JPS6030157Y2 - 舶用減速機における微速航行装置 - Google Patents
舶用減速機における微速航行装置Info
- Publication number
- JPS6030157Y2 JPS6030157Y2 JP1976017359U JP1735976U JPS6030157Y2 JP S6030157 Y2 JPS6030157 Y2 JP S6030157Y2 JP 1976017359 U JP1976017359 U JP 1976017359U JP 1735976 U JP1735976 U JP 1735976U JP S6030157 Y2 JPS6030157 Y2 JP S6030157Y2
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- slow
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- switching valve
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は1.原動軸と推力軸との間に、推力軸を選択
的に船舶前進方向もしくは後進方向に回転駆動するため
の前進用及び後進用の油圧クラッチを設けである、油圧
作動型の舶用減速機において、船舶を選択的に微速航行
させるための微速航行装置に、関するもである。
的に船舶前進方向もしくは後進方向に回転駆動するため
の前進用及び後進用の油圧クラッチを設けである、油圧
作動型の舶用減速機において、船舶を選択的に微速航行
させるための微速航行装置に、関するもである。
この種の舶用減速機を用いて微速航行を行なおうへする
場合に従来は、上記の油圧クラッチに対する作用油圧を
低下させて該油圧クラッチをスリップ運転させ、もって
推力軸の微速駆動を得るようになされており、破外の外
乱に対する補正は、推力軸側より電気的或は油圧的にフ
ィードバックをとることによって行なっていたが、クラ
ッチスリップ運転ではトルク伝達効率が悪いため特に大
きな油冷却器を設ける必要があるといった不具合と、上
記の外乱補正用のフィードバック機構が舶用減速機のコ
ストアップを招くといった不具合があった。
場合に従来は、上記の油圧クラッチに対する作用油圧を
低下させて該油圧クラッチをスリップ運転させ、もって
推力軸の微速駆動を得るようになされており、破外の外
乱に対する補正は、推力軸側より電気的或は油圧的にフ
ィードバックをとることによって行なっていたが、クラ
ッチスリップ運転ではトルク伝達効率が悪いため特に大
きな油冷却器を設ける必要があるといった不具合と、上
記の外乱補正用のフィードバック機構が舶用減速機のコ
ストアップを招くといった不具合があった。
そこでこの考案は、上記のような不具合を解消すると共
に、舶用減速機に対し簡単に装備させえ、また微速航行
用の機器を他の目的に対しても利用することとして経済
性を高めである、新規な微速航行装置を痴供しようとす
るものである。
に、舶用減速機に対し簡単に装備させえ、また微速航行
用の機器を他の目的に対しても利用することとして経済
性を高めである、新規な微速航行装置を痴供しようとす
るものである。
図示の実施例について、この考案に係る舶用減速機にお
ける微速航行装置の構成を説明すると、図示されていな
いエンジンにより駆動される原動軸1上に、該原動軸1
にそのクラッチハウジングを嵌着された前進用油圧クラ
ッチ2を設けて、原動軸1に遊嵌された前進用歯車3を
該油圧クラッチ2の作動により原動軸1に選択的に結合
し得るようになすと共に、原動軸1に並列させた中間軸
4であって原動軸1に嵌着された歯車5と該中間軸4に
嵌着された歯車6との噛合せによる伝動で入力される中
間軸4上に、該中間軸4にそのクラッチハウジングを嵌
着された後進用油圧クラッチ7を設けて、中間軸4に遊
嵌された後進用歯車8を該油圧クラッチ7の作動により
中間軸4を選択的に結合し得るようになし、上記の前進
