JPS6027385A - セルラ−ゼの製造法 - Google Patents

セルラ−ゼの製造法

Info

Publication number
JPS6027385A
JPS6027385A JP58137257A JP13725783A JPS6027385A JP S6027385 A JPS6027385 A JP S6027385A JP 58137257 A JP58137257 A JP 58137257A JP 13725783 A JP13725783 A JP 13725783A JP S6027385 A JPS6027385 A JP S6027385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulase
glucose
glucanase
medium
cultured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58137257A
Other languages
English (en)
Inventor
Seigo Takazawa
高沢 清吾
Yasushi Morikawa
康 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Research Association for Petroleum Alternatives Development
Original Assignee
Research Association for Petroleum Alternatives Development
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Research Association for Petroleum Alternatives Development filed Critical Research Association for Petroleum Alternatives Development
Priority to JP58137257A priority Critical patent/JPS6027385A/ja
Publication of JPS6027385A publication Critical patent/JPS6027385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルラーゼの製造法に関する。
本発明はトリコデルマ属に属し、グルコースの存在下で
もセルラーゼを生成させる能力を有するセルラーゼ生産
菌を培地に培養し、培養物中にセルラーゼを生成蓄積さ
せ、蓄積したセルラーゼを採取することを特徴とするセ
ルラーゼの製造法を提供する。
本明細書においてセルラーゼとけ、β−グルカナーゼ(
エンド−β−グルカナーゼおよびエキソ−β−グルカナ
ーゼの両者を含む)およびβ−グルコシダーゼをいう。
これらの酵素は、セルロースの加水分解に関与する公知
の酵素群である。
セルラーゼ生産能を有する細菌を用いた発酵法によるセ
ルラーゼの製造法は公知であるが、なかでも糸状菌トリ
コデルマ属に属する菌株たとえばトリコデルマ・リーセ
イは、セルラーゼの蓄積量が最も大きいといわれている
。しかし、この場合でも、培養物中に充分な量のセルラ
ーゼを蓄積するには、1週間以上の培養期間を必要とす
るので、セルラーゼの蓄積量を高めることが要求されて
いる。セルラーゼ生産においてはその培地中に誘導物質
であるセルロースを存在させることが必要である。しか
しセルロースの分解産物であるグルコース等が培養物中
に存在すると、これがセルラーゼの生産を抑制する。従
ってグルコースノ存在下テモセルラーゼ生産能の抑制さ
れないセルラーゼ生産菌がめられている。
本発明者はトリコデルマ属に属するセルラーゼ生産菌を
変異処理することによって、グルコースの存在下でもセ
ルラーゼを生成する能力をもっ突然変異株を見出した。
本発明は、この種の突然変異株を培地に培養することに
よって収率よ〈セルラーゼを得ることができる。という
知見に基づくものである。
以下に、本発明の詳細な説明する。本発明に用いられる
微生物は、トリコデルマ属に属し、グルコースの存在下
でもセルラーゼを生成する能力をもつ菌株であればよい
。好適な菌株の例は、突然変異株トリコデルマ・リーセ
イKDD −10(NRRL15497 )およびDG
D −16−7(NRRL 15498 )であり、こ
