JPS602912B2 - 風力選別装置 - Google Patents

風力選別装置

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JPS602912B2
JPS602912B2 JP55159163A JP15916380A JPS602912B2 JP S602912 B2 JPS602912 B2 JP S602912B2 JP 55159163 A JP55159163 A JP 55159163A JP 15916380 A JP15916380 A JP 15916380A JP S602912 B2 JPS602912 B2 JP S602912B2
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wind
sorted
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sorting
acceleration
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JP55159163A
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JPS5781870A (en
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覚 井村
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Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd
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Toyo Rice Cleaning Machines Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は穀物やその他の粒状物を風力によって選別す
る装置に関する。
従来、所定速度に加速させた落下中の被選別物に横風を
当てて選別する装置は既に広く実施されており、更に、
単に横風を当てるだけでは選別性能が悪いので、これに
対する改良案も種々提案されている。
例えば、特許第125502号では横風に代えて吸気に
よる上昇気流を用いて、選別する方式が提案され、また
、特開昭49−117237号では強風を用いる方式が
提案されている。ところが、以上のような従来装置では
、比重や体積に大きな差のあるものの選別は可能であっ
たが、差の小さなものの選別は不可能であった。例えば
、穀物の選別の場合では、藻屑などの比重の小さなもの
や、小石、砂、微小金属片などの比重の大きなもの、あ
るいは、砂穀粒や死米などの体積の小さなものなどは選
別し易すかつたが、整粒子とほとんど比重や体積に差の
ない禾敷蟻鞍物粒子の場合には選別精度が非常に悪いと
いう欠点があつた。本発明はこのような欠点を解消し、
極めて選別性能のよい風力選別装置を提供せんとするも
のである。
本発明の技術的手段は、被選別物を自然落下させる加速
区域と、加速区域の下方に位置する風選区域とを有し、
加速区域は中空の加速筒を略直立状に設けて形成され、
この加速筒の上端には被選別物の初速を一定にするため
の落下調節装置が取付けられ、加速筒の下端は風選区域
に関口させられていて、風選区域から加速筒内に空気が
流入しうるようになっており、また、加速筒の上部側壁
には空気流出口が形成され、風選区域には落下する被選
別物に側方から風を当てる為の送風装置が設けられてい
ることにある。
従って本発明の風力選別装置では、加速区域を落下する
間に被選別物の各粒子が空気抵抗を受け、各粒子の落下
速度に比重や体積の違いによる速度差が生じ、この速度
差を有する状態で風選区域に入って風選作用を受けるこ
とになり、この結果、選別精度が向上する。
更に、加速区域では、加速筒の下端が風選区域に閥口し
、且つ、加速筒の上部に空気流出口が設けられているの
で、風選区域に設けられた送風装置からの風の一部が加
速節の下端関口から流入して、上部から流出するように
なり、加速筒内に上昇気流が発生する。従って、被選別
物の粒子が加速区域を落下する間に、この上昇気流の影
響により静止空気中を落下する場合以上の空気抵抗を受
け、異常粒子の速度差が一層大きくなり、選別精度が更
に向上する。また、風速区域での粒子の落下速度が速い
ので、強風を用いての風選が可能で、この点でも選別精
度を高めることができる。‐更に、落下時には、各粒子
間の密度が低くなっているので、受風効率がよい。なお
、被選別粒子は落下調節装置によって、初速を一定に保
つと共に、選別に悪影響を与えない程度の少ない流量で
落下させるので、風速区域に達した時には、上下方向の
粒子間隔が大きく開いており、同一軌跡を落下する上下
の粒子が速度差によって衝突することは少なく、選別精
度を低下させることはない。以下に本発明の風力選別装
置の実施例を図面に基ずし、て説明する。
装置本体の上部には貯留ホツパーーが設けられており、
コンベヤー等で送られた穀物などの被選別物Aが適量貯
留される。この貯留ホッパーーの落下02には落下調節
装置3が取付けられており、落下口2から落下する被選
別物の各粒子の初速が均一になるように調節される。実
施例では落下調節装置3として、ホッパーの片側壁面を
可動板4となし、可動板4の上端を支軸5で回動自在に
