JPS6027804Y2 - 内燃機関に使用されるシリンダ・ヘツド・カバ− - Google Patents
内燃機関に使用されるシリンダ・ヘツド・カバ−Info
- Publication number
- JPS6027804Y2 JPS6027804Y2 JP1232080U JP1232080U JPS6027804Y2 JP S6027804 Y2 JPS6027804 Y2 JP S6027804Y2 JP 1232080 U JP1232080 U JP 1232080U JP 1232080 U JP1232080 U JP 1232080U JP S6027804 Y2 JPS6027804 Y2 JP S6027804Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- head cover
- ring
- internal combustion
- bead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、内燃機関に使用されるシリンダ・ヘッド・
カバーの改良に関する。
カバーの改良に関する。
従来、この種の内燃機関は、シリンダ・ヘッドの上面に
シリンダ・ヘッド・カバーを取り付けて、シリンダ・ヘ
ッド側と外部とを遮断し、そのシリンダ・ヘッド側から
の油洩れ、および外部からの塵の侵入などを防止してい
る。
シリンダ・ヘッド・カバーを取り付けて、シリンダ・ヘ
ッド側と外部とを遮断し、そのシリンダ・ヘッド側から
の油洩れ、および外部からの塵の侵入などを防止してい
る。
また、近年そのようなシリンダ・ヘッド・カバーは振動
騒音の防止対策として、防振ラバーを介して、シリンダ
・ヘッドの上面に取り付けられるものが多く見られる。
騒音の防止対策として、防振ラバーを介して、シリンダ
・ヘッドの上面に取り付けられるものが多く見られる。
しかし、この種の防振ラバーはシリンダ・ヘッドの上面
とシリンダ・ヘッド・カバーの下端との間に挟まれ、ボ
ルトによって締め付けられるため、その防振ラバーの劣
化に伴なってへたりを生じ、ボルトによる締め付けが緩
くなってシリンダ・ヘッド・カバー全体ががたつき、さ
らにシール性の維持が困難になる恐れがあった。
とシリンダ・ヘッド・カバーの下端との間に挟まれ、ボ
ルトによって締め付けられるため、その防振ラバーの劣
化に伴なってへたりを生じ、ボルトによる締め付けが緩
くなってシリンダ・ヘッド・カバー全体ががたつき、さ
らにシール性の維持が困難になる恐れがあった。
この考案の目的は、シリンダ・ヘッドの上面に確実かつ
容易に取り付けそのシール性を長期間維持することがで
き、しかもその生産コストが低廉な内燃機関に使用され
るシリンダ・ヘッド・カバーの提供にある。
容易に取り付けそのシール性を長期間維持することがで
き、しかもその生産コストが低廉な内燃機関に使用され
るシリンダ・ヘッド・カバーの提供にある。
それらを課題として、この考案の内燃機関に使用される
シリンダ・ヘッド・カバーは、シリンダ・ヘッドの上面
に配置されるリング状フランジと、そのリング状フラン
ジの上面に一体的に固定され、かつ、上方に向けてリン
グ状に開口されたビード差込み溝を有するリング状防振
ラバー・ブロックとその差込み溝に差し込まれるビード
を下端に有し、かつ、そのビードよりも上方において、
内側に突出され、下端をその防振ラバー・ブロックの内
側面に接して、その防振ラバー・ブロックの上方内側部
分を被う縦断商略り字状油切りスカートを有するヘッド
・カバーとを含んで構成している。
シリンダ・ヘッド・カバーは、シリンダ・ヘッドの上面
に配置されるリング状フランジと、そのリング状フラン
ジの上面に一体的に固定され、かつ、上方に向けてリン
グ状に開口されたビード差込み溝を有するリング状防振
ラバー・ブロックとその差込み溝に差し込まれるビード
を下端に有し、かつ、そのビードよりも上方において、
内側に突出され、下端をその防振ラバー・ブロックの内
側面に接して、その防振ラバー・ブロックの上方内側部
分を被う縦断商略り字状油切りスカートを有するヘッド
・カバーとを含んで構成している。