用歯車3と後進用歯車8とをそれぞれ、プロペラ9を駆
動する推力軸10上の大歯車11と噛合わせて、歯車3
,11間の噛合いと歯車8,11間の噛合いにより減速
を得ると共に、油圧クラッチ2,7の何れか−を選択的
に作動させることで原動軸1と推力軸10間の連動連結
し、推力軸10ないしプロペラ9を前進方向或は後進方
向に駆動するように構成された舶用減速機において、こ
の考案は次のように実施されている。
ける微速航行装置の構成を説明すると、図示されていな
いエンジンにより駆動される原動軸1上に、該原動軸1
にそのクラッチハウジングを嵌着された前進用油圧クラ
ッチ2を設けて、原動軸1に遊嵌された前進用歯車3を
該油圧クラッチ2の作動により原動軸1に選択的に結合
し得るようになすと共に、原動軸1に並列させた中間軸
4であって原動軸1に嵌着された歯車5と該中間軸4に
嵌着された歯車6との噛合せによる伝動で入力される中
間軸4上に、該中間軸4にそのクラッチハウジングを嵌
着された後進用油圧クラッチ7を設けて、中間軸4に遊
嵌された後進用歯車8を該油圧クラッチ7の作動により
中間軸4を選択的に結合し得るようになし、上記の前進
用歯車3と後進用歯車8とをそれぞれ、プロペラ9を駆
動する推力軸10上の大歯車11と噛合わせて、歯車3
,11間の噛合いと歯車8,11間の噛合いにより減速
を得ると共に、油圧クラッチ2,7の何れか−を選択的
に作動させることで原動軸1と推力軸10間の連動連結
し、推力軸10ないしプロペラ9を前進方向或は後進方
向に駆動するように構成された舶用減速機において、こ
の考案は次のように実施されている。
すなわち、上記減速機のハウジング12の外面には、原
動軸1より入力されて駆動される油圧ポンプ13を装着
してあって、第2図に示すぐうに該油圧ポンプ13によ
り油タンク14から前記油圧クラッチ2,7に対し選択
的に圧油を供給するようになされているのであるが、こ
の油圧ポンプ13により油圧を供給されて駆動される油
圧モータ15が、同様にハウジング12の外面に装着し
てあり、ハウジング12内に延出させてこの油圧モータ
15の出力軸15aに小歯車16を嵌着して設け、この
小歯車16を推力軸10上の前記大歯車11に噛合わせ
ることで、該油圧モータ15を、クラッチを介すること
なく推力軸10に対し連動連結して、油圧モータ15の
低速駆動により、歯車16.11間の噛合せでさらに減
速を得て、推力軸10を微速駆動し得るように構成して
いるのである。
動軸1より入力されて駆動される油圧ポンプ13を装着
してあって、第2図に示すぐうに該油圧ポンプ13によ
り油タンク14から前記油圧クラッチ2,7に対し選択
的に圧油を供給するようになされているのであるが、こ
の油圧ポンプ13により油圧を供給されて駆動される油
圧モータ15が、同様にハウジング12の外面に装着し
てあり、ハウジング12内に延出させてこの油圧モータ
15の出力軸15aに小歯車16を嵌着して設け、この
小歯車16を推力軸10上の前記大歯車11に噛合わせ
ることで、該油圧モータ15を、クラッチを介すること
なく推力軸10に対し連動連結して、油圧モータ15の
低速駆動により、歯車16.11間の噛合せでさらに減
速を得て、推力軸10を微速駆動し得るように構成して
いるのである。
そして第2図に示すように、前記油圧ポンプ13から油
圧クラッチ2,7に至る給油回路17の途中には、切換
弁18を介して上記油圧モータ15に至る給油回路19
を接続してあり、上記の切換弁18をして、油圧ポンプ
13の吐出側を油圧クラッチ2,7方向に接続する作用
装置1と油圧モータ15方向に接続する作用位置■とを
備えた2位置の切換弁に構成して、該切換弁18の操作
により油圧クラッチ2或は7と油圧モータ15との何れ
かに選択的に油圧を供給し得るようになしているのであ
る。
圧クラッチ2,7に至る給油回路17の途中には、切換
弁18を介して上記油圧モータ15に至る給油回路19
を接続してあり、上記の切換弁18をして、油圧ポンプ
