JP2010069348A - 電気集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気集塵装置の集塵部においては、極板の間隔を保持するために、スペーサーを入れてシャフトを通したものが一般的だが、極板枚数が増えると使用するスペーサーの数が多くるため部品点数や材料費が増えるだけでなく作業工数や質量も増え、極板の間隔が不均一になることで集塵性能が低下してしまうという課題があった。
【解決手段】集塵部3の両側のフレーム4の間に集塵接地極板14を等間隔に配置した集塵接地極板群17と、集塵極板13の端部片側のみを集塵極板保持枠7に等間隔に配置した集塵極板群16を設け、集塵極板13を集塵接地極板14の間に交互に並ぶように集塵極板群挿入口52より挿入し、挿入した後に反対側から集塵極板群16のもう片方を固定する構成とすることにより、集塵極板群16と集塵接地極板群17が分離でき、分離した状態で極板の交換修理ができるため、修理作業性が向上する。
【選択図】図17

Description

本発明は、空気中の浮遊粒子である塵埃などを捕集する電気集塵装置に関するものである。
現在、家庭用や業務用では空気清浄機や分煙機器、産業用ではトンネル換気用集塵装置やオイルミスト除去装置として、大気中の浮遊物(粉塵やオイルミスト・煙など)に電荷を与えることで、居室内やトンネル内・工場内で発生する大気中の浮遊物(粉塵やオイルミスト・煙など)を捕集する電気集塵装置が採用されている。
そして、かかる用途の電気集塵装置の集塵部においては、集塵接地極板や集塵極板の間隔を保持するために、間にスペーサーを入れたものが多かった。しかしこの場合、スペーサー落下防止のため中央部に貫通シャフトに通しているため、集塵極板あるいは集塵接地極板が損傷した際、場所によっては大部分をバラさないと極板の交換修理ができず、時間を掛けて修理するか集塵部丸ごと交換しなければならないという課題があった。このような状況の中で、板状のスペーサーを集塵極板に設けたスペーサー挿入孔を介して取り付けることで取り外しを容易にしたことを特徴とした電気集塵装置が開示されている。
実開昭61−19451号公報 実開平2−20050号公報
電気集塵装置の集塵部においては、集塵接地極板や集塵放電極板の間隔を保持するために、間にスペーサーを入れてシャフトを通したものが一般的だが、極板枚数が増えると使用するスペーサーの数が多くなってしまうため部品点数や材料費が増えるだけでなく作業工数や質量も増えるという課題や、メンテナンスで極板を交換する際、貫通シャフトを抜くしかなく、貫通シャフトを抜くとバラバラになってしまい、極板の交換などの補修に多くの補修費用や工数が掛かるという課題があった。
また、極板枚数が多くなると、極板間隔を決めるスペーサーの長さ寸法誤差の積み重ねにより集塵部外形寸法がばらついたり、集塵接地極板と集塵極板の間隔が不均一になることで集塵性能が低下してしまうという課題もあった。
そこで本発明は、集塵接地極板間のスペーサーを無くして質量や材料費・作業工数を減らしてメンテナンスや組立て作業性を改善するだけでなく、スペーサーの長さ寸法誤差の積み重ねにより集塵部外形寸法がばらついたり、集塵接地極板と集塵極板の間隔が不均一による集塵性能が低下のない電気集塵装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、コロナ放電を発生させて空気中の浮遊物に帯電させるイオン化部と、集塵極板と集塵接地極板を交互に配し、集塵極板に高電圧を印加することで浮遊物を集塵接地極板に吸着捕集させる集塵部からなる電気集塵装置において、前記集塵部の両側にフレームを設け、このフレームの間に集塵接地極板を等間隔に配置し電気的にも機械的にも接続された集塵接地極板群と、集塵極板の端部片側のみを集塵極板保持枠に等間隔に羅列固定し電気的にも機械的にも接続された集塵極板群を設け、前記集塵極板と前記集塵接地極板とが交互に並ぶように前記集塵極板群を前記集塵接地極板群に挿入し、挿入した後に反対側から集塵極板群のもう片方を固定する構造としたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板群と集塵接地極板群が分離でき、分離した状態で極板の交換修理ができるため、修理作業性が向上する。また、集塵極板群・集塵接地極板群の片方を全て交換したとしても、交換費用は半分で済むため経済的である。さらに、集塵接地極板間のスペーサーを無くすることで、質量や材料費・作業工数を減らすだけでなく、スペーサーの長さ寸法誤差の積み重ねによる集塵部外形寸法のばらつきをなくし、集塵接地極板と集塵極板の間隔を均一にできるため、集塵性能ばらつきの少ない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板群は風上側から挿入することを特徴とするものである。
この手段により、風により集塵極板群が集塵部に押し込まれる方向に力が働くため、集塵極板群の固定が弱く最悪の場合でも外れることのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵部両側に設けたフレーム同士をフレーム固定バーAにより連結し、このフレーム固定バーAに集塵接地極板を等間隔に固定したことを特徴とするものである。
この手段により、フレーム固定バーAに直接固定することで、部品寸法の積み重ねによる誤差が無くなるため、集塵極板との間隔を均等にできるだけでなく集塵部の外形寸法も均一な電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板、および集塵極板は、複数の固定部を有することを特徴とするものである。
この手段により、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と集塵極板保持枠の固定を複数箇所とすることで、集塵接地極板や集塵極板の端までしっかりと固定できるため、集塵接地極板や集塵極板のどの面においても極板間隔を維持することのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、極板固定穴であって、その1箇所のみ丸穴とし、他の穴を縦方向に長穴としたことを特徴とするものである。
この手段により、極板側の極板固定穴を1箇所のみ丸穴、他の穴を縦方向に長穴とし、丸穴を先に固定した後に長穴を固定することで、部品の寸法公差ばらつきの穴ズレを吸収できるため組立て性の良い電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、リベット固定としたことを特徴とするものである。
この手段により、リベットの場合、集塵極板や集塵接地極板に回転する力が働ないため、固定時に極板の歪みの少ない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板や集塵極板の固定部の先端をL字に折り曲げたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵接地極板や集塵極板の固定を、風上側あるいは風下側正面からできるため、固定の作業性が良いだけでなく固定状態の確認もやりやすい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、L字に折り曲げた固定部の折曲げ角部をR形状としたことを特徴とするものである。
この手段により、長期間使用していても、風の極板振動による折曲げ角部の疲労破壊を防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、固定部の先端をCまたはR形状の面取りをしたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入する際、固定部の先端でお互いの極板表面を傷付けることのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板や集塵極板の端部の一部に窪み部を設け、この窪み部に固定部を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、極板の窪み部に固定部を設けることで極板面積のロスが窪み部の部分だけで済むため、集塵部を小型化した電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板および集塵接地極板の窪み部に水平な端部のないことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板および集塵接地極板の窪み部の端部が傾斜しており、集塵ユニット洗浄後乾燥時に上から垂れてきた雫が極板端部の傾斜に添って流れ落ちるため、端部に雫として残ったり、下方の極板に再度水滴が掛かって集塵部の乾燥に時間を掛けることのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板の固定部を集塵極板の端部より突出させたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板の固定部を集塵極板端部より突出させることで、集塵極板の固定部と集塵接地極板の端部の距離を確保し、スパークを防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板群挿入口の上下にフレーム固定バーBを設け、集塵接地極板の上下端部を固定したことを特徴とするものである。
