JPS6028883B2 - 遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法 - Google Patents
遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法Info
- Publication number
- JPS6028883B2 JPS6028883B2 JP3992981A JP3992981A JPS6028883B2 JP S6028883 B2 JPS6028883 B2 JP S6028883B2 JP 3992981 A JP3992981 A JP 3992981A JP 3992981 A JP3992981 A JP 3992981A JP S6028883 B2 JPS6028883 B2 JP S6028883B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- cast steel
- centrifugally cast
- heat treatment
- heating
- Prior art date
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法に関し、さらに
詳しくは、遠心力鋳造鋼管の品質を向上させることので
きる遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法に関する。
詳しくは、遠心力鋳造鋼管の品質を向上させることので
きる遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法に関する。
一般に、大径、大肉厚の遠心力鋳造鋼管、例えば、ステ
ンレス鋼の遠心力鋳造鋼管などは、特に、高質の性能を
要求されるものについては、該遠心力鋳造鋼管の内面を
加工することにより使用されている。
ンレス鋼の遠心力鋳造鋼管などは、特に、高質の性能を
要求されるものについては、該遠心力鋳造鋼管の内面を
加工することにより使用されている。
このことは、遠心力鋳造における遠心力鋳造鋼管の最終
凝固層近辺が他の部分に比較して性能が多少劣るという
場合があるからである。本発明は上記したような遠心力
鋳造鋼管の性能を向上させるために、遠心力鋳造鋼管の
内面近くの最終凝固層近辺に熱間塑性加工を施すことに
よってその品質の改善を行なうことのできる遠心力鋳造
鋼管の加熱処理方法である。
凝固層近辺が他の部分に比較して性能が多少劣るという
場合があるからである。本発明は上記したような遠心力
鋳造鋼管の性能を向上させるために、遠心力鋳造鋼管の
内面近くの最終凝固層近辺に熱間塑性加工を施すことに
よってその品質の改善を行なうことのできる遠心力鋳造
鋼管の加熱処理方法である。
本発明に係る遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法の特徴とす
るところは、回転している遠心力鋳造鋼管の内面を局部
的に上記遠心力鋳造鋼管の肉厚の１／２以下となるよう
に誘導加熱により８００〜１３００００の温度に加熱し
、この加熱直後の遠心力鋳造鋼管の内面を加圧ロールに
より加圧することにある。
るところは、回転している遠心力鋳造鋼管の内面を局部
的に上記遠心力鋳造鋼管の肉厚の１／２以下となるよう
に誘導加熱により８００〜１３００００の温度に加熱し
、この加熱直後の遠心力鋳造鋼管の内面を加圧ロールに
より加圧することにある。
本発明に係る遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法を第１図に
より具体的に説明する。
より具体的に説明する。
第１図ａは遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法を示す概略横
断面図で、第１図ｂは同じく縦断面図である。即ち、第
１図ａ，ｂにおいて、遠心力鋳造鋼管１（単に鋼管とい
うこともある。
断面図で、第１図ｂは同じく縦断面図である。即ち、第
１図ａ，ｂにおいて、遠心力鋳造鋼管１（単に鋼管とい
うこともある。
）は支持ローフ５上で矢印Ｂの方向に回転しており、こ
の鋼管１の内面２の或る局部は高周波加熱源３によって
、約８００ｑｏ以上の温度に肉厚の１／２以下において
加熱されている。しかして、この加熱は鋼管１の内面２
の局部２′の所で行なわれ、矢印Ｂ方向に鋼管１が回転
していることから加熱分布は斜線部で、この高周波加熱
源３で加熱された局部２′のすぐ後を加圧ロール４によ
り３〜５ｔ／の（穣触面）の圧力で加圧する。そして、
斜線部の加熱幅Ｅは加圧ロール４の幅Ｆよりやや広くす
るのがよい。鋼管１の回転により斜線部の加熱区域２″
が加圧ロール４の下にくるので、この時回転可能な加圧
ロール４で矢印Ａ方向に加圧して塑性加工が行なわれる
のである。加熱源として高周波加熱源を使用したので鋼
管１の肉厚の希望の厚みを短時間で加熱することができ
、この場合、加熱温度は８００００以上で肉厚の１／２
以下の加熱厚さとするのが好適であり、加熱温度が８０
０℃未満では品質の改善を行なう程の塑性加工が行なう
