JPS6028461A - 無機質素材用エマルジヨン塗料および無機質素材の塗装仕上げ方法 - Google Patents
無機質素材用エマルジヨン塗料および無機質素材の塗装仕上げ方法Info
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- JPS6028461A JPS6028461A JP13572783A JP13572783A JPS6028461A JP S6028461 A JPS6028461 A JP S6028461A JP 13572783 A JP13572783 A JP 13572783A JP 13572783 A JP13572783 A JP 13572783A JP S6028461 A JPS6028461 A JP S6028461A
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- emulsion resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は無機質素材用エマルジョン塗料および無機質素
材の塗装仕上げ方法に関する。
材の塗装仕上げ方法に関する。
従来技術
セメント、ケイ酸カルシウムなどの水硬性無機質結合材
を用いた無機質板に塗料を施こして化粧した無機質化粧
板は住宅用外装材などとして使用される。このようなセ
メント、ケイ酸カルシウム等の水硬性無機質結合材を用
いた無機質化粧板は、例えば水硬性無機質結合材を主成
分としたスラリーを所謂シリンダーボックス又はシリン
ダーハツトと称される湿式抄造機にてフェルト上に抄き
、生成したスラリー状の抄造体にフェルト上にてエマル
ジョン塗料を塗装し、適当なサクションで吸引脱水し、
メーキングロールに巻取りながら積層して板厚を調整し
、得られた板状抄造体を養生硬化せしめることにより製
造されていることは周知の通りである。
を用いた無機質板に塗料を施こして化粧した無機質化粧
板は住宅用外装材などとして使用される。このようなセ
メント、ケイ酸カルシウム等の水硬性無機質結合材を用
いた無機質化粧板は、例えば水硬性無機質結合材を主成
分としたスラリーを所謂シリンダーボックス又はシリン
ダーハツトと称される湿式抄造機にてフェルト上に抄き
、生成したスラリー状の抄造体にフェルト上にてエマル
ジョン塗料を塗装し、適当なサクションで吸引脱水し、
メーキングロールに巻取りながら積層して板厚を調整し
、得られた板状抄造体を養生硬化せしめることにより製
造されていることは周知の通りである。
しかしながら、このような無機質化粧板の製造方法にお
いて、メーキングロールに巻きついた面が塗面になるた
め、取りはずす時に、塗膜の一部がメーキングロールに
付着残存したり、粘着することによって塗面のめくれ、
亀裂、剥離などの問題が発生するという欠点があった。
いて、メーキングロールに巻きついた面が塗面になるた
め、取りはずす時に、塗膜の一部がメーキングロールに
付着残存したり、粘着することによって塗面のめくれ、
亀裂、剥離などの問題が発生するという欠点があった。
かかる欠点を解決するために、従来、例えば、(1)顔
料の混合割合が多いエマルジョン塗料を低粘度で塗装す
る、(2)炭化水素系高沸点7容剤、脂肪酸、シリコー
ンオイルなどを配合したエマルジョン塗料を塗装する等
の方法が取られていたが、これらの方法ではエマルジョ
ン樹脂比率が小さい、エマルジョン樹脂粒子の融着を妨
げ造膜不良を起ず離型剤が混入する、サクションの吸引
力が強く塗料中の樹脂と顔料との分離が起きるというよ
うなことが原因となって粉ぼく、防水性に乏しくかつ耐
エフロ性の不良な塗膜しか得られないという問題があり
、更にザクジョンの吸引力が強く塗膜表面の一部がスラ
リーと混じり合うことにより塗膜表面の外観が低下する
という問題があった。従って、かかる方法によって製造
される無機質化粧板は建築用材料として実用化するには