れらの菌株は米国NRRLにブタペスト条約の規定によ
り国際寄託されている。トリコデルマ。
リーセイの菌学的性質はE、 G、 Simmons 
、 Abst。
2nd Int’1.Mycol、 cong、 、 
Tampa 、1Florida 、 Au −gus
t 1977、p618 K記載されている。上記の突
然変異株はたとえば次の方法によって得られる。
親株として、グルコース存在下でセルラーゼ生産が抑制
されるQM 9414 (ATCC26921)を用い
、とれをポテトデキストローズ寒天斜面培地上で、5℃
、7日間培養し、胞子を十分形成させた。生成した胞子
を生理的食塩水に懸濁しく約1〜3×107個/d)、
N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジンと
反応させた( 300γ/耐、pH7,0,30℃、3
0〜120分)。この胞子懸濁液を平板あたり100〜
300胞子/4になるよう希釈し、第2表に示す組成の
培地(グルコース濃度は5条)を有する寒天平板に塗布
して、30℃で3〜5日間培養し、生育してきたコロニ
ーを釣菌した。グルコース存在下でのセルラーゼ生産能
はコロニーの周囲に生成する透明帯の直径で評価できる
。この手法で5優グルコース存在下でもセルラーゼ生産
能の高まった変異株を選択した。このようにしてグルコ
ース存在下でもセルラーゼ生産能の高まった変異株KI
M) −10jl?よびDGD −16−7を作出した
こうして得られた変異株の性状を親株と比較すると、第
1表の通りである。
第 1 表 C)t、4 9414 掛 廿 十 KT)D−10+ 4什 − D()D−16−7千 十 − 次に、これら3株のグルコース存在下でのセルラーゼの
生産能力を調べた。実験¥i第2表の培地を含む寒天平
板を用いる方法と、液体培養法の2通り−r実mt、た
。QM 9414、KDD −10オj:びDGD−1
6−7の3株をポテトデキストローズ寒天斜面培地上で
5℃、7日間培養し、胞子を充分形成させ、この胞子を
白金耳で第2表の組成の培地の殊天平板上に植菌し、(
資)℃、3日間培養した結果を第3表に示す。
第 2 表 Na2HPO45,9 Mg5o、−7HaO200W 11 (pH5,0)
FeSO44H201m9 CaC12・2H201■ トリメンX−1,00,111 元の親株がグルコースの存在でセルラーゼの生産が阻害
されるのに対し、KDD −10およびDQI〕−16
−7の2株とも、グルコースの存在下でもセルラーゼの
生産能を有している。
この場合のセルラーゼは、寒天平板にて評価゛され、エ
ンド−β−グルカナーゼ、エキソ−β−グルカナーゼ及
びβ−グルコシダーゼのII/合作用の結果を示す。所
望により、液体培養を用いると、これらを個別に評価で
尊る。
この結果の詳細は実tA例中に記す。Kl’)l) −
11’)およびDGD −16−7を液体培養すると、
エンド−β−グルカナーゼ、エキソ−β−グルカナーゼ
シj1グルコースが0.5〜3チ培地中に存在しても、
その生産能力は抑制を受けず、むしろグルコース無添加
の培地の場合よりも上記2つの酵素活性は増大した。さ
らに、グルコースを添加すると、0M9414ではグル
コース無添加の場合よりもセルラーゼの生産開始時期が
大巾に遅れる。しかし、KITlT’) −10および
DGD−16−7の2株では、グルコース無姉加の場合
と嫌とんど同時期からセルラーゼの生成を開始した。こ
れらの菌株のエンド−β−グルカナーゼとエキソ−β−
グルカナーゼは親株の1.3〜1.7倍の活性を得たが
、β−グルコシターゼの活性は親株とほとんど同程度で
あった。
セルラーゼ活性を次の方法で、エンド−β−グルカナー
ゼの測定如はカルボキシメチルセルロース・ナトリウム
塩を基質とし、生成する還元糖の葉で測定した。すなわ
ち、カルボキシメチルセルロース・ナトリウムiiog
をpH5の0.1 M酢酸緩衝液11に溶解する。この
溶液500μ!に蒸留水450μe及び測定される酵素
液を適当に希釈したもの(7)μlを添加し、45℃で
(資)分間反応させる。反応液を沸騰水中VC10分間
放置して反応を停市させる。
生成した還元糖をソモジ・ネルノン法により定清する。
1分間にグルコース換算で1μmolの還元糖を生成す
る酵素活性を1単位と表示する。
エキソ−β−グルカナーゼの測定には、アビセルsp(
旭化成社製)を基質とし生成する還元糖の量で測定した
。すなわち、0.14VのアビセルSFをpH5の0.
