JPS6028610Y2 - 樹脂含浸単板化粧貼り合板 - Google Patents
樹脂含浸単板化粧貼り合板Info
- Publication number
- JPS6028610Y2 JPS6028610Y2 JP757980U JP757980U JPS6028610Y2 JP S6028610 Y2 JPS6028610 Y2 JP S6028610Y2 JP 757980 U JP757980 U JP 757980U JP 757980 U JP757980 U JP 757980U JP S6028610 Y2 JPS6028610 Y2 JP S6028610Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- veneer
- decorative
- wood
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は建築用内外装材として使用される合成樹脂処
理単板化粧貼り合板に関するものであり、その目的とす
るところは春材と秋材との色調差を鮮明にし、かつ、表
面硬度を著しく向上させた樹脂含浸単板化粧貼り合板を
提供するものである。
理単板化粧貼り合板に関するものであり、その目的とす
るところは春材と秋材との色調差を鮮明にし、かつ、表
面硬度を著しく向上させた樹脂含浸単板化粧貼り合板を
提供するものである。
従来、表面樹脂処理化粧単板貼り合板を得るには、表面
単板を減圧および（又は）加圧法によって熱硬化性合成
樹脂を注入したものを基材に貼着する事で表面化粧単板
全体を樹脂化して表面性能を著しく向上させる、いわゆ
る、Ｗ、Ｐ、Ｃ０単板化粧貼り合板や表面化粧単板全体
に樹脂を浸透させないものとしては熱硬化性樹脂を、表
面に化粧単板を貼った基材の化粧単板表面に塗布し、次
いで熱圧プレスを行い樹脂を硬化させることにより表面
が平滑で、表面性能の優れた表面処理化粧合板や単に、
基板上に化粧単板を貼着して合成樹脂塗料で塗装した合
板が知られている。
単板を減圧および（又は）加圧法によって熱硬化性合成
樹脂を注入したものを基材に貼着する事で表面化粧単板
全体を樹脂化して表面性能を著しく向上させる、いわゆ
る、Ｗ、Ｐ、Ｃ０単板化粧貼り合板や表面化粧単板全体
に樹脂を浸透させないものとしては熱硬化性樹脂を、表
面に化粧単板を貼った基材の化粧単板表面に塗布し、次
いで熱圧プレスを行い樹脂を硬化させることにより表面
が平滑で、表面性能の優れた表面処理化粧合板や単に、
基板上に化粧単板を貼着して合成樹脂塗料で塗装した合
板が知られている。
しかし、これらの合板では製造原価を安くすること。
表面性能を向上させるもの。そして春材と秋材との色調
差をシャープにして外観を向上させるもの。
差をシャープにして外観を向上させるもの。
という３条件を同時に満たした樹脂処理化粧板を得る事
は困難となっていた。
は困難となっていた。
つまり、化粧単板中に完全に樹脂を注入してしまう方法
では浸漬注入させる工程が複雑で、しかも設備も−大き
くなる。
では浸漬注入させる工程が複雑で、しかも設備も−大き
くなる。
この方法で得られた単板は安定した表面性能を有し、中
には春材・秋材の色調差がシャープに出るものもあるが
、大きな欠点としてコストが極めて高くなる事と作業能
率が著しく低下する事である。
には春材・秋材の色調差がシャープに出るものもあるが
、大きな欠点としてコストが極めて高くなる事と作業能
率が著しく低下する事である。
表面樹脂塗布して表面単板の性能を向上させる方法のも
のは、表面単板の組織上の硬軟のため樹脂被膜層が均一
にならず不自然なムラを生じたり、仮りに表面単板の硬
さが均一な場合でも塗布した軸脂のほとんどがプレス時
に押し出され単板中には充分浸透せず、目的とする表面
硬度を得るには至らないものである。
のは、表面単板の組織上の硬軟のため樹脂被膜層が均一
にならず不自然なムラを生じたり、仮りに表面単板の硬
さが均一な場合でも塗布した軸脂のほとんどがプレス時
に押し出され単板中には充分浸透せず、目的とする表面
硬度を得るには至らないものである。
又、単に表面化粧板上に合成樹脂塗料を塗装仕上げして
いるものは、表面性能、春材・秋材の色調差をシャープ
に出す等は全く不可能である。
いるものは、表面性能、春材・秋材の色調差をシャープ
に出す等は全く不可能である。
この考案は上記従来の製法によって得られた製品の欠点
を改良し、春材と秋材との色調差を鮮明にし、かつ、表
要硬度を著しく向上させ、しかも製造原価の安い樹脂含
浸単板化粧貼り合板を提供するものである。
を改良し、春材と秋材との色調差を鮮明にし、かつ、表
要硬度を著しく向上させ、しかも製造原価の安い樹脂含
浸単板化粧貼り合板を提供するものである。
以下、この考案の一実施例を述べると、化粧単板１を木
質基材２に貼着した後、該化粧単板１の春材部１ａをブ
ラッシングにより該春材部に凹溝を設け、熱硬化性合成
樹脂液を塗布浸透させ熱圧プレスにより硬化させ熱硬化
性合成樹脂層４を形成するものである。
質基材２に貼着した後、該化粧単板１の春材部１ａをブ
ラッシングにより該春材部に凹溝を設け、熱硬化性合成
樹脂液を塗布浸透させ熱圧プレスにより硬化させ熱硬化
性合成樹脂層４を形成するものである。