不満足なものであった。
料の混合割合が多いエマルジョン塗料を低粘度で塗装す
る、(2)炭化水素系高沸点7容剤、脂肪酸、シリコー
ンオイルなどを配合したエマルジョン塗料を塗装する等
の方法が取られていたが、これらの方法ではエマルジョ
ン樹脂比率が小さい、エマルジョン樹脂粒子の融着を妨
げ造膜不良を起ず離型剤が混入する、サクションの吸引
力が強く塗料中の樹脂と顔料との分離が起きるというよ
うなことが原因となって粉ぼく、防水性に乏しくかつ耐
エフロ性の不良な塗膜しか得られないという問題があり
、更にザクジョンの吸引力が強く塗膜表面の一部がスラ
リーと混じり合うことにより塗膜表面の外観が低下する
という問題があった。従って、かかる方法によって製造
される無機質化粧板は建築用材料として実用化するには
不満足なものであった。
発明の目的
従って、本発明の目的は、造膜を妨げる灯油、脂肪酸な
どの離型剤を混入することなく、例えば前記無機質化粧
板などの無機質素材に塗装した場合にサクションの吸引
脱水力が弱くてもメーキングロール等へ塗膜が付着しな
い無機質素材用エマルジョン塗料を開発することにある
。
どの離型剤を混入することなく、例えば前記無機質化粧
板などの無機質素材に塗装した場合にサクションの吸引
脱水力が弱くてもメーキングロール等へ塗膜が付着しな
い無機質素材用エマルジョン塗料を開発することにある
。
本発明の目的は、また例えば前記した無機質化粧板製造
するにあたり前記した従来の無機質化粧板の製造におけ
るように塗膜の一部がメーキングロールに付着残存した
り、粘着したりすることによって塗面のめくれ、亀裂、
剥離などの問題か起きたりすることなく、しかも塗膜外
観が良好でわ)ぼくなくさらに防水性、耐エフロレッセ
ンス性に優れた無機質化粧板を与える無機質素材の塗装
仕上方法を開発することにある。
するにあたり前記した従来の無機質化粧板の製造におけ
るように塗膜の一部がメーキングロールに付着残存した
り、粘着したりすることによって塗面のめくれ、亀裂、
剥離などの問題か起きたりすることなく、しかも塗膜外
観が良好でわ)ぼくなくさらに防水性、耐エフロレッセ
ンス性に優れた無機質化粧板を与える無機質素材の塗装
仕上方法を開発することにある。
発明の構成
本発明に従えば、フィルムの伸び率が150%以上であ
るエマルジョン樹脂をビヒクルとし含むことを特徴とす
る無機質素材用エマルジョン塗料が提供される。
るエマルジョン樹脂をビヒクルとし含むことを特徴とす
る無機質素材用エマルジョン塗料が提供される。
本発明に従えば、また湿式抄造した水硬性無機質結合材
を主成分とする含水抄造体にフィルム伸び率が150%
以上のエマルジョン樹脂をビヒクルとして含む塗料を塗
装することを特徴とする無機質素材の塗装仕上げ方法が
提供される。
を主成分とする含水抄造体にフィルム伸び率が150%
以上のエマルジョン樹脂をビヒクルとして含む塗料を塗
装することを特徴とする無機質素材の塗装仕上げ方法が
提供される。
発明の構成及び効果の具体的説明
本発明に従った無機質素材用エマルジョン塗料は、アク
リル系エマルジョン樹脂、SBラテックス樹脂シリコン
エマルジョン樹脂、塩ビラテックス樹脂、塩化ビニリデ
ンラテックス樹脂、酢酸ビニルエマルジョン樹脂、エチ
レン−酢ビ共重合樹脂及びボリスチレンラテックス樹脂
の群から選ばれた少なくとも一種の樹脂をビヒクルとし
て含み、そのフィルムの伸び率が150%以上、好まし
くは300%〜600%でなければならない。エマルジ
ョン樹脂フィルムの伸び率が150%未満でばメーキン
グロールへの塗膜の粘着が起きるので好ましくない。な
お、この明細書でいう「エマルジョン樹脂のフィルムの
伸び率」は以下のようにして測定したものと定義する。
リル系エマルジョン樹脂、SBラテックス樹脂シリコン
エマルジョン樹脂、塩ビラテックス樹脂、塩化ビニリデ
ンラテックス樹脂、酢酸ビニルエマルジョン樹脂、エチ
レン−酢ビ共重合樹脂及びボリスチレンラテックス樹脂