ことができず、また、１３００ｑｏを越える温度では材
料の組織に影響を及ぼすようになり、さらに、鋼管の１
／２以下の厚みを加熱するのは、厚みの１／２を越えて
加熱されると熱間の塑性加工において鋼管１の長さの変
化、曲り、又は、真円のくずれ等が起るからである。
の鋼管１の内面２の或る局部は高周波加熱源３によって
、約８００ｑｏ以上の温度に肉厚の１／２以下において
加熱されている。しかして、この加熱は鋼管１の内面２
の局部２′の所で行なわれ、矢印Ｂ方向に鋼管１が回転
していることから加熱分布は斜線部で、この高周波加熱
源３で加熱された局部２′のすぐ後を加圧ロール４によ
り３〜５ｔ／の（穣触面）の圧力で加圧する。そして、
斜線部の加熱幅Ｅは加圧ロール４の幅Ｆよりやや広くす
るのがよい。鋼管１の回転により斜線部の加熱区域２″
が加圧ロール４の下にくるので、この時回転可能な加圧
ロール４で矢印Ａ方向に加圧して塑性加工が行なわれる
のである。加熱源として高周波加熱源を使用したので鋼
管１の肉厚の希望の厚みを短時間で加熱することができ
、この場合、加熱温度は８００００以上で肉厚の１／２
以下の加熱厚さとするのが好適であり、加熱温度が８０
０℃未満では品質の改善を行なう程の塑性加工が行なう
ことができず、また、１３００ｑｏを越える温度では材
料の組織に影響を及ぼすようになり、さらに、鋼管の１
／２以下の厚みを加熱するのは、厚みの１／２を越えて
加熱されると熱間の塑性加工において鋼管１の長さの変
化、曲り、又は、真円のくずれ等が起るからである。
なお、上記の内面の温度の８００〜１３００ｏｏは材料
の融点Ｔｍｅｌｔ（Ｋ）の９０％以下の温度（％）であ
って、９０％を越えると材料の組織に影響を及ぼすので
ある。このようにして鋼管１の内面２の局部が加熱され
て、この加熱部分のみを回転可能な加圧ロール４で加圧
するので鋼管１の変形ないこ加工ロール４の下だけが熱
間塑性加工を行なえるのであり、鋼管１が支持ローラ５
により回転されながら高周波加熱源３で鋼管１内面２を
局部加熱しく鋼管１の肉厚の１／２以下）、加圧ロール
４で塑性加工を行なうものである。
の融点Ｔｍｅｌｔ（Ｋ）の９０％以下の温度（％）であ
って、９０％を越えると材料の組織に影響を及ぼすので
ある。このようにして鋼管１の内面２の局部が加熱され
て、この加熱部分のみを回転可能な加圧ロール４で加圧
するので鋼管１の変形ないこ加工ロール４の下だけが熱
間塑性加工を行なえるのであり、鋼管１が支持ローラ５
により回転されながら高周波加熱源３で鋼管１内面２を
局部加熱しく鋼管１の肉厚の１／２以下）、加圧ロール
４で塑性加工を行なうものである。
この場合、加圧ロール４は矢印Ｃ方向に連続的に移動し
ているものであるから、鋼管１内面２はスパイラル状に
、局部加熱→局部加工→袷部を繰返して鋼管１内面２全
面が処理されるのである。加熱方法として、高周波加熱
源を使用することについて説明したが、肉厚の１／２以
下という希望厚みを適確に加熱できることから高周波加
熱によるのが良好である。また、鋼管内面の加熱されて
いる場所は、ある時間においては内面２の局部のみであ
り、他は常温或し、はそに近い温度であるから鋼管の形
状的変化は発生しない。その他、鋼管の外表面近くが昇
温の危険がある場合、矢印Ｄに示すように水より冷却す
るようにしてもよい。なお、ステンレス鋼以外に炭素鋼
系、低合金鋼系、耐熱鋼系などの鋼種についても使用す
ることが可能である。
ているものであるから、鋼管１内面２はスパイラル状に
、局部加熱→局部加工→袷部を繰返して鋼管１内面２全
面が処理されるのである。加熱方法として、高周波加熱
源を使用することについて説明したが、肉厚の１／２以
下という希望厚みを適確に加熱できることから高周波加
熱によるのが良好である。また、鋼管内面の加熱されて
いる場所は、ある時間においては内面２の局部のみであ
り、他は常温或し、はそに近い温度であるから鋼管の形
状的変化は発生しない。その他、鋼管の外表面近くが昇
温の危険がある場合、矢印Ｄに示すように水より冷却す
るようにしてもよい。なお、ステンレス鋼以外に炭素鋼
系、低合金鋼系、耐熱鋼系などの鋼種についても使用す
ることが可能である。
実施例１ 素材
外径 １００仇舷、内径 ８１仇肋、
長さ ３２００肌の遠心力鋳造製ステンレスロール（内
面鏡ばなし）２ 装置 １）高周波加熱装置 ３００ＫＶＡ ・加熱幅 ２０仇肋 ・加熱温度 １０５０以上（内表面温度）・加熱深さ
３物吻 ２）加圧装置 ・加圧幅 １０仇帆 ・ロ−ラ径 ３０仇肋 ・加圧力 約１５ｍＰｎ ３）毎時２０回転 ３ その後 通常の熱処理 ４ 結果 １）内面の鋳造時の引け巣が圧着され、浸透深傷の結果
は良好であり、ミクロ組織観察の結果も良好であった。
面鏡ばなし）２ 装置 １）高周波加熱装置 ３００ＫＶＡ ・加熱幅 ２０仇肋 ・加熱温度 １０５０以上（内表面温度）・加熱深さ
３物吻 ２）加圧装置 ・加圧幅 １０仇帆 ・ロ−ラ径 ３０仇肋 ・加圧力 約１５ｍＰｎ ３）毎時２０回転 ３ その後 通常の熱処理 ４ 結果 １）内面の鋳造時の引け巣が圧着され、浸透深傷の結果
は良好であり、ミクロ組織観察の結果も良好であった。
２）内面２０肋から取り出された材料の機械的特性は、