13の吐出側を油圧クラッチ2,7方向に接続する作用
装置1と油圧モータ15方向に接続する作用位置■とを
備えた2位置の切換弁に構成して、該切換弁18の操作
により油圧クラッチ2或は7と油圧モータ15との何れ
かに選択的に油圧を供給し得るようになしているのであ
る。
第2図において、20は油圧クラッチ2,7に至る給油
回路17より分岐させた分岐回路21に挿入して設けた
、油圧クラッチ2.7の作動油圧設定用の調圧弁、22
は上記給油回路17に挿入された切換弁であって中立位
置Nと前進用油圧クラッチ2に給油する前進作用位置F
と後進用油圧クラッチ7に給油する後進作用位置Rとを
備えたものであり、また給油回路17に前記切換弁18
よりも前段において接続された分岐回路23には油圧モ
ータ15の作動油圧を設定する調圧弁24が挿入されて
おり、さらに油圧モータ15への前記給油回路19には
、中立位置Nと油圧モータ15に前進駆動方向において
給油する前進作用位置Fと油圧モータ15に後進駆動方
向において給油する後進作用位置Rとを備えた切換弁2
5を挿入しである。
回路17より分岐させた分岐回路21に挿入して設けた
、油圧クラッチ2.7の作動油圧設定用の調圧弁、22
は上記給油回路17に挿入された切換弁であって中立位
置Nと前進用油圧クラッチ2に給油する前進作用位置F
と後進用油圧クラッチ7に給油する後進作用位置Rとを
備えたものであり、また給油回路17に前記切換弁18
よりも前段において接続された分岐回路23には油圧モ
ータ15の作動油圧を設定する調圧弁24が挿入されて
おり、さらに油圧モータ15への前記給油回路19には
、中立位置Nと油圧モータ15に前進駆動方向において
給油する前進作用位置Fと油圧モータ15に後進駆動方
向において給油する後進作用位置Rとを備えた切換弁2
5を挿入しである。
なお同様に第2図に示すように、油圧モータ15に至る
給油回路19には、該油圧モータ15に緩衝的に油圧を
作用させるための可変絞り26を挿入してあり、また前
記調圧弁24を挿入された分岐回路23と潤滑油逆流防
止用の逆止弁27を挿入された、油圧モータ15からの
排出回路28とは潤滑部りへと導かれており、また前記
調圧弁20を挿入せる分岐回路21にも通例のように、
該分岐回路21に挿入された潤滑油圧設定用の調圧弁2
9の前段で該潤滑部りに至る潤滑油供給回路30が接続
されており、何れの回路21,23.28からの潤滑油
もその油圧が上記調圧弁29にて決定されるように、こ
れらの回路21,23.28間が接続されている。
給油回路19には、該油圧モータ15に緩衝的に油圧を
作用させるための可変絞り26を挿入してあり、また前
記調圧弁24を挿入された分岐回路23と潤滑油逆流防
止用の逆止弁27を挿入された、油圧モータ15からの
排出回路28とは潤滑部りへと導かれており、また前記
調圧弁20を挿入せる分岐回路21にも通例のように、
該分岐回路21に挿入された潤滑油圧設定用の調圧弁2
9の前段で該潤滑部りに至る潤滑油供給回路30が接続
されており、何れの回路21,23.28からの潤滑油
もその油圧が上記調圧弁29にて決定されるように、こ
れらの回路21,23.28間が接続されている。
図示の舶用減速機は、上記のように樹皮されているから
、切換弁18を作用位置Iにおくときは、通例の場合同
様に、切換弁22を前進作用位置Fにおくことで前進用
油圧クラッチ2を作動させて推力軸10ないしプロペラ
9を前進方向に駆動し、該切換弁18を後進作用位置R
におくことで後進用油圧クラッチ7を作動させて推力軸
10ないしプロペラ9を後進方向に駆動して、船体を定
常速度で前進或は後進航行させ得るものであるが、例え
ば魚群の遊泳速度に合わせて船体を微速で前進或は後進
させ度い場合には、この微速航行を、従来のように油圧
クラッチ2,7のスリップ運転によってではなく、次の
ようにして達成し得るものである。
、切換弁18を作用位置Iにおくときは、通例の場合同