の群から選ばれた少なくとも一種の樹脂をビヒクルとし
て含み、そのフィルムの伸び率が150%以上、好まし
くは300%〜600%でなければならない。エマルジ
ョン樹脂フィルムの伸び率が150%未満でばメーキン
グロールへの塗膜の粘着が起きるので好ましくない。な
お、この明細書でいう「エマルジョン樹脂のフィルムの
伸び率」は以下のようにして測定したものと定義する。
エマルジョン樹脂のフィルムの伸び率(%)の測定法。
JIS−に−6301に準じる。ただし試験片は51幅
短冊状(厚さ400〜500μm=引張り部分の長さ2
0mm)を用い、引張り速度500罷/分、測定雰囲気
20℃×60〜68%RHで測定する。
短冊状(厚さ400〜500μm=引張り部分の長さ2
0mm)を用い、引張り速度500罷/分、測定雰囲気
20℃×60〜68%RHで測定する。
このようなエマルジョン塗料のビヒクルであるエマルジ
ョン樹脂溶液は常法に従って乳化重合させることによっ
て製造され、その代表的な方法として、(i)モノマー
、界面活性剤、触媒、水などを初めから全部反応機に入
れておいて重合する。
ョン樹脂溶液は常法に従って乳化重合させることによっ
て製造され、その代表的な方法として、(i)モノマー
、界面活性剤、触媒、水などを初めから全部反応機に入
れておいて重合する。
重ね合せ法、(ii )界面活性剤、触媒などの水溶液
にモノマーを滴下して重合するモノマー滴下法、(ii
i )界面活性剤水溶液に、モノマーを分散して得られ
たエマルジョンを触媒水溶液に滴下して重合するエマル
ジョン滴下法、並びに(iv)七ツマー1界面活性剤、
触媒、水などを連続的に反応機に添加し、生成したエマ
ルジョンを連続的に抜きとる連続法をあげることができ
る。
にモノマーを滴下して重合するモノマー滴下法、(ii
i )界面活性剤水溶液に、モノマーを分散して得られ
たエマルジョンを触媒水溶液に滴下して重合するエマル
ジョン滴下法、並びに(iv)七ツマー1界面活性剤、
触媒、水などを連続的に反応機に添加し、生成したエマ
ルジョンを連続的に抜きとる連続法をあげることができ
る。
例えば、上記(iii )の方法によってアクリル酸エ
チル重合体エマルジョンを製造する方法を具体的に説明
すると、804mjl!の水に9.6gのTriton
X−200’(日本アクリル製)、1.6gの過硫酸ア
ンモニウム及び 800gをアクリル酸エチルを加えて
攪拌して乳化せしめる。次にこのエマルジョンのうち2
00gをとり、200mβの水とともに三つロフラスコ
に入れ、90℃で重合し、残すのモノマーエマルジョン
を1.5 hrにわたり滴下し重合を完結させることに
よって目的のエマルジョン樹脂を製造することができる
。
チル重合体エマルジョンを製造する方法を具体的に説明
すると、804mjl!の水に9.6gのTriton
X−200’(日本アクリル製)、1.6gの過硫酸ア
ンモニウム及び 800gをアクリル酸エチルを加えて
攪拌して乳化せしめる。次にこのエマルジョンのうち2
00gをとり、200mβの水とともに三つロフラスコ
に入れ、90℃で重合し、残すのモノマーエマルジョン
を1.5 hrにわたり滴下し重合を完結させることに
よって目的のエマルジョン樹脂を製造することができる
。
なお、エマルジョン樹脂フィルムの伸び率は使用モノマ
ーによりエマルジョン樹脂のガラス転移温度(Tg)が
一般に下式 %式%) T :エマルジョン樹脂のTg Ti:使用モノマーのTg Wi:七ツマー重量% によって定まり、このTgによってフィルムの伸びを設
計することができる。
ーによりエマルジョン樹脂のガラス転移温度(Tg)が
一般に下式 %式%) T :エマルジョン樹脂のTg Ti:使用モノマーのTg Wi:七ツマー重量% によって定まり、このTgによってフィルムの伸びを設
計することができる。
本発明に従ったエマルジョン塗料中の樹脂の配合割合は
3〜95重量部、好ましくは10〜60重量部である。