この手段により、集塵接地極板の端部片側の固定に加え、集塵極板群挿入口の上下端部を固定することで、集塵極板群挿入口の集塵接地極板間隔が均一に確保できるため、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入しやすい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、碍子フランジ部を設けた絶縁碍子を、フレーム面に垂直に固定したことを特徴とするものである。
この手段により、絶縁碍子のフレーム面への取り付けをフレーム面に対して垂直にできるため作業性が良く、また、絶縁碍子の取り付け面の高さで位置が決まるため、極板間隔を均一しやすい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、高電圧印加側である集塵極板群の主材料をステンレス材をとし、それ以外を、アルミ材を主材料としたことを特徴とするものである。
この手段により、高電圧印加側である集塵極板群をステンレス材としても、絶縁碍子によって集塵接地極板群やフレームなどから完全に絶縁されるため、軽量化が図りながら強度を向上させることができ電腐で侵されることのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵部を風上側から見て縦に複数分割したことを特徴とするものである。
この手段により、1個当たりの集塵部の大きさ・質量が小さくできるため、設置やメンテナンスの際の、集塵部の着脱・運搬がやりやすい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵部双方が隣り合う側に、給電縦バーと集塵極板保持枠を渡す給電板補助板を双方に向かい合わせた状態で設け、製品本体からの給電側に近い方の給電板補助板に給電補助バネを備えたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵部を並べて設置するだけで確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、給電補助板を集塵部の下方に設けたことを特徴とするものである。
この手段により、傾きによる変位の少ない位置に給電補助バネや電補助板を設けることで、確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入した後、この反対側から櫛状の極板スリットを有した集塵極板保持バーを集塵極板の端部に差し込み、また挿入側から集塵接地極板の端部に櫛状の極板スリットを有した集塵接地極板保持バーを差し込むことで集塵極板や集塵接地極板を保持することを特徴とするものである。
この手段により、極板の交換修理する際、ネジやリベットを外さなくても集塵極板保持バーや集塵接地極板保持バーを外すだけで集塵部から集塵極板群だけを分離することができるため、極板交換修理の作業性の良い電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板の固定部以外を電気絶縁性のあるラミネートフィルムで覆ったことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板の表面のラミネートフィルムにより電気絶縁されることで極板間隔が狭められるため、高い集塵性能が得られスパークも無い電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バーの固定部を突出させたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バー固定部がラミネートしている部分から突出しているため、極板スリットでラミネートフィルムを傷付けたり剥がれることのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板の固定部の先端を、挿入後集塵極板保持バーを上下で挟むように突出部を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板保持バーを集塵極板に挿入するだけで、集塵極板の極間や左右の保持を行なうだけでなく、突出部により上下の保持もできるため、集塵極板の位置決めのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの極板端部に挿入する面にパッキンを設けたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板保持バーの極板スリットの幅を、集塵極板や集塵接地極板の厚さより大きくできるため、極板のガタツキが無くなり極板への挿入もしやすい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーをほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する位置に極板スリットを設けたことを特徴とするものである。
この手段により、1本の集塵極板保持バーで2箇所保持できるため、コストや部品点数・工数を少ない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの相対する極板スリットの位置をずらして設け、この片側の極板スリットは内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリットは極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置としたことを特徴とするものである。
この手段により、集塵極板保持バーの一つ一つの極板スリット幅が大きく取れるため、安く丈夫な金型で加工できる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、コの字形状の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの中にパッキンを嵌め込んだことを特徴とするものである。
この手段により、パッキンの固定に粘着剤や接着剤による貼り付けやバンド、ネジなど必要なく、コの字型の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの間にパッキンを嵌め込むだけで保持できるためパッキン固定の信頼性が高い電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵接地極板群に集塵極板群を挿入後、フレームの切欠き部を補強板により補強したことを特徴とするものである。
この手段により、補強板でフレームの切欠き部を補強するため、集塵部自身が外力に強い電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、フレームの切欠き部周囲に設けた爪挿入部に、補強板の端部に設けた鍵状の爪部を挿入し、この鍵状の爪部をフレームの板厚に嵌め込んで補強板の片側を固定し、補強板の他端をネジなどの補強板固定手段で固定することを特徴とするものである。
この手段により、補強板の固定箇所が少なくできるため、部品点数や工数を少なくでき、ネジ先端や頭の飛び出し箇所を少なくできるため、絶縁空間距離を最小限にできコンパクト化が図れる。また、帯電部などと合体させたときネジ先端やネジ頭の飛び出しがないため密着でき、空気のショートカットによる集塵効率の低下を抑えることのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、集塵極板群の高電圧印加側と集塵接地極板群の接地側の間に放電抵抗器を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、蓄積された電荷を放電抵抗器によって放電させるため、触っても感電することのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、放電抵抗器を絶縁碍子周辺に設け、抵抗器リード線を、絶縁碍子上を這わせたのちに高電圧印加側に接続したことを特徴とするものである。
この手段により、絶縁碍子上を、抵抗器リード線を這わせることで沿面距離を稼ぐことができるため、沿面放電しにくい電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、放電抵抗器に抵抗器リード線を接続し、放電抵抗器とこの抵抗器リード線接続部を共に抵抗ケースに入れて抵抗器リード線だけを外に出した状態でモールドしたことを特徴とするものである。
この手段により、放電抵抗器と抵抗器リード線の接続部を共に抵抗ケースに入れた状態でモールドするため、抵抗器リード線表面を含めた十分な沿面距離を確保することのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとしたことを特徴とするものである。
