JPS6028517Y2 - 電気集じん装置用の放電電極 - Google Patents
電気集じん装置用の放電電極Info
- Publication number
- JPS6028517Y2 JPS6028517Y2 JP3715383U JP3715383U JPS6028517Y2 JP S6028517 Y2 JPS6028517 Y2 JP S6028517Y2 JP 3715383 U JP3715383 U JP 3715383U JP 3715383 U JP3715383 U JP 3715383U JP S6028517 Y2 JPS6028517 Y2 JP S6028517Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- discharge
- main body
- unit
- electrostatic precipitator
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気集じん装置用の放電電極に関する。
気体中に浮遊している塵の粒子にコロナ放電を利用して
電荷を与え、電界内において上記塵を含んだ気体から静
電力によって塵のみを分離除去するようにした電気集じ
ん装置としては、種々のものが提案されている。
電荷を与え、電界内において上記塵を含んだ気体から静
電力によって塵のみを分離除去するようにした電気集じ
ん装置としては、種々のものが提案されている。
かかる電気集じん装置において従来用いられる放電電極
としては、上下端を絶縁支持された電極本体に先端が尖
鋭状となった放電針を多数本植設、固定してなるものが
一般的である。
としては、上下端を絶縁支持された電極本体に先端が尖
鋭状となった放電針を多数本植設、固定してなるものが
一般的である。
しかしながら、かかる形式の放電電極では、上記放電針
の植設作業に多大の手間を要するため、生産性が悪く、
コスト的に高価となりがちであった。
の植設作業に多大の手間を要するため、生産性が悪く、
コスト的に高価となりがちであった。
また、経年的に上記放電針の一部が摩耗したときにも、
従来の放電電極では各電極全体が一体となっているため
、一部の放電針のみの取り替えは不可能であり、各電極
全体を交換する必要があり不経済であった。
従来の放電電極では各電極全体が一体となっているため
、一部の放電針のみの取り替えは不可能であり、各電極
全体を交換する必要があり不経済であった。
本考案は、かかる従来の放電電極の有する問題点に鑑み
、簡潔な構成により安価に製作でき、組み付けや保守点
検作業が容易な組み立て式の放電電極を提供することを
目的とし、その要旨とするところは、円形もしくは長円
形断面を有する線条体でもって電極本体部と放電針部と
を有する単位電極を構成し、上下方向に配設される上記
電極本体部の一端には他の単位電極との連結部が設けら
れ、かつ電極本体部の他端には、水平方向に配設され先
端部が尖鋭状となった上記放電針部が形成されており、
かかる各単位電極を上下方向に順次連結することにより
、電気集じん装置用の放電電極を構成したことにある。
、簡潔な構成により安価に製作でき、組み付けや保守点
検作業が容易な組み立て式の放電電極を提供することを
目的とし、その要旨とするところは、円形もしくは長円
形断面を有する線条体でもって電極本体部と放電針部と
を有する単位電極を構成し、上下方向に配設される上記
電極本体部の一端には他の単位電極との連結部が設けら
れ、かつ電極本体部の他端には、水平方向に配設され先
端部が尖鋭状となった上記放電針部が形成されており、
かかる各単位電極を上下方向に順次連結することにより
、電気集じん装置用の放電電極を構成したことにある。
以下、本考案の好適な実施例を図面により説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示し、第1図
において、1は本実施例に係る放電電極、2は、該放電
電極1に対向配設された鉄板もしくは金網等からなる集
じん電極、3,4は放電電極1の上下に配設された支持
枠である。
において、1は本実施例に係る放電電極、2は、該放電
電極1に対向配設された鉄板もしくは金網等からなる集
じん電極、3,4は放電電極1の上下に配設された支持
枠である。
なお、第1図では一方の集じん電極2のみを示している
が、該電極2は放電電極1をはさんでその両側に配設さ
れるものであり、また、放電電極1も1本だけ図示され