3〜95重量部、好ましくは10〜60重量部である。
このように本発明に従えば、塗膜の内部応力が大きくな
るためメーキングロールと粘着しにくくなり、サクショ
ンボックスの脱水力を弱くしても塗面のめくれ、亀裂、
剥離などがなくでき、塗膜表面の外観がよく粉ぼくない
無機質化粧板が得られる。
るためメーキングロールと粘着しにくくなり、サクショ
ンボックスの脱水力を弱くしても塗面のめくれ、亀裂、
剥離などがなくでき、塗膜表面の外観がよく粉ぼくない
無機質化粧板が得られる。
本発明の無機質素材用エマルジョン塗料を用いて無機質
化粧板を製造する方法について説明すると、先ず原料の
水硬性無機質結合相としては、セメント、ケイ酸カルシ
ウム、高炉スラグ、カルシウムアルミネートモノラルフ
ェートハイドレート、石こうの配合物等を用いることが
できる。このような水硬性無機質結合材は、必要な場合
には、補強繊維等を更に用いてスラリー状として、これ
をウェットマシーンにてフェルト上に抄いてスラリー状
の抄造膜をつくる。
化粧板を製造する方法について説明すると、先ず原料の
水硬性無機質結合相としては、セメント、ケイ酸カルシ
ウム、高炉スラグ、カルシウムアルミネートモノラルフ
ェートハイドレート、石こうの配合物等を用いることが
できる。このような水硬性無機質結合材は、必要な場合
には、補強繊維等を更に用いてスラリー状として、これ
をウェットマシーンにてフェルト上に抄いてスラリー状
の抄造膜をつくる。
このようにしてフェルト上に抄造したスラリー状抄本体
に本発明に係る無機質素材用エマルジョン塗料を塗布す
る。本発明のエマルジョン塗料はJIS−に−5663
に規定されるような建築物の内装外装用塗料のエマルジ
ョン塗料の構成原料として前記したような樹脂を用い、
これに必要に応して、セルローズ系の保護コロイド及び
着色顔料と体質顔料、更にはその他の慣用の添加剤、界
面活性材などを適宜配合したものから成る塗料をいう。
に本発明に係る無機質素材用エマルジョン塗料を塗布す
る。本発明のエマルジョン塗料はJIS−に−5663
に規定されるような建築物の内装外装用塗料のエマルジ
ョン塗料の構成原料として前記したような樹脂を用い、
これに必要に応して、セルローズ系の保護コロイド及び
着色顔料と体質顔料、更にはその他の慣用の添加剤、界
面活性材などを適宜配合したものから成る塗料をいう。
本発明に係る無機質素材用エマルジョン塗料のスラリー
状抄造体上への塗布量には特に限界はないが、一般には
10〜200 g/rdの範囲が適当である。
状抄造体上への塗布量には特に限界はないが、一般には
10〜200 g/rdの範囲が適当である。
本発明に従った無機質素材用エマルジョン塗料を塗布さ
れたスラリー状抄造体は、以下従来方法と全く同様にし
て脱水、板厚調整、養生及び硬化工程を経て製品化され
る。即ち、塗料を上記の如く塗布されたフェルト上のス
ラリー状抄造体を當法に従ってフェルトの下よりサクシ
ョンにて脱水した後、メーキングロールに巻きつけて板
厚を調整する。一定の厚みになるまでメーキングロール
に巻きつけたものを取りばずし板状抄造体をつくり、必
要なときは、プレスなどをして形を整え、ついで養生、
硬化させ、更に必要なら乾燥させて、無機硬化基板を製
造する。かくして、本発明に従えば、塗膜表面の外観が
良好で粉ぼくなく、塗膜の密着度が抜群に優れ、更に防
水性、耐エフロレッセンス性に優れた無機質化粧板をそ
の強度を低下させることなく簡単にかつ安価に製造する
ことができる。
れたスラリー状抄造体は、以下従来方法と全く同様にし
て脱水、板厚調整、養生及び硬化工程を経て製品化され
る。即ち、塗料を上記の如く塗布されたフェルト上のス
ラリー状抄造体を當法に従ってフェルトの下よりサクシ
ョンにて脱水した後、メーキングロールに巻きつけて板
厚を調整する。一定の厚みになるまでメーキングロール
に巻きつけたものを取りばずし板状抄造体をつくり、必
要なときは、プレスなどをして形を整え、ついで養生、