様に、切換弁22を前進作用位置Fにおくことで前進用
油圧クラッチ2を作動させて推力軸10ないしプロペラ
9を前進方向に駆動し、該切換弁18を後進作用位置R
におくことで後進用油圧クラッチ7を作動させて推力軸
10ないしプロペラ9を後進方向に駆動して、船体を定
常速度で前進或は後進航行させ得るものであるが、例え
ば魚群の遊泳速度に合わせて船体を微速で前進或は後進
させ度い場合には、この微速航行を、従来のように油圧
クラッチ2,7のスリップ運転によってではなく、次の
ようにして達成し得るものである。
すなわち、この微速航行時には切換弁18を前記作用位
置■に切換えてポンプ13吐出側を油圧モータ15の方
向に接続るものであり、この切換弁18の作用位置■へ
の切換え状態において、給油回路19の切換弁25を、
前進位置Fにおくときは油圧モータ15が前進回転して
歯車16.11を介し推力軸10ないしプロペラ9を前
進方向に微速駆動し、逆に後進位置Rにおくときは油圧
モータ15が後進回転して歯車16.11を介し推力軸
10ないしプロペラ9を後進方向に微速駆動することと
なって、上記の微駄航行が達成されるのである。
置■に切換えてポンプ13吐出側を油圧モータ15の方
向に接続るものであり、この切換弁18の作用位置■へ
の切換え状態において、給油回路19の切換弁25を、
前進位置Fにおくときは油圧モータ15が前進回転して
歯車16.11を介し推力軸10ないしプロペラ9を前
進方向に微速駆動し、逆に後進位置Rにおくときは油圧
モータ15が後進回転して歯車16.11を介し推力軸
10ないしプロペラ9を後進方向に微速駆動することと
なって、上記の微駄航行が達成されるのである。
以上のように油圧モータ15は、船体を微速航行させる
目的のものとされているが、さらにこの考案に従って、
前記油圧クラッチ2或は7の作動時、つまり船体の定常
速度での航行時に、大歯車11側より入力されて駆動さ
れ逆にポンプとして作用する前記油圧モータ15を、他
の油圧機器31へ給油するためのポンプに構成しである
。
目的のものとされているが、さらにこの考案に従って、
前記油圧クラッチ2或は7の作動時、つまり船体の定常
速度での航行時に、大歯車11側より入力されて駆動さ
れ逆にポンプとして作用する前記油圧モータ15を、他
の油圧機器31へ給油するためのポンプに構成しである
。
すなわち第2図に示すように、油圧モータ15の一方及
び他方の吸吐出回路33A、33Bを切換弁32と第1
及び第2の回路34A、34Bとを介してそれぞれ各別
に上記性の油圧機器31及び油タンク14に接続可能で
あるように、切換弁32及び第1及び第2の回路34A
、34Bを設けている。
び他方の吸吐出回路33A、33Bを切換弁32と第1
及び第2の回路34A、34Bとを介してそれぞれ各別
に上記性の油圧機器31及び油タンク14に接続可能で
あるように、切換弁32及び第1及び第2の回路34A
、34Bを設けている。
そして上記切換弁32を、上記した第1及び第2の回路
34A、34B端をブロックする位置Iと、上記した一
方及び他方の吸吐出回路33A、33Bの各々と上記し
た第1及び第2の回路34A、34Bの各々とを互に切
替えて接続する他の2つの位置■、■とを、備えたバル
ブに形成して、微速航行時には該切換弁32を位置Iに
おき、定常速度航行時には、前記切換弁25を中立位置
Nにおくと共に前記切換弁22の作用位置F或は、Rに
従って上記切換弁32を位置■或は■に位置させること
で、油圧モータ15を、前記油圧クラッチ2,7の作動
状態で上記性の油圧機器31に対して給油すための油圧
ポンプとして、用いることとされている。
34A、34B端をブロックする位置Iと、上記した一
方及び他方の吸吐出回路33A、33Bの各々と上記し
た第1及び第2の回路34A、34Bの各々とを互に切
替えて接続する他の2つの位置■、■とを、備えたバル
ブに形成して、微速航行時には該切換弁32を位置Iに
おき、定常速度航行時には、前記切換弁25を中立位置
