JPS6029479Y2 - 2段ゲ−トの開閉装置 - Google Patents

2段ゲ−トの開閉装置

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JPS6029479Y2
JPS6029479Y2 JP16793481U JP16793481U JPS6029479Y2 JP S6029479 Y2 JPS6029479 Y2 JP S6029479Y2 JP 16793481 U JP16793481 U JP 16793481U JP 16793481 U JP16793481 U JP 16793481U JP S6029479 Y2 JPS6029479 Y2 JP S6029479Y2
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gear
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shaft
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JP16793481U
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Inventor
尚 丹羽
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株式会社栗本鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水位調節に用いる2段ゲートの開閉装置に関
するものである。
この考案を実施する2段ゲートは下段尻上に起伏自在の
上段扉を設けたものであるが、このような2段ゲートは
通常、下段扉は水底に着床する閉鎖位置まで下げ、上段
扉のみの起伏操作で水位の調節を行なっている。
しかし、洪水のような非常時においては下段扉を上昇さ
せる前に上段扉を起立させて全閉状態としたのち、下段
扉を上昇させることにより下段扉の下からアンダーフロ
ーさせることにより、アンダーフローと上段扉上からの
オーバフローとが同時に生じないようにする必要がある
これはアンダーフローとオーバフローが同時に生ずると
下流に渦を生じ、ゲートが共振して破損するおそれがあ
るからである。
しかし、現実には、洪水時に起伏式の上段扉を起立させ
て全閉にしたのち、下段扉を上げるような時間的余裕が
ない場合があり、この場合は下段扉を上げながら上段扉
を上昇させなければならない場合があり、この場合、上
段扉は下段扉と同一速度あるいはそれ以上の速度で上昇
させて、オーバフローの時間をできるだけ短縮するとい
う方法がとられる。
このような操作を行なうため、従来から種々の型式のも
のがあり、例えば上段扉と下段扉を別個の開閉装置で開
閉するようにし、両扉を同時に上下させる場合には両開
閉装置を同調させるようにしたものがあるが、このよう
な従来装置は同調装置に高精度のものが要求されるにも
かかわらず完全な同調が得られないという欠点がある。
また、下段扉の巻上ドラムを駆動するモータと上段扉の
巻上ドラムを駆動するモータを設け、この両モータと両
ドラムの間に非可逆性の減速機と差動歯車装置を介在さ
せて、下段廃用モータを駆動すると下段廃用ドラムと上
段扉用ドラムとが同一速度で昇降し、上段扉用モータを
駆動すると上段扉のみが上昇する装置も公知である。
しかし、このような従来装置では下段廃用のモータで上
段扉のみを起伏させたり、上段用モータで下段扉を昇降
させることはできない。
この考案の目的は上記のような従来の2段ゲートの問題
を解決することにある。
すなわち、この考案は上段扉用と下段廃用の巻胴に適宜
の伝動機構と制動機を介して差動歯車内蔵切換装置の2
つの出力軸をそれぞれ連結し、この差動歯車内蔵切換装
置の2つの入力軸に制動機を有する2つの動力源をそれ
ぞれ連結し、この差動歯車内蔵切換装置の両出力軸間に
は、常時において前記一方の入力軸の回転で上段扉側出
力軸の回転時に、下段扉側出力軸も回転可能に、かつ他
方の入力軸の回転では上段扉側の出力軸のみを回転さす
場合と、非常時において前記一方の入力軸の回転で上段
扉側の出力軸のみを回転可能にする場合と前記他方の入
力軸の回転で上段扉側出力軸の回転時に下段扉側出力軸
も回転可能にする場合とに切換えるクラッチ機構を設け
たことにより上記の目的を達することができる2段ゲー
トの開閉装置を提供するものである。
以下にこの考案を添付図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
図において、1は垂直に昇降する下段扉、2はその上部
に軸3を中心として起伏自在に取付けた上段扉であり、
第1図の右側が上流となる。
上段扉2の上端には滑車4を設け、ゲートピアー5の一
部に一端を固定したワイヤロープ6を滑車4を経てピア
ー5に回動自在に取付けた上段扉用巻胴7に巻取らせる
また、下段扉1上にも滑車8を設け、ゲートピアー5上
には回動自在の固定滑車9を一定位置に設け、ピアー5
の一部に一端を固定したワイヤーロープ10を滑車8,
9にかけわたしたのち、ピアー5上に回動自在に取付け
た下段扉用巻胴11に巻取らせる。
第2図、第3図の12は巻胴7の動力源としての制動機
付モータで、このモータ12の出力軸には、バンドルを
有する手巻装置13を介して差動歯車内蔵切換装置15
の一方の入力軸14を接続する。
また、30は巻胴7と、巻胴11の動力源としての制動
機付モータで、このモータ30の出力軸にはバンドルを