この手段により、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとすることで、抵抗器リード線出口側のモールド面に油や埃・水や洗浄剤などが溜まりにくいためモールドと抵抗器リード線の間に隙間ができるなどの不具合が発生した場合でも沿面放電しにくい電気集塵装置が得られる。
本発明の電気集塵装置によれば、コロナ放電を発生させて空気中の浮遊物に帯電させるイオン化部と、集塵極板と集塵接地極板を交互に配し、集塵極板に高電圧を印加することで浮遊物を集塵接地極板に吸着捕集させる集塵部からなる電気集塵装置において、この集塵部の両側にフレームを設け、このフレームの間に集塵接地極板を等間隔に配置し電気的にも機械的にも接続された集塵接地極板群と、集塵極板の端部片側のみを集塵極板保持枠に等間隔に羅列固定し電気的にも機械的にも接続された集塵極板群を設け、この集塵極板群の集塵極板を集塵接地極板群の集塵接地極板の間に交互に並ぶように集塵極板群挿入口より挿入し、挿入した後に反対側から集塵極板群のもう片方を固定する構成とすることにより、集塵極板群と集塵接地極板群が分離でき、分離した状態で極板の交換修理ができるため、修理作業性が向上する。また、集塵極板群・集塵接地極板群の片方を全て交換したとしても、交換費用は半分で済むため経済的である。さらに、集塵接地極板間のスペーサーを無くすることで、質量や材料費・作業工数を減らすだけでなく、スペーサーの長さ寸法誤差の積み重ねによる集塵部外形寸法のばらつきをなくし、集塵接地極板と集塵極板の間隔を均一にできるため、集塵性能ばらつきの少ない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入する際、集塵極板群挿入口側を風上側とした構成とすることにより、風によって集塵極板群が集塵部に押し込まれる方向に力が働くため、集塵極板群の固定が弱く最悪の場合でも外れることのない電気集塵装置を提供することができる。
また、両側のフレーム片側をフレーム固定バーAにより連結し、このフレーム固定バーAに集塵接地極板を等間隔に固定した構成とすることにより、フレーム固定バーAに直接固定することで、部品寸法の積み重ねによる誤差が無くなるため、集塵極板との間隔を均等にできるだけでなく集塵部の外形寸法も均一な電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と保持枠横の固定を複数箇所とした構成とすることにより、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と集塵極板保持枠の固定を複数箇所とすることで、集塵接地極板や集塵極板の端までしっかりと固定できるため、集塵接地極板や集塵極板のどの面においても極板間隔を維持することのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と保持枠横を固定する際の極板側の極板固定穴を1箇所のみ丸穴とし、他の穴を縦方向に長穴とした構成とすることにより、極板側の極板固定穴を1箇所のみ丸穴、他の穴を縦方向に長穴とし、丸穴を先に固定した後に長穴を固定することで、部品の寸法公差ばらつきの穴ズレを吸収できるため組立て性の良い電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と保持枠横の固定をリベット固定とした構成とすることにより、リベットの場合、集塵極板や集塵接地極板に回転する力が働ないため、固定時に極板の歪みの少ない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板や集塵極板の固定部の先端をL字に折り曲げた構成とすることにより、集塵接地極板や集塵極板の固定を、風上側あるいは風下側正面からできるため、固定の作業性が良いだけでなく固定状態の確認もやりやすい電気集塵装置を提供することができる。
また、L字に折り曲げた固定部の折曲げ角部をR形状とした構成とすることにより、長期間使用していても、風の極板振動による折曲げ角部の疲労破壊を防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、固定部先端をCまたはR形状の面取りをした構成とすることにより、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入する際、固定部の先端でお互いの極板表面を傷付けることのない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板や集塵極板の端部の一部に窪み部を設け、この窪み部に固定部を設けた構成とすることにより、極板の窪み部に固定部を設けることで極板面積のロスが窪み部の部分だけで済むため、集塵部を小型化した電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板および集塵接地極板の窪み部に水平な端部のない構成とすることにより、集塵極板および集塵接地極板の窪み部の端部が傾斜しており、集塵ユニット洗浄後乾燥時に上から垂れてきた雫が極板端部の傾斜に添って流れ落ちるため、端部に雫として残ったり、下方の極板に再度水滴が掛かって集塵部の乾燥に時間を掛けることのない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板の固定部を集塵極板の端部より突出させた構成とすることにより、集塵極板の固定部を集塵極板端部より突出させることで、集塵極板の固定部と集塵接地極板の端部の距離を確保し、スパークを防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板群挿入口の上下にフレーム固定バーBを設け、集塵接地極板の上下端部を固定した構成とすることにより、集塵接地極板の端部片側の固定に加え、集塵極板群挿入口の上下端部を固定することで、集塵極板群挿入口の集塵接地極板間隔が均一に確保できるため、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入しやすい電気集塵装置を提供することができる。
また、碍子フランジ部を設けた絶縁碍子を、フレーム面に垂直に固定した構成とすることにより、絶縁碍子のフレーム面への取り付けをフレーム面に対して垂直にできるため作業性が良く、また、絶縁碍子の取り付け面の高さで位置が決まるため、極板間隔を均一にしやすい電気集塵装置を提供することができる。
また、高電圧印加側である集塵極板群の主材料をステンレス材をとし、それ以外を、アルミ材を主材料とした構成とすることにより、高電圧印加側である集塵極板群をステンレス材としても、絶縁碍子によって集塵接地極板群やフレームなどから完全に絶縁されるため、軽量化が図りながら強度を向上させることができ電腐で侵されることのない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵部を風上側から見て縦に複数分割した構成とすることにより、1個当たりの集塵部の大きさ・質量が小さくできるため、設置やメンテナンスの際の、集塵部の着脱・運搬がやりやすい電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵部双方が隣り合う側に、給電縦バーと集塵極板保持枠を渡す給電板補助板を双方に向かい合わせた状態で設け、製品本体からの給電側に近い方の給電板補助板に給電補助バネを備えた構成とすることにより、集塵部を並べて設置するだけで確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、給電補助板を集塵部の下方に設けた構成とすることにより、傾きによる変位の少ない位置に給電補助バネや電補助板を設けることで、確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入した後、集塵極板群を集塵極板群挿入口から集塵接地極板群に挿入した後、この反対側から櫛状の極板スリットを有した集塵極板保持バーを集塵極板の端部に差し込み、また集塵極板群挿入口から集塵接地極板の端部に櫛状の極板スリットを有した集塵接地極板保持バーを差し込むことで集塵極板や集塵接地極板を保持する構成とすることにより、極板の交換修理する際、ネジやリベットを外さなくても集塵極板保持バーや集塵接地極板保持バーを外すだけで集塵部から集塵極板群だけを分離することができるため、極板交換修理の作業性の良い電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板の固定部以外を電気絶縁性のあるラミネートフィルムで覆った構成とすることにより、集塵極板の表面のラミネートフィルムにより電気絶縁されることで極板間隔が狭められるため、高い集塵性能が得られスパークも無い電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バーの固定部を突出させた構成とすることにより、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バー固定部がラミネートしている部分から突出しているため、極板スリットでラミネートフィルムを傷付けたり剥がれることのない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板の固定部の先端を、挿入後集塵極板保持バーを上下で挟むように突出部を設けた