JP2005145308A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボートの船外機のギヤボックスの減速比を大きくし、スクリューの直径を大きくしてもエンジンの小型化が出来、ギヤボックスにPTOを設けてエンジンの動力を発電機や油圧駆動に利用することも出来るようにする。
【解決手段】本発明は、ギヤボックス3の減速比を大きくして小型エンジンを用いて高出力を出して、必要に応じて発電機や油圧駆動ポンプ又は揚水ポンプ等の動力源に利用可能とするため、エンジン2とギヤボックス3を一体化してボートの船尾又は船頭の縁に取り付けて使用する船外機であって、エンジンの出力軸に直接連結したギヤボックスの入力軸9より動力を取り入れ、ギヤボックス3の減速比を大きくし、ギヤボックスの一面にエンジンの出力取り出し口(PTO)5を設けることを最も主要な特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンとギヤボックスを一体に連結し、ギヤボックスの減速比を大きくして高回転高出力の小排気量エンジン搭載を可能にし、エンジンの出力をギヤボックスに設けた任意動力取り出し口の出力軸より発電機や油圧駆動ポンプ又は揚水ポンプ等の任意動力源にも利用できる船外機に関するものである。
ボートの船外機は、エンジンからの出力をギヤボックスを介して推進力に利用するために、ボートの船尾又は船頭の縁に取り付けたエンジンの回転軸は、駆動軸を介して水面下の水中ギヤボックスの入力軸に連結されている。このために、ギヤボックスとプロペラーは直結される。即ち、従来の船外機では、ギヤボックスのクラッチを介してギヤボックスの出力軸にプロペラーの回転軸が直結される構造になっている。この場合に、エンジンの回転数は最高6000回転ぐらいまでであり、これ以上に回転数を上げることが出来ない。更に、ギヤボックスの減速比を余り大きくすると、この結果としては、ギヤボックスも大きくなりこれが走行抵抗になるほか、プロペラーの直径を大きくするのを妨げる不具合があった。
しかし、従来の船外機は、減速比を大きくとることが出来ないので大きな馬力で高出力のエンジンを用いなければならず、しかも、出力を高めるためにエンジンの最大トルクを維持する7000乃至8000回転に回転数を上げることができないという欠点があった。
この欠点はエンジン出力のトルクの最大化に対して大きな障害である。具体的には、エンジンの出力を高くして、ギヤボックスに設けた出力取り出し口の出力軸に発電機や油圧駆動ポンプ又は揚水ポンプ等の軸を連結して、推進力以外の動力源として利用するためには、PTOはエンジンの出力軸に設けたギヤボックスに取り付ける必要がある。このような利用目的のために、水面下にあるギヤボックスの出力軸にスクリューの回転軸を直結する従来の船外機で実施することは不可能である。
この改善策として、高馬力のエンジンに別位のPTOを設けることは部品を増やさなければならず、高馬力のエンジンや部品数の増加により事実上コスト高に成るなどの問題があった。
特開2001−260986号公報 特開平10−100994号公報 特開08−216988号公報 特開03−589号公報 特開03−224894号公報
解決しようとする問題点は、ボートの船外機の推進装置においては、減速比を大きくすることが出来ないので推進器の直径を余り大きくすることが出来ずエンジンの小型化が出来ないので構造の簡素化が難しく船外機の製造コスト低減の障害になっている。従来のギヤボックスは、水中にあるために故障の発見が遅くなり修理が難しい、ギヤボックスにPTOを設けてエンジンの動力を発電機や油圧駆動に利用することも出来ないなどの問題がある。
本発明は、ギヤボックスの減速比を大きくして高回転高出力の小型エンジンを用いて、エンジンの出力を発電機や油圧ポンプ等の駆動の動力源に利用可能とするため、エンジンとギヤボックスを一体化してボートの船尾又は船頭の縁に取り付けて使用する船外機であって、エンジンの出力軸に連結したギヤボックスの減速比を大きくし、ギヤボックスの一面にエンジンの出力取り出し口(PTO)を設けることを最も主要な特徴とする。
本発明の船外機は、エンジンの出力軸に連結したギヤボックスに出力取り出し口を設けて、ギヤボックスの任意の箇所に設けた出力取り出しの出力軸を通してこのPTO軸に駆動軸を連結してエンジンの回転力を推進力以外の任意動力源として利用するため、水面下にある推進装置の水中ギヤボックスは小さくすることが出来るので、水の抵抗が小さい。本発明は、ギヤボックスをエンジンの出力軸に直結してあるので、減速比が大きくエンジン回転数は7000乃至8000回転になり、最大トルクに近い値まで上げることも可能になる。従って、プロペラーの直径は大きくしてもエンジンは小型化が可能になり、必要に応じて出力取り出し口(前記のPTO軸)より動力を取り出して他の装置を駆動する利用が可能である。例えば、エンジンの回転力はボートの推進力として使用されるほか、必要に応じて発電機や油圧ポンプ或いは揚水ポンプ等のいづれか任意の装置を駆動する動力源としても使い分けられるという利点がある。本発明の構成によれば、船外機の構造は簡単になって、製造コストを低減することが出来る。
