JPH0440745Y2 - - Google Patents

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JPH0440745Y2
JPH0440745Y2 JP1987000952U JP95287U JPH0440745Y2 JP H0440745 Y2 JPH0440745 Y2 JP H0440745Y2 JP 1987000952 U JP1987000952 U JP 1987000952U JP 95287 U JP95287 U JP 95287U JP H0440745 Y2 JPH0440745 Y2 JP H0440745Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は空気清浄器に関するもので、更に詳
細には、空気流路の上流側に配設されてコロナ放
電を行う放電極と放電対極とから成る放電部と、
この放電部の下流側に配設されて放電部により帯
電された塵埃を補集する集塵部とで構成される空
気清浄器の改良に係るものである。
[従来の技術] 従来のこの種の空気清浄器における放電極は、
第11図に示すように、導電性の放電極板dの一
側辺に適宜間隔をおいて複数の放電針c,c…を
溶接等の固定手段にて列設固着したものや、第1
2図に示すように、放電極板dと複数の先尖状放
電針c,c…とを一体成形したものが使用されて
いる。そして、空気清浄器として使用する場合に
は、第13図に示すように、上記各放電極板dの
両端部を導電性支持部材jに固定して、第14図
に示すように、複数の透孔aを有する複数枚の放
電対極板bの各透孔aのほぼ中心位置に先尖状放
電針cの先端を位置させるべく複数枚の放電極板
d,d…を配置して放電部eを形成し、この放電
部eの下流側には放電部eで帯電された塵埃を補
集する複数の集塵極板fと集塵対極板gとから成
る集塵部hを配置する。このように構成される空
気清浄器は上記放電極板dと集塵対極板gには電
源iの同一の電極(図面ではマイナス極の場合を
示す)が接続され、また、放電対極板bと集塵極
板fには反対の同一電極(図面ではプラス極の場
合を示す)が接続され、そして、放電部eでマイ
ナス放電によりマイナスの電荷が与えられた塵埃
は集塵部hにおいて陽極に印加された集塵極板f
に誘引・吸着されて補集され、清浄化された空気
のみが下流側から取出される構造となつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの種の空気清浄器にお
いては、複数枚の放電極板d,d…同士を互いに
平行に、かつ、空気流路に沿わせて配設するた
め、取付けや電気の配線が複雑となり、組立てが
煩雑となるという問題があつた。また、放電部を
放電極板dと導電性支持部材jにて構成するばか
りか、別途に集塵部を設ける必要があるため、構
成部材が多くなり、しかもスペースを要すると共
に、コストが嵩む等の問題もあり、更には、複数
の放電極に均一のテンシヨンをかけてそり等をな
くした状態で配置することが困難であり、放電性
能の向上が図れないほどの問題もあつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、構
成部材の削減とスペースの有効利用を図れるよう
にした空気清浄器を提供することを目的とするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案の空気清
浄器は、空気流路の上流側に配設されてコロナ放
電を行う放電極と放電対極とから成る放電部と、
この放電部の下流側に配設されて放電部により帯
電された塵埃を補集する集塵部とで構成される空
気清浄器において、 上記放電極を導電性板部材にて形成し、この導
電性板部材に互いに平行な複数の長孔を適宜間隔
をおいて穿設すると共に、これら長孔の一側辺に
複数の先尖状放電針を列設し、これら放電針を上
記導電性板部材に対して同一面で直交する方向に
折曲し、 上記放電対極を導電性板部材にて形成し、この
導電性板部材の上下及び左右方向に整列すべく適
宜間隔をおいて角形状の透孔を形成すると共に、
各透孔の一辺から導電性板部材に対して同一面上
で直交する方向に折曲する片にて上記集塵部の集
塵極を形成し、 上記放電針の先端を上記放電極に設けられた透
孔のほぼ中心に位置すると共に、放電針の基部に
て上記集塵極に対向する集塵対極を形成して成る
ものである。
この考案において、上記放電極及び放電対極の
導電性板部材はプラスチツク等の絶縁性板部材の
表面に導電性塗料を施したものであつてもよい
が、好ましくは例えばステンレス鋼、普通鋼、
銅、真鍮あるいはアルミニウム等の強度を有する
導電性の金属板である方がよい。また、放電極を
形成する導電性板部材に穿設される長孔の一側辺
には少なくとも放電極が列設されていればよく、
長孔の一側辺に帯状片を介して複数の放電針を列
設して、帯状片及び放電針を導電性板部材に対し
て同一面で直交する方向に折曲してもよい。この
場合、帯状片の両端部に導電性板部材から延出す
る支持片を連設し、帯状片と支持片の連設部にて
帯状片を折曲する方がよい。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
上記のように1枚の導電性板部材にて放電極
板、放電針及び集塵対極を一体に形成し、かつ、