硬化させ、更に必要なら乾燥させて、無機硬化基板を製
造する。かくして、本発明に従えば、塗膜表面の外観が
良好で粉ぼくなく、塗膜の密着度が抜群に優れ、更に防
水性、耐エフロレッセンス性に優れた無機質化粧板をそ
の強度を低下させることなく簡単にかつ安価に製造する
ことができる。
実施例
以下に本発明の実施例を比較例と共に掲げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの
実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
に具体的に説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの
実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
実施例1〜4及び比較例1〜3
JIS−A−5418に規定される下記組成の一般的な
波板配合のスラリーを用いて無機質化粧板を製造した。
波板配合のスラリーを用いて無機質化粧板を製造した。
スラリー組成成分 重量部
面 綿 20
石灰質原料及びケイ酸質原料 30
水 適量
上記組成のスラリーをフェルトに抄き、生成したスラリ
ー状抄造体(寸法735cm巾X Q、3 m厚のエン
ドレス状)に下記第1表に各種エマルジョン塗料をin
(当り100gの被覆量で被覆した。
ー状抄造体(寸法735cm巾X Q、3 m厚のエン
ドレス状)に下記第1表に各種エマルジョン塗料をin
(当り100gの被覆量で被覆した。
前記エマルジョン塗料をフローコーターにて塗布後、サ
クションにて脱水し、(条件:温度25℃、吸引圧0〜
30cmtIg)、メーキングロール(スチール’JJ
40 cmφX50cin)にて板厚6酌板状抄造体
を製造し、3枚毎にfA!1.扱を入れて板状抄造体を
積み重ねた後、ポリエチレンシートで密閉梱包し室温に
て3週間放置して養生硬化せしめた。
クションにて脱水し、(条件:温度25℃、吸引圧0〜
30cmtIg)、メーキングロール(スチール’JJ
40 cmφX50cin)にて板厚6酌板状抄造体
を製造し、3枚毎にfA!1.扱を入れて板状抄造体を
積み重ねた後、ポリエチレンシートで密閉梱包し室温に
て3週間放置して養生硬化せしめた。
かくして製造した無機質化粧板について以下に示す方法
により、防水性、密着性、耐摩耗性、外観、耐エフロレ
フセンス性及びメーキングロールからの離型性を測定し
た。
により、防水性、密着性、耐摩耗性、外観、耐エフロレ
フセンス性及びメーキングロールからの離型性を測定し
た。
防水性: JIS−A−6910−6−4準拠密着性:
JIS−A−6910−6−3−2(1)準拠耐摩耗
性: JIS−A−6909−5−4準拠外観:肉眼判
定 耐エフロレッセンス性:1010X10に切断した試験
片を5℃の冷蔵庫に放置し、1日1回1〜2cc蒸留水
を表面(塗面)に滴下させ、これを3回繰り返した後、
蒸留水が蒸発した跡を観察しエフロレッセンスの発生の
有無ヲ評価 メーキングロールからの離型性:メーキングロールに塗
膜が付着しないようにするために必要なサクションボッ
クスの吸引圧(cmllg)。
JIS−A−6910−6−3−2(1)準拠耐摩耗
性: JIS−A−6909−5−4準拠外観:肉眼判
定 耐エフロレッセンス性:1010X10に切断した試験
片を5℃の冷蔵庫に放置し、1日1回1〜2cc蒸留水
を表面(塗面)に滴下させ、これを3回繰り返した後、
蒸留水が蒸発した跡を観察しエフロレッセンスの発生の
有無ヲ評価 メーキングロールからの離型性:メーキングロールに塗
膜が付着しないようにするために必要なサクションボッ
クスの吸引圧(cmllg)。
結果は第1表及び第2表に示す通りであった。
第1表及び第2表の結果より明らかなように各実施例に
よって得られた無機質化粧板はいずれも防水性、密着性
、耐エフロレッセンス性にも優れ耐摩耗性、塗膜外観も
