JPS6029834B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPS6029834B2 JPS6029834B2 JP8594879A JP8594879A JPS6029834B2 JP S6029834 B2 JPS6029834 B2 JP S6029834B2 JP 8594879 A JP8594879 A JP 8594879A JP 8594879 A JP8594879 A JP 8594879A JP S6029834 B2 JPS6029834 B2 JP S6029834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- lubricating oil
- hermetic compressor
- oil
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、密閉形圧縮機に関するものである。
〔発明の背景〕一般に、シャフトの縦孔内径にパドルが
固着され縦孔下部にピースが固着された給油ポンプにお
いては、縦孔内径、パドル外蓬ピースの直径を大きくす
ると給油ポンプの能力が向上して給油量が増加する。
固着され縦孔下部にピースが固着された給油ポンプにお
いては、縦孔内径、パドル外蓬ピースの直径を大きくす
ると給油ポンプの能力が向上して給油量が増加する。
しかしシャフトの外径と縦孔間の肉厚が薄くなってシャ
フトの曲げ強度が低下するという欠点があるため給油ポ
ンプの能力を向上させるのには限界があった。以下、従
来の密閉形圧縮機を第1図、第2図にて説明する。
フトの曲げ強度が低下するという欠点があるため給油ポ
ンプの能力を向上させるのには限界があった。以下、従
来の密閉形圧縮機を第1図、第2図にて説明する。
シリンダ2に設けられた円筒状の圧縮室3の内部にシャ
フト4の偏心部5に隊合されたローラ6が配設され、シ
リンダ2の溝7にべーン8が鉄合されている。
フト4の偏心部5に隊合されたローラ6が配設され、シ
リンダ2の溝7にべーン8が鉄合されている。
上ベアリング9と下ベアリング10はシリンダ2に固定
されている。容器11の下部には潤滑油12が貯溜され
ている。シャフト4の縦孔14には薄い平板を180o
にねじって成形されたパドル15が固定されている。パ
ドル15の外径と縦孔14の内径の隙間は、零かわずか
の隙間しか有していない。縦孔14の下部にはピース1
3が圧入されシャフト4より下方向に突出し三園滑油1
2の中に浸潰されている。第2図は第1図の主要部の拡
大された縦断面図である。
されている。容器11の下部には潤滑油12が貯溜され
ている。シャフト4の縦孔14には薄い平板を180o
にねじって成形されたパドル15が固定されている。パ
ドル15の外径と縦孔14の内径の隙間は、零かわずか
の隙間しか有していない。縦孔14の下部にはピース1
3が圧入されシャフト4より下方向に突出し三園滑油1
2の中に浸潰されている。第2図は第1図の主要部の拡
大された縦断面図である。
給油ポンプについて説明すると、シャフト4が回転する
とピース13の湾曲部13′の内壁付近に存在する潤滑
油12に遠心力が発生し;閏滑油12は湾曲部13′の
内壁に衝突する。衝突したときに発生する上方向の分力
によって潤滑油12は、押し上げられている。押し上げ
られた潤滑油12は、次にパドル15に衝突して更に押
し上げられ横孔16,17,18に到って、それぞれク
リアランス19,20,21へ給油される。一方、ピー
ス13の穴25から潤滑油12はピース13の中に吸込
まれるので、シャフト4が回転を持続する限り潤滑油1
2は各クリアランス19,20,21へ送り込まれる。
各クリアランス19,20,21へ送り込まれる。給油
油が少ないとシャフト4の下ベアリング10、ローラ6
あるいは上ベアリング9は暁付現象を引起こす。給油量
は縦孔14の内径とパドル15の外径あるいはピース1
3の内径を大きくすれば増加するが、シャフト4の外径
と縦孔14の間の内厚が薄くなって、シャフト4の曲げ
強度が低下する。曲げ強度が低下すると密閉形圧縮器1
の運転中にシャフト4が折損し重大事故になった。また
、パドル15のねじり角度を180oから更に大きくす
ると、給油量を増加することが可能であるが、パドル1
5の製造時に亀裂、割れ、変形等の欠陥が生じ、製造不
可能であった。
とピース13の湾曲部13′の内壁付近に存在する潤滑
油12に遠心力が発生し;閏滑油12は湾曲部13′の