本発明の技術的思想を実施例において、最良の形態で具体化するための構造は、水面下の水中ギヤボックスを簡素化し、小型エンジンと大きい減速比を有するギヤボックスを一体にしてボートの縁に取り付けて、ギヤボックスの一面に設けた出力軸の傘歯車にPTO軸に設けた傘歯車を噛み合わせてギヤボックスの他の一面にPTO出力軸を取り付け、そのPTO軸に発電機或いは油圧ポンプ又は揚水ポンプ等いづれかの駆動軸を連結し、前記出力軸の先端部に傘歯車を設けこれに噛み合う傘歯車により、プロペラー軸を回転させて推進させる構成である。
図1は、本発明装置の1実施例の側面図であって、1は、ボート、2は、エンジン、3は、ギヤボックス、3’は、ギヤ、4は、トランサム、5は、PTO軸、6は、シフト切り替えロット又は切り替えレバー、7は、クラッチ、8は、推進装置、9は、エンジン出力軸に直結したギヤボックスの入力軸である。図2は、エンジンとギヤボックスを一体に組み合わせた内部構造を表示する側面図である。図3、図4は従来の船外機を表示する図面である。
図面を参照して従来の船外機と本発明の船外機を比較して、説明する。はじめに図3、図4に基づいて、符号を引用して従来の船外機を説明すれば、エンジン10はボートの縁に取り付けられ、エンジンの出力軸には駆動軸14の上方部が連結され、エンジンの出力軸に連結された駆動軸の下方部には推進装置15が連結されている。推進装置15の内部構造は、図4にその構造を拡大表示する。駆動軸14はギヤボックス11に設けた傘歯車を介して、推進軸に設けた前進と後進のそれぞれの傘歯車に噛み合い、クラッチ12により前進(F)と後進(R)と中立(N)を切り替えるようにした長いシフト切り替えロット13が設けられて船上で前記ロットを操作する。
図1、図2に基づいて本発明の船外機を説明すれば、エンジン2とギヤボックス3は一体に並列に配置されてボートの船尾又は船頭の縁に装着される。本発明の装置は、エンジンの出力軸の延長に直結してギヤボックスの入力軸9をカップリング等を介して連結されたものであって、駆動軸を介することなく入力軸傘歯車には前進用傘歯車と後進用傘歯車(3’)がそれぞれ噛み合うことが可能であって、シフト切り替えロット又はギヤ切り替えレバー6により、前進(F)、後進(R)、中立(N)の各位置にクラッチ7を切り替えることで前進又は後進に切り替えることが出来る。ギヤボックス3の一面にはPTO軸5を設け、PTO軸の傘歯車が前進用傘歯車3’に噛み合っている。前進、後進、停止の操作は、シフト切り替えロット又はギヤ切り替えレバー6を船上で操作することによって行われる。前進用又は後進用傘歯車3’の軸に駆動軸を連結し、クラッチ7の切り替えにより駆動軸に動力を伝達し、推進装置8を前進又は後進のために駆動させ又は中立位置に操作して停止させる。
実施例は、このような駆動機構を採用したのでギヤボックスの減速比を大きくしてエンジンを小型化も可能であるので最大トルクでの高速回転が容易である。従って、推進装置は、推進器の直径を多きくすることができる。エンジンの最大トルクでの運転が可能になると共に、水中ギヤボックスの内部ではギヤ数が減るので、水中では推進装置のギヤボックスの形状が小さくなり走行抵抗を減らし、燃料の消費を低減する効果がある。
エンジンの出力軸に直結したギヤボックスをエンジンと共に並列に配置して設けたので、ギヤボックスを大きくして動力の取り出し口をギヤボックスの任意の箇所に設けることが出来る。このPTO軸に連結することにより、発電機や油圧駆動ポンプ又は揚水ポンプ等の任意の動力源に利用する用途にも適用できる。ギヤボックスは大きくしても、エンジンと共にボートの上縁部に設けることが出来るために、推進力の妨げにならない。
本発明の船外機の動力伝達機構を説明する側面図 同上のエンジンの出力軸からギヤボックスを介して推進軸へ動力伝達機構を表示する拡大側面図 従来の船外機の動力伝達機構を説明する側面図 同上のエンジンの出力軸からギヤボックスを介して推進軸へ動力伝達機構を表示する拡大側面図
符号の説明
本発明の技術に関して
1 ボート
2 エンジン
3 ギヤボックス
3’ ギヤ
4 トランサム
5 動力取り出し口(PTO)
6 シフト切り替えロッド又はギヤ切り替えレバー
7 クラッチ
8 推進装置
9 エンジン出力軸に直結したギヤボックスの入力軸
従来の技術に関して
10 エンジン
11 ギヤボックス
12 クラッチ
13 シフト切り替えロッド
14 エンジン出力軸に連結した駆動軸
15 推進装置

Claims (4)

  1. エンジンの出力軸の延長に直結した傘歯車を設け、常時これに噛み合う3枚以上の傘歯車を一体化して設けたギヤボックスの傘歯車を駆動させ、クラッチを介して駆動軸を回転させて、水中ギヤボックスの傘歯車に伝達した回転力でプロペラーを回転して推進させることを特徴とする船外機。
  2. エンジンに直結したギヤボックスの任意箇所に傘歯車を挿入し、これに出力軸を設けてこれを任意動力源として活用させることを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. ボートの走行又は停止を操作するシフト切り替えロッドの前進、後進、中立の位置に関係なくギヤボックスの出力取り出し口に設けた歯車が噛み合って任意動力取り出しのために設けた出力軸を駆動することが出来るようにした請求項1又は2に記載の船外機。
  4. シフト切り替ロッドを廃し、ギヤボックスにギヤ切り替えレバーを設けた請求項3に記載の船外機。
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