以下この考案に係る内燃機関に使用されるシリンダ・ヘ
ッド・カバーの望ましい具体例について、図面を参照し
て説明する。
ッド・カバーの望ましい具体例について、図面を参照し
て説明する。
第１および２図は、この考案の内燃機関に使用されるシ
リンダ・ヘッド・カバーの具体例１０を示している。
リンダ・ヘッド・カバーの具体例１０を示している。
このシリンダ・ヘッド・カバー１０は、エンジン３０の
シリンダ・ヘッド３１上面を被うように取り付けられて
いる。
シリンダ・ヘッド３１上面を被うように取り付けられて
いる。
そのシリンダ・ヘッド・カバー１０は、シリンダ゛・ヘ
ッド３１の上面に配置されるリング状フランジ１１と、
そのリング状フランジ１１の上面に一体的に固定され、
かつ、上方に向けてリング状に開口されたビード差込み
溝１３を有するリング状防振ラバー・ブロック１２と、
下端にビード１５を有し、かつ、その防振ラバー・ブロ
ック１２の上方内側部分を被う縦断商略り字状油切りス
カ−１−１６を有するヘッド・カバー１４とより構成し
ている。
ッド３１の上面に配置されるリング状フランジ１１と、
そのリング状フランジ１１の上面に一体的に固定され、
かつ、上方に向けてリング状に開口されたビード差込み
溝１３を有するリング状防振ラバー・ブロック１２と、
下端にビード１５を有し、かつ、その防振ラバー・ブロ
ック１２の上方内側部分を被う縦断商略り字状油切りス
カ−１−１６を有するヘッド・カバー１４とより構成し
ている。
そのフランジ１１は鋼板からシリンダ・ヘッド３１の上
面に配置されるようにリング状に製作され、そのリング
状フランジ１１の外側に寄せられ、かつ、周方向に適宜
の間隔を置いて、ボルト孔１７が多数形成されている。
面に配置されるようにリング状に製作され、そのリング
状フランジ１１の外側に寄せられ、かつ、周方向に適宜
の間隔を置いて、ボルト孔１７が多数形成されている。
勿論、このフランジ１１は鋳物から製作することも可能
である。
である。
また、そのリング状フランジ１１の上面の内側寄りには
、リング状防振ラバー・ブロック１２が一体的に焼き付
けられている。
、リング状防振ラバー・ブロック１２が一体的に焼き付
けられている。
その防振ラバー・ブロック１２は、柔軟性および耐油性
を有する合成ゴムあるいは合成樹脂などからなり、全体
をそのフランジ１１に沿うようにリング状に形成され、
また、上方に向けてリング状に開口されたビード差込み
溝１３、換言するならば、上面にリング状に開口され、
下部を円形断面に拡大されたビード差込み溝１３を有し
、さらに、内側面に断面鋸歯状のシール部１８を形成し
ている。
を有する合成ゴムあるいは合成樹脂などからなり、全体
をそのフランジ１１に沿うようにリング状に形成され、
また、上方に向けてリング状に開口されたビード差込み
溝１３、換言するならば、上面にリング状に開口され、
下部を円形断面に拡大されたビード差込み溝１３を有し
、さらに、内側面に断面鋸歯状のシール部１８を形成し
ている。
勿論、その防振ラバー・ブロック１２をそのフランジ１
１の上面に焼き付ける場合には、そのフランジ１１の上
面にリング状うね１９を形成し、その防振ラバー・ブロ
ック１２の下面とそのフランジ１１の上面との接触面積
を広くすることが望ましい。
１の上面に焼き付ける場合には、そのフランジ１１の上
面にリング状うね１９を形成し、その防振ラバー・ブロ
ック１２の下面とそのフランジ１１の上面との接触面積
を広くすることが望ましい。
ヘッド・カバー１４は、シリンダ・ヘッド３１の上方を
被うように、耐油性の合成樹脂からキャップ状に形成さ
れてなり、下端周囲には、上述した防振ラバー１２のビ
ード差込み溝１３に嵌め込まれる断面略円形状のビード
１５が形成され、さらに、そのビード１５のやや上方内
側には、油切りスカート１６が一体的に形成されている
。
被うように、耐油性の合成樹脂からキャップ状に形成さ
れてなり、下端周囲には、上述した防振ラバー１２のビ
ード差込み溝１３に嵌め込まれる断面略円形状のビード
１５が形成され、さらに、そのビード１５のやや上方内
側には、油切りスカート１６が一体的に形成されている