Nにおくと共に前記切換弁22の作用位置F或は、Rに
従って上記切換弁32を位置■或は■に位置させること
で、油圧モータ15を、前記油圧クラッチ2,7の作動
状態で上記性の油圧機器31に対して給油すための油圧
ポンプとして、用いることとされている。
上記の油圧機器31は、エンジン始動用のコンプレッサ
ーへの空気補給用の駆動源、エンジン始動用等のバッテ
リーに充電するための発電機の駆動源、船内灯用の発電
機の駆動源、ビルジポンプ、或はウィンチ等の補機とさ
れている。
ーへの空気補給用の駆動源、エンジン始動用等のバッテ
リーに充電するための発電機の駆動源、船内灯用の発電
機の駆動源、ビルジポンプ、或はウィンチ等の補機とさ
れている。
以上の説明から明らかなように、この考案の舶用減速機
における微速航行装置は、原動軸1と推力軸10との間
に、推力軸10を選択的に船舶前進方向もしくは後進方
向に回転駆動するための前進用及び後進用の油圧クラッ
チ2,7を設けである、油圧作動型の舶用減速機におい
て、前記油圧クラッチ2,7の非作動状態で前記推力軸
10を船舶前進方向もしくは後進方向に微速回転駆動す
るための油圧モータ15を、前記推力軸10に対しクラ
ッチを介することなく連動連結して設け、またこの油圧
モータ15の一方及び他方の吸吐出回路33A、33B
を切換弁32と第1及び第2の回路34A、34Bとを
介してそれぞれ各別に他の油圧機器31及び油タンク1
4に接続可能に構成すると共に、上記切換弁32と、上
記した第1及び第2の回路34A、34B端をブロック
する位置■と、上記した一方及び他方の吸吐出回路33
A、33Bの各々と上記した第1及び第2の回路34A
、34Bの各々とを互に切替えて接続する他の2つの位
置■、■とを、備えたバルブに形成して、上記油圧モー
タ15を、前記油圧クラッチ2,7の作動状態で上記性
の油圧機器31に対し給油するための油圧ポンプに構成
したことを特徴とするものであり、次に効果を奏する。
における微速航行装置は、原動軸1と推力軸10との間
に、推力軸10を選択的に船舶前進方向もしくは後進方
向に回転駆動するための前進用及び後進用の油圧クラッ
チ2,7を設けである、油圧作動型の舶用減速機におい
て、前記油圧クラッチ2,7の非作動状態で前記推力軸
10を船舶前進方向もしくは後進方向に微速回転駆動す
るための油圧モータ15を、前記推力軸10に対しクラ
ッチを介することなく連動連結して設け、またこの油圧
モータ15の一方及び他方の吸吐出回路33A、33B
を切換弁32と第1及び第2の回路34A、34Bとを
介してそれぞれ各別に他の油圧機器31及び油タンク1
4に接続可能に構成すると共に、上記切換弁32と、上
記した第1及び第2の回路34A、34B端をブロック
する位置■と、上記した一方及び他方の吸吐出回路33
A、33Bの各々と上記した第1及び第2の回路34A
、34Bの各々とを互に切替えて接続する他の2つの位
置■、■とを、備えたバルブに形成して、上記油圧モー
タ15を、前記油圧クラッチ2,7の作動状態で上記性
の油圧機器31に対し給油するための油圧ポンプに構成
したことを特徴とするものであり、次に効果を奏する。
すなわちこの考案の舶用減速機における微速航行装置は
、冒頭に述べたような舶用減速機において、微速航行時
には油圧クラッチ2,7を介さず油圧モータ15により
直接に推力軸10を正逆転駆動するように構成されたも
のであるから、油圧クラッチのスリップ運転による場合
のようにトルク伝達効率の低下がなく該効率がよく、油
冷却器が通例の大きさのものであってよいと共に、微速
航行時における波浪等の外乱の影響を避けるためのフィ
ードバックをとらなくとも該外乱の影響を受仝るここが
少なくて、フィードバック機構を省略でき、また上記の
油冷却器の大型化を避は得る点とフィードバック機構を
省略できる点とからして、低コストにて提供され得るも
のであり、且つ、通例の舶用減速機に油圧モータ15及
び該モータ15と推力軸10間の伝動装置を附加した構