ているが、これも上下の支持枠3,4の長辺方向に沿っ
て所定間隔で複数本配設されている。
が、該電極2は放電電極1をはさんでその両側に配設さ
れるものであり、また、放電電極1も1本だけ図示され
ているが、これも上下の支持枠3,4の長辺方向に沿っ
て所定間隔で複数本配設されている。
本実施例に係る放電電極1は、第2図に示す単位電極5
を、後述する如く所定個数連結してなる組立式電極とし
て構成されている。
を、後述する如く所定個数連結してなる組立式電極とし
て構成されている。
しかして、上記単位電極5は、円形もしくは長円形の断
面を有する線条件を用いて、第2図図示の如く一体に折
曲形成されたものであり、上下方向に配設される一対の
電極本体部6,6の上部折曲部分を円環形に成形して他
の単位電極との連結部7としており、また一対の密接し
て延設された上記電極本体部6,6の下部は、各々略直
角方向でかつ反対方向に折曲、延設され、各々の先端部
を尖鋭状として一対の放電針部8,8が形成されてなる
。
面を有する線条件を用いて、第2図図示の如く一体に折
曲形成されたものであり、上下方向に配設される一対の
電極本体部6,6の上部折曲部分を円環形に成形して他
の単位電極との連結部7としており、また一対の密接し
て延設された上記電極本体部6,6の下部は、各々略直
角方向でかつ反対方向に折曲、延設され、各々の先端部
を尖鋭状として一対の放電針部8,8が形成されてなる
。
なお、上記円環形の連結部7は、電極本体部6に対して
略直角方向に折曲形成されている。
略直角方向に折曲形成されている。
かかる構成からなる単位電極5を用いて放電電極1を組
み立てるにあたっては、まず、上部支持枠3にボルト、
ナツト等の連結手段で固定されたフック金物9に、単位
電極5の円環形連結部7を係止して吊持させる。
み立てるにあたっては、まず、上部支持枠3にボルト、
ナツト等の連結手段で固定されたフック金物9に、単位
電極5の円環形連結部7を係止して吊持させる。
次に第3図に示す如く、線条体からなる電極本体6,6
の弾性を利用して、密接した一対の本体6.6を相互に
拡開し、上方の単位電極5の本体6と一対の放電針部8
,8との境界部分に沿って下方に摺動させていき、上記
境界部に下方の単位電極5の連結部7が係止されるよう
にして、順次下方へと所定個数の単位電極5を連結して
いき、第1図に示す如く最下端の単位電極5を下部支持
枠4に配設されたフック金物9で係止し、かかる一連の
単位電極5から構成された放電電極1を、上下方向に例
えばナツトを締め付ける等の適宜手段にて緊張させ、各
単位電極5間の接続部の導通を十分に確保させる。
の弾性を利用して、密接した一対の本体6.6を相互に
拡開し、上方の単位電極5の本体6と一対の放電針部8
,8との境界部分に沿って下方に摺動させていき、上記
境界部に下方の単位電極5の連結部7が係止されるよう
にして、順次下方へと所定個数の単位電極5を連結して
いき、第1図に示す如く最下端の単位電極5を下部支持
枠4に配設されたフック金物9で係止し、かかる一連の
単位電極5から構成された放電電極1を、上下方向に例
えばナツトを締め付ける等の適宜手段にて緊張させ、各
単位電極5間の接続部の導通を十分に確保させる。
なお、各単位電極5相互の接続の際には、第3図に示す
如く各連結部7の向きを1つ毎に反対向きにしていくこ
とにより、一連の単位電極5からなる放電電極1が正確
に鉛直方向に配置されるように設定する。
如く各連結部7の向きを1つ毎に反対向きにしていくこ
とにより、一連の単位電極5からなる放電電極1が正確
に鉛直方向に配置されるように設定する。
本実施例に係る放電電極1においては、上記した如く、
各単位電極5間の接続部の導通は十分に確保でき、また
放電針部8以外の部分は、円形もしくは長円形の断面を
有し、角部を有しないので、放電針部8以外の不要部か
らの放電が生じない。
各単位電極5間の接続部の導通は十分に確保でき、また
放電針部8以外の部分は、円形もしくは長円形の断面を
有し、角部を有しないので、放電針部8以外の不要部か
らの放電が生じない。
また、線条体を折曲形成したものであるから軽量であり
、各単位電極5を何ら連結治具を用いず連結することが
できるので、組立てが非常に簡単であり、従来品に比較
して作業性が格段に向上する。
、各単位電極5を何ら連結治具を用いず連結することが
できるので、組立てが非常に簡単であり、従来品に比較
して作業性が格段に向上する。
