした指数で表わし
た。△R=Rw−Rs Rw:洗濯後の汚垢布の反射率 Rs:洗濯前の汚垢布の反射率 泡立ちは、被洗布を入れた時から5分後の泡立ちを次の
ような基準により評価した。
石けんのみの場合の泡立ちを4点及び泡がたたない場合
を0点とした。
を0点とした。
4点より大きくなる程泡立ちは良好で4点より小さくな
る程泡立ちは悪くなる。
る程泡立ちは悪くなる。
冷水に対する溶解性
洗剤を電気乾燥器内で110±1℃にて乾燥した後、乳
鉢で粉砕後30一50メッシュ以内に筋で粒度をそろえ
て15℃の50D別便度水2そ中に1夕入れ、カクハン
10分後の溶液の透明度を下記の基準に基いて評価した
。
鉢で粉砕後30一50メッシュ以内に筋で粒度をそろえ
て15℃の50D別便度水2そ中に1夕入れ、カクハン
10分後の溶液の透明度を下記の基準に基いて評価した
。
○:透明
×:石けん様の濁り
実施例 1
アニオン性界面活性剤A、カチオン性又は両性界面活性
剤B及び石けんCを含む下記第1表に示す組成の洗浄剤
組成物を調製し、その性能を前述の方法により評価した
。
剤B及び石けんCを含む下記第1表に示す組成の洗浄剤
組成物を調製し、その性能を前述の方法により評価した
。
その結果を第1表に示す。さらに第1表には比較のため
に金属キレート化剤(エチレンジァミン四酢酸四ナトリ
ウム)の効果も同時に示した。尚、第1及び第2表に示
す表中の暗記号の内容は次の通りである。
に金属キレート化剤(エチレンジァミン四酢酸四ナトリ
ウム)の効果も同時に示した。尚、第1及び第2表に示
す表中の暗記号の内容は次の通りである。
AES・P=3:アルキル基の炭素数12〜13で酸化
エチレンの平均付加モル数が3であるポリオキシエチレ
ン アルキルェーテル硫酸ェステル ソーダ C,2ABS:アルキル基の炭素数12であるアルキル
ベンゼンスルホン酸ソーダC,2AS:アルキル基の炭
素数が12であるアルキル硫酸ソーダ*C,4AOS:
アルキル基の炭素数が14であるQ−オレフィンスルホ
ン酸ソーダC,2ATMA:C,2アルキルトリメチル
アンモニウムク。
エチレンの平均付加モル数が3であるポリオキシエチレ
ン アルキルェーテル硫酸ェステル ソーダ C,2ABS:アルキル基の炭素数12であるアルキル
ベンゼンスルホン酸ソーダC,2AS:アルキル基の炭
素数が12であるアルキル硫酸ソーダ*C,4AOS:
アルキル基の炭素数が14であるQ−オレフィンスルホ
ン酸ソーダC,2ATMA:C,2アルキルトリメチル
アンモニウムク。
ライドC,8ADHPS:C,8アルキルジメチル−2
ーヒドロキシプロピルスルホベタイン第1表より明らか
なように洗浄剤組成物に優れたスカム分散性、洗浄力、
泡立ち及び冷水に対する熔解性を付与するためには本発
明で特定した界面活性剤を選択するかが重要であって、
本発明のものとは異なる界面活性剤を組み合せた組成物
仇.3〜舵.8はスカム分散剤、洗浄力、泡立ち及び冷
水に対する溶解性の各点で不満足な結果しか与えない。
ーヒドロキシプロピルスルホベタイン第1表より明らか
なように洗浄剤組成物に優れたスカム分散性、洗浄力、
泡立ち及び冷水に対する熔解性を付与するためには本発
明で特定した界面活性剤を選択するかが重要であって、
本発明のものとは異なる界面活性剤を組み合せた組成物
仇.3〜舵.8はスカム分散剤、洗浄力、泡立ち及び冷
水に対する溶解性の各点で不満足な結果しか与えない。
又M.9の金属キレート化剤もスカムの生成を防止する
ことはできない。第1表 実施例 2 アニオン性界面活性剤Aとしてアルキル基の炭素数が1
2〜13で酸化エチレンの平均付加モル数が2であるポ
リオキシェチレンアルキルェーテル硫酸ェステルソーダ
(AES・P=2)を使用し、カチオン性界面活性剤B
としてドデシルトリメチルアンモニウムクロラィド(C
,2ATMA)を使用し、両性界面活性剤Bとして、オ
クタデシルジメチル2ーヒドロキシプロピルスルホベタ
イン(C,8ADH的)を使用して、洗浄剤組成物を調
製し、各組成物の性能を実施例一1と同様‘と評価した
。
ことはできない。第1表 実施例 2 アニオン性界面活性剤Aとしてアルキル基の炭素数が1
2〜13で酸化エチレンの平均付加モル数が2であるポ
リオキシェチレンアルキルェーテル硫酸ェステルソーダ
(AES・P=2)を使用し、カチオン性界面活性剤B
としてドデシルトリメチルアンモニウムクロラィド(C
,2ATMA)を使用し、両性界面活性剤Bとして、オ
クタデシルジメチル2ーヒドロキシプロピルスルホベタ
イン(C,8ADH的)を使用して、洗浄剤組成物を調
製し、各組成物の性能を実施例一1と同様‘と評価した
。
結果を表−2に示す。
第2表
第2表より明らかなように、組成物に優れたスカム分散
性、洗浄力、泡立性及び冷水に対する溶解性を兼備させ