構成とすることにより、集塵極板保持バーを集塵極板に挿入するだけで、集塵極板の極間や左右の保持を行なうだけでなく、突出部により上下の保持もできるため、集塵極板の位置決めのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの極板端部に挿入する面にパッキンを設けた構成とすることにより、集塵極板保持バーの極板スリットの幅を、集塵極板や集塵接地極板の厚さより大きくできるため、極板のガタツキが無くなり極板への挿入もしやすい電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーをほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する位置に極板スリットを設けた構成とすることにより、1本の集塵極板保持バーで2箇所保持できるため、コストや部品点数・工数を少ない電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの相対する極板スリットの位置をずらして設け、この片側の極板スリットは内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリットは極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置とした構成とすることにより、集塵極板保持バーの一つ一つの極板スリット幅が大きく取れるため、安く丈夫な金型で加工できる電気集塵装置を提供することができる。
また、コの字形状の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの中にパッキンを嵌め込んだ構成とすることにより、パッキンの固定に粘着剤や接着剤による貼り付けやバンド、ネジなど必要なく、コの字型の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの間にパッキンを嵌め込むだけで保持できるためパッキン固定の信頼性が高い電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵接地極板群に集塵極板群を挿入後、フレームの切欠き部を補強板により補強した構成とすることにより、補強板でフレームの切欠き部を補強するため、集塵部自身が外力に強い電気集塵装置を提供することができる。
また、フレームの切欠き部周囲に設けた爪挿入部に、補強板の端部に設けた鍵状の爪部を挿入し、この鍵状の爪部をフレームの板厚に嵌め込んで補強板の片側を固定し、補強板の他端をネジなどの補強板固定手段で固定する構成とすることにより、補強板の固定箇所が少なくできるため、部品点数や工数を少なくでき、ネジ先端や頭の飛び出し箇所を少なくできるため、絶縁空間距離を最小限にできコンパクト化が図れる。また、帯電部などと合体させたときネジ先端やネジ頭の飛び出しがないため密着でき、空気のショートカットによる集塵効率の低下を抑えることのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、集塵極板群の高電圧印加側と集塵接地極板群の接地側の間に放電抵抗器を設けた構成とすることにより、蓄積された電荷を放電抵抗器によって放電させるため、触っても感電することのない電気集塵装置を提供することができる。
また、放電抵抗器を絶縁碍子周辺に設け、抵抗器リード線を、絶縁碍子上を這わせたのちに高電圧印加側に接続した構成とすることにより、絶縁碍子上を、抵抗器リード線を這わせることで沿面距離を稼ぐことができるため、沿面放電しにくい電気集塵装置を提供することができる。
また、放電抵抗器に抵抗器リード線を接続し、放電抵抗器とこの抵抗器リード線接続部を共に抵抗ケースに入れて抵抗器リード線だけを外に出した状態でモールドした構成とすることにより、放電抵抗器と抵抗器リード線の接続部を共に抵抗ケースに入れた状態でモールドするため、抵抗器リード線表面を含めた十分な沿面距離を確保することのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとした構成とすることにより、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとすることで、抵抗器リード線出口側のモールド面に油や埃・水や洗浄剤などが溜まりにくいためモールドと抵抗器リード線の間に隙間ができるなどの不具合が発生した場合でも沿面放電しにくい電気集塵装置を提供することができる。
請求項1記載の発明は、コロナ放電を発生させて空気中の浮遊物に帯電させるイオン化部と、集塵極板と集塵接地極板を交互に配し、集塵極板に高電圧を印加することで浮遊物を集塵接地極板に吸着捕集させる集塵部からなる電気集塵装置において、前記集塵部の両側にフレームを設け、このフレームの間に集塵接地極板を等間隔に配置し電気的にも機械的にも接続された集塵接地極板群と、集塵極板の端部片側のみを集塵極板保持枠に等間隔に羅列固定し電気的にも機械的にも接続された集塵極板群を設け、前記集塵極板と前記集塵接地極板とが交互に並ぶように前記集塵極板群を前記集塵接地極板群に挿入し、挿入した後に反対側から集塵極板群のもう片方を固定する構造とした電気集塵装置であって、集塵極板群と集塵接地極板群が分離でき、分離した状態で極板の交換修理ができるため、修理作業性が向上する。また、集塵極板群・集塵接地極板群の片方を全て交換したとしても、交換費用は半分で済むため経済的である。さらに、集塵接地極板間のスペーサーを無くすることで、質量や材料費・作業工数を減らすだけでなく、スペーサーの長さ寸法誤差の積み重ねによる集塵部外形寸法のばらつきをなくし、集塵接地極板と集塵極板の間隔を均一にできるため、集塵性能ばらつきを少なくできるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、集塵極板群は風上側から挿入する電気集塵装置であって、風により集塵極板群が集塵部に押し込まれる方向に力が働くため、集塵極板群の固定が弱く最悪の場合でも外れないという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、集塵部両側に設けたフレーム同士をフレーム固定バーAにより連結し、このフレーム固定バーAに集塵接地極板を等間隔に固定した構成の電気集塵装置であって、フレーム固定バーAに直接固定することで、部品寸法の積み重ねによる誤差が無くなるため、集塵極板との間隔を均等にできるだけでなく集塵部の外形寸法も均一にできるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、集塵接地極板、および集塵極板は、複数の固定部を有する電気集塵装置であって、集塵接地極板とフレーム固定バーA、あるいは集塵極板と集塵極板保持枠の固定を複数箇所とすることで、集塵接地極板や集塵極板の端までしっかりと固定できるため、集塵接地極板や集塵極板のどの面においても極板間隔を維持することができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、極板固定穴であって、その1箇所のみ丸穴とし、他の穴を縦方向に長穴とした構成の電気集塵装置であって、極板側の極板固定穴を1箇所のみ丸穴、他の穴を縦方向に長穴とし、丸穴を先に固定した後に長穴を固定することで、部品の寸法公差ばらつきの穴ズレを吸収できるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、リベット固定とした構成の電気集塵装置であって、リベットの場合、集塵極板や集塵接地極板に回転する力が働ないため、固定時に極板の歪みが少なくなるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、集塵接地極板や集塵極板の固定部の先端をL字に折り曲げた構成とした電気集塵装置であって、集塵接地極板や集塵極板の固定を、風上側あるいは風下側正面からできるため、固定の作業性が良いだけでなく固定状態の確認もやりやすくなるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、L字に折り曲げた固定部の折曲げ角部をR形状とした構成の電気集塵装置であって、長期間使用していても、風の極板振動による折曲げ角部の疲労破壊を防ぐことができるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、固定部の先端をCまたはR形状の面取りをした構成の電気集塵装置であって、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入する際、固定部の先端でお互いの極板表面を傷付けないという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、集塵接地極板や集塵極板の端部の一部に窪み部を設け、この窪み部に固定部を設けた構成の電気集塵装置であって、極板の窪み部に固定部を設けることで極板面積のロスが窪み部の部分だけで済むため、集塵部を小型化できるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、集塵極板および集塵接地極板の窪み部に水平な端部のない構成とした電気集塵装置であって、集塵極板および集塵接地極板の窪み部の端部が傾斜しており、集塵ユニット洗浄後乾燥時に上から垂れてきた雫が極板端部の傾斜に添って流れ落ちるため、端部に雫として残ったり、下方の極板に再度水滴が掛からないという作用を有する。
