JPS6027502A - 単板の漂白方法 - Google Patents
単板の漂白方法Info
- Publication number
- JPS6027502A JPS6027502A JP13718383A JP13718383A JPS6027502A JP S6027502 A JPS6027502 A JP S6027502A JP 13718383 A JP13718383 A JP 13718383A JP 13718383 A JP13718383 A JP 13718383A JP S6027502 A JPS6027502 A JP S6027502A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- solution
- bleaching
- hydrogen peroxide
- veneers
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、単板表面の部分的な汚れや着色を取り除き、
均一色にする木材単板の漂白方法に関する。
均一色にする木材単板の漂白方法に関する。
従来、木材単板の漂白方法としては、漂白液を木材表面
に塗布したり、漂白液に浸漬したり、さらには漂白液を
単板内部に含浸するなどの方法が行われ′ζきた。
に塗布したり、漂白液に浸漬したり、さらには漂白液を
単板内部に含浸するなどの方法が行われ′ζきた。
しかし、漂白液を単板表面に塗布する方法では、木材の
部分的な組織の粗密や木材の含有する樹脂分等により、
漂白液の吸い込み差や塗布ムラが生じ、その結果、漂白
にムラが出来たり単板表面のわずかな部分のみが漂白さ
れ、内部は漂白されないままであったりして、後の工程
でfl板表面をわずかに研磨仕上げしても、内部の未漂
白部分が現れるという欠点がある。
部分的な組織の粗密や木材の含有する樹脂分等により、
漂白液の吸い込み差や塗布ムラが生じ、その結果、漂白
にムラが出来たり単板表面のわずかな部分のみが漂白さ
れ、内部は漂白されないままであったりして、後の工程
でfl板表面をわずかに研磨仕上げしても、内部の未漂
白部分が現れるという欠点がある。
一方、単板を漂白液に浸漬する方法では、漂白液中で単
板表面が互いに密着しやすく、密着部分は漂白液の拡散
が悪(なって漂白されに(く、また、漂白液は静止して
いるため、単板と接してる部分の液のみが漂白作用を行
なうことになり、漂白効率が悪く、漂白液全てを有効に
使用することが出来ない。
板表面が互いに密着しやすく、密着部分は漂白液の拡散
が悪(なって漂白されに(く、また、漂白液は静止して
いるため、単板と接してる部分の液のみが漂白作用を行
なうことになり、漂白効率が悪く、漂白液全てを有効に
使用することが出来ない。
さらに、単板を過酸化水素などの漂白液を用いて含浸漂
白する場合は、単板量に対する漂白液の液比を小さくす
ると過酸化水素の分解が激しくなり、発熱して危険性も
ある上に、残液中の過酸化水素の低下も大きく、再使用
出来ないので不経済である。
白する場合は、単板量に対する漂白液の液比を小さくす
ると過酸化水素の分解が激しくなり、発熱して危険性も
ある上に、残液中の過酸化水素の低下も大きく、再使用
出来ないので不経済である。
また、単板量に対する漂白液の液比を大きくずると、過
酸化水素の急激な分解は少ないが単板一枚当たりにかか
る漂白液のコストが上がり、かつ残液が多(なるので廃
液の処理に多額の費用を要するなど、これまた経済的で
ないなどの問題点があった。
酸化水素の急激な分解は少ないが単板一枚当たりにかか
る漂白液のコストが上がり、かつ残液が多(なるので廃
液の処理に多額の費用を要するなど、これまた経済的で
ないなどの問題点があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決すること
にあり、必要最少量の過酸化水素水を用いて小板の内部
まで均一に、かつ簡単な作業で安全に漂白する方法を提
供することにある。
にあり、必要最少量の過酸化水素水を用いて小板の内部
まで均一に、かつ簡単な作業で安全に漂白する方法を提
供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明では、過酸化水素水
溶液を含浸した単板とアルカリ水溶液を含浸した単板を
一枚毎に重ね合わセた後、該重ね合わせた単板全体を耐
薬品性能に優れた合成樹脂フィルムでみ密封し、ついで
そのまま加温養生する。
溶液を含浸した単板とアルカリ水溶液を含浸した単板を
一枚毎に重ね合わセた後、該重ね合わせた単板全体を耐
薬品性能に優れた合成樹脂フィルムでみ密封し、ついで
そのまま加温養生する。
本発明において、漂白剤である過酸化水素水溶液と触媒
であるアルカリ水溶液を別個の単板に含浸するのは、単
板を重ね合わせることによって、その界面から過酸化水
素を分解させ単板の内部から漂白するとともに、漂白液