引張試験では、外面部の約９２％の強度、３０％の伸び
、シャルビ−衝撃値は約７５％の値を示した。３）この
結果より、従来機械加工していた内面不健全層を有効に
利用し、製品コクトを９５％に下げることができた。
引張試験では、外面部の約９２％の強度、３０％の伸び
、シャルビ−衝撃値は約７５％の値を示した。３）この
結果より、従来機械加工していた内面不健全層を有効に
利用し、製品コクトを９５％に下げることができた。
以上説明したように、本発明に係る遠心力鋳造鋼管の加
熱処理方法は、上記の構成を有しているものであり、実
施例においても説明してあるように、内面の鋳造時の引
け巣が圧着されて、ミクロ組織も良好であり、内面の機
械的特性は外面に対して、引張試験では約９２％の強度
、８０％の伸び、およびシャルビ−衝撃値は約７５％を
示し、従って、鋼管内面の改質が可能になり、内面加工
が不要になり、また、内面加工代が少くてすむという効
果を奏するものである。
熱処理方法は、上記の構成を有しているものであり、実
施例においても説明してあるように、内面の鋳造時の引
け巣が圧着されて、ミクロ組織も良好であり、内面の機
械的特性は外面に対して、引張試験では約９２％の強度
、８０％の伸び、およびシャルビ−衝撃値は約７５％を
示し、従って、鋼管内面の改質が可能になり、内面加工
が不要になり、また、内面加工代が少くてすむという効
果を奏するものである。
第１図ａ，ｂは本発明に係る遠心力鋳造鋼管の加熱処理
方法を説明するための横断面図及び縦断面図である。 １・・・遠Ｄ力鋳造鋼管、２・・・内面、３・・・加熱
源、４・・・加圧ロール、５・・・支持ローラ、Ａ・・
・加圧力、Ｂ・・・回転方向、Ｃ・・・進行方向、Ｄ・
・・冷却。
方法を説明するための横断面図及び縦断面図である。 １・・・遠Ｄ力鋳造鋼管、２・・・内面、３・・・加熱
源、４・・・加圧ロール、５・・・支持ローラ、Ａ・・
・加圧力、Ｂ・・・回転方向、Ｃ・・・進行方向、Ｄ・
・・冷却。
Claims (1)
- １ 回転している遠心力鋳造鋼管の内面を曲部的に該遠
心力鋳造鋼管の肉厚の１／２以下となるように誘導加熱
により８００〜１３００℃の温度に加熱し、加熱直後の
遠心力鋳造鋼管の内面を加圧ロールにより加圧すること
を特徴とする遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3992981A JPS6028883B2 (ja) | 1981-03-19 | 1981-03-19 | 遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3992981A JPS6028883B2 (ja) | 1981-03-19 | 1981-03-19 | 遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57154365A JPS57154365A (en) | 1982-09-24 |
| JPS6028883B2 true JPS6028883B2 (ja) | 1985-07-08 |
Family
ID=12566624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3992981A Expired JPS6028883B2 (ja) | 1981-03-19 | 1981-03-19 | 遠心力鋳造鋼管の加熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028883B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109590444A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-04-09 | 肇庆学院 | 一种液压缸缸体离心铸造设备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080217380A1 (en) * | 2007-03-05 | 2008-09-11 | Mts Systems Corporation | Method and apparatus to relieve residual stress or distortion in a heat processed article |
-
1981
- 1981-03-19 JP JP3992981A patent/JPS6028883B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109590444A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-04-09 | 肇庆学院 | 一种液压缸缸体离心铸造设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57154365A (en) | 1982-09-24 |
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