内壁に衝突する。衝突したときに発生する上方向の分力
によって潤滑油12は、押し上げられている。押し上げ
られた潤滑油12は、次にパドル15に衝突して更に押
し上げられ横孔16,17,18に到って、それぞれク
リアランス19,20,21へ給油される。一方、ピー
ス13の穴25から潤滑油12はピース13の中に吸込
まれるので、シャフト4が回転を持続する限り潤滑油1
2は各クリアランス19,20,21へ送り込まれる。
各クリアランス19,20,21へ送り込まれる。給油
油が少ないとシャフト4の下ベアリング10、ローラ6
あるいは上ベアリング9は暁付現象を引起こす。給油量
は縦孔14の内径とパドル15の外径あるいはピース1
3の内径を大きくすれば増加するが、シャフト4の外径
と縦孔14の間の内厚が薄くなって、シャフト4の曲げ
強度が低下する。曲げ強度が低下すると密閉形圧縮器1
の運転中にシャフト4が折損し重大事故になった。また
、パドル15のねじり角度を180oから更に大きくす
ると、給油量を増加することが可能であるが、パドル1
5の製造時に亀裂、割れ、変形等の欠陥が生じ、製造不
可能であった。
本発明は、かかる欠点を解消すべくなされたもので、効
率よく潤滑油を供給できる密閉形圧縮機を提供すること
を目的とする。
率よく潤滑油を供給できる密閉形圧縮機を提供すること
を目的とする。
本発明は、コイルバネの一端をシャフト内に係止し、上
記コイルバネの他端部を潤滑油中に浸潰した密閉形圧縮
機において、上記シャフト内のコイルバネが上記潤滑油
の上昇方向に行くにしたがって螺旋ピッチを漸次小とし
たコイルバネであるとともに、潤滑油内のコイルバネが
密着部であることを特徴とする密閉形圧縮機。
記コイルバネの他端部を潤滑油中に浸潰した密閉形圧縮
機において、上記シャフト内のコイルバネが上記潤滑油
の上昇方向に行くにしたがって螺旋ピッチを漸次小とし
たコイルバネであるとともに、潤滑油内のコイルバネが
密着部であることを特徴とする密閉形圧縮機。
以下、本発明を第3図、第4図に示した一実施例で説明
する。
する。
第2図のパドル15の代わりに線村を螺旋状に巻き略同
筒形に成形したコイル22をシャフト4の縦孔14に圧
入あるいはわずかの隙間を持たせて固定している。
筒形に成形したコイル22をシャフト4の縦孔14に圧
入あるいはわずかの隙間を持たせて固定している。
シャフト4が回転するとピース13の湾曲部13′によ
って押上げられた潤滑油12は、コイル22の上面22
′に衝突する。衝突したとき衝突力の分力が上方向に生
ずる方向にコイル22は螺旋状に巻かれているので、潤
滑油12は押上げられる。そして横穴16,17,18
を経由してそれぞれクリアランス19,20,21に給
油される。結油量を増加するためには「コイル22の螺
旋ピッチを小さくすることにより衝突力の上方向の分力
を大きくすることなく給油量を増加できる。第4図は、
本発明を更に改良した一実施例の主要部の拡大縦断面図
である。
って押上げられた潤滑油12は、コイル22の上面22
′に衝突する。衝突したとき衝突力の分力が上方向に生
ずる方向にコイル22は螺旋状に巻かれているので、潤
滑油12は押上げられる。そして横穴16,17,18
を経由してそれぞれクリアランス19,20,21に給
油される。結油量を増加するためには「コイル22の螺
旋ピッチを小さくすることにより衝突力の上方向の分力
を大きくすることなく給油量を増加できる。第4図は、
本発明を更に改良した一実施例の主要部の拡大縦断面図
である。
コイル23は上方ほど螺旋ピッチを漸次小さくしてある
。その理由は一般に潤滑油12には粘性があるので、シ
ャフト4の回転方向と同一方向に潤滑油12も回転する
。このため縦孔14の内部の潤滑油12と縦孔14の内
壁の相対速度が小さくなり潤滑油12と第3図のコイル
22の衝突力の上方向の分力が小さくなる。コイル22
の上方ほど漸次分力が4・さくなるため、コイル23は
上方ほど螺旋ピッチを漸次小さくして、潤滑油12のコ
イル23の上面23への衝突力の上方向の分力を漸次大
きくした。このため、給油量を更に増加することができ
た。一方、コイル23の下部には、螺旋ピッチを線村の
太さと同一寸法にした密着巻部24を設けてある。
。その理由は一般に潤滑油12には粘性があるので、シ
ャフト4の回転方向と同一方向に潤滑油12も回転する
。このため縦孔14の内部の潤滑油12と縦孔14の内
壁の相対速度が小さくなり潤滑油12と第3図のコイル
