JPS6030317Y2 - 流体圧シリンダのストロ−ク調整装置 - Google Patents

流体圧シリンダのストロ−ク調整装置

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JPS6030317Y2
JPS6030317Y2 JP17174878U JP17174878U JPS6030317Y2 JP S6030317 Y2 JPS6030317 Y2 JP S6030317Y2 JP 17174878 U JP17174878 U JP 17174878U JP 17174878 U JP17174878 U JP 17174878U JP S6030317 Y2 JPS6030317 Y2 JP S6030317Y2
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JP
Japan
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cylinder
mast
cylinder cap
fluid pressure
port
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JP17174878U
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JPS5586099U (ja
Inventor
久俊 楢崎
Original Assignee
ティー・シー・エム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばリフトシリンダを二本にしてこれを左右
両側に配し前方視野の拡大を図ったフォークリフトトラ
ック等の荷役車両に於けるマスト装置に係り、とりわけ
この種流体圧シリンダのストローク調整装置に関する。
前記マスト装置100は第4図乃至第8図に示す如く荷
役車両の車体に取付けられる固定マスト101と、これ
に対して昇降自在に設けられた移動マスト102と、該
移動マスト102に沿って上下動する昇降体103とを
備え、周知の如く前記固定マスト101と移動マスト1
02間、及び移動マスト102と昇降体103間には円
滑なる摺動を得る為に適宜のエンドローラ並びにサイド
ローラ(いずれも図示せず)が配設しである。
而して前記移動マスト102並びに昇降体103を昇降
駆動するリフトシリンダ104は二本にして第4図の如
く固定マスト101の両側に配したり、或は第5図の通
り、後側に位置させたりし、これらのピストンロッド1
05の先端にはシーブ(図示せず)が軸設されて直接若
しくはフリーリフト機構(図示せず)を介して間接的に
移動マスト102の上部に取付けられている。
第6図乃至第8図は説明上ピストンロッド105の先端
を直接移動マスト102に取付けた場合を例示している
前記シーブには図描していないが一端が固定マスト10
1に止結されたチェーンが掛渡され、これの他端は昇降
体103に止着される。
従って左右のリフトシリンダ104のピストンロッド1
05を伸長させると移動マスト102は同速で、又、昇
降体103はその二倍の速度で上昇する。
ところがこの様な二本リフトシリンダ形式のマスト装f
l100にあっては左右のリフトシリンダ104のスト
ロークが同一である必要がある。
何故なら左右のリフトシリンダ104のストロークに差
があるとその分(ΔS)だけリフトシリンダ104のス
トロークエンド付近で移動7スト102並びに昇降体1
03が傾斜し、マスト間及び移動マストと昇降体間に設
けたサイドローラに無理な負荷が掛り、これが偏摩耗し
たり或は損傷したりすると共に荷役車両の車体自体も左
右に揺動して運転者に不安を与える危惧が多分にある。
又、仮に左右のリフトシリンダ104のストロークが完
全に同一になる様に製作されたとしても、例えば第7図
に示す如く移動マスト102の枠材に歪みがあった場合
には第8図の如くストローク差ΔSが生じ、前記と同様
移動マスト並びに昇降体が左右に傾倒してしまう。
従って左右のリフトシリンダ104のストロークは現物
合せで、つまりマストとリフトシリンダを組上げた後に
調整できるのが最も望ましい。
通常、リフトシリンダ104に限らず流体圧シリンダは
第3図に示す如くシリンダチューブ106と、シリンダ
キャップ107を備え、これらは螺子に依り螺合されて
いる。
而してシリンダキャップ107の一部には膨出部108
が造形され、シリンダチューブ106内のピストンロッ
ド側室109に連通するポート110が設けられている
リフトシリンダ104の如く単動型であるとこのポート
は空気抜き用となり、複動型であると他の流体出入口と
なって何れの場合も適宜の配管が接続される。
尚、シリンダチューブ106とシリンダキャップ107
間、及びシリンダキャップ107とピストンロッド10
5間にはシール材111.112が介設しである。
ところが前述の如くリフトシリンダ104のシリンダキ
ャップ107にはポート110の為の膨出部108が造
形されて居り、通常リフトシリンダ104の中心Oから
シリンダキャップ107の外端までの距離(シリンダキ
ャップの半径)Aと、リフトシリンダ104の中心Oか
ら膨出部108の最外端までの距離BとはA<Bとなっ
ているのが普通である。
又、前方視野を良くする目的とマスト装置全体をコンパ
クトにする為に固定マスト101の外端とリフトシリン
ダ104の中心Oまでの距離Cは極力小さく取られて居
り、B>Cとなっている為、完成品となったマスト装置
100では前記シリンダキャップ107を回してストロ
ーク調整することは不可能であった。
仮に前記のC寸法を予め大きく取って置き、シリンダキ
ャップ107が回せる様にしていてもポート110の位
置はこれに接続される配管の都合に依りある程度限定さ
れ、シリンダキャップ107の一回転、則ちキャップネ
ジの一ピツチ単位でしか調整できず、その中間位置での
調整は難しかった。
本考案は叙上の問題点に鑑みこれを解消する為に創案さ
れたもので、その主たる目的は固定マストの外端とリフ
トシリンダの中心までの距離を大きくする事なく、然も