支持し、且つ可動板4の下端に重錘6を取付けたものが
用いられている。従って、貯留ホッパー1に所定量以上
の被選別物が貯留されている場合は、この被選別物の重
さによって可動板4が回動し、落下口2を開くが、貯留
ホッパー1の貯留量が少なくなると落下口2は童錘6の
作用により自動的に閉じる。これはホッパ−1が空にな
った状態で落下口2を開いておくと、コンベヤーから供
給された被選別物の粒子がホッパー上で一旦停止するこ
となく一気に落下口2から落下してしまい、落下口2を
通過する時の初速にムラが出るからである。この為、ホ
ツパー1に常に所定量以上の被選別物を貯留しておいて
、コンベヤーから送られてきた被選別物を一旦停止させ
、その後、改めて落下口2から落下こせ、初速を一定に
調節するのである。また蚤錘6は固定杵7に位置移動自
在に取付けられてし、て、可動板4に作用する閉金側圧
力を調節できるようになっている。また落下口2は細長
い長方形状に成形されていて、落下口2ら落下する被選
別物は横幅が広く、厚さが薄い帯状の層となって落下す
る。この落下口2の下方には加速筒8が垂直に蓬設され
ていて、落下口2を通過した粒子は加速筒8内を自然落
下し、加速筒8の下端出口9を通過する時にはかなりの
速度に加速されている。但し、この下端出口9を通過す
る際の各粒子の速度は同一ではなく、加速筒8内での落
下時に各粒子は空気抵抗を受け、この空気抵抗が各粒子
の比重や形状などで異なる為、通過速度も粒子の種類毎
に異なるのである。なお、加速筒8の垂直方向の長さは
2山ス以上とするのが好ましい。加速筒8を通過した被
選別物が落下する位置の側方には送風袋贋10が設直さ
れ、この送風装置10から落下中の被選別物に横風が当
てられる。実施例では送風装置として、幅方向に長い貫
流ファンを上下2段に設けてある。11は案内羽根、1
2は気流調節板で、貫流ファンから吹き出される風を整
流して、被選別物に平行且つ均等な溝鼠を当てるように
なす役割を果す。
送風装置1川こよる横風を受けた被選別粒子の落下地点
‘こは回収ホッパ‐群13が設けられている。
回収ホッパ−群13は被選別物の種類に応じて個数、形
状、位置などを適宜設定して設置する。実施例は主とし
て穀物の選別に使用するものである為、小石等の回収ホ
ッパー14と、穀物整粒子の回収ホッパー15と、穀物
不整粒子の回収ホッパ−16とを加速筒8の直下に近い
位鷹から順番に隣接させて設置されている。また、各回
収ホッパーの境界には選別調節弁17が取付けられてし
、て、各ホッパーに回収する粒子の落下位置の微調節が
できるようになっている。装置本体は一部が開放した略
解閉状のケース18によって覆われていて、送風装置1
0から吹き付けられた風はケース内で略循環する。
但し、ケース18の底部には吸気口19と排気口20と
が形成され、且つ、この排気口2川こはブロアー21が
取付けられてし、て、ケース内の一部の空気を軽い塵挨
と共にケース外に排出せしめる。また、実施例では加速
筒8の上部の一方の側壁面が絹22になっていて、ここ
から送風装贋10の吸気力によって加速筒8内の空気が
吸気されるので、加速筒8内にはその下端出口9から上
方へと向う弱い上昇気流が発生する。次に本発明の風力
選別装置の選別作用について説明する。
貯留ホッパー1に被選別物Aを供給し、貯留量が一定以
上にすると、被選別物の重量によって落下口2が閉口し
、この降下口2から被選別物の粒子が一定の初速度で落
下し始める。各粒子は加速筒8内部をその重力によって
自然落下するが、この落下の際、各粒子は加速節8内に
存在する空気による抵抗を受ける。ところがこの際の空
気抵抗は各粒子の表面積当りの重量の差、即ち、粒子の
比重や、大小などの形状の差によって異なる。この為、
加速筒8の下端開口9を通過する時の落下速度には粒子
の比重や形状などにより差が生じている。例えば、穀物
の選別の場合について説明すれば、穀物中に混入してい
る爽雑物の内の小右や金属片などの比重の大きいものは
、表面積当りの重量が大きくて空気抵抗の影響を受けに
くく、穀物の整粒子よりも高速で下端関口9を通過し、
他方、藁屑などの比重の小さいもの、或し、は砕穀粒な
どのような形状の小さいものは表面積当りの重量が小さ
いので、空気抵抗の影響を大きく受けて毅物整粒子より
も速度が遅くなり、更に、整粒子と形状がほとんどかわ
らなし、禾熱米や死米などの不整粒子も整粒子よりも比
重がわずかに小さいので、速度が遅くなる。このように
加速筒8内を通過した時、被選別物の各粒子にはその比
重や形状などによる種類の違いによって速度差が生じて
おり、この速度差を持った状態で次工程の送風装置10
からの横風による風選作用を受けることになる。送風装
置10はファンの回転によってケース内の空気が超風さ
れ、この風は案内羽根11及び気流調節板12によって
整風されて、全面に互つて略均一、且つ平行な風となり
、落下する被選別粒子に落下方向と直角の方向から横風
となって吹き当たる。この結果、落下する被選別物の各
粒子は横風の影響を受けて垂直に落下しなくなる。ここ
での横風の影響は各粒子の比重や形状などの違いによっ
て差が出る他、粒子の落下速度の違いによっても差が出
る。即ち、小石などの比重の大きいものは横風の影響を
受けにくい上に、前記の如く、高速で落下しているので
、横風を受ける区域を通過する時間が短かくて、一層機
風の影響が少なくなり、この結果、加速筒8の下端関口
9の直下に近い位置に略垂直状に落下し、小石等の回収
ホッパー14に入る。また、穀物の整粒子は小石等に比