2M酢酸緩衝液4dに均一に懸濁して、この懸濁液に測
定する酵素液を適当に希釈したもの1ゴを加え、45℃
でω分間反応させる。以下、エンド−β−グルカナーゼ
の場合と同様である。
β−グルコシダーゼの測定には、p−ニド調フェニルー
β−D−グルコピラノシドを用いる方法で実施した。す
なわち、p−ニトロフェニル−β−D−グルコピラノシ
ドをpH5の0.05M酢酸緩衝液に溶解し、2mMの
溶液を作る。この溶液1−に測定する酵素液を適当に希
釈したものを加μjを加え、45℃で10分間反応し、
1M炭酸ナトリウム2−を添加し反応を停止した。生成
したD−ニトロフェノールの量を0D405 nmで比
色定−m: スル。
1分間に1μmolのp−ニトロフェノールを生成させ
る酵素活性を1単位とする。
本発明に利用される菌株の培養法は、公知のトリコデル
マ・リーセイに属する菌株の培養法と同様である。培地
としては炭素源、窒素源のほか所望により無機塩類その
他の栄養物を含有する天然培地や合成培地が用いられる
。炭素源としてはろ紙、紙類、バガス、もみがら、稲わ
ら、大豆粕などの植物繊維質およびその含有物を用いる
ことができる。またシュークロース、クルコース、ケー
ンモラセス、グリセロール、セロビオースなどセルラー
ゼ生産VC力価の低下につながらない濃度の糖源ならば
上記炭素源との併用も可能である。窒素源としては、硫
安などの無機アンモニウム塩および尿素、アミノ酸、肉
エキス、ベゾトンなどの有機窒素源が使用できる。その
他、KT(2POいIJ17SO,、CaCA!2、F
eS[)、 、 ZnSO4などの無機塩類が使用され
る。培養温度朗℃〜32℃の範囲で、通気条件下では通
常4日〜10日でセルラーゼ活性が最大となる。
培養終了後、培養物またはそれから調製された酵素製剤
をセルロース加水分解等に公知の手法で使用することが
できる。
実施例1 トリコデルマ・リーセイQM 9414 、KDD −
10およびI’1Gr) −16−7の3株をポテトデ
キストローズ寒天培地(pH5゜5)上で5℃、7日間
それぞれ培養する。生成した胞子を下記の組成の培地及
びこれに3チグルコースを添加した培地50d(300
1Ej容三角フラスコ)に接種し、四℃、8日間振盪培
養した。なお、本実施例において、pHコントロールの
ため50 mMの酒石酸緩衝液(pH4)をあらかじめ
培地に添加した。
アゼビルpH30110II KHaSO429 (NH4)2SO41、4g Iリペプトン 1g 酵母エキス 0.59 MgSO4・7H200,3,!9 Ca(J2−2H200,3g ツイーン801g 微量金属液 II!/ IJ(p)(4,0) 微量金属液 I(3BO,’ 6ツ (NHa )6MO7024・4T(2026■FeC
At3・6H20100119 CIISO,・51420 40 m’!MnCJg 
・4’H208”Q ZnCh 200 ”91 00 d 培養の経時変化の例を第1図に示したが、QM9414
はグルコースが完全に消費されたのち、1日後ニセルラ
ーゼ(エンド−β−グルカナーゼ)を生成しはじめ、グ
ルコース無添加の場合よりもセルラーゼの生産開始が約
2日関連れてbた。それに対し、KDD −10および
DGD −16’ −7はグルコースがまだ多量に存在
している培養開始後1〜1.5日でセルラーゼを生産は
じめ、グルコース無添加の場合とほとんど差がなかった
培養の結果、第4表に示したセルラーゼ活性を得だが、
Q)J9414はグルコースの添加効果が認められなか
ったのに対し、KDD −10およびT)GD −16
−7はグルコースの無添加の場合の1.3〜1.6倍の
エンド−β−グルカナーゼおよびエキソ−β−グルカナ
ーゼの活性が得られた。β−グルコシダーゼについては
3株ともグルコース添加−により活性は低下していた。
第 4 表 QM 9414 28. 2.0 1.0−:に、DD
 −10322,60,6QM 9414 29 1.