造のものであるから、舶用減速機に装備させることも簡
単に行なえるといった、優れた長所を備えている。
、冒頭に述べたような舶用減速機において、微速航行時
には油圧クラッチ2,7を介さず油圧モータ15により
直接に推力軸10を正逆転駆動するように構成されたも
のであるから、油圧クラッチのスリップ運転による場合
のようにトルク伝達効率の低下がなく該効率がよく、油
冷却器が通例の大きさのものであってよいと共に、微速
航行時における波浪等の外乱の影響を避けるためのフィ
ードバックをとらなくとも該外乱の影響を受仝るここが
少なくて、フィードバック機構を省略でき、また上記の
油冷却器の大型化を避は得る点とフィードバック機構を
省略できる点とからして、低コストにて提供され得るも
のであり、且つ、通例の舶用減速機に油圧モータ15及
び該モータ15と推力軸10間の伝動装置を附加した構
造のものであるから、舶用減速機に装備させることも簡
単に行なえるといった、優れた長所を備えている。
またこの考案の微速航行装置は、船舶を選択的に微速航
行させるために設けた油圧モータ15を、油圧クラッチ
2,7の作動時、つまり船体を定常航行させるときに、
微速航行用の油圧モータ15を他の油圧機器31に対し
給油するためのポンプに構成していることから、微速航
行用の油圧モータ15が一定の油圧機に対する給油用の
別のポンプを省略させ、油圧モータ15の設置コストが
該ポンプ省略でカバーされて、経済性が高められている
ものとなっている。
行させるために設けた油圧モータ15を、油圧クラッチ
2,7の作動時、つまり船体を定常航行させるときに、
微速航行用の油圧モータ15を他の油圧機器31に対し
給油するためのポンプに構成していることから、微速航
行用の油圧モータ15が一定の油圧機に対する給油用の
別のポンプを省略させ、油圧モータ15の設置コストが
該ポンプ省略でカバーされて、経済性が高められている
ものとなっている。
つまりこの考案によれば、船舶を微速航行させるときは
前記切換弁32を前記位置Iにおき油圧モータ15と前
記第1及び第2の回路34A、34Bとの間の関連を断
ち切ることで、所期のように油圧モータ15により微速
航行を得ることができ、逆に船舶の定常航行時には前記
切換弁32を、推力軸10から駆動を受ける油圧モータ
15の駆動方向に従って前記の位置■或は■として、そ
のとき油圧ポンプとして機能する油圧モータ15を、油
タンク14から油を吸入し他の油圧機器31方向に油を
吐出するように機能させえて、当該他の油圧機器31用
の給油用ポンプを、他の不具合を伴なうことなく省略し
て、経済性を高めうろこととなるのである。
前記切換弁32を前記位置Iにおき油圧モータ15と前
記第1及び第2の回路34A、34Bとの間の関連を断
ち切ることで、所期のように油圧モータ15により微速
航行を得ることができ、逆に船舶の定常航行時には前記
切換弁32を、推力軸10から駆動を受ける油圧モータ
15の駆動方向に従って前記の位置■或は■として、そ
のとき油圧ポンプとして機能する油圧モータ15を、油
タンク14から油を吸入し他の油圧機器31方向に油を
吐出するように機能させえて、当該他の油圧機器31用
の給油用ポンプを、他の不具合を伴なうことなく省略し
て、経済性を高めうろこととなるのである。
第1図はこの考案の一実施例を装備した舶用減速機の断
面展開模式図、第2図は同実施例の油圧回路図である。 1・・・・・・原動軸、2・・・・・・前進用油圧クラ
ッチ、7・・・・・・後進用油圧クラッチ、10・・・
・・・推力軸、13・・・・・・油圧ポンプ、15・・
・・・・油圧モータ、18・・・・・・切換弁、25・
・・・・・切換弁、31・・・・・・他の油圧機器、3
2・・・・・・切換弁、33A、33B・・・・・・吸
吐出回路、34A・・・・・・第1の回路、34B・・
・・・・第2の回路。
面展開模式図、第2図は同実施例の油圧回路図である。 1・・・・・・原動軸、2・・・・・・前進用油圧クラ