この考案によると、化粧単板１の春材部１ａをブラッシ
ングにより研削し、凹溝３を設は樹脂液の浸透性を良く
したので、春材と秋材との色調差がシャープに仕上り、
又、充分に樹脂液を浸透させ熱圧プレスで熱圧するため
表面性能、特に表面硬度を著しく向上させることが出来
、又この考案の構造は流れ作業が可能であり、作業能率
もよく、樹脂注入単板にみられるような取扱いによる単
板破損も全く生じないし、樹脂液の損失量も非常に少な
く、従って製造原価の安い製品を得ることが出来る等の
効果を奏する。
ングにより研削し、凹溝３を設は樹脂液の浸透性を良く
したので、春材と秋材との色調差がシャープに仕上り、
又、充分に樹脂液を浸透させ熱圧プレスで熱圧するため
表面性能、特に表面硬度を著しく向上させることが出来
、又この考案の構造は流れ作業が可能であり、作業能率
もよく、樹脂注入単板にみられるような取扱いによる単
板破損も全く生じないし、樹脂液の損失量も非常に少な
く、従って製造原価の安い製品を得ることが出来る等の
効果を奏する。
尚、春材と秋材との色調差をより大きくするには、
■ ブラッシング後単板表面を適宜着色し透明合成樹脂
を塗布する。
を塗布する。
■ ブラッシング後単板表面を適宜着色し、更に凸状部
先端の秋材部の着色部をサンディングで除去してから透
明合成樹脂を塗布する。
先端の秋材部の着色部をサンディングで除去してから透
明合成樹脂を塗布する。
■ ブラッシング後着色不透明又は着色透明樹脂を塗布
する。
する。
等を行ない熱圧することもできる
実施例 １
低級剤（米栂、米モミ）の０．８ｒＩｒＪｎ厚さの化粧
単板を合板（基材）に貼着した後、線径０．１〜０．２
ｍｍのスチールブラシを用いて化粧単板表面をブラッシ
ングし、春材を０．３〜０．５ｍｍの深さに研削し、か
つ、春材部の表面を粗にする。
単板を合板（基材）に貼着した後、線径０．１〜０．２
ｍｍのスチールブラシを用いて化粧単板表面をブラッシ
ングし、春材を０．３〜０．５ｍｍの深さに研削し、か
つ、春材部の表面を粗にする。
以上の加工を施した板面上に着色不飽和ポリエステル樹
脂を６〜７９／尺２塗布し、春材部に充分浸透せしめて
から８０℃でｗ分間乾燥させてから１２５〜１３０°Ｃ
，８ｋｇ／ｃＩｔ７分で熱圧プレスして硬化させた。
脂を６〜７９／尺２塗布し、春材部に充分浸透せしめて
から８０℃でｗ分間乾燥させてから１２５〜１３０°Ｃ
，８ｋｇ／ｃＩｔ７分で熱圧プレスして硬化させた。
これにより春材と秋材の色調差がきわだった、しかも表
面硬度の大なる樹脂含浸化粧貼り合板を得た。
面硬度の大なる樹脂含浸化粧貼り合板を得た。
図面はこの考案の一実施例を示す断面図である。
１・・・・・・化粧単板、１ａ・・・・・・春材部、２
・曲・木質基材、３・・・・・・線状凹溝、４・・・・
・・熱硬化性合成樹脂層。
・曲・木質基材、３・・・・・・線状凹溝、４・・・・
・・熱硬化性合成樹脂層。
Claims (1)
- 木質基材に貼着した化粧単板を設け、該化粧単板のうち
春部材をブラッシングにより該春部材に凹部を設け、こ
の処理された化粧単板の表面に、熱硬化性合成樹脂液を
塗布浸透せしめ、熱圧プレスで熱硬化性合成樹脂層を形
成したことを特徴とする樹脂含浸単板化粧貼り合板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP757980U JPS6028610Y2 (ja) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | 樹脂含浸単板化粧貼り合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP757980U JPS6028610Y2 (ja) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | 樹脂含浸単板化粧貼り合板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56110929U JPS56110929U (ja) | 1981-08-27 |
| JPS6028610Y2 true JPS6028610Y2 (ja) | 1985-08-30 |
Family
ID=29604235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP757980U Expired JPS6028610Y2 (ja) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | 樹脂含浸単板化粧貼り合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028610Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-24 JP JP757980U patent/JPS6028610Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56110929U (ja) | 1981-08-27 |
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