るためには、界面活性剤A,B及びCの重量比が重要で
あることを示している。
性、洗浄力、泡立性及び冷水に対する溶解性を兼備させ
るためには、界面活性剤A,B及びCの重量比が重要で
あることを示している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(I)で表わされるアニオン性界面活性
剤Aと、一般式(I)表わされる第4級アンモニウム塩
型カチオン性界面活性剤及び一般式(III)で表わされ
るスルホベタインの中から選ばれる少なくとも1種の界
面活性剤Bと、一般式(IV)で表わされる石けんCとを
含み、界面活性剤AとBとの重量比A/Bが8/1〜1
/1であり、かつこれらの界面活性剤A及びBの総和と
石けんCとの重量比〔A+B〕/Cが1/10〜6/3
であることを特徴とする洗浄剤組成物。 界面活性剤A: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数8〜22のアルキル基又はア
ルケニル基、或いは炭素数8〜22のアルキル基を持つ
アルキルフエニル基、R_2は水素原子又はメチル基、
mは酸化アルキレンの平均不加モル数で1〜10の数、
及びM_1はアルカリ金属、アンモニウム又は有機アミ
ンである) 界面活性剤B: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3は炭素数8〜22のアルキル基又はア
ルケニル基、R_4及びR_5はメチル基、−C_2H
_4OH基又は−(C_2H_4O))_2−H基、R
_6はメチル基、−C_2H_4OH基、−(C_2H
_4O))_2−H基又はベンジル基、及びXはハロゲ
ン原子、−SO_4CH_3基又は−SO_4C_2H
_5基である)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_7は炭素数8〜22のアルキル基又はア
ルケニル基、或いは炭素数8〜22のアルキル基を持つ
アルキルフエニル基、R_8及びR_9はメチル基、−
C_2H_4OH基、−(C_2H_4O))_2−H
基又はベンジル基、及びYは水素原子又はヒドロキシル
基である) 石けんC: R_1_0COOM_2 (IV) (式中、R_1_0は炭素数7〜21のアルキル基又
はアルケニル基、及びM_2はアルカリ金属、アンモニ
ウム又は有機アミンである)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8842379A JPS6030360B2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8842379A JPS6030360B2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612000A JPS5612000A (en) | 1981-02-05 |
JPS6030360B2 true JPS6030360B2 (ja) | 1985-07-16 |
Family
ID=13942364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8842379A Expired JPS6030360B2 (ja) | 1979-07-12 | 1979-07-12 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030360B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4561998A (en) * | 1982-05-24 | 1985-12-31 | The Procter & Gamble Company | Near-neutral pH detergents containing anionic surfactant, cosurfactant and fatty acid |
US4919846A (en) * | 1986-05-27 | 1990-04-24 | Shiseido Company Ltd. | Detergent composition containing a quaternary ammonium cationic surfactant and a carboxylate anionic surfactant |
-
1979
- 1979-07-12 JP JP8842379A patent/JPS6030360B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612000A (en) | 1981-02-05 |
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