優れており、粉ぼくなく、メーキングロールへの付着の
問題も無かった。
よって得られた無機質化粧板はいずれも防水性、密着性
、耐エフロレッセンス性にも優れ耐摩耗性、塗膜外観も
優れており、粉ぼくなく、メーキングロールへの付着の
問題も無かった。
第 1 表 (重量部)
塗料組成及び特性 実 施 例
1 2 3 4
水 11 11 11 11
分散剤、造膜助剤、消泡剤 5 5 5 5着色顔料、
体質顔料 50 50 50 50エマルジヨン樹脂(
配合量> 20 20 30 40(種類) アクリ
アクリ スチμ アクリル*l ル*2 ン/プ ル*
4 タジエ ン*3 〃 フィルム伸び率(%)500 350 550 6
00離型剤 −−−1 防水性 0.2 0.1 0.1 0.3密着性 15
1.7 17 15 耐摩耗性 良好 良好 良好 良好 外 観 良好 良好 良好 良好 耐エフロレッセンス性 無 無 無 無メーキングロー
ル からの離型性 0〜55 5〜10 5〜1゜*1 ア
ルマテックスE280 (三井東圧化学01)*2 ト
ークリル w−263(東洋インキ(株)*3 ラフス
ター7310K(大日本インキ(株)*4 NP−2Q
I’?/Lzジヨン(−!I−イテン化学0111)以
下余白 第 2 表 (重量部) 塗料組成及び特性 比 較 例 1 2 3 水 11 11 11 分散剤、造膜助剤、消泡剤 5 5 5着色顔料、体質
顔料 50 50 50エマルジヨン樹脂(配合量)1
5 20 20(種類)アクリ アタリ スチレン/ ル*1 ル*1 ブタジェン*2 〃 フィルム伸び率% 100 100 130離型剤
*3 6 − 防水性 1.5 1.0 2.5 密着性 13 12 7 耐摩耗性 やや不良 不良 不良 外 観 黒点目立つ 良好 良好 耐エフロレッセンス性 無 無 有 メーキングロール からの離型性 255〜10− *1 トークリル Bα−6119(東洋インキ0菊)
*2 ラフスター3307B (大日本インキa菊)*
3 ソルビタンモノオレート/灯d= 10/90*4
比較例1:実施例1〜3と同様含水状態のスラリー抄
造体に塗料を塗布し て試験 比較例2: 比較例3:脱水された板状抄造体(板厚61Il)に塗
料塗布して試験 特許出願人 日本ペイント株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西舘和之 弁理士 石 1) 敬 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西山雅也
体質顔料 50 50 50 50エマルジヨン樹脂(
配合量> 20 20 30 40(種類) アクリ
アクリ スチμ アクリル*l ル*2 ン/プ ル*
4 タジエ ン*3 〃 フィルム伸び率(%)500 350 550 6
00離型剤 −−−1 防水性 0.2 0.1 0.1 0.3密着性 15
1.7 17 15 耐摩耗性 良好 良好 良好 良好 外 観 良好 良好 良好 良好 耐エフロレッセンス性 無 無 無 無メーキングロー
ル からの離型性 0〜55 5〜10 5〜1゜*1 ア
ルマテックスE280 (三井東圧化学01)*2 ト
ークリル w−263(東洋インキ(株)*3 ラフス
ター7310K(大日本インキ(株)*4 NP−2Q
I’?/Lzジヨン(−!I−イテン化学0111)以
下余白 第 2 表 (重量部) 塗料組成及び特性 比 較 例 1 2 3 水 11 11 11 分散剤、造膜助剤、消泡剤 5 5 5着色顔料、体質
顔料 50 50 50エマルジヨン樹脂(配合量)1
5 20 20(種類)アクリ アタリ スチレン/ ル*1 ル*1 ブタジェン*2 〃 フィルム伸び率% 100 100 130離型剤
*3 6 − 防水性 1.5 1.0 2.5 密着性 13 12 7 耐摩耗性 やや不良 不良 不良 外 観 黒点目立つ 良好 良好 耐エフロレッセンス性 無 無 有 メーキングロール からの離型性 255〜10− *1 トークリル Bα−6119(東洋インキ0菊)
