JPS6029761Y2 - 車輛用前照灯 - Google Patents

車輛用前照灯

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Publication number
JPS6029761Y2
JPS6029761Y2 JP7182380U JP7182380U JPS6029761Y2 JP S6029761 Y2 JPS6029761 Y2 JP S6029761Y2 JP 7182380 U JP7182380 U JP 7182380U JP 7182380 U JP7182380 U JP 7182380U JP S6029761 Y2 JPS6029761 Y2 JP S6029761Y2
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JP
Japan
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light bulb
reflector
skirt portion
waterproof cover
skirt
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Expired
Application number
JP7182380U
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JPS5682803U (ja
Inventor
捷一 深沢
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な車輌用前照灯に関する。
詳しくは、電球取付部における防水性に優れていると共
に、電球取付部の近辺に万一水分が侵入した場合でも1
くもリョが発生し難くした新規な車輛用前照灯を提供し
ようとするものである。
第1図は従来における電球取付部の防水を図った車輛用
前照灯aを示すものである。
bは金属製の反射鏡で後部中央に電球取付部Cが設けら
れており、該取付孔Cに鍔付の電球dが取り付けられて
いる。
fは略椀形を為すゴム製の防水カバーで、中央部に嵌挿
孔gが形成されている。
この嵌挿孔gに電球dの口金りが圧入状に嵌合されその
先端部が反射鏡すの後面に押接される。
又、防水カバーfの後面上方部には通孔iが形成されて
おり、この通孔iにL字状のパイプjが取着されている
kは防水カバーfの下方部に設けられた水抜き孔である
このような従来の車輛用前照灯においては、防水カバー
fの先端が反射鏡すの後面に密接することによって、電
球取付部に雨水等がかかるのを防止している。
しかしながら、防水カバーjの先端部が反射鏡すに押接
される力は嵌挿孔gと電球口金りとの間の摩擦力に依存
しているため、必ずしも充分なものとは云えず、特に車
体の振動等によって、防水カバーfの先端の反射鏡す後
面への押接力が弱まって電球取付部への水の侵入が起る
ことが避けられない。
すると、反射鏡すの部分は最も高くなる部分であるので
、その裏側へ侵入した水は熱くなっている部分に直接触
れることになり、水蒸気となる。
そして、この水蒸気が電球dのフランジと電球取付部C
の間隙から反射鏡すの内側へ入り込み反射鏡すの反射面
やレンズを曇らせる原因となる。
そこで、本考案は防水性に優れると共に万−水が侵入し
た場合でも1くもリョが生じ難い新規な車輛用前照灯を
提供しようとするもので、前面がレンズで覆われた反射
鏡の後部に電球を取り付け、この電球取付部を囲むよう
に反射鏡の当該箇所から後方へ向って突出するスカート
部を一体に又は別体に形成し、防水カバーの少なくとも
中央から上の部分は後方へ行くに従って外方へ拡開する
ようにされており、又、スカート部の後端縁にスカート
部後部を覆うように防水カバーを取着し、中央から下方
の位置でスカート部又は防水カバーないしはこの両者の
間に少なくとも一個の通孔を形成したことを特徴とする
以下に本考案車輛用前照灯の詳細を添付図面に示した実
施例に従って説明する。
1は合成樹脂製の反射鏡で、その内面には適宜の手段に
より反射面が形成されている。
2は反射鏡1の前面を覆うレンズでガラス又は合成樹脂
によって形成される。
そして、反射鏡1の後部にはその一部が前述のスカート
部を構成するシートリング3及びセットリング4を介し
て電球5が取り付けられ、その光源部が反射鏡1とレン
ズ2とから成る空間内に配置される。
シートリング3は合成樹脂により成形されており、反射
鏡1の後部に形成された電球取付部6に内嵌される環状
の嵌合部7と、該嵌合部7の後端に外方へ突出されるよ
うに形成された切換段部8を介してこの段部8の外端か
ら後方へ外開き状に延びる環状のスカート部9とが一体
に形成されて戒る。
嵌合部7の互いに略180°離間した箇所の壁面が切り
欠かれており、該切欠部内に段部8から弾性片10.1
0’が延びており、該弾性片10.10’の先端部には
爪11.11’が外方へ向って突設されている。
そして、弾性片の一10′にはその外側に爪11′の突
出量より大きい突出量を有する突条12が弾性片10′
の中央を前後に延びる如く一体に形成されている。
又、嵌合部7の先端の適宜に離間した箇所から2つの突
起13.13が前方へ向って突設され、該突起13゜1
3の外側の面には先端から稍後方へ隔った箇所から溝1
4.14が形成されている。
更に、嵌合部7の前端部には内側へ突出した環状の受縁
15が一体に形成されている。
更に又、嵌合部7の前記弾性片10.10’を形成した
のと別の箇所でかつ互いに180°離間した箇所が前端
部を残して切り欠かれて挿入用切欠部16.16が形成
され、段部8後面の切欠部16,16に対応した箇。
所に切欠部16.16の方へ稍突出した爪部17.17
が形成されている。
尚、1B、18は切欠部16,16の外側を覆うカバー