また、請求項12記載の発明は、集塵極板の固定部を集塵極板の端部より突出させた構成とした電気集塵装置であって、集塵極板の固定部を集塵極板端部より突出させることで、集塵極板の固定部と集塵接地極板の端部の距離を確保し、スパークを防ぐことができるという作用を有する。
また、請求項13記載の発明は、集塵極板群挿入口の上下にフレーム固定バーBを設け、集塵接地極板の上下端部を固定した構成の電気集塵装置であって、集塵接地極板の端部片側の固定に加え、集塵極板群挿入口の上下端部を固定することで、集塵極板群挿入口の集塵接地極板間隔が均一に確保できるため、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入しやすくできるという作用を有する。
また、請求項14記載の発明は、碍子フランジ部を設けた絶縁碍子を、フレーム面に垂直に固定した構成の電気集塵装置であって、絶縁碍子のフレーム面への取り付けをフレーム面に対して垂直にできるため作業性が良く、また、絶縁碍子の取り付け面の高さで位置が決まるため、極板間隔を均一にできるという作用を有する。
また、請求項15記載の発明は、高電圧印加側である集塵極板群の主材料をステンレス材をとし、それ以外を、アルミ材を主材料とした構成の電気集塵装置であって、高電圧印加側である集塵極板群をステンレス材としても、絶縁碍子によって集塵接地極板群やフレームなどから完全に絶縁されるため、軽量化が図りながら強度を向上させることができ、電腐でも侵されないという作用を有する。
また、請求項16記載の発明は、集塵部を風上側から見て縦に複数分割した構成の電気集塵装置であって、1個当たりの集塵部の大きさ・質量が小さくできるため、設置やメンテナンスの際の、集塵部の着脱・運搬がやりやすくなるという作用を有する。
また、請求項17記載の発明は、集塵部双方が隣り合う側に、給電縦バーと集塵極板保持枠を渡す給電板補助板を双方に向かい合わせた状態で設け、製品本体からの給電側に近い方の給電板補助板に給電補助バネを備えた構成とした電気集塵装置であって、集塵部を並べて設置するだけで確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことができるという作用を有する。
また、請求項18記載の発明は、給電補助板を集塵部の下方に設けた構成とした電気集塵装置であって、傾きによる変位の少ない位置に給電補助バネや電補助板を設けることで、確実な電気的接続ができるため、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことができるという作用を有する。
また、請求項19記載の発明は、集塵極板群を集塵接地極板群に挿入した後、この反対側から櫛状の極板スリットを有した集塵極板保持バーを集塵極板の端部に差し込み、また挿入側から集塵接地極板の端部に櫛状の極板スリットを有した集塵接地極板保持バーを差し込むことで集塵極板や集塵接地極板を保持する構成とした電気集塵装置であって、極板の交換修理する際、ネジやリベットを外さなくても集塵極板保持バーや集塵接地極板保持バーを外すだけで集塵部から集塵極板群だけを分離することができるため、極板交換修理の作業性の良くなるという作用を有する。
また、請求項20記載の発明は、集塵極板の固定部以外を電気絶縁性のあるラミネートフィルムで覆った構成とした電気集塵装置であって、集塵極板の表面のラミネートフィルムにより電気絶縁されることで極板間隔が狭められるため、高い集塵性能が得られスパークも無くなるという作用を有する。
また、請求項21記載の発明は、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バーの固定部を突出させた構成とした電気集塵装置であって、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バー固定部がラミネートしている部分から突出しているため、極板スリットでラミネートフィルムを傷付けたり剥がれることがないという作用を有する。
また、請求項22記載の発明は、集塵極板保持バーを挿入する集塵極板の固定部の先端を、挿入後集塵極板保持バーを上下で挟むように突出部を設けた構成とした電気集塵装置であって、集塵極板保持バーを集塵極板に挿入するだけで、集塵極板の極間や左右の保持を行なうだけでなく、突出部により上下の保持もできるため、集塵極板の位置決めができるという作用を有する。
また、請求項23記載の発明は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの極板端部に挿入する面にパッキンを設けた構成とした電気集塵装置であって、集塵極板保持バーの極板スリットの幅を、集塵極板や集塵接地極板の厚さより大きくできるため、極板のガタツキが無くなり極板への挿入もしやすくなるという作用を有する。
また、請求項24記載の発明は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーをほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する位置に極板スリットを設けた構成とした電気集塵装置であって、1本の集塵極板保持バーで2箇所保持できるため、コストや部品点数・工数を少なくできるという作用を有する。
また、請求項25記載の発明は、集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの相対する極板スリットの位置をずらして設け、この片側の極板スリットは内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリットは極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置とした構成の電気集塵装置であって、集塵極板保持バーの一つ一つの極板スリット幅が大きく取れるため、安く丈夫な金型で加工できるという作用を有する。
また、請求項26記載の発明は、コの字形状の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの中にパッキンを嵌め込んだ構成とした電気集塵装置であって、パッキンの固定に粘着剤や接着剤による貼り付けやバンド、ネジなど必要なく、コの字型の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの間にパッキンを嵌め込むだけで保持できるためパッキン固定の信頼性が高められるという作用を有する。
また、請求項27記載の発明は、集塵接地極板群に集塵極板群を挿入後、フレームの切欠き部を補強板により補強した構成の電気集塵装置であって、補強板でフレームの切欠き部を補強するため、集塵部自身が外力に強くできるという作用を有する。
また、請求項28記載の発明は、フレームの切欠き部周囲に設けた爪挿入部に、補強板の端部に設けた鍵状の爪部を挿入し、この鍵状の爪部をフレームの板厚に嵌め込んで補強板の片側を固定し、補強板の他端をネジなどの補強板固定手段で固定する構成とした電気集塵装置であって、補強板の固定箇所が少なくできるため、部品点数や工数を少なくでき、ネジ先端や頭の飛び出し箇所を少なくできるため、絶縁空間距離を最小限にできコンパクト化が図れる。また、帯電部などと合体させたときネジ先端やネジ頭の飛び出しがないため密着でき、空気のショートカットによる集塵効率の低下を抑えることができるという作用を有する。
また、請求項29記載の発明は、集塵極板群の高電圧印加側と集塵接地極板群の接地側の間に放電抵抗器を設けた構成とした電気集塵装置であって、蓄積された電荷を放電抵抗器によって放電させるため、触っても感電しなくなるという作用を有する。
また、請求項30記載の発明は、放電抵抗器を絶縁碍子周辺に設け、抵抗器リード線を、絶縁碍子上を這わせたのちに高電圧印加側に接続した構成とした電気集塵装置であって、絶縁碍子上を、抵抗器リード線を這わせることで沿面距離を稼ぐことができるため、沿面放電しにくくなるという作用を有する。
また、請求項31記載の発明は、放電抵抗器に抵抗器リード線を接続し、放電抵抗器とこの抵抗器リード線接続部を共に抵抗ケースに入れて抵抗器リード線だけを外に出した状態でモールドした構成とした電気集塵装置であって、放電抵抗器と抵抗器リード線の接続部を共に抵抗ケースに入れた状態でモールドするため、抵抗器リード線表面を含めた十分な沿面距離を確保することができるという作用を有する。
また、請求項32記載の発明は、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとした構成の電気集塵装置であって、放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとすることで、抵抗器リード線出口側のモールド面に油や埃・水や洗浄剤などが溜まりにくいためモールドと抵抗器リード線の間に隙間ができるなどの不具合が発生した場合でも沿面放電しにくくなるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図25を用いて本実施の形態1による電気集塵装置について説明をおこなう。