べて比重が小さく、且つ、落下速度も小石より遅くて風
選区域の通過時間が長くなるので、小石等に比べて横風
の影響をより強く受けて関口直下位置から少し離れた位
置に落下し、回収ホッパー15に入る。更に死米や未熟
米、及び砕米などの不整粒子は整粒子よりも比重或いは
形状が小さく、また落下速度も遅いので、横風の影響を
より強く受け、関口直下位置よりかなり遠い位直に落下
し、回収ホッパー16に入る。また、薬暦などの非常に
整いものは一層強く横風の影響を受けて、ほとんど機風
に吹き飛ばされた状態となり、横風が内壁面に当ってケ
ース内を環流するのに伴って移動し、いずれの回収ホツ
バーにも入らずケース底部へと落下し、ケース底部でブ
ロアー21の吸気による、吸気□19から排気口20へ
と流れる夙に乗ってケース外へと排出される。また、落
下する被選別粒子は加速筒8で加速されている為、次の
ような作用も生ずる。
即ち、被選別粒子が風選区域を従来の場合よりも高速で
通過するので、横風としては従釆よりも強い横風(例え
ば5〜29h/sec)を用いることが可能となる。こ
れは高速で通過するものに強い横風を当てることになり
、この結果、穣風による影響が増大して従来のものより
選別性能が格段に良くなる。更に、被選別物の各粒子が
従来よりも高速で風選区域を通過するから、通過時の粒
子間密度が低くなって、粒子間の間隙が増加し、横風が
当りやすくなって、選別性能が良くなり、且つ、量的な
選別能力が高くなる。更に、加速節8内を適して被選別
粒子を加速させるので、この加速により各粒子が落下姿
勢を整え、風速区域を通過する時には各粒子の向きが一
定になる上に、穣風を受けやすい姿勢になるので、風選
性能が良くなる。以上のように、本発明では加速筒を設
けたことによる顕著な作用が色々と生じ、且つ、これら
の作用が相剰的に作用して、従来装置では不可能な精度
の高い選別作用が可能となったのである。
なお、前記の菱鷹では全体をケース18で園緩し、且つ
、ケース内で空気を循環させるので、塵挨が外部に飛び
散ることがなく、また、ケース底部からブロアー21に
より、底部に沈降する鰹挨をケース内の空気の一部(約
1割程度)と共にケース外に排出させることができる。
更に図示例の如く加速筒8の上方部を絹22となし、加
速筒8内に上昇気流を生じさせ、加速髄8内での空気抵
抗をより高めて選別性能を向上させることも可能である
。以上要するに、本発明では、被選別物の粒子を風選前
に、上昇気流の中を自然落下させ、各粒子の種類毎に速
度差を生じさせておき、この速度差のある状態で、落下
する各粒子に横風を当てて風選するので、風選時の選別
性能が高まり、各粒子を高精度に選別できる。
また装置の構造が比較的簡単で、且つ、4・型となり、
製作や裾付けが容易である他、振動部などがないから、
故障も少なく、運転音も静かであるなどの有益な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の風力選別装置の実施例の縦断面図である
。 1・・・・・・貯留ホッバー、2…・・・落下口、3・
・・・・・落下調節装置、8・・・・・・加速筒、9…
・・・下端出口、10・・・・・・送風装置、13・・
・…回収ホツパー群、17・・・・・・選別調節弁、1
8・・・・・・ケース、21・・・・・・フロア一、2
2…・・・網、P・・・・・・加速区域、R・・・・・
・風選区域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被選別物を自然落下させる加速区域と、加速区域の
    下方に位置する風選区域とを有し、加速区域は中空の加
    速筒を略直立状に設けて形成され、この加速筒の上端に
    は被選別物の初速を一定にするための落下調節装置が取
    付けられ、加速筒の下端は風選区域に開口させられてい
    て、風選区域から加速筒内に空気が流入しうるようにな
    つており、また、加速筒の上部側壁には空気流出口が形
    成され、風選区域には落下する被選別物に側方から風を
    当てる為の送風装置が設けられている風力選別装置。
JP55159163A 1980-11-11 1980-11-11 風力選別装置 Expired JPS602912B2 (ja)

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JPS5781870A JPS5781870A (en) 1982-05-22
JPS602912B2 true JPS602912B2 (ja) 1985-01-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61249578A (ja) * 1985-04-26 1986-11-06 キッコーマン株式会社 分級方法及び装置
JP3407412B2 (ja) * 1994-08-08 2003-05-19 株式会社タクマ 風力選別機
JP4150836B2 (ja) * 1999-07-07 2008-09-17 株式会社東洋精米機製作所 穀類の異物選別方法及び装置

Citations (1)

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JPS49117237A (ja) * 1973-03-26 1974-11-08

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