さらに、分解も組み立て同様に簡単であるから、一部の
単位電極5の放電針部8が摩耗した場合にも、取り替え
が簡単であり、一本の放電電極1全体を取り替える必要
がないので極めて経済的である。
単位電極5の放電針部8が摩耗した場合にも、取り替え
が簡単であり、一本の放電電極1全体を取り替える必要
がないので極めて経済的である。
しかも、単位電極5は同一形状であり、大量生産が可能
であるから、従来品と同等の集じん効率を確保しつつ、
より安価に提供することができるものである。
であるから、従来品と同等の集じん効率を確保しつつ、
より安価に提供することができるものである。
第4図及び第5図は、本考案の第2実施例及び第3実施
例を示し、第4図の第2実施例では基本的形状は上記第
1実施例と同等であるが、一対の電極本体部6,6が所
定間隔をおいて対峙配置されるように形してあり、連結
部7の形状もこれに対応して大きく形成しである。
例を示し、第4図の第2実施例では基本的形状は上記第
1実施例と同等であるが、一対の電極本体部6,6が所
定間隔をおいて対峙配置されるように形してあり、連結
部7の形状もこれに対応して大きく形成しである。
また、第5図に示す第3実施例では、上記第2実施例の
考えをさらに発展させ、一対の電極本体部6,6と直線
状の連結部7とを一体に門形に成形したものであり、電
極本体部6,6の下端には、上記連結部7に対応した凹
溝部10.10が形成され、該凹溝部10を介して上記
実施例と同様に、一対の放電針部8,8が相互に反対方
向に突出形成されている。
考えをさらに発展させ、一対の電極本体部6,6と直線
状の連結部7とを一体に門形に成形したものであり、電
極本体部6,6の下端には、上記連結部7に対応した凹
溝部10.10が形成され、該凹溝部10を介して上記
実施例と同様に、一対の放電針部8,8が相互に反対方
向に突出形成されている。
かかる第2実施例及び第3実施例に係る単位電極5を用
いて放電電極1を形成する場合も、上記第1実施例と同
様の手段によればよく、作用効果的にも上記第1実施例
と同様である。
いて放電電極1を形成する場合も、上記第1実施例と同
様の手段によればよく、作用効果的にも上記第1実施例
と同様である。
次に第6図及び第7図には、本考案の第4実施例及び第
5実施例を示しており、第6図に示す第4実施例では、
各々1本の電極本体部6と放電針部8とで略り字形状を
形成し、電極本体部6の上端に円環状の連結部7を一体
成形して単位電極5を構成上たものである。
5実施例を示しており、第6図に示す第4実施例では、
各々1本の電極本体部6と放電針部8とで略り字形状を
形成し、電極本体部6の上端に円環状の連結部7を一体
成形して単位電極5を構成上たものである。
本実施例では、電極本体部6に対する放電針部8の向き
を一つ毎に反対方向に向けて、放電針部8の先端から連
結部7を挿通し、電極本体部6と放電針部8との接続部
分に形成した凹溝10に連結部7を係止するようにして
、各単位電極5を接続していけばよい。
を一つ毎に反対方向に向けて、放電針部8の先端から連
結部7を挿通し、電極本体部6と放電針部8との接続部
分に形成した凹溝10に連結部7を係止するようにして
、各単位電極5を接続していけばよい。
第7図の第5実施例は、第6図の第4実施例における連
結部7の形状を閉鎖形でないフック形状にし、該フック
形の連結部7を直接上方の単位電極5の凹溝10に係止
しうるようにしたものである。
結部7の形状を閉鎖形でないフック形状にし、該フック
形の連結部7を直接上方の単位電極5の凹溝10に係止
しうるようにしたものである。
上記第4及び第5実施例では、上記第1乃至第3実施例
に係る単位電極5の略半分の重量にて各単位電極か底形
できるので、より軽量化、低コスト化が可能となる。
に係る単位電極5の略半分の重量にて各単位電極か底形
できるので、より軽量化、低コスト化が可能となる。
次に第8図及び第9図は、本考案の第6実施例及び第7
実施例を示腰該各実施例では連結部7の形状を、上方の
単位電極5の電極本体部6に係止した後に、該電極本体
部6にかしめ固定しうるように形成したことが特徴であ
る。
実施例を示腰該各実施例では連結部7の形状を、上方の
単位電極5の電極本体部6に係止した後に、該電極本体
部6にかしめ固定しうるように形成したことが特徴であ
る。
該第6及び第7実施例では、各単位電極5間の接続部に
おける導通をより向上させることができる。
おける導通をより向上させることができる。
