JPS6028951Y2 - 冷却装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばトラフ内に布設された電カケープルを間
接冷却し、これによって温度上昇した冷媒を冷却する場
合に好適する冷却装置の改良に係る。

例えば、間接冷却ケーブル線路のように、水を冷却媒体
として使用する場合、冷却を終り、水温の上昇した冷却
媒体は蓄熱槽に戻り、ここに貯溜される。

蓄熱槽内には温度検知装置が設けられており、貯溜され
た冷媒は前記温度検知装置の制御下にある冷却機により
所定の温度に冷却されて被冷却部に送られる。

しかしながら、このような冷却装置においては、約２５
℃程度に昇温された高温冷媒が直接冷却機に入り込むと
、冷却機が破壊する不都合がある。

本考案は上記事情に基づいてなされたもので、高温冷媒
を直接、冷却機に送出さないようにした冷却装置を提供
せんとするものである。

以下、本考案を一実施例の図面に基づいて説明する。

本考案に係る冷却装置は第１図に示すように、低温冷媒
、高温冷媒をそれぞれ貯溜する複数室１〜１０を有し、
低温冷媒の室から室間を隔てる隔壁１１〜１９をこえて
低温冷媒を高温冷媒側に溢流させる蓄熱槽２０と、蓄熱
槽２０の高温冷媒を冷却し、冷却された低温冷媒を蓄熱
槽２ｏの低温冷媒室１０に送出する冷却機２１と、低温
冷媒室１０から低温冷媒を被冷却部（図示せず）に送出
する送出配管２２と、この送出配管から排出される冷媒
を蓄熱槽２０の高温冷媒室２に貯溜する排出配管２３と
で主に構成されている。

排出配管２３の先端には、円内を拡大した第２図に示す
ように、蓄熱槽２０の隔壁１３，１５゜１７を貫通し、
一端が前記排出配管２３と、他端が前記低温冷媒室９も
しくは１０とそれぞれ連通ずる連通管２４が取付けられ
ている。

排出配管２３は、低温冷媒か、高温冷媒と充分混合する
ようにするため、その先端が蓄熱槽２゜の底部に位置す
るよう配置される。

排出配管２３の先端は、ノズル状とされ高温冷媒の流速
を早くして低温冷媒を吸込むようにされている。

なお、図中Ｐはポンプ、２５．２６は配管、２７は冷媒
を示している。

上述した本考案においては、排出配管の先端に取付けた
連通管によって、低温冷媒室の低温冷媒の一部を高温冷
媒と混合しこれによって低温化させた冷媒を高温冷媒室
に排出しているので、従来のように直接高温冷媒を冷却
機に送り込まなくてすむので冷却機の破壊を防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案における冷却装置の全体を模型的に示す
図、第２図は排出配管の先端を拡大した縦断面図である
。 １〜１０・・・・・・冷媒収納室、１１〜１９・・・・
・・隔壁、２０・・・・・・蓄熱槽、２１・・・・・・
冷却機、２２・・・・・・送出配管、２３・・・・・・
排出配管、２４・・・・・・連通管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 低温冷媒、高温冷媒をそれぞれ貯溜する複数室を有し、
   冷温冷媒の室から室間を隔てる隔壁をこえて低温冷媒を
   高温冷媒側に溢流させる蓄熱槽と、この蓄熱槽の高温冷
   媒を冷却し、冷却された低温冷媒を前記蓄熱槽の低温冷
   媒室に送出する冷却機と、前記低温冷媒室から低温冷媒
   を被冷却部に送出する送出配管と、この送出配管から排
   出される冷媒を前記蓄熱槽の高温冷媒室に貯溜する排出
   配管とから戊り、前記排出配管の先端近傍には、一端が
   前記排出配管に連通腰他端が前記低温冷媒室に連通ずる
   連通管が取付けられてなることを特徴とする冷却装置。