図1は本発明の実施の形態1による電気集塵装置の概略と風の流れを示した図、図2と同装置の集塵部の斜視図、図3は同装置の集塵部Aの斜視図、図4は同装置の集塵部の集塵部Aを示す斜視図、図5は同装置の集塵部の集塵部Bを示す斜視図、図6は同装置の集塵部の正面図、図7は同装置の集塵部で、集塵部Aと集塵部Bの接続部を平面から見た部分詳細図、図8は同装置の集塵部の回路図、図9は同装置の集塵部の集塵極板群を示す斜視図、図10は同装置の集塵部の集塵接地極板群を示す斜視図、図11は同装置の集塵部の絶縁碍子を示す斜視図、図12は同装置の集塵部の集塵接地極板を示す斜視図、図13は同装置の集塵接地極板の固定部を示す部分詳細図、図14は同装置の集塵極板の斜視図
図15は同装置の集塵極板の固定部を示す部分詳細図、図16は同装置の集塵極板のリベット固定状態を示す図、図17は同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの分解斜視図、図18は同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの分解斜視図(図16の別方向)、図19は同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの平面から見た分解図、図20は同装置の集塵部の集塵接地極板保持バーへのパッキン挿入を示す図、図21は同装置の集塵部の補強板取り付けを示す分解斜視図、図22は同装置の集塵部の補強板取り付け手順を示す分解部分斜視図、図23は同装置の放電抵抗ユニットの取り付け位置を示す上部斜視図、図24は同装置の放電抵抗ユニットの取り付け位置を示す上部斜視図(図23の別方向)、図25は同装置の放電抵抗ユニットの横断面図である。
電気集塵装置1は、処理する空気に対して上流側のイオン化部2と下流側の集塵部3で構成されている。
また、集塵部3は集塵部A3aと集塵部B3bを左右に並べて構成しており、集塵部A3a・集塵部B3bは、それぞれは大きく分けてステンレス材主体の集塵極板群16とアルミニウム材主体の集塵接地極板群17で構成されている。
この集塵極板群16は、風下側を集塵極板保持枠7の3本の保持枠横23に表面をラミネートフィルム29(例えばPP・PET・フッ素樹脂など)で覆われた集塵極板13を等間隔に固定して構成している。また、集塵接地極板群17は両端にフレーム4を設け、フレーム固定バーA21をこのフレーム4の風下側のフレーム4間に渡し、フレーム固定バーB22はフレーム4の風上側の上部と下部のフレーム4間に渡し、このフレーム固定バーA21とフレーム固定バーB22に集塵接地極板14を風方向と平行で等間隔に配して構成している。そして、集塵接地極板群17の2本のフレーム固定バーB22間に設けた集塵極板群挿入口52から集塵極板群16の集塵極板13の風上側を差し込むことで集塵極板13と集塵接地極板14が交互に一定の間隔を保持して配する形となる。集塵部A3aと集塵部B3bそれぞれの左右両端のフレーム4には上下に各2個の絶縁碍子5が垂直に取り付けられている。これら絶縁碍子5は、碍子固定穴51を有した碍子フランジ部49に突出した2箇所のバー支持部50を設けて構成し、このバー支持部50に給電バー9が固定されている。
また、フレーム4上下の絶縁碍子5に取り付けられた給電バー9を連結する形で、給電縦バー8が設けられている。さらに、集塵部A3aの風上側から見て左側には集塵極板保持枠7と給電縦バー8を渡す形で給電板6が設けられている。風上側から見て右側の下部には集塵極板保持枠7と給電縦バー8を渡す形で給電補助板11が設けられ、この給電補助板11には給電補助バネ10を有し、集塵部B3bの風上側から見て右側には集塵極板保持枠7と給電縦バー8を渡す形で給電補助板11が設けられている。集塵接地極板14や集塵極板13に、幅方向の一部を窪ませた窪み部25を設け、この窪み部25に、極板を固定するため極板端部から突出させ先端をL字型に折り曲げた固定部24を集塵接地極板14には6箇所、集塵極板13には3箇所備え、これら固定部24の折り曲げ面には極板固定穴28が設けられている。また、集塵接地極板14や集塵極板13に設けた窪み部25は、水平な端部がないように外に向かって開く形で窪んでいる。集塵極板13・集塵接地極板14の極板固定穴28は、それぞれ1箇所のみ丸穴で他は縦方向に長穴になっており、リベット32によって集塵接地極板14はフレーム固定バーA21、集塵極板13は集塵極板保持枠7に固定されている。さらに、L字型に折り曲げた固定部24の折曲げ角部27はR形状に折り曲げられ、固定部24の先端角部はCまたはR形状に面取り26されている。そして、フレーム4はアース15に接続され、給電板6は高電圧発生装置12に接続した構成となっている。
上記構成により、イオン化部2を設けた側を風上側として、粉塵等を含んだ汚染空気を流入させるが、その動力としては電気集塵装置1の風下側に設けた送風機などにより吸引する方式をとると、送風機の汚れ等を考えると最も良い方法であると言える。そして高電圧発生装置12に電気を供給すると、イオン化部2に直流−8kV、集塵部3に直流−8kVの高電圧が印加され、イオン化部2では接地極との間でコロナ放電が発生することで汚染空気の粉塵等に電荷を与えて帯電させ、集塵部3内に流入する。
集塵部3の集塵部A3aでは、給電板6に印加された高電圧は集塵極板保持枠7から保持枠横23や給電縦バー8から集塵極板保持バー19を通じて集塵極板13に給電される。また、集塵部A3aの給電補助板11に設けた給電補助バネ10が集塵部B3bの給電補助板11に接触することで高電圧が集塵部B3bにも印加され、集塵部A3aと同様に集塵極板保持枠7から保持枠横23や給電縦バー8から集塵極板保持バー19を通じて集塵極板13に給電される。この時、給電補助板11や給電補助バネ10が集塵部A3aや集塵部B3bの下方にあるため、傾きによる変位の少ない位置に給電補助バネ10や給電補助板11を設けることで、確実な電気的接続ができ、接続不良による集塵性能の低下を防ぐことができる。
一方、アース15側は集塵部A3a・集塵部B3b共に集塵接地極板14からフレーム固定バーA21やフレーム固定バーB22・集塵接地極板保持バー20を通じてフレーム4に導通されてアース15を介して接地される。そして、集塵極板13と集塵接地極板14の間を汚染空気が流れようとした場合、クーロン力によって粉塵等が集塵接地極板14側に吸着捕集される。
集塵部3は風上側から見て縦に二分割されているため、1個当たりの集塵部3の大きさ・質量がほぼ半分にでき、設置やメンテナンスの際の、集塵部3自身の着脱・運搬がやりやすくなる。
また、高電圧印加側である集塵極板群16は、主材料をステンレス材、それ以外(集塵接地極板群17)をアルミ材を主材料としており、絶縁碍子5によって集塵接地極板群17やフレーム4などから完全に絶縁されるため、軽量化を図りながら強度を向上させることができ電腐で侵されることはない。
さらに、集塵接地極板群17と集塵極板群16は分離できる構成で、組立てる際は、集塵部A3aや集塵部B3bの集塵接地極板群17に集塵極板群16を集塵極板群挿入口52から挿入すると、集塵接地極板14と集塵極板13が交互に配する。挿入後、集塵極板保持枠7を給電バー9に固定し、集塵極板群16の保持枠横23の反対側(挿入側)を集塵極板群挿入口52の反対側からネジやリベットなどで固定すると極板が確実に保持できる。この時、集塵極板群挿入口52側を風上側としたのは、風により集塵極板群16が集塵部3に押し込まれる方向に力が働くため、集塵極板群16の固定が弱くても集塵接地極板群17と集塵極板群16が分離しないためである。
逆に分離する際は、この集塵極板13を固定しているネジやリベットなどを外し、給電バー9から集塵極板保持枠7を外し、この集塵部A3aや集塵部B3bから集塵極板13を抜き取ると集塵接地極板群17と集塵極板群16が分離できる。このように、集塵部3の組立て・分離が容易にできるため、極板の交換や修理の作業性が向上し、また、集塵極板群16・集塵接地極板群17の片方を全て交換したとしても、交換費用は半分で済むため経済的になる。さらに、集塵部3の横に渡された集塵接地極板14は集塵極板保持バー19、集塵極板13は保持枠横23に等間隔に固定されており、部品同士の公差の積み重ねによる誤差を最小限に抑えられる。これにより、集塵接地極板14と集塵極板13の極板間隔が均一にできるため、集塵性能を維持させることができる。
集塵接地極板14は、4本のフレーム固定バーA21に各1箇所で計4箇所と集塵極板群挿入口52上下のフレーム固定バーB22に各1箇所で計2箇所固定することで、集塵極板群挿入口52の集塵接地極板14間隔が均一に確保でき、集塵極板群16を集塵接地極板群17に挿入しやすくなる。また、集塵極板13は集塵極板保持枠7の3本の保持枠横23に各1箇所で計3箇所固定しており、これにより集塵極板13の端までしっかりと固定できるため、どの部分においても極板間隔を維持できる。そして、集塵接地極板群17に集塵極板群16を組み合わせた状態においても、絶縁碍子5はフレーム4面に垂直に固定しているため、両側のフレーム4に固定した絶縁碍子5のバー支持部50頂部間の寸法が一定にでき、集塵接地極板14と集塵極板13の間隔を均一にすることができる。