。
その油切りスカート１６は断商略り字状に形成され、下
端の内側を、防振ラバー・ブ陥ツク１２のシール部１８
に接触して噛み合わされるように断面鋸歯状に形成され
てなるもので、その根元側がヘッド・カバー１４の下端
よりやや上方の内側に一体的に成形され、その防振ラバ
ー・ブロック１２に組み付けられた状態では、その防振
ラバー・ブロック１２の上方内側部分を被う。
端の内側を、防振ラバー・ブ陥ツク１２のシール部１８
に接触して噛み合わされるように断面鋸歯状に形成され
てなるもので、その根元側がヘッド・カバー１４の下端
よりやや上方の内側に一体的に成形され、その防振ラバ
ー・ブロック１２に組み付けられた状態では、その防振
ラバー・ブロック１２の上方内側部分を被う。
次に、上述のように構成された内燃機関に使用されるシ
リンダ・ヘッド・カバー１０の取付方法について説明す
る。
リンダ・ヘッド・カバー１０の取付方法について説明す
る。
先ず、防振ラバー１２が一体的に焼き付けられたリング
状フランジ１１をシリンダ・ヘッド３１の上面にガスケ
ット（図示せず）を介在するようにして載せ、ボルト孔
１７にボルト２０を通してシリンダ・ヘッド３１に締め
付ける。
状フランジ１１をシリンダ・ヘッド３１の上面にガスケ
ット（図示せず）を介在するようにして載せ、ボルト孔
１７にボルト２０を通してシリンダ・ヘッド３１に締め
付ける。
勿論、シリンダ・ヘッド３１の上面にはリング状フラン
ジ１１のボルト孔１７と対応する位置にボルト孔２１を
形成しておく。
ジ１１のボルト孔１７と対応する位置にボルト孔２１を
形成しておく。
次に、そのリング状フランジ１１の上面に一体的に焼き
付けられた防振ラバー・ブロック１２のビード差込み溝
１３にヘッド・カバー１４のビード１５を嵌め込み、そ
の際、油切りスカート１６の下端の鋸歯状の内側面が防
振ラバー・ブロック１２の鋸歯状のシール部１８に噛み
合オ）されるようにして、ヘッド・カバ−１４全体を押
し込む。
付けられた防振ラバー・ブロック１２のビード差込み溝
１３にヘッド・カバー１４のビード１５を嵌め込み、そ
の際、油切りスカート１６の下端の鋸歯状の内側面が防
振ラバー・ブロック１２の鋸歯状のシール部１８に噛み
合オ）されるようにして、ヘッド・カバ−１４全体を押
し込む。
如上のこの考案によれば、シリンダ・ヘッドの上面に配
置されるリング状フランジの上面に、ビード差込み溝を
有する防振ラバー・ブロックを一体的に取り付け、また
、ヘッド・カバーの下端に、防振ラバー・ブロックのビ
ード差込み溝に嵌め込まれるビードを有し、かつ、その
ヘッド・カバーは防振ラバー・ブロックの内側面に接触
する油切りスカートを有しているので、ヘッド・カバー
を防振ラバー・ブロックを介してシリンダ・ヘッドの上
面に確実かつ容易に取り付けることができ、さらにその
油切りスカートによって、そのヘッド・カバーの頂部内
側面に付着した油滴が下方に案内され、そのビード継ぎ
箇所へのオイルの浸入が阻止され、そのシール性を長期
間維持することができる。
置されるリング状フランジの上面に、ビード差込み溝を
有する防振ラバー・ブロックを一体的に取り付け、また
、ヘッド・カバーの下端に、防振ラバー・ブロックのビ
ード差込み溝に嵌め込まれるビードを有し、かつ、その
ヘッド・カバーは防振ラバー・ブロックの内側面に接触
する油切りスカートを有しているので、ヘッド・カバー
を防振ラバー・ブロックを介してシリンダ・ヘッドの上
面に確実かつ容易に取り付けることができ、さらにその
油切りスカートによって、そのヘッド・カバーの頂部内
側面に付着した油滴が下方に案内され、そのビード継ぎ
箇所へのオイルの浸入が阻止され、そのシール性を長期
間維持することができる。
また、ヘッド・カバーを合成樹脂によって形成腰複雑な
形状に対応させることが容易であり、ヘッド・カバー全
体を軽量化し、かつ、その生産コストを低順にすること
ができる。
形状に対応させることが容易であり、ヘッド・カバー全
体を軽量化し、かつ、その生産コストを低順にすること
ができる。
第１図はこの考案に係る内燃機関に使用されるシリンダ
・ヘッド・カバーの取付状態を示すエンジンの側面図、