マスト完成品段階でリフトシリンダのストロークを任意
に調整できる様にした流体圧シリンダのストローク調整
装置を提供するにある。
本考案の他の目的はシリンダキャップに対してポートを
有する環体を密封状態を保持すべく回動自在に設け、前
記ポート位置を動かすことなくシリンダキャップをシリ
ンダチューブに対して螺動し、ストロークの調整が行な
える様にした流体圧シリンダのストローク調整装置を提
供するにある。
以下本考案の一実施例を示す図面に基づきその詳細を説
明する。
本考案のストローク調整装置1は先述した様なマスト装
置100のリフトシリンダ104の如キ流体圧シリンダ
2に適用され、これは流体圧シリンダ2のシリンダチュ
ーブ3に螺合されるシリンダキャップ4と、前記シリン
ダ2の軸心回りに回動できる様シリンダキャップ4の外
周に設けた環体5と、前記環体5に穿設したポート6と
、前記シリンダキャップ4に設けられシリンダ2の室7
に通ずる通孔8と、前記環体5とシリンダキャップ4の
間に設けられポート6と通孔8とを常に連通ずる周溝9
と、同じく環体5とシリンダキャップ4間に介設されこ
の間の密封状態を保持するシール材10とからその主要
部が構威されている。
前記流体圧シリンダ2はピストンロッド11を備え、シ
リンダキャップ4との間にはシール材12が介設されて
いる。
環体5はシリンダキャップ4の段径部13に回動自在に
嵌合されスナップリング14にて軸方向の抜止めが施さ
れており、周溝9はシリンダキャップ4側に削設しであ
る。
尚、シリンダチューブ3とシリンダキャップ4間にもシ
ール材15が介装されている。
本考案はこの様な構成であるのでストロークの調整をす
る場合、シリンダキャップ4をシリンダチューブ3に対
して螺動させれば行なえる。
この時ポート6を有する環体5は前記シリンダキャップ
4に対して回動し得るべく構威しであるから何ら支障な
くシリンダキャップ4を回動操作できる。
勿論、ポート6と通孔8とはどの様な回動位置になって
も周溝9が設けであるので常時連通され、その両脇には
シール材10があるので密封状態も維持される。
尚、本考案のストローク調整装置1はその主旨に従いマ
スト装置100のリフトシリンダ104に限らず他の流
体圧シリンダに採用し得ることは云うまでもなく、単動
型、複動型等の型式も厭わない。
以上既述した如く本考案に依ればポート位置を動かすこ
となくシリンダキャップをシリンダチューブに対して回
すことが出来るのでストロークを任意に調整できる。
従って例えばマスト装置のリフトシリンダに適用した場
合にはストローク差に依る弊害が防止できる等諸種の効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のストローク調整装置の具体的構造を示
す要部縦断面図、第2図は従来の流体圧シリンダである
リフトシリンダとマストとの関係を示す平面図、第3図
はその要部縦断面図、第4図、第5図は二本リフトシリ
ンダ型式のマスト装置の概要構造を示す平面図、第6図
は左右のリフトシリンダにストローク差があった場合の
マスト装置を示す略式正面図、第7図、第8図は移動マ
ストに歪みがある場合の同様図である。 1はストローク調整装置、2は流体圧シリンダ、3はシ
リンダチューブ、4はシリンダキャップ、5は環体、6
はポート、7は室、8は通孔、9は周溝、10はシール
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダチューブ3とこれに螺動自在に螺設されたシリ
    ンダキャップ4を備えた流体圧シリンダ2に於て、前記
    シリンダキャップ4に螺動方向に回動できるべく環体5
    を設け、該環体5にはポート6を設けると共に、シリン
    ダキャップ4には室7に通ずる通孔8を穿設し、前記シ
    リンダキャップ4と環体5との間には前記ポート6と通
    孔8とを常時連通ずる周溝9と、その両脇位置にはこの
    間の密封を司るシール材10を夫々設けたことを特徴と
    する流体圧シリンダのストローク調整装置。
JP17174878U 1978-12-12 1978-12-12 流体圧シリンダのストロ−ク調整装置 Expired JPS6030317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17174878U JPS6030317Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 流体圧シリンダのストロ−ク調整装置

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JP17174878U JPS6030317Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 流体圧シリンダのストロ−ク調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5586099U JPS5586099U (ja) 1980-06-13
JPS6030317Y2 true JPS6030317Y2 (ja) 1985-09-11

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ID=29175942

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JP17174878U Expired JPS6030317Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 流体圧シリンダのストロ−ク調整装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141753Y2 (ja) * 1980-09-29 1986-11-27

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JPS5586099U (ja) 1980-06-13

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