極板を固定する極板固定穴28は、集塵接地極板14とフレーム固定バーA21、あるいは集塵極板13と集塵極板保持枠7を固定する際の極板側の1箇所のみ丸穴とし、他の穴を縦方向に長穴とすることで部品の寸法公差バラつきの穴ズレを吸収する。また、これらの固定はリベット32固定とすることで、固定時に集塵極板13や集塵接地極板14に回転する力が働ないため、位置が定まりやすくなる。集塵接地極板14や集塵極板13の固定部24は、先端をL字に折り曲げた形状で、集塵接地極板14や集塵極板13の固定を、風上側あるいは風下側正面からできるため、固定の作業性が良いだけでなく固定状態の確認もやりやすくなる。また、L字に折り曲げた固定部24の折曲げ角部27をR形状となっているため、風の極板振動による力の角部への集中を無くし、力を分散させることで折曲げ角部27の疲労破壊を防ぐ。さらに、固定部24の先端をCまたはR形状の面取り26をしているため、集塵極板群16を集塵接地極板群17に挿入する際、固定部24の先端でお互いの極板表面を傷付けることはない。また、集塵極板13の固定部24には、集塵極板13の端部より突出させることで、集塵極板13の固定部24と集塵接地極板14の端部(リベット32の先端)の距離を確保し、スパークを防ぐこととなる。
そして集塵接地極板14や集塵極板13の端部の一部には窪み部25を設け、この窪み部25に固定部24を設けることで、極板の窪み部25に固定部24を設けることで極板面積のロスが窪み部25の部分だけで済むため、集塵部3を小型化できる。また、この窪み部25に水平な端部をなくすることで、集塵極板13および集塵接地極板14の窪み部25の端部が傾斜しており、集塵部3洗浄後乾燥時に上から垂れてきた雫が極板端部の傾斜に添って流れ落ちるため、端部に雫として残ったり下方の極板に再度水滴が掛かり乾燥時間を長引かせることはない。
また、集塵極板13は、集塵極板保持バー19を挿入する固定部24を突出させ、この固定部24の先端を集塵極板保持バー19挿入後、集塵極板保持バー19を上下で挟むように突出部31を設け、固定部24以外の表面はPPやPETなどの絶縁材料でできたラミネートフィルム29で覆われている。この集塵極板13は、重ね並べて集塵極板群16を構成するが、集塵極板群16を集塵接地極板群17に挿入した後、反対側から櫛状の極板スリット42を有した集塵極板保持バー19を集塵極板13の端部に差し込み、集塵極板群挿入口52の集塵接地極板14の端部を挿入側から櫛状の極板スリット42を有した集塵接地極板保持バー20を集塵接地極板14の端部に差し込むことで集塵極板13を保持する。また、この集塵極板保持バー19はほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する極板スリット42を設け、この相対する極板スリット42は位置をずらして設けてあり、この片側の極板スリット42は内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリット42は極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置としている。また、集塵極板保持バー19はコの字形状とし、内側にパッキン41を嵌め込んだ構成となっている。集塵接地極板保持バー20についても同様の形状をしており、コの字形状とした集塵接地極板保持バー20の内側にもパッキン41が嵌め込んであり、集塵接地極板14の端部に差し込むことで集塵接地極板14を保持する構成となっている。
上記構成により、集塵極板13の固定部24以外の表面はPPやPETなどの絶縁材料でできたラミネートフィルム29で覆われ極板間隔が狭められるため、高い集塵性能が得られスパークも無くすることができる。また、集塵極板13の集塵極板保持バー19を挿入する集塵極板保持バー固定部30が、ラミネートしている部分から突出しているため、集塵極板保持バー19を集塵極板13に挿入する際、集塵極板13の極板スリット42でラミネートフィルム29を傷付けたり、剥がれることを防ぐことができる。さらに、この固定部24の先端を集塵極板保持バー19挿入後、集塵極板保持バー19の突出部31により、集塵極板13の極間や左右の保持を行なうだけでなく、上下の保持もできるため、集塵極板13の位置決めができる。
集塵極板群16を集塵接地極板群17に挿入した後、反対側から櫛状の極板スリット42を有した集塵極板保持バー19を集塵極板13の端部に差し込み、集塵極板群挿入口52の集塵接地極板14の端部を挿入側から櫛状の極板スリット42を有した集塵接地極板保持バー20を集塵接地極板14の端部に差し込むことで集塵極板13を保持できる。
そして極板を交換修理する際は、ネジやリベットを外さなくても集塵極板保持バーや集塵接地極板保持バー20を外すだけで集塵部3から集塵極板群16だけを分離することができるため、極板交換修理の作業性が良くなる。
また、この集塵極板保持バー19はほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する極板スリット42を設け、この相対する極板スリット42は位置をずらして設けてあり、この片側の極板スリット42は内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリット42は極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置とすることで、1本の集塵極板保持バー19で2箇所保持できるため、コストや部品点数・工数を少なくでき、また集塵極板保持バー19の極板スリット42の幅を、集塵極板13や集塵接地極板14の厚さより大きくできるため、極板のガタツキが無くなり極板への挿入もしやすくなるだけでなく、安く丈夫で長寿命の金型で加工できる。
また、集塵接地極板保持バー20についても同様の形状をしており、コの字形状とした集塵接地極板保持バー20の内側にもパッキン41が嵌め込んであり、集塵接地極板14の端部に差し込むことで集塵接地極板14を保持するため、パッキン41の固定に粘着剤や接着剤による貼り付けやバンド、ネジなど必要なく、パッキン41固定の信頼性を高められることとなる。
また、フレーム4の切欠き部33周囲に設けた爪挿入部34に、補強板18の端部に設けた鍵状の爪部35を挿入し、この鍵状の爪部35をフレーム4の板厚部に嵌め込んで補強板18の片側を固定し、補強板18の他端をネジなどの補強板固定手段40で固定することで、フレーム4の切欠き部33を補強した構成となっている。
上記構成により、フレーム4の切欠き部33周囲に設けた爪挿入部34に、補強板18の端部に設けた鍵状の爪部35を挿入し、この鍵状の爪部35をフレーム4の板厚に嵌め込んで補強板18の片側を固定し、補強板18の他端をネジで固定することで、フレーム4の切欠き部33を補強するため、集塵部3自身を外力に強くできる。これにより、補強板18の固定箇所が少なくできるため、部品点数や工数を少なくできる。また、ネジ先端や頭の飛び出し箇所も少なくできるため、絶縁空間距離を最小限にできコンパクト化が図れ、さらにイオン化部2などと合体させたときネジ先端やネジ頭の飛び出しがないため密着でき、空気のショートカットによる集塵効率の低下を抑えることとなる。
また、放電抵抗ユニット36が絶縁碍子5周辺のフレーム4に取り付けられている。この放電抵抗ユニット36は、放電抵抗器45に抵抗器リード線38を接続し、放電抵抗器45とこの抵抗器リード線接続部47を共に抵抗ケース43に入れて抵抗器リード線38だけを外に出した状態でモールド44されている。この放電抵抗ユニット36は、集塵極板群16の高電圧印加側と集塵接地極板群17の接地側の間に接続され、抵抗器リード線出口48を横向きにした状態で固定されている。この時、高電圧印加側に接続される放電抵抗ユニット36の抵抗器リード線38は絶縁碍子5の碍子フランジ部49上を這わせたのちに給電バー9に接続した構成となっている。
上記構成により、放電抵抗ユニット36は、放電抵抗器45と抵抗器リード線接続部47を共に抵抗ケース43に入れ、抵抗器リード線38だけを外に出した状態でモールド44するため、抵抗器リード線38表面を含めた十分な沿面距離を確保することができる。
この放電抵抗ユニット36は、集塵極板群16の高電圧印加側と集塵接地極板群17の接地側の間に設けているため、蓄積された電荷を放電抵抗器45によって放電させ、触っても感電することはない。また、放電抵抗ユニット36の抵抗器リード線出口48を横向きとすることで、抵抗器リード線出口48側のモールド44面に油や埃・水や洗浄剤などが溜まりにくくなるため、モールド44と抵抗器リード線38の間に隙間ができるなどの不具合が発生した場合でも沿面放電しにくくなる。さらに、放電抵抗ユニット36を絶縁碍子5周辺に設け、抵抗器リード線38を絶縁碍子5の上を這わせたのちに高電圧印加側に接続しているため、沿面距離を稼ぐことができ、沿面放電しにくくすることとなる。
本発明の電気集塵装置は、コロナ放電によって粉塵に電荷を与えて帯電させ、帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する電気集塵装置に適用でき、特に家庭用や業務用では空気清浄機や分煙機器、産業用ではトンネル換気用集塵装置やオイルミスト除去装置などにおいても利用可能である。