*2 ラフスター3307B (大日本インキa菊)*
3 ソルビタンモノオレート/灯d= 10/90*4
比較例1:実施例1〜3と同様含水状態のスラリー抄
造体に塗料を塗布し て試験 比較例2: 比較例3:脱水された板状抄造体(板厚61Il)に塗
料塗布して試験 特許出願人 日本ペイント株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西舘和之 弁理士 石 1) 敬 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西山雅也
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、フィルムの伸び率が150%以上であるエマルジョ
ン樹脂をビヒクルとして含むことを特徴とする無機質素
材用エマルジョン塗料。 2、ビヒクルがアクリル系エマルジョン樹脂、SBラテ
ックス樹脂、シリコンエマルジョン樹脂、塩ビラテック
ス樹脂、塩化ビニリデンラテックス樹脂、酢酸ビニルエ
マルジョン樹脂、エチレン−酢ビ共重合樹脂及びポリス
チレンラテックス樹脂の群から選ばれた少なくとも一種
の樹脂を含む特許請求の範囲第1項記載の塗料。 3、湿式抄造した、水硬性無機質結合材を主成分とする
含水抄造体に、フィルムの伸び率が150%以上のエマ
ルジョン樹脂を含む塗料を塗装することを特徴とする無
機質素材の塗装仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13572783A JPS6028461A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 無機質素材用エマルジヨン塗料および無機質素材の塗装仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13572783A JPS6028461A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 無機質素材用エマルジヨン塗料および無機質素材の塗装仕上げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028461A true JPS6028461A (ja) | 1985-02-13 |
Family
ID=15158466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13572783A Pending JPS6028461A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 無機質素材用エマルジヨン塗料および無機質素材の塗装仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028461A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254771A (ja) * | 1985-05-25 | 1987-03-10 | Nippon Paint Co Ltd | 水分散型塗料 |
-
1983
- 1983-07-27 JP JP13572783A patent/JPS6028461A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6254771A (ja) * | 1985-05-25 | 1987-03-10 | Nippon Paint Co Ltd | 水分散型塗料 |
JPH0229702B2 (ja) * | 1985-05-25 | 1990-07-02 | Nippon Paint Co Ltd |
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