であり、これも他の部分と同様一体に形成されている。
受縁15の後面には適当に間隔を置いて3箇の切欠凹部
19.20,20が形成されており、切欠凹部20.2
0の形成箇所に対応した嵌合部7内面が後端に至るまで
切り欠かれて案内溝21.21が形成されている。
尚、凹部19は他の凹部20,20よりその幅が稍大き
く形成されており、又、その形成箇所が前記切欠部16
,16の−に対応されているため、該切欠部16が案内
溝の役目を果す。
更に切換段部8の前面の外縁部からは前方へ向って突出
した環状の突縁22が一体に形成されており、この環状
突縁22の内側面は凹曲面23とされており、そして、
該凹曲面23は突縁22の基部に行くに従って嵌合部7
側へ偏するように形成されている。
反射鏡1の取付孔6周縁からは稍後方へ突出した取付環
24が形成されており、該取付孔24の適宜に内側面に
は前後方向に延びる案内切欠25.25’が形成されて
いる。
しかして、シートリング3は、その弾性片10′に形成
された突条12が反射鏡1の取付環24の案内切欠25
又は25′の何れかに案内されるようにして、嵌合部7
が取付環24内に挿入される。
すると、弾性片10.10’が内側へ撓んで爪11.1
1’が取付環24部を通過し得るようにし、爪11.1
1が取付環24の前端部を通過すると、内側へ撓んでい
た弾性片10.10’が元へ復帰し、爪11゜11′が
取付環24の前端縁と係合し、この係合を解かない限り
、シートリング3は反射鏡1から外れないようになる。
これによって、反射鏡1の電球取付孔6を囲むように反
射鏡1の当該箇所から後方へ向って突出するスカート部
9が形成される。
26はオーリングで反射鏡1の取付環24に外嵌される
大きさの環状に形成されている。
そして、反射鏡1の取付環24に外嵌され、シートリン
グ3が反射鏡1に取る付けられたとき、シートリング3
に設けられた環状突縁22の内面23によって押圧され
シートリング3と反射鏡1との間で圧縮されそしてこの
両者の間を水密に保つようになっている。
セットリング4は環状の主部27を有し、この主部27
は合成樹脂によって成形され、その前端縁の互いに略1
80°離間した箇所から折り返えし状に後方へ延びる弾
性片28.28が一体に形成されており、この弾性片2
8.28には外方へ向って突出した爪29.29が形成
されていて、この爪29.29の前面は前方へ行くに従
って内側へ行くような傾斜面30.30とされている。
又、主部27には前方へ向って開口した環状の溝31が
形成されており、更に、溝31を構成している壁のうち
外側の壁の内面には数箇所に後向きの爪32,32、・
・・・・・が形成されており、そして、この爪32.3
2、・・・・・・の前面は傾斜されている。
33はコイルスプリングで、その一端部は前記主部27
の環状溝31内に嵌合され、爪32.32、・・・・・
・と係合されることによって主部27とコイルスプリン
グ33とが一体化されてセットリング4が構成される。
爪32,32、・・・・・・の前面が傾斜面にされてい
るため、コイルスプリング33が溝31に嵌合されてと
きには、コイルスプリング33の端部の一巻は爪32,
32、・・・・・・の箇所を容易に通過することができ
る。
電球5にはその口金34にフランジ35が一体的に形成
されており、フランジ35の外周縁からは更に外方へ突
出する3個の突片36.37.37が形成されており、
一つの突片36が他の突片37.37より幅広に形成さ
れている。
尚、38.38.38は電球5の口金部34に後端から
突出されたターミナルである。
しかして、電球5はその光源部側がシートリング3の後
方から挿入され、フランジ35の外周縁から突設された
突片36が切欠部16に案内されて切欠凹部19内に、
別の突片37,37が案内溝31,21に案内されて切
欠凹部20,20内に、それぞれ納められてシートリン
グ3に対して位置決めされる。
それから、セットリング4のコイルスプリング33の前
端を電球5のフランジ35後面に当接し、このコイルス
プリング33を圧縮しながら主部27をシートリング3
内に押し込む。
この際、弾性片28.28の爪29.29がシートリン
グ3の切欠部16,16に案内されるようにする。
すると、爪29.29の前面傾斜部3G、30が爪部1
7,17先端に迫られるため、弾性片28.28が内側
に撓み、セットリング4の爪29.29がシートリング
3の爪部17.17を越えたところで弾性片28.28
が元に戻り、爪29,29と爪部17,17とが係合し
、セットリング4がシートリング3に結合され、電球5
のフランジ35を介してシートリング3とセットリング
4の主部27との間で圧縮されたコイルスプリング33
の押圧によって電球5はシートリング4に固定される。
39は電球5の前面側を覆う遮光キャップで、ボール状
主部40の周縁部から後方へ向って2本の脚41.41
が延設されて戒る。
脚41,41の後端にはその軸方向に延びる角筒状の受
部42.42が形成されており、該受部42,42の−
の壁には受部内へ突出し且つ前方を向いた切起片43,
43が形成されている。
受部42,42はシートリング3の突起13,13に外
嵌される。
すると、切起片43,43が突起13,13の外側面に
形成された溝14,14に係合され、これによって遮光
キャップ39がシートリング3に取着される。
44は防水カバーでゴムによって形成されシートリング
3のスカート部9の後面を略覆う大きさの円盤状を為し
ている。
そして、この防水カバー44の周縁部には最下端部を除
いて前方へ向いた嵌合溝45が形成されている。
46は最下端部に形成された切欠部で、その下方を除い
て後部を覆う突出カバ一部47が一体に形成されている
48は中央部を前方へ向って台形状に突出させて形成さ
れた突出部で、該突出部48にはスリット49.49.