本発明の実施の形態1による電気集塵装置の概略と風の流れを示した図 同装置の集塵部の斜視図 同装置の集塵部Aの斜視図 同装置の集塵部の集塵部Aを示す斜視図 同装置の集塵部の集塵部Bを示す斜視図 同装置の集塵部の正面図 同装置の集塵部で、集塵部Aと集塵部Bの接続部を平面から見た部分詳細図 同装置の集塵部の回路図 同装置の集塵部の集塵極板群を示す斜視図 同装置の集塵部の集塵接地極板群を示す斜視図 同装置の集塵部の絶縁碍子を示す斜視図 同装置の集塵部の集塵接地極板を示す斜視図 同装置の集塵接地極板の固定部を示す部分詳細図 同装置の集塵極板の斜視図 同装置の集塵極板の固定部を示す部分詳細図 同装置の集塵極板のリベット固定状態を示す図 同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの分解斜視図 同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの分解斜視図(図16の別方向) 同装置の集塵部Aまたは集塵部Bの平面から見た分解図 同装置の集塵部の集塵接地極板保持バーへのパッキン挿入を示す図 同装置の集塵部の補強板取り付けを示す分解斜視図 同装置の集塵部の補強板取り付け手順を示す分解部分斜視図 同装置の放電抵抗ユニットの取り付け位置を示す上部斜視図 同装置の放電抵抗ユニットの取り付け位置を示す上部斜視図(図23の別方向) 同装置の放電抵抗ユニットの横断面図
符号の説明
1 電気集塵装置
2 イオン化部
3 集塵部
4 フレーム
5 絶縁碍子
7 集塵極板保持枠
8 給電縦バー
10 給電補助バネ
11 給電補助板
13 集塵極板
14 集塵接地極板
16 集塵極板群
17 集塵接地極板群
18 補強板
19 集塵極板保持バー
20 集塵接地極板保持バー
21 フレーム固定バーA
22 フレーム固定バーB
24 固定部
25 窪み部
26 面取り
27 折曲げ角部
28 極板固定穴
29 ラミネートフィルム
32 リベット
33 切欠き部
34 爪挿入部
35 爪部
36 放電抵抗ユニット
38 抵抗器リード線
40 補強板固定手段
41 パッキン
42 極板スリット
43 抵抗ケース
44 モールド
45 放電抵抗器
47 抵抗器リード線接続部
48 抵抗器リード線出口
49 碍子フランジ部
52 集塵極板群挿入口

Claims (32)

  1. コロナ放電を発生させて空気中の浮遊物に帯電させるイオン化部と、集塵極板と集塵接地極板を交互に配し、集塵極板に高電圧を印加することで浮遊物を集塵接地極板に吸着捕集させる集塵部からなる電気集塵装置において、前記集塵部の両側にフレームを設け、このフレームの間に集塵接地極板を等間隔に配置し電気的にも機械的にも接続された集塵接地極板群と、集塵極板の端部片側のみを集塵極板保持枠に等間隔に羅列固定し電気的にも機械的にも接続された集塵極板群を設け、前記集塵極板と前記集塵接地極板とが交互に並ぶように前記集塵極板群を前記集塵接地極板群に挿入し、挿入した後に反対側から集塵極板群のもう片方を固定する構成としたことを特徴とした電気集塵装置。
  2. 集塵極板群は風上側から挿入することを特徴とした請求項1記載の電気集塵装置。
  3. 集塵部両側に設けたフレーム同士をフレーム固定バーAにより連結し、このフレーム固定バーAに集塵接地極板を等間隔に固定したことを特徴とした請求項1または請求項2記載の電気集塵装置。
  4. 集塵接地極板、および集塵極板は、複数の固定部を有することを特徴とした請求項3記載の電気集塵装置。
  5. 集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、極板固定穴であって、その1箇所のみ丸穴とし、他の穴を縦方向に長穴としたことを特徴とした請求項4記載の電気集塵装置。
  6. 集塵接地極板、および集塵極板に設けた固定部は、リベット固定としたことを特徴とした請求項4または5に記載の電気集塵装置。
  7. 集塵接地極板および集塵極板の固定部の先端をL字に折り曲げたことを特徴とした請求項4〜6いずれかに記載の電気集塵装置。
  8. L字に折り曲げた固定部の折曲げ角部をR形状としたことを特徴とした請求項7記載の電気集塵装置。
  9. 固定部先端をCまたはR形状の面取りをしたことを特徴とした請求項7または8記載の電気集塵装置。
  10. 集塵接地極板および集塵極板の端部の一部に窪み部を設け、この窪み部に固定部を設けたことを特徴とした請求項4〜9いずれかに記載の電気集塵装置。
  11. 集塵極板および集塵接地極板の窪み部に水平な端部のないことを特徴とした請求項1〜10いずれかに記載の電気集塵装置。
  12. 集塵極板の固定部を集塵極板の端部より突出させたことを特徴とした請求項4〜11いずれかに記載の電気集塵装置。
  13. 集塵極板群挿入口の上下にフレーム固定バーBを設け、集塵接地極板の上下端部を固定したことを特徴とした請求項1〜12記載の電気集塵装置。
  14. 碍子フランジ部を設けた絶縁碍子を、フレーム面に垂直に固定したことを特徴とした請求項1〜13いずれかに記載の電気集塵装置。
  15. 高電圧印加側である集塵極板群の主材料をステンレス材をとし、それ以外を、アルミ材を主材料としたことを特徴とした請求項1〜14いずれかに記載の電気集塵装置。
  16. 集塵部を風上側から見て縦に複数分割したことを特徴とした請求項1記載〜15いずれかに記載の電気集塵装置。
  17. 集塵部双方が隣り合う側に、給電縦バーと集塵極板保持枠を渡す給電板補助板を双方に向かい合わせた状態で設け、本体からの給電側に近い方の給電板補助板に給電補助バネを備えたことを特徴とした請求項16記載の電気集塵装置。
  18. 給電補助板を集塵部の下方に設けたことを特徴とした請求項16または17記載の電気集塵装置。
  19. 集塵極板群を集塵接地極板群に挿入した後、この反対側から櫛状の極板スリットを有した集塵極板保持バーを集塵極板の端部に差し込み、また挿入側から集塵接地極板の端部に櫛状の極板スリットを有した集塵接地極板保持バーを差し込むことで集塵極板および集塵接地極板を保持することを特徴とした請求項1〜請求項18記載の電気集塵装置。
  20. 集塵極板の固定部以外を電気絶縁性のあるラミネートフィルムで覆ったことを特徴とした請求項1記載〜請求項19いずれかに記載の電気集塵装置。
  21. 集塵極板保持バーを挿入する集塵極板保持バーの固定部を突出させたことを特徴とした請求項20記載の電気集塵装置。
  22. 集塵極板保持バーを挿入する集塵極板の固定部の先端を、挿入後集塵極板保持バーを上下で挟むように突出部を設けたことを特徴とした請求項19〜21記載の電気集塵装置。
  23. 集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの極板端部に挿入する面にパッキンを設けたことを特徴とした請求項19〜22いずれかに記載の電気集塵装置。
  24. 集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーをほぼコの字形状とし、この向き合う両面に相対する位置に極板スリットを設けたことを特徴とした請求項19〜23いずれかに記載の電気集塵装置。
  25. 集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの相対する極板スリットの位置をずらして設け、この片側の極板スリットは内面片側に極板を当てた位置を正位置とし、対面する側の極板スリットは極板の反対側の面が内面片側に当たる位置を正位置としたことを特徴とした請求項24記載の電気集塵装置。
  26. コの字形状の集塵極板保持バーあるいは集塵接地極板保持バーの中にパッキンを嵌め込んだことを特徴とした請求項24または25記載の電気集塵装置。
  27. 集塵接地極板群に集塵極板群を挿入後、フレームの切欠き部を補強板により補強したことを特徴とした請求項1〜26いずれかに記載の電気集塵装置。
  28. フレームの切欠き部周囲に設けた爪挿入部に、補強板の端部に設けた鍵状の爪部を挿入し、この鍵状の爪部をフレームの板厚に嵌め込んで補強板の片側を固定し、補強板の他端をネジなどの補強板固定手段で固定することを特徴とした請求項27記載の電気集塵装置。
  29. 集塵極板群の高電圧印加側と集塵接地極板群の接地側の間に放電抵抗器を設けたことを特徴とした請求項1記載〜28いずれかに記載の電気集塵装置。
  30. 放電抵抗器を絶縁碍子周辺に設け、抵抗器リード線を、絶縁碍子上を這わせたのちに高電圧印加側に接続したことを特徴とした請求項29記載の電気集塵装置。
  31. 放電抵抗器に抵抗器リード線を接続し、放電抵抗器とこの抵抗器リード線接続部を共に抵抗ケースに入れて抵抗器リード線だけを外に出した状態でモールドしたことを特徴とした請求項29または30記載の電気集塵装置。
  32. 放電抵抗ユニットの抵抗器リード線出口を下向きまたは横向きとしたことを特徴とした請求項29〜31記載の電気集塵装置。
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