同様に1枚の導電性板部材にて放電対極と集塵極
とを一体に形成することにより、構成部材の削減
を図ることができると共に、配線等を含む取付け
及び組立てを簡単にすることができ、また、寸法
精度の向上及び耐久性の向上等を図ることができ
る。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
◎第一実施例 第1図はこの考案の空気清浄器の第一実施例の
使用状態の断面図、第2図は第一実施例における
放電極を示す斜視図、第3図はその縦断面図が示
されている。
この考案の空気清浄器は、空気流路の上流側に
配設されてコロナ放電を行う放電極11と放電対
極20とから成る放電部10と、この放電部10
により帯電された塵埃を補集する集塵部30とで
主要部が構成されている。
この場合、上記放電極11は、第2図及び第3
図に示すように、導電性板部材にて形成される放
電極板12の一側方向に整列すべく適宜間隔をお
いて複数の先尖状放電針14,14…を放電極板
12と直交する方向に列設した構造となつてお
り、先尖状放電針14の基部に集塵対極34が形
成されている。この放電極11を製造するには、
第4図に示すように、まず、導電性板部材12a
を用意し、この導電性板部材12aの一側方に整
列すべく適宜間隔をおいて複数の長孔16を穿設
すると共に、各長孔16の一側辺に複数の先尖状
の放電針14,14…を列設して半製品を形成す
る。そして、放電針14,14…を導電性板部材
12aに対して同一面で直交する方に折曲して放
電極11を形成すると共に、放電針14の基部に
集塵対極34を形成する。
上記放電対極20は、第5図に示すように、導
電性板部材24aにて形成される放電対極板24
の上下及び左右方向に整列すべく適宜間隔をおい
て角形状の透孔22を形成すると共に、各透孔2
2の一辺から導電性板部材24aに対して同一面
上で直交する方向に折曲する片にて集塵部30の
集塵極32を形成して成る。
上記のように構成される放電極11と放電対極
20を用いて空気清浄器の放電部10を構成する
には、第1図に示すように、例えば空気流路の上
流側に位置する放電対極20の各透孔22のほぼ
中心位置に、放電針14の先端が位置するように
配置すると共に、放電極11の放電針14の基部
の集塵対極34を集塵極32,32間に対向配置
する。
この場合、上記導電性板部材12a,24aす
なわち放電極板12及び放電対極板24は、例え
ば板厚が0.1〜3.0mm好ましくは0.2〜1.0mmのステ
ンレス鋼あるいは普通鋼、銅、真鍮、アルミニウ
ム等の強度を有する導電性の金属板にて形成され
ている。
上記のように構成される放電極11及び放電対
極20において、放電極11は電源40のマイナ
ス極に接続され、また、放電対極20は電源40
のプラス極に接続されており、これら放電極1
1、放電対極20間に電圧が印加されると、両者
間にコロナ放電が生じて、空気流路中を図示しな
いフアンによつて移動する空気中の塵埃にマイナ
スの電荷が印加され、そして、その塵埃は集塵部
30においてプラス電極の集塵極32に誘引・吸
着されて補集されるようになつている。なおこの
場合、放電極11と放電対極20とを逆極性にし
てコロナ放電を行うようにしてもよい。かかるコ
ロナ放電は、例えば、家庭用交流電源(100V)
を変圧し、かつ、整流することで得られる4〜
5KV,0.01〜1mAの直流電源で行うことができ
る。
このように放電対極20に集塵極32を一体成
形すると共に、放電極11の放電針14の基部に
集塵対極34を一体成形することにより、放電部
10の構成部材にて集塵部の構成を可能にするこ
とができ、構成部材の削減を図ることができると
共に、取付け及び配線作業の簡略化を図ることが
できる。
また、放電対極20に角形状の透孔22を形成
することにより、放電対極20の開口率を円孔に
比べて多くすることができ、かつ、通気抵抗が低
いため、イオン化効率を高くすることができると
共に、集塵効率を高くすることができる。
◎第二実施例 第6図はこの考案の第二実施例における放電極
を示す斜視図で、上記導電性板部材12aすなわ
ち放電極板12に穿設される長孔16の一側辺に
帯状片18を介して複数の先尖状放電針14,1
4…を列設した場合である。このように帯状片1
8を介して放電針14,14…を列設することに
より、放電針14の折曲作業が容易となり、か
つ、放電針部の強度の向上を図ることができる。
なおこの場合、帯状片18にて集塵対極を形成す
ることができる。
◎第三実施例 第7図及び第8図はこの考案の第三実施例を示
す放電極の半製品の要部斜視図及び放電極の要部
斜視図で、空気流の抵抗を少なくすると共に、第
二実施例の放電針の折曲作業を更に容易にした場
合である。すなわち、上記放電極板12に穿設さ
れる長孔16の一側辺に形成される帯状片18の
両端部に放電極板12から延出する長方形状の支
持片13,13を連接すると共に、この帯状片1
8と支持片13の連接部15にて帯状片18を折
曲するようにした場合である。このように帯状片
18と支持片13との連接部15にて帯状片18
を折曲することにより、帯状片18の折曲が容易
となり、かつ、放電針部の寸法精度の向上を図る
ことができる。なおこの場合、帯状片18に補強
リブ18aを形成することにより、より一層強度
性を持たせることができる。