8 0.5+ KDD−10483,60,5 DGD−16−7393,20,6
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1においてQM9414、KDD −1
0およびDG、D −1,6−7を用いて培養した場合
のグルコースの消費とセルラーゼの生産開始時期の関係
を示す。 ・・・・・ :クルコース無添加 一:〃 添加

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリコデルマ属に属し、グルコースの存在下でもセルラ
    ーゼを生成する能力を有するセルラーゼ生産菌を培地に
    培養し、培養物中にセルラーゼを生成蓄積させ、蓄積し
    たセルラーゼを、採取することを特徴とするセルラーゼ
    の製造法。
JP58137257A 1983-07-27 1983-07-27 セルラ−ゼの製造法 Pending JPS6027385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58137257A JPS6027385A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 セルラ−ゼの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58137257A JPS6027385A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 セルラ−ゼの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6027385A true JPS6027385A (ja) 1985-02-12

Family

ID=15194433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58137257A Pending JPS6027385A (ja) 1983-07-27 1983-07-27 セルラ−ゼの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6027385A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109770A (ja) * 1986-10-29 1988-05-14 Kao Corp アルカリセルラーゼ生産培地
WO2017018471A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 花王株式会社 糸状菌変異株及びその利用
CN110343685A (zh) * 2018-04-08 2019-10-18 重庆科技学院 一种利用里氏木霉分批补料发酵高效生产β-葡萄糖苷酶的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5492690A (en) * 1977-12-29 1979-07-23 Bio Research Center Co Cellulase producing method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5492690A (en) * 1977-12-29 1979-07-23 Bio Research Center Co Cellulase producing method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109770A (ja) * 1986-10-29 1988-05-14 Kao Corp アルカリセルラーゼ生産培地
WO2017018471A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 花王株式会社 糸状菌変異株及びその利用
US10287593B2 (en) 2015-07-29 2019-05-14 Kao Corporation Filamentous fungus mutant strain and use thereof
CN110343685A (zh) * 2018-04-08 2019-10-18 重庆科技学院 一种利用里氏木霉分批补料发酵高效生产β-葡萄糖苷酶的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4275163A (en) Cellulase-producing microorganism
JP2011500029A (ja) 発酵微生物からの有機物質の生成を高める方法
US4956291A (en) Method for production of cellulolytic enzymes and method for saccharification of cellulosic materials therewith
Rajoka et al. γ-ray induced mutagenesis of Cellulomonas biazotea for improved production of cellulases
US10053680B2 (en) Strain and a method to produce cellulase and its use
Bhattacharya et al. Submerged fermentation and characterization of carboxymethyl cellulase from a rhizospheric isolate of Trichoderma viride associated with Azadirachta indica
EP0133035B1 (en) Process for the preparation of cellulase
Yoshioka et al. Production and characterization of thermostable xylanase from Talaromyces byssochlamydoides YH-50
JP4923739B2 (ja) 酸性セルラーゼ生産菌
Garcia-Kirchner et al. Mixed submerged fermentation with two filamentous fungi for cellulolytic and xylanolytic enzyme production
JPS6027385A (ja) セルラ−ゼの製造法
RU2293115C1 (ru) Штамм гриба penicillium canescens - продуцент секретируемой эндо-(1-4)-бета-ксиланазы
Sarangbin et al. Citric acid production from cellobiose by 2-deoxyglucose-resistant mutant strains of Aspergillus niger in semi-solid culture
Kham et al. A Thermotolerant yeast Cyberlindnera rhodanensis DK isolated from Laphet-so capable of extracellular thermostable β-glucosidase production
JP3761236B2 (ja) 新規なβ−グルコシダーゼ、その製造法および用途
EP3670648A1 (en) Method for preparation of fungal mutant with high hydrolytic activity
Grajek Hyperproduction of thermostable β-glucosidase by Sporotrichum (Chrysosporium) thermophile
CN114958623B (zh) 一株高产纤维素酶的盖姆斯木霉及其应用
JP2010081826A (ja) セルラーゼ生産菌用培地、セルラーゼ生産菌の培養方法、及びセルロースの糖化方法
Doelle Microbial cultures in the utilization of cellulosic materials
JPS592272B2 (ja) セルラ−ゼの製造法
JPS5917985A (ja) セルラ−ゼの製造法
JPS6178384A (ja) セルラ−ゼの製造方法
JPS5917984A (ja) セルラ−ゼの製造方法
DD278359A1 (de) Verfahren zur gewinnung von cellulase-enzymkomplexen