JPS6029032Y2 - ミツクス式自動販売機の原料飛散防止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は販売信号等に基いて原料タンクから、コーヒー
、砂糖、ミルク等の原料をミキシングホールに投入する
と共に熱湯を注ぎ、これ等を混合して販売に供するミッ
クスス式自動販売機の原料飛散防止装置に関するもので
ある。

ところで、このようなミックスス式自動販売機では原料
タンクの吐出口とミキシングボールの底面との間には可
成りの落差距離があり、従って、原料タンクの吐出口よ
り吐出される原料はミキシングホールの内面に可成りの
広範囲に亘って飛散され、投入される熱湯と混合されな
いで斯る内面に耐着したま）になる原料がある。

従って、その分だけ、販売に供される原料の量が減った
ことになり、美味を損う許りか、耐着態量が腐敗する等
不衛生となる欠点を余儀無くされていた。

本考案は成上のような従来の自動販売機に於ける欠点に
基いて考案されたものであり、以下その一実施例につい
て詳細に説明する。

第１図に於いて、１乃至３は原料タンクにして内部には
砂糖、コーヒー、粉末ミルク等が夫々収容されている。

４はこれ等の原料タンク１乃至３の下方に共通して設け
られたミキシングボールにして、これの一端部上面には
給湯タンク５より導出されている給湯管５ａが臨み、且
つこの給湯管５ａの臨んでいる端部とは反対側の端部近
くの底面に下方に窪んだミキシング部６を設けると共に
他の全底面はこのミキシング部６に向って下り傾斜とな
っている。

従って、このミキシングボール４にて混合された各原料
と熱湯はミキシング部６の底壁より導出した給油パイプ
７より流出した途中定圧タンク８にて自然な圧力に圧力
補正された後、容器９に注がれるべく戒っている。

扱、第２図を以って更に詳しく説明すると、上記原料タ
ンク２，１．３の底部には外部に設けた搬出モータ１０
にて駆動される搬出翼棒１１が原料タンクの内部から吐
出口２ａに亘って設けられている。

１２は円筒体より成る飛散防止板にして、上記吐出口２
ａに連通ずる接続口１３を側面に有すると共に設けた固
定鍔１４にて上記ミキシングボール４の上面を蓋閉めし
ている蓋板１５の挿口１６を貫通したところで該蓋板１
５に着脱自在となるように固着１７され且、下端を上記
ミキシングボール４の底面近くに伸ばしている。

本考案はこのように構成されるものであるから搬出モー
タ１０の駆動に伴って搬出翼棒１１が回転されると原料
タンク２内の原料（コーヒー）が、搬出翼棒１１の作用
を得て吐出口２ａより吐出された後、飛散防止板１２内
を落下して、ミキシングボール４内に落ち、こ）で他の
原料タンク１．３より投入された原料（粉末ミルク、さ
とう等）及び給湯タンク５より注がれた熱湯と混合され
、これがミキシング部６に於いて、より一層混合された
後途中定圧タンク８を介して給液パイプ７により容器９
に注がれる。

上述の如き構成と作用を為す本考案に依るならば、原料
タンクより吐出された原料は飛散防止板にてミキシング
ボールの底面に集中して導かれる為、従来のようにミキ
シングボールの底面に第２図の符号■で示すように広く
飛散すると言う欠点は全くなくなり、従って、投入され
る原料が略完全に販売に供されると共に仮に飛散防止板
内面に原料が耐着したとしても該飛散防止板を取り外し
て清掃するだけで簡単に掃除ができ常に清潔に保つこと
ができるという顕著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る装備を備えた自動販売機の構成概
略図、第２図は第１図のＩ −Ｉ’線断面図である。 １．２，３：原料タンク、４：ミキシングボール、ｌａ
、２ａｔ ３ａ：吐出口、１２：飛散防止板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 販売信号に基いてミキシングボールに原料タンクからの
   原料と給湯タンクからの熱湯とを投入し、混合して適宜
   販売するものに於いて上記ミキシングボールの蓋板を挿
   通して下端を上記ミキシングボールの底面まで伸ばした
   円筒体より戊り、この円筒体の側面に設けた接続口を以
   って上記原料タンクの吐出口に連通させると共に上記円
   筒体の側面周縁に設けた固定鍔を以って上記蓋体に着脱
   自在に取付けてなる飛散防止板を設けて成るミックスス
   式自動販売機の原料飛散防止装置。