JPS6028029Y2 - ブラウン管のア−ス金具取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビ受像機のブラウン管の外部をメタルコー
ティングした部分と、テンションバンドを共にアースす
る場合のアース金具に係り、特に該ブラウン管をキャビ
ネットに固定する取付は用ワイアの取付は金具とは別個
に設けたアース金具に関する。

従来の斯種アース金具はブラウン管の取付は金具の取付
作業時に同時に該取付金具の固定用ネジで固定する方法
が多くとられており、これでは組立工場において、ブラ
ウン管自体の重量のため作業が行い難い欠点があった。

そこで本考案はブラウン管のキャビネット・＼の固定作
業とは別個に極めて作業性の良いアース金具取付装置を
提供するものである。

以下図面に従って本考案を説明すると、第１図は本考案
装置に用いる金具をブラウン管に取付けた状態を示す斜
視図、第２図は同金具の斜視図、第３図は同金具の側面
図を示し、各図において土はコーティング部２、端子ピ
ン３、テンションバンド４及びアノードボタン５を有す
るブラウン管、６はネジ孔７を有する取付用金具、８は
取付用ワイア、９は切起しによって設けた舌片１０、端
子片１１及び突片１２を有するアース金具で、該金具９
には上記舌片に対向した位置に突子１３が設けられてい
る。

次に本考案装置の取材力を説明すると、まず取付用ワイ
ア８をアース金具９に舌片１０と突子１３にて挾持させ
、該ワイア８にブラウン管１の各月に対して取付用金具
６の折曲部１４を掛渡した後該取付用金具６のネジ孔７
を通してネジでキャビネット（図示せず）に締付固定す
れば上記アース金具９の突起１５はコーティング部２に
当接し、かつ突片１２はテンションバンド４に当接して
共に電気的に接続される。

そこで該アース金具主に設けたリード線孔１６もしくは
１６にシャーシ（図示せず）のアース部に接続されたリ
ード線を挿入し、半田付すれば上記コーティング部２及
びテンションバンド４はア−スミ位に保たれ、不要な放
電の発生を防止することができる。

なお突片１２は該金具の折曲によって突端を用いても上
述の例と同様の効果が得られる。

以上の通り本考案によれば、ブラウン管のキャビネット
に対する取付時、取付用金具のキャビネットへの固定作
業に対し、アース金具の取付が何ら支障をきたすことな
く行え、作業能率の向上が図れる。

又端子片を複数個設ければ、コーティング部と該アース
金具の接触度を増大させるのに役立つ効果が得られる。

更に端子片に設けた突起の位置を第２図の如く、例えば
上下方向に距離ｄだけずらせば、ブラウン管の背面の曲
面形状がある程度具でも当接しない事故は未然に防止で
きると共にコーティング部の面積の大小のバラツキが少
々あっても、上記距離ｄをバラツキの範囲にずらしてお
けば、アース金具を確実にコーティング部に当接させる
ことができ、所期の目的が達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置のアース金具を取付けた状態を示す
斜視図、第２図は同金具の斜視図、第３図は同金具の側
面図である。 主な図番の説明、２・・・・・・コーティング部、４・
・・・・・テンションバンド、６・・・取付用金具、９
・・・・・・アース金具、１０・・・・・・舌片、１１
・・・・・・端子片、１２・・・・・・突片、１３・・
・・・・突子、１５・・・・・・突起。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）背面にコーティング部を有し、かつテンションバ
   ンドを有するブラウン管のパラボラ部を取付用ワイアに
   て囲繞腰該ワイアをブラウン管取付金具にてキャビネッ
   トに固定するテレビ受像機において、上記ワイアを挾持
   する舌片と、上記コーティング部に当接する突起を有す
   る端子片と、該端子片と逆側に設けられ、かつ上記テン
   ションバンドに当接する突片とより構成されるブラウン
   管のアース金具取付装置。
2. （２）実用新案登録請求の範囲第１項において上記端子
   片を複数個設け、上記コーティング部との当接する際の
   接触度を増したもの。
3. （３）実用新案登録請求の範囲第１項において、上記舌
   片を複数個設けると共に上記端子片を複数個設け、該複
   数の端子片に設けられた突起の位置を相対的に異ならし
   めたもの。