有する手巻装置31を介して、差動歯車内蔵切換装置1
5のもう一方の入力軸32を接続する。
第2図、第4図において、前記入力軸14に固定した切
換装置15内の歯車16は、中間軸21に遊嵌した歯車
17に噛合し、中間軸21の中央に固定した横軸に取付
けた傘歯車19.20を、前記歯車17と一体の傘歯車
18に噛合させる。
また、前記入力軸32に固定した歯車33は、前記と同
様に中間軸21に遊嵌した歯車34に噛合し、前記傘歯
車19.20を歯車34と一体の傘歯車35に噛合させ
る。
中間軸21の両端には歯車22.38が固定され、歯車
22は、上段扉巻胴側出力軸24に固定された歯車23
に噛合され、一方の歯車38は下段扉巻胴側出力軸37
に遊嵌された歯車39に噛合され、前記歯車34は出力
軸24に遊嵌された歯車36に噛合される。
前記歯車36.39と出力軸37にスライドキーを介し
て摺動自在に取付けた回転体28によってクラッチ機構
Aを構威し、この回転体28は手動レバー29により出
力軸37を摺動して出力軸37を歯車36または39に
結合する。
手動レバー29と回転体28の結合機構は公知のヨーク
を用いたもので図示省略する。
前記の出力軸24は、第2図、第3図のように制動機2
5を経て減速機26の入力軸に直結され、減速機26の
出力軸の回転は伝動歯車列27を介して、前記、上段扉
用巻胴7に伝えられる。
また、出力軸37は制動機40を経て減速機41の入力
軸に連結され、この減速機41の出力軸の回転は伝動歯
車列42を介して前記下段扉用巻胴11に伝えられる。
なお、第3図のように減速機26.41の各軸が同一軸
線上にない場合は減速機26の軸と伝動軸46を傘歯車
伝動機構47により連動させ1.制動機25の軸と伝動
軸46との傘歯車伝動機構43により連動させる。
また、伝動軸46の途中に手動レバー45により操作す
る減速機44を設ける。
この考案は上記の構成であり、いま、レバー29の操作
により回転体28と歯車36を結合させた状態において
、モータ12が制動状態で停止し、制動機25.40が
弛んでいる条件において、モータ30により入力軸32
を駆動すると、この軸32とともに歯車33が回転し、
これに噛合する歯車34とこれと一体の傘歯車35が回
転する。
このとき、歯車17および傘歯車18は停止しているか
ら、傘歯車35に噛合している傘歯車19が傘歯車35
.18に噛合しつつ自公転して中間軸21を回転させる
このように中間軸21が回転すると、その両端に固定さ
れた歯車22.38が回転し、その回転は歯車23から
出力軸24、減速機26伝動歯車列27を介して巻胴7
へ伝えられる。
このとき歯車38により歯車39も回されるが、この歯
車39は回転体28から分離しているので空転している
のみである。
一方、歯車36に噛み合った回転体28とともに出力軸
37が回転し、減速機41、伝動歯車列42を介して巻
胴11へ回転が伝えられる。
従ってモータ30で下段扉1が開閉されるとともに各歯
車の減速比を適宜に選定することによってその動きに同
調して上段扉2も起伏される。
上記の逆に、モータ30をモータに内蔵された制動機に
より制動した状態で止め、制動機25を弛め、制動機4
0を制動している条件において、モータ12で入力軸1
4を駆動すると、この軸14に固定された歯車16が歯
車17を回してこれと一体の傘歯車18を回す。
このため、中間軸21の中央横軸に取付けられた傘歯車
19.20が停止している歯車34と一体の傘歯車35
に噛合つつ回転して中間軸21を回転させる。
中間軸21が回転すると、前記と同様に両端に固定され
た歯車22.38が回転し、歯車23から出力軸24、
減速機26、伝動歯車列27の順に回転が伝わり、巻胴
7を回転させる。
また、歯車38により回転される歯車39は出力軸37
上で空転するのみであるから、モータ12で上段扉2の
みを起伏させることができる。
つぎに、切換装置15のレバー29を中立として歯車3
6と39の両方に回転体28が噛み合わない状態にし、
モータ12を止め、制動機40を制動している条件にお
いて、モータ30で入力軸32を駆動すると、前記まで
の説明でわかるとおり、歯車33,34.36が回転し
、歯車36は空転する。
また、歯車34と一体の傘歯車35が回転するから、停
止している傘歯車18に噛合いつつ傘歯車19.20が
回転し、その両端の歯車22.38で歯車23と歯車3
9を回転させる。
歯車39は空転しているだけであるから、巻胴11へは
動力の伝達はないが、歯車23の回転は出力軸24から
巻胴7へ伝えられる。
従ってレバー29が中立という条件ではモータ30で上
段扉1のみを起伏させることができる。
更にレバー29を、出力軸37側へ倒し、回転体28と
歯車39を結合させ、モータ30を止めて、制動機25
.40を弛めている条件において、モータ12で入力軸
14を駆動すると、歯車16.17、それと一体の傘歯
車18が回転し停止している傘歯車35に噛合いつつ傘
歯車19゜20が自転しつつ公転し、中間軸21とその
両端の歯車22,38で歯車23,39を回転させる。
歯車23では出力軸24から、巻胴7を、歯車39では
出力軸37などで、巻胴11を回転させる。
従ってモータ12で下段扉1が開閉されるとともに各歯
車の減速比を適宜に選定することによりその動きに同調
して上段扉2も起伏させることができる。
この考案では上記のようにクラッチ機構Aの回転体28
が歯車36と結合している状態を常時とし、クラッチ機
構Aの中立状態と歯車39が回転体28に結合している
