JPS6028032Y2 - 偏向ヨ−ク - Google Patents

偏向ヨ−ク

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Publication number
JPS6028032Y2
JPS6028032Y2 JP4741277U JP4741277U JPS6028032Y2 JP S6028032 Y2 JPS6028032 Y2 JP S6028032Y2 JP 4741277 U JP4741277 U JP 4741277U JP 4741277 U JP4741277 U JP 4741277U JP S6028032 Y2 JPS6028032 Y2 JP S6028032Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection
magnetic field
axis
coil
deflection yoke
Prior art date
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Expired
Application number
JP4741277U
Other languages
English (en)
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JPS52142320U (ja
Inventor
徳三 門田
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP4741277U priority Critical patent/JPS6028032Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビ受像機等における電子ビーム偏向を行な
う偏向ヨークの改良に関するものである。
従来のカラーテレビ受像機に使われている偏向ヨークの
磁界分布は第1図に示すようなものであった。
ここでは横軸は偏向ヨークの管軸上の距離を、Boは管
軸上の偏向磁界の強さを、鳥は偏向磁界の偏向方向に対
する曲率の大きさをとっている。
B2が十の時はビンクッション型磁界分布と、B2が−
の時はバレル型磁界分布と呼ばれている。
B2が0であれば偏向磁界の強さは偏向方向に関して一
定すなわち、歪が無い。
このような条件がコンバーゼンス歪を除くためには必要
なのであるが有限長のコイルでは端部の吹出し効果のた
め実現できない。
そこで必然的に第1のような鳥の分布状態が得られる。
すなわち、コルの前後両側では吹出し効果のための磁界
分布はバレル型磁界分布(132<0)となり、コイル
部分では上記部分のB2〈0を補償する分だけビンクッ
ション型磁界分布(B2> o )にし、見かけ上のB
2=0を実現し、コンバーゼンス歪を最小にしているの
である。
しかしながらビンクッション歪については改善されず、
より悪化している。
この説明を以下に述べる。
三本のビームは電子銃を出る時は電子銃間の距離だけ離
れているがスクリーンでは一点に集中するため、その途
中の偏向空間では偏向空間の電子銃寄りではビーム間距
離は大きく、スクリーン寄りではビーム間距離は小さい
偏向磁界に歪がある時を考えると第3図に示すように三
本のビームのそれぞれの受ける歪の量および向きはビー
ム間距離が大きい程等しくなくなり、ビーム間距離が小
さい程等しくなる。
第3図において1,1′は青ビーム、2,2′は赤ビー
ム、3,3′は緑ビームを示し4,5.6は偏向磁界を
示し磁界がビンクッション型歪を持つ場合にはその強さ
は4<5<6である。
ビーム間距離が大きい場合を1.2.3で示すとビーム
1は偏向磁界5の、ビーム2は偏向磁界6の、ビーム3
は偏向磁界4の近傍にあるのでビームの受ける力の向き
は図の方向に、その強さはf2>fl>f3である。
一方ビーム間距離が小さい場合を1’、2’、3’で示
すとそれぞれ偏向磁界5の近傍なのでビームの受ける力
の強さはf1#f2#f3であり、その向きもほぼ等し
い。
すなわち、偏向空間の電子銃寄りは磁界の歪がコンバー
ゼンス歪に影響を与えやすい領域であり、一方偏向空間
のスクリーン寄りの領域は磁界の歪がコンバーゼンスに
あまり影響を与えず画面のビンクッション歪に影響を与
えやすい領域であるといえる。
ビンクッション歪のある図面を第4図に示す。
矩型の入力信号を与えても7,8のように糸まき状に歪
む。
これを入力信号と相似な9,10にするためには水平偏
向磁界に垂直方向の補正力が、垂直偏向磁界に水平方向
の補正力が1動き、偏向距離の二乗に比例すれはよい。
このような力を得るためには偏向磁界をビンクッション
型磁界にすればよいことが第5図によって理解できる。
第5図においてビーム11の位置における磁界の向きは
12である。
これを二つの成分に分解すると偏向方向に帰与する成分
13とそれと垂直な成分14が得られる。
13によるビームの受ける力を15.14によるビーム
の受ける力を16とすると、15がビームを水平方向に
偏向する力であり、16が画面のビンクッション歪を補
正する力である。
ところで従来の偏向ヨークは第1図に示すようにスクリ
ーン寄りの偏向空間はバレル型磁界分布をしており画面
のビンクッション歪を持たらすものであった。
本考案は上記の欠点に鑑み、電子ビームの偏向方向にX
軸それに垂直にy軸、および電子ビームの進行方向に2
軸をとったときに、偏向コイルの2軸にはS゛平行偏向
に寄与する部分の導線のスクリーン側の長さを軸に対称
に、かつX軸からの距離が長くなるにつれて短<シ、ス
クリーン側の偏向磁界をビンクッション型磁界分布にす
ることにより、よりビンクッション歪を改善することの
できる偏向ヨークを提供せんとするものである。
すなわち、第2図に示すようにa〉0の領域をよりスク
リーン側に移転せしめ、ビンクッション歪を改良したも
のである。