ッチ、7・・・・・・後進用油圧クラッチ、10・・・
・・・推力軸、13・・・・・・油圧ポンプ、15・・
・・・・油圧モータ、18・・・・・・切換弁、25・
・・・・・切換弁、31・・・・・・他の油圧機器、3
2・・・・・・切換弁、33A、33B・・・・・・吸
吐出回路、34A・・・・・・第1の回路、34B・・
・・・・第2の回路。
Claims (1)
- 原動軸1と推力軸10との間に、推力軸10を選択的に
船舶前進方向もしくは後進方向に回転駆動するための前
進用及び後進用の油圧クラッチ2.7を設けである、油
圧作動型の舶用樟速機において、前記油圧クラッチ2,
7の非作動状態で前記推力軸10を船舶前進方向もしく
は後進方向に微速回転駆動するための油圧モータ15を
、前記推力軸10に対しクラッチを介することはく連動
連結して設け、またこの油圧モータ15の一方及び他方
の吸吐出回路33A、33Bを切換弁32とダ第1及び
第2回路34A、34Bとを介してもれぞれ各別に他の
油圧機器31及び油タンク14に接続可能に構成すると
共に、上記切換弁32を、上記した第1及び第2の回路
34A、34B端をブロックする位置1と、上記した一
方及び他方の吸吐出回路33A、33Bの各々と上記し
た第1及び第2の回路34A、34Bの各々とを互に切
替えて接続する他の2つの位置■、■とを、備えたバル
ブに形成して、上記油圧モータ15を、前記油圧クラッ
チ2,7の作動状態で上記性の油圧機器31に対し給油
するための油圧ポンプに構成したことを特徴とする微速
航行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976017359U JPS6030157Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 舶用減速機における微速航行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976017359U JPS6030157Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 舶用減速機における微速航行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52110194U JPS52110194U (ja) | 1977-08-22 |
JPS6030157Y2 true JPS6030157Y2 (ja) | 1985-09-10 |
Family
ID=28477522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976017359U Expired JPS6030157Y2 (ja) | 1976-02-16 | 1976-02-16 | 舶用減速機における微速航行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030157Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6430895B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2018-11-28 | ヤンマー株式会社 | マリンギア装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS503296U (ja) * | 1973-05-09 | 1975-01-14 |
-
1976
- 1976-02-16 JP JP1976017359U patent/JPS6030157Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52110194U (ja) | 1977-08-22 |
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