22の衝突力の上方向の分力が小さくなる。コイル22
の上方ほど漸次分力が4・さくなるため、コイル23は
上方ほど螺旋ピッチを漸次小さくして、潤滑油12のコ
イル23の上面23への衝突力の上方向の分力を漸次大
きくした。このため、給油量を更に増加することができ
た。一方、コイル23の下部には、螺旋ピッチを線村の
太さと同一寸法にした密着巻部24を設けてある。
密着巻部24は、シャフト4の下面26よりピース13
の突出し長さと同等の寸法だけ下方に突出ミせ、かつピ
ース13の湾曲部13′とほぼ同形状の湾曲部24′を
設けてある。湾曲部24′はピース13の湾曲部13′
と同一の機能を有するとともに螺旋ピッチが非常に小さ
いので、潤滑油12が湾曲部24′の内側へ衝突する衝
突力の分力も非常に大きい。衝突力の分力が非常に大き
いので給油量は更に増加する。密着巻部24の下部に湾
曲部24′を設けないで、円筒状の密着巻として下面2
6よりピース13の突出し長さだけ下方に突出させても
給油量は第3図の一実施例より大きくなる。
の突出し長さと同等の寸法だけ下方に突出ミせ、かつピ
ース13の湾曲部13′とほぼ同形状の湾曲部24′を
設けてある。湾曲部24′はピース13の湾曲部13′
と同一の機能を有するとともに螺旋ピッチが非常に小さ
いので、潤滑油12が湾曲部24′の内側へ衝突する衝
突力の分力も非常に大きい。衝突力の分力が非常に大き
いので給油量は更に増加する。密着巻部24の下部に湾
曲部24′を設けないで、円筒状の密着巻として下面2
6よりピース13の突出し長さだけ下方に突出させても
給油量は第3図の一実施例より大きくなる。
以上の説明より、本発明はシャフト4の曲げ強度を低下
することなく給油量を増加することが可能となり密閉形
圧縮機上の競付現象およびシャフトの折損の事故を皆無
にすることができる。
することなく給油量を増加することが可能となり密閉形
圧縮機上の競付現象およびシャフトの折損の事故を皆無
にすることができる。
更に、シャフト内を上昇する油の押し上げ力の衰えにと
もない、コイルバネの螺旋ピッチを大から小としている
ので、油は途中で止まることなく、押し上げられる。従
って、潤滑部への給油量は増加し、確実な給油が図れる
。
もない、コイルバネの螺旋ピッチを大から小としている
ので、油は途中で止まることなく、押し上げられる。従
って、潤滑部への給油量は増加し、確実な給油が図れる
。
第1図は密閉形圧縮機1の主要部の縦断面図、第2図は
第1図の主要部の拡大された縦断面図、第3図は本発明
の一実施例の主要部の拡大縦断面図、第4図は本発明の
一実施例の主要部の拡大縦断面図である。 1・・・・・・密閉形圧縮機、2・・・・・・シリンダ
、3・・・・・・圧縮室、4・・・・・・シャフト、5
・・・・・・偏心部、6・・・・・・ローラ、7……溝
、8……べーン、9……上ベアリング、10…・・・下
ベアリング、11…・・・容器、12・…・・潤滑油、
13・・・・・・ピース、13′・・・・・・湾曲部、
14・・・・・・縦穴、15・・・・・・パドル、16
,17,18・・・・・・横穴、19,20,21・・
・・・・クリアランス、22……コイル、22′……上
面、23・・・・・・コイル、23′・・・・・・上面
、24・・・・・・密着巻部、24′……湾曲部、25
……穴、26……下面。 第1図 第4図 第2図 第3図
第1図の主要部の拡大された縦断面図、第3図は本発明
の一実施例の主要部の拡大縦断面図、第4図は本発明の
一実施例の主要部の拡大縦断面図である。 1・・・・・・密閉形圧縮機、2・・・・・・シリンダ
、3・・・・・・圧縮室、4・・・・・・シャフト、5
・・・・・・偏心部、6・・・・・・ローラ、7……溝
、8……べーン、9……上ベアリング、10…・・・下
ベアリング、11…・・・容器、12・…・・潤滑油、
13・・・・・・ピース、13′・・・・・・湾曲部、
14・・・・・・縦穴、15・・・・・・パドル、16
,17,18・・・・・・横穴、19,20,21・・
・・・・クリアランス、22……コイル、22′……上
面、23・・・・・・コイル、23′・・・・・・上面
、24・・・・・・密着巻部、24′……湾曲部、25
……穴、26……下面。 第1図 第4図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1 コイルバネの一端をシヤフト内に係止し、上記コイ
ルバネの他端部を潤滑油中に侵漬した密閉形圧縮機にお
いて、上記シヤフト内のコイルバネが上記潤滑油の上昇