49が形成されている。
しかして、シートリング3のスカート部9の後端縁を防
水カバー44の嵌合溝45内に嵌合し、これによって、
防水カバー44がシートリング3のスカート部9の後面
を覆う如く被着される。
そして、このとき、電球5のターミナル38.38.3
8が防水カバー44のスリット49,49.49から後
方へ突出される。
又、シートリング3のスカート部9の後端縁と防水カバ
ー44との間は防水カバー44の切欠部46との間に通
孔50が形成される。
以上に記載したように、本考案車輛用前照灯においては
、反射鏡の電球取付部を囲むように後方へ向って突出す
るスカート部を形成し、該スカート部の後縁に防水カバ
ーを取着するようにし、かつスカート部の少なくとも中
央から上の部分は後方へ行くに従って外方へ拡開するよ
うにされているため、反射鏡の後面に降りそそいだ水は
スカート部と防水カバーとの連結部まで達することなく
、下方へと流れ落ちることになる。
従って、防水カバーが結合された部分からの浸水は殆ん
ど防止されることとなる。
又、万一防水カバーの外面全体が水で覆われたりして、
スカート部との嵌合部からスカート部内に水が侵入した
りしても、当該部分は最も高温となる部分から離れてい
るので、水蒸気の発生を防ぐことができる。
又、このことはスカート部の材料に熱伝導率の低いもの
例えば上記実施例における如く合成樹脂を用いることに
より、より一層顕著になる。
更に、上記実施例において示したごとく反射鏡までも熱
伝導率の低い材料で形成すれば、水蒸気の発生をより抑
えることができる。
尚、上記実施例において、スカート部9を反射鏡とは別
体に形成したが、一体に形成しても良いことは勿論であ
り、又、そうすることによってより一層防水効果が促進
される。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来の車輛用前照灯の一例を示す要部縦断面図
、第2図乃至第12図は本考案車輛用前照灯の実施の一
例を示すものであり、第2図は横断平面図、第3図は第
2図の■−■線に沿う断面図、第4図は要部の分解斜視
図、第5図は反射鏡の要部背面図、第6図はその一部が
スカート部となるシートリングの正面図、第7図はシー
トリングの背面図、第8図は第6図の■−■線に沿う断
面図、第9図はセットリング主部の正面図、第10図は
第9図のX−X線に沿う断面図、第11図は電球の背面
図、第12図は第3図の刈−■部拡大断面図である。 符号の説明、1・・・・・・反射鏡、2・・・・・・レ
ンズ、5・・・・・・電球、6・・・・・・電球取付部
、9・・・・・・スカート部、44・・・・・・防水カ
バー、50・・・・・・通孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)前面がレンズで覆われた反射鏡の後部に電球を取
    り付け、この電球取付部を囲むように反射鏡の当該箇所
    から後方へ向って突出するスカート部を一体に又は別体
    に形成し、スカート部の少なくとも中央から上の部分は
    後方へ行くに従って外方へ拡開するようにされており、
    又スカート部の後端縁にスカート部後部を覆うように防
    水カバーを取着し、中央から下方の位置でスカート部又
    は防水カバーないしはこの両者の間に少なくとも一個の
    通孔を形成したことを特徴とする車輛用前照灯。
  2. (2)スカート部を合成樹脂等の金属と比べて熱伝導率
    の低い材緑で形成七たことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の車輛用前照灯。
  3. (3)反射鏡を合成樹脂等の金属と比べて熱伝導率の低
    い材料で形成したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の車輛用前照灯。
JP7182380U 1980-05-24 1980-05-24 車輛用前照灯 Expired JPS6029761Y2 (ja)

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JPS5682803U JPS5682803U (ja) 1981-07-04
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