および第２図はこの考案に係る内燃機関に使用されるシ
リンダ・ヘッド・カバーの具体例を示す部分断面図であ
る。 １０・・・・・・内燃機関に使用されるシリンダ・ヘッ
ド・カバー １１・・・・・・リング状フランジ、１２
・・・・・・防振ラバー・ブ七ツク、１３・・・・・・
ビード差込み溝、１４・・・・・・ヘッド・カバー １
５・・・・・・ビード、１６・・・・・・油切りスカー
ト。
・ヘッド・カバーの取付状態を示すエンジンの側面図、
および第２図はこの考案に係る内燃機関に使用されるシ
リンダ・ヘッド・カバーの具体例を示す部分断面図であ
る。 １０・・・・・・内燃機関に使用されるシリンダ・ヘッ
ド・カバー １１・・・・・・リング状フランジ、１２
・・・・・・防振ラバー・ブ七ツク、１３・・・・・・
ビード差込み溝、１４・・・・・・ヘッド・カバー １
５・・・・・・ビード、１６・・・・・・油切りスカー
ト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ・ヘッドの上面に配置されるリング状フランジ
と、 そのリング状フランジの上面に一体的に固定され、かつ
、上方に向けてリング状に開口されたビード差込み溝を
有するリング状防振ラバー・ブロックと、 その差込み溝に差し込まれるビードを下端に有し、かつ
、そのビードよりも上方において、内側に突出され、下
端をその防振ラバー・ブロックの内側面に接して、その
防振ラバー・ブロックの上方内側部分を被う縦断商略り
字状油切りスカートを有するヘッド・カバー とを含む内燃機関に使用されるシリンダ・ヘッド・カバ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1232080U JPS6027804Y2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 内燃機関に使用されるシリンダ・ヘツド・カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1232080U JPS6027804Y2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 内燃機関に使用されるシリンダ・ヘツド・カバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56115542U JPS56115542U (ja) | 1981-09-04 |
| JPS6027804Y2 true JPS6027804Y2 (ja) | 1985-08-22 |
Family
ID=29608899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1232080U Expired JPS6027804Y2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 内燃機関に使用されるシリンダ・ヘツド・カバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027804Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5867948U (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | いすゞ自動車株式会社 | シリンダヘッドカバー用等のパッキング |
| JPS60141451U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | いすゞ自動車株式会社 | オイルパン取付構造 |
-
1980
- 1980-02-02 JP JP1232080U patent/JPS6027804Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56115542U (ja) | 1981-09-04 |
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