方向に向くにしたがつて螺旋ピツチを漸次小としたコイ
ルバネであるとともに、潤滑油内のコイルバネが密着部
であることを特徴とする密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8594879A JPS6029834B2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8594879A JPS6029834B2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612070A JPS5612070A (en) | 1981-02-05 |
JPS6029834B2 true JPS6029834B2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=13872975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8594879A Expired JPS6029834B2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029834B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100682493B1 (ko) * | 2000-11-17 | 2007-02-15 | 주식회사 엘지이아이 | 밀폐형 압축기의 오일펌핑장치 |
KR100693143B1 (ko) * | 2001-05-18 | 2007-03-13 | 주식회사 엘지이아이 | 밀폐형 압축기의 오일펌핑장치 |
-
1979
- 1979-07-09 JP JP8594879A patent/JPS6029834B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612070A (en) | 1981-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9039388B2 (en) | Hermetic compressor | |
KR0162337B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 급유장치 | |
JPS60119389A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
JPS6029834B2 (ja) | 密閉形圧縮機 | |
JPS60237182A (ja) | 密閉形圧縮機の給油機構 | |
JPS58174180A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
JPS59194197A (ja) | 給油装置 | |
JPS6122147B2 (ja) | ||
JPS58126495A (ja) | ロ−タリコンプレツサ | |
JPS58174182A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
JP4036948B2 (ja) | スクリューポンプ及びそのスクリュー | |
JPS58174178A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
CN211144742U (zh) | 曲轴及具有其的压缩机 | |
CN213627905U (zh) | 压缩机用上油旋片及压缩机 | |
JPS58143180A (ja) | 密閉形電動圧縮機の給油装置 | |
CN214788595U (zh) | 轴瓦、质心不对中摇臂以及发动机 | |
JPS60249681A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
CN216198819U (zh) | 泵油结构、压缩机以及冰箱 | |
JPH0718425B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH0343474B2 (ja) | ||
JPS6354908B2 (ja) | ||
JPH0217188Y2 (ja) | ||
JPS5815784A (ja) | ロ−タリ−式圧縮機 | |
JPH074929U (ja) | モータの含油軸受け | |
CN205823943U (zh) | 一种液下滑动轴承结构 |