第6図は従来のサドル型偏向コイル17である。
これかられかるようにコイルの各導線の2軸方向の長さ
は等しい。
第7図は本考案の一実施例である。
すなわち、サドルコイル18の両端の導線の長さを中央
部の導線の長さより長くしたことを特徴としたものであ
る。
以下第8図から第12図を使ってこのような構造にする
とどうしてビンクッション歪が改良されるかを詳細に述
べる。
第8図は偏向ヨークを管軸に対し垂直に切断した断面図
で一対の水平コイルのみを示している。
一部分しか示していないが多数の導線からなり、その全
体は実線で示すように角度とともに変化する分布を持っ
ている。
その各導線の作る磁界の総和が偏向ヨークの磁界である
がいま簡単のためにその代表的な三本の導線のみを取り
上げてその導線の作る磁界の強さおよび形を考察してみ
よう。
黒丸で示したのがそれである。
θijとは第j (j=L 2,3.4)象限の角
度θi (i=0〜90)の位置にある導線を指して
いる。
第9図は角度θiの導線の長さが従来の偏向ヨークでは
等しいことを示している。
2軸上の点zkにおける磁界の強さは求めることができ
代表的な二点z1.z2ての磁界の強さは第10図aお
よびbに示すとおりである。
Bθi (zk)は角度θiの導線θ11.θ、2.θ
13.θ1.によって作られる磁界である。
これらの和をBΣθ (zk)で示している。
これから分るように偏向軸Xに近い導線の作る磁界はビ
ンクッション型磁界であり、偏向軸から離れるにつれて
バレル型磁界に移行する。
そこで第11図のように管軸に平行な導線の長さを偏向
軸からの角度とともに変化させ、θiにおける導線の長
さをliとし、 zl>t’2>z3>・・・・・・ たらしめると2軸上の点Z1.Z2の磁界の強さ第12
図のように変化させることができる。
それを′をつけて第10図と区別しよう。
従来の偏向ヨークの長さをlとし、11 =lとすると B′θ1(Zk)=Bθ1(zk) B’e2(zk) <BCl2(zk) −
−−−−−−−−(1)B′θ3 (zk) =13
θ3 (zk)である。
しかしzlではスクリーン寄りの導線の影響は少いので B′Σθ(zl)#BΣθ(Zl) と考えることができるが、スクリーン寄りの点z2では
、B′Σθ(Z2)<BΣθ (z2)て1より必ずよ
りビンクッション型磁界となる。
すなわち、第2図に示すような磁界分布が実現できるの
である。
第2図に示すような磁界分布が実現できれば画面のビン
クッション歪がより改善されるのは前に説明した通りで
ある。
また、垂直コイルについても同様であることは説明する
までもないであろう。
以上述べた通り偏向ヨークを偏向コイルを形成する導線
の偏向に寄与する磁界を発生する偏向ヨークの管軸に平
行な部分の長さを偏向軸からの角度とともに減少させし
めた構造にすることにより、コンバーゼンスをそこなう
ことなくビンクッション歪を改善することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な偏向ヨークの磁界分布図、第2図は本
考案の偏向ヨークにおける磁界分布図、第3図は従来の
偏向ヨークにおける偏向磁界の作用を示す説明図、第4
図はビンクッション歪の存在する画面の説明図、第5図
は正しい偏向磁界の作用を示す説明図、第6図は従来の
サドル型偏向コイルの正面図、第7図は本考案の偏向ヨ
ークを構成する偏向コイルの正面図、第8図は同断面図
、第9図は従来の同コルの導線長さを示す説明図、第1
0図a、 bは同コイルの磁界強さを示す説明図、第1
1図は本考案による偏向コイルの導線長さを示す説明図
、第12図a、 bは同コイルの磁界強さを示す説明図
である。 18・・・・・・サド型偏向コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電子ビームを水平方向に偏向する磁界を発生する1対の
    水平偏向コイルと前記電子ビームを垂直。 方向に偏向する磁界を発生する1対の垂直偏向コイルか
    らなる偏向ヨークにおいて、前記電子ビームの水平走査
    方向にy軸を、それと垂直な方向にy軸を、ビームの進
    行方向(スクリーン側)に2軸をとった場合、それぞれ
    の偏向コイルを形成する導線の偏向に寄与する磁界を発
    生する2軸に平行な部分のスクリーン側の長さを偏向軸
    (水平偏向コイルの場合はy軸、垂直偏向コイルの場合
    はy軸)からの距離が長くなるにしたがって短くしたこ
    とを特徴とする偏向ヨーク。
JP4741277U 1977-04-14 1977-04-14 偏向ヨ−ク Expired JPS6028032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4741277U JPS6028032Y2 (ja) 1977-04-14 1977-04-14 偏向ヨ−ク

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JP4741277U JPS6028032Y2 (ja) 1977-04-14 1977-04-14 偏向ヨ−ク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52142320U JPS52142320U (ja) 1977-10-28
JPS6028032Y2 true JPS6028032Y2 (ja) 1985-08-24

Family

ID=28506615

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JP4741277U Expired JPS6028032Y2 (ja) 1977-04-14 1977-04-14 偏向ヨ−ク

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