なお、本考案の構成は上記した各実施例において示した
形状等に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の変形が可能であることは云うまで
もない。
形状等に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の変形が可能であることは云うまで
もない。
本考案は上述した如く構成されており、線条体からなる
単位電極を順次連結、接続することにより、放電電極を
組み立て形成しうるようになっているため、軽量で組み
付けが簡単、かつ保守点検が楽でコストも低廉化が可能
であるなど種々の効果を奏しうる有用なものである。
単位電極を順次連結、接続することにより、放電電極を
組み立て形成しうるようになっているため、軽量で組み
付けが簡単、かつ保守点検が楽でコストも低廉化が可能
であるなど種々の効果を奏しうる有用なものである。
第1図乃至第9図は本考案の各実施例を示し、第1図は
、第1実施例に係る放電電極を用いた電気集じん装置の
概念図、第2図は第1実施例に係る単位電極の構成を示
す斜視図、第3図は単位電極相互の連結態様を示す説明
図、第4図乃至第9図は各々本考案の第2実施例乃至第
7実施例に係る単位電極を示す概念斜視図である。 1・・・・・・放電電極、2・・・・・・集じん電極、
3,4・・・・・・支持枠、5・・・・・・単位電極、
6・・・・・・電極本体部、7・・・・・・連結部、8
・・・・・・放電針部、10・・・・・・凹溝。
、第1実施例に係る放電電極を用いた電気集じん装置の
概念図、第2図は第1実施例に係る単位電極の構成を示
す斜視図、第3図は単位電極相互の連結態様を示す説明
図、第4図乃至第9図は各々本考案の第2実施例乃至第
7実施例に係る単位電極を示す概念斜視図である。 1・・・・・・放電電極、2・・・・・・集じん電極、
3,4・・・・・・支持枠、5・・・・・・単位電極、
6・・・・・・電極本体部、7・・・・・・連結部、8
・・・・・・放電針部、10・・・・・・凹溝。
Claims (1)
- 円形もしくは長円形断面を有する線条件でもって底形さ
れた電極本体部と放電針部とを有し、上下方向に配設さ
れる上記電極本体部の一端には、他の単位電極との連結
部が設けられ、かつ上記電極本体部の他端には、該本体
部に略直交して配設され先端が尖鋭状となった上記放電
針部が形成されてなる単位電極を、上下方向に順次連結
することにより構成されたことを特徴とする電気集じん
装置用の放電電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3715383U JPS6028517Y2 (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 電気集じん装置用の放電電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3715383U JPS6028517Y2 (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 電気集じん装置用の放電電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59142053U JPS59142053U (ja) | 1984-09-22 |
JPS6028517Y2 true JPS6028517Y2 (ja) | 1985-08-29 |
Family
ID=30167828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3715383U Expired JPS6028517Y2 (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 電気集じん装置用の放電電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028517Y2 (ja) |
-
1983
- 1983-03-15 JP JP3715383U patent/JPS6028517Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59142053U (ja) | 1984-09-22 |
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