なお、第三実施例では支持片13が長方形状の
場合について説明したが、長方形に限定されるも
のではなく、第9図及び第10図に示すように、
三角形状の支持片13a,13aと帯状片18を
連接しても同様の効果が得られるものである。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の空気清浄器
によれば、上記のように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
1 1枚の導電性板部材にて全ての放電針を列設
することができると共に、集塵対極を形成する
ことができ、かつ、放電対極に集塵極を一体に
形成することができるので、構成部材の削減が
図れると共に、空気清浄器への取付け及び電気
の配線作業が容易となり、かつ、空気流の抵抗
も最少にでき得る。
2 構成部材の削減が図れるので、組立てが容易
となると共に、部品の在庫管理及び運搬が容易
となり、かつ、コストの低廉化が図れる。
3 構成部材の削減に伴つて材料コストの低廉化
及び組立てコストの低廉化が図れる。
4 放電対極の透孔を角形孔にするので、集塵効
率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一実施例の使用態様を示
す断面図、第2図はこの考案の第一実施例におけ
る放電極の要部を示す斜視図、第3図は第2図の
縦断面図、第4図は第一実施例の放電極の半製品
を示す正面図、第5図はこの考案における放電対
極の要部を示す斜視図、第6図はこの考案の第二
実施例における放電極を示す斜視図、第7図はこ
の考案の第三実施例の放電極の半製品を示す要部
斜視図、第8図はその放電極の要部斜視図、第9
図及び第10図はそれぞれ第三実施例の放電極の
半製品及びその放電極の別の形態を示す要部斜視
図、第11図は従来の放電極を示す側面図、第1
2図は従来の放電極を示す側面図、第13図は従
来の放電極の取付け態様を示す斜視図、第14図
は従来の空気清浄器の構造を示す断面図である。 10……放電部、11……放電極、12……放
電極板、12a……導電性板部材、13,13a
……支持片、14……先尖状放電針、15……連
接部、16……長孔、18……帯状片、20……
放電対極、22……角形状透孔、24……放電対
極板、24a……導電性板部材、30……集塵
部、32……集塵極、34……集塵対極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気流路の上流側に配設されてコロナ放電を
    行う放電極と放電対極とから成る放電部と、こ
    の放電部の下流側に配設されて放電部により帯
    電された塵埃を補集する集塵部とで構成される
    空気清浄器において、 上記放電極を導電性板部材にて形成し、この
    導電性板部材に互いに平行な複数の長孔を適宜
    間隔をおいて穿設すると共に、これら長孔の一
    側辺に複数の先尖状放電針を列設し、これら放
    電針を上記導電性板部材に対して同一面で直交
    する方向に折曲し、 上記放電対極を導電性板部材にて形成し、こ
    の導電性板部材の上下及び左右方向に整列すべ
    く適宜間隔をおいて角形状の透孔を形成すると
    共に、各透孔の一辺から導電性板部材に対して
    同一面上で直交する方向に折曲する片にて上記
    集塵部の集塵極を形成し、 上記放電針の先端を上記放電極に設けられた
    透孔のほぼ中心に位置すると共に、放電針の基
    部にて上記集塵極に対向する集塵対極を形成し
    て成ることを特徴とする空気清浄器。 (2) 導電性板部材が金属板である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の空気清浄器。 (3) 長孔の一側辺に帯状片を介して複数の先尖状
    放電針を列設し、上記帯状片及び放電針を導電
    性板部材に対して同一面で直交する方向に折曲
    して成ることを含む実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の空気清浄器。 (4) 帯状片の両端部に導電性板部材から延出する
    支持片を連設し、上記帯状片と支持片の連接部
    にて帯状片を折曲して成ることを含む実用新案
    登録請求の範囲第3項記載の空気清浄器。
JP1987000952U 1986-09-19 1987-01-09 Expired JPH0440745Y2 (ja)

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JPS61859B2 (ja) * 1980-03-11 1986-01-11 Nitto Electric Ind Co

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JPS61859U (ja) * 1984-06-09 1986-01-07 日本軽金属株式会社 空気清浄器
JPH0340354Y2 (ja) * 1985-02-27 1991-08-26
JPH0340355Y2 (ja) * 1985-02-27 1991-08-26

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