の無駄な分解を出来るだけ防止して、液の再使用を可能
にするためである。
であるアルカリ水溶液を別個の単板に含浸するのは、単
板を重ね合わせることによって、その界面から過酸化水
素を分解させ単板の内部から漂白するとともに、漂白液
の無駄な分解を出来るだけ防止して、液の再使用を可能
にするためである。
本発明に使用出来る単板としては、厚さが0.2111
1から211程度の範囲にある通富の木材単板で、乾燥
してあっても未乾燥であっても良い。
1から211程度の範囲にある通富の木材単板で、乾燥
してあっても未乾燥であっても良い。
単板に含浸される過酸化水素水としては市販の35%濃
度品を使用すると良い。なお過酸化水素水溶液には単板
への浸透を助けるための浸透剤や消泡剤を少量添加して
おくことが好ましい。
度品を使用すると良い。なお過酸化水素水溶液には単板
への浸透を助けるための浸透剤や消泡剤を少量添加して
おくことが好ましい。
浸透剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシアルキレンアルキルフェノール0))硫酸X
ステル塩、高級脂肪酸アミドのアルキルスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルボン酸などの一種または数種を混
合したものを挙げることができる。
ポリオキシアルキレンアルキルフェノール0))硫酸X
ステル塩、高級脂肪酸アミドのアルキルスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルボン酸などの一種または数種を混
合したものを挙げることができる。
アルカリ水溶液としてはアンモニア水(25%濃度)、
カセイソーダ、トリポリリン酸ソーダなどの水溶液で、
分解調整剤としてのケイ酸ソーダや前記の浸透剤などを
少量添加して用いる。
カセイソーダ、トリポリリン酸ソーダなどの水溶液で、
分解調整剤としてのケイ酸ソーダや前記の浸透剤などを
少量添加して用いる。
上記の過酸化水素水溶液やアルカリ水溶液を単板に含浸
する方法としては、単板をそれぞれの水/8液中に6J
:?Rする方法も可能ではあるが、含浸処理時間が、数
時間から一夜程度と長くかかり作業性も悪いため、単板
を減圧、加圧しilる容器内に封入し、それぞれの水溶
液を単板内に加圧含浸する方法が好ましい。
する方法としては、単板をそれぞれの水/8液中に6J
:?Rする方法も可能ではあるが、含浸処理時間が、数
時間から一夜程度と長くかかり作業性も悪いため、単板
を減圧、加圧しilる容器内に封入し、それぞれの水溶
液を単板内に加圧含浸する方法が好ましい。
加圧含浸法では10〜3Q kg / c−の圧力で3
0分間から60分程度処理すれば単板内にそれぞれの水
溶液を充分含浸させることが出来る。
0分間から60分程度処理すれば単板内にそれぞれの水
溶液を充分含浸させることが出来る。
なお、単板に対するそれぞれの水溶液の標準的な含浸量
としては、乾燥単板重量の70%から150%程度の重
量を含浸させることが好ましい。
としては、乾燥単板重量の70%から150%程度の重
量を含浸させることが好ましい。
ついで、上記の重ね合わされた単板全体を耐薬品性能に
優れた合成樹脂フィルムで密封し、重ねられた単板間に
発生ずる酸素を逃さないようにする。なお耐薬品性能に
優れた合成樹脂フィルムとしては厚さが0.041〜l
、 Omm程度のポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂などからな
るフィルムを言う。
優れた合成樹脂フィルムで密封し、重ねられた単板間に
発生ずる酸素を逃さないようにする。なお耐薬品性能に
優れた合成樹脂フィルムとしては厚さが0.041〜l
、 Omm程度のポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂などからな
るフィルムを言う。
つづいて、上記の合成樹脂フィルムで密封された単板を
そのまま加温養生し、単板内に含浸された過酸化水素水
とアルカリ水溶液の反応を促進して単板を充分に漂白す
る。
そのまま加温養生し、単板内に含浸された過酸化水素水
とアルカリ水溶液の反応を促進して単板を充分に漂白す
る。
養生条件としては50〜70℃の温度で24〜48時間
程度保持すれば良い。
程度保持すれば良い。
以下、本発明の実施例を記す。
実施例
厚さ0.7NX幅350+ux長さ1850 m (7
) ? ニー ス材の乾燥単板500枚づつをそれぞれ
減圧、加圧し得る容器内に封入し、まず5 mm II
gに減圧後下記の組成からなる過酸化水素水溶液とア
ルカリ水溶液をそれぞれの容器に注入し、15 kg
/ ctに加圧して30分間保持した。
) ? ニー ス材の乾燥単板500枚づつをそれぞれ
減圧、加圧し得る容器内に封入し、まず5 mm II
gに減圧後下記の組成からなる過酸化水素水溶液とア