状態を非常時とした場合、常時においてはモータ30の
運転によって下段扉1と上段扉2の両方を同時に開閉さ
せ、モータ12の運転において、上段扉2のみを起伏さ
せることができる。
また、非常時のクラッチ機構Aの中立状態においては、
モータ30の運転において上段扉2のみを起伏させるこ
とができ、非常時の歯車39と回転体28の結合状態に
おいては、モータ12の運転において、下段扉1と上段
扉2の両方を同時に開閉させることができる。
従って、モータ12に何らかの故障が発生して起動でき
ない場合は、モータ30の運転により上段扉2のみを動
かすことも、モータ30に何らかの故障が発生して起動
できない場合は、モータ12の運転により、下段扉1、
上段扉2を同時に動かすこともできる。
また、両モータ12,30に何ら異常のない場合は回転
体28を常時にしておけばその他は何もクラッチを切換
えるなどの操作なしにモータ30の運転で下段群1、上
段扉2の同時開閉を、又モータ12の運転で上段扉2の
みを起伏できる。
すなわち、差動歯車を介して各々2つの入力軸、出力軸
を有する差動歯車内蔵切換装置の両出力軸間にクラッチ
機構を、上下段層と出力軸間には制動機を設けであるの
で、クラッチ機構の簡単な切換えで各モータに他のモー
タの補助的な役割を持たせることができ、いずれのモー
タからでも上下段層の開閉や上段扉のみの閉ができる効
果を有し、万一、動力源の一方に故障を生じても上段扉
、下段群の開閉が不可に落いるようなことはなく、上段
扉2からの流量調節や洪水時における下段群1の開操作
に安心して対処できるなどの効果がある。
また、一般的には、上段扉の駆動用モータ12は下段扉
駆動用モータ30により容量が小さいのが常であるため
、モータ12で上下段層の同時操作を行なう場合は、開
閉速度をモータ30での速度より小さくする必要が生じ
てくるが、それは歯車38,39の減速比を適宜に選定
するとともに、第3図に示すように減速機44を別に設
けて、その減速比を適宜選定しておき、モータ12での
上下段層の同時操作時のみレバー45を減速側へ倒して
クラッチを切換えて減速比を大にすれば上下段層を容易
に操作することができる。
なお、この減速機44の常時の減速比は1:1である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した2段ゲートの側面図、第2
図はこの考案の開閉閉装置の一部縦断正面図、第3図は
他の例の平面図、第4図は切換装置の拡大縦断面図であ
る。 1・・・・・・下段群、2・・・・・・上段扉、5・・
・・・・ゲートピアー 7・・・・・・上段扉用巻胴、
11・・・・・・下段群用巻胴、12.30・・・・・
・モータ、25,40・・・・・・制動機、15・・・
・・・差動歯車内蔵切換装置、14,32・・・・・・
入力軸、24,37・・・・・・出力軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下段尻上に起伏自在の上段扉を設け、上段扉用巻胴と、
    下段扉用巻胴を設けた2段ゲートにおいて、上段扉用巻
    胴には適宜の伝動機構と制動機を介して差動歯車内蔵切
    換装置の一方の出力軸を連結し、下段扉用巻胴にも適宜
    の伝動機構と制動機を介して前記差動歯車内蔵切換装置
    の他方の出力軸を連結し、この差動歯車内蔵切換装置の
    一方の入力軸には制動機を有する動力源を連結し、他方
    の入力軸にも制動機を有する動力源を連結し、この差動
    歯車内蔵切換装置の両出力軸間には常時において、前記
    一方の入力軸の回転で上段扉側出力軸の回転時に、下段
    扉側出力軸も回転可能に、かつ他方の入力軸の回転では
    上段扉側の出力軸のみを回転さす場合と、非常時におい
    て前記一方の入力軸の回転で上段扉側の出力軸のみを回
    転可能にする場合と前記他方の入力軸の回転で上段扉側
    出力軸の回転時に下段扉側出力軸も回転可能にする場合
    とに、切換えるクラッチ機構を設けた2段ゲートの開閉
    装置。
JP16793481U 1981-11-09 1981-11-09 2段ゲ−トの開閉装置 Expired JPS6029479Y2 (ja)

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JP16793481U JPS6029479Y2 (ja) 1981-11-09 1981-11-09 2段ゲ−トの開閉装置

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JP16793481U JPS6029479Y2 (ja) 1981-11-09 1981-11-09 2段ゲ−トの開閉装置

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JPS5872223U JPS5872223U (ja) 1983-05-16
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KR100832126B1 (ko) 2007-04-30 2008-05-27 광희엔지니어링 주식회사 이중 수문의 권양장치

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JPS5872223U (ja) 1983-05-16

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