ルカリ水溶液をそれぞれの容器に注入し、15 kg
/ ctに加圧して30分間保持した。
ついで、それら二種類の単板を容器内から取り出して、
それぞれの単板を一枚づつ交互に重ね合わせて1000
枚を一山とした。直ちにそれら一山の単板をポリエチレ
ン樹脂フィルムで密封後そのまま60°Cの恒温室にて
約24時間養生し、内部まで完全に漂白されたアユース
材単板を得た。
それぞれの単板を一枚づつ交互に重ね合わせて1000
枚を一山とした。直ちにそれら一山の単板をポリエチレ
ン樹脂フィルムで密封後そのまま60°Cの恒温室にて
約24時間養生し、内部まで完全に漂白されたアユース
材単板を得た。
過酸化水素水溶液の組成(1!IJ)
過酸化水素水(35%品)200g
アルコールスルホン酸 2g
消泡剤 1g
水 800g
アルカリ水溶液の組成(Iff中)
アンモニア水(25%品) 2g
ケイ酸ソーダ 5g
アルコールスルホン酸 1g
水 992g
〔発明の効果〕
本発明の効果を列挙すると、以下の通りである。
(11従来の浸漬法等の漂白法に比べて、過酸化水素水
中に触媒を混入していないので、漂白液の再使用が出来
るだけでなく、廃液の処理量も少なくて良いので経済的
である。
中に触媒を混入していないので、漂白液の再使用が出来
るだけでなく、廃液の処理量も少なくて良いので経済的
である。
(2)過酸化水素水を含浸した単板とアルカリ水溶液を
含浸した単板を交互に重ね合わセで過酸化水素水の分解
反応を促進するため、重ね合わされた単板内部から効果
的に漂白できる。
含浸した単板を交互に重ね合わセで過酸化水素水の分解
反応を促進するため、重ね合わされた単板内部から効果
的に漂白できる。
(3)単板全体を合成樹脂フィルムで密封しているため
、発生した酸素が周辺に飛散しにくり、漂白効果が高い
。
、発生した酸素が周辺に飛散しにくり、漂白効果が高い
。
(4)漂白液の使用量が少ないので経済的であるだけで
なく、万一反応が急激に生じても安全である。
なく、万一反応が急激に生じても安全である。
特許出願人 段 谷 産 業 株式会社代理人 手掘
益(ほか2名)
益(ほか2名)
Claims (1)
- 1、 過酸化水素水溶液を含浸した単板とアルカリ水溶
液を含浸した単板を一枚毎に重ね合わせた後、該重ね合
わせた単板全体を耐薬品性°合成樹脂フィルムで密封し
、ついでそのまま加温養生することを特徴とする単板の
漂白方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718383A JPS6027502A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 単板の漂白方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718383A JPS6027502A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 単板の漂白方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027502A true JPS6027502A (ja) | 1985-02-12 |
JPH0350684B2 JPH0350684B2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=15192742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13718383A Granted JPS6027502A (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 単板の漂白方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027502A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011309A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-21 | 松下電工株式会社 | 木材の脱色法 |
-
1983
- 1983-07-27 JP JP13718383A patent/JPS6027502A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011309A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-21 | 松下電工株式会社 | 木材の脱色法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350684B2 (ja) | 1991-08-02 |
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