JPS6026656Y2 - 棚の架設装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は左右に対設した両脚体間へ棚板を着脱自在に架
設することにより、組立、分解自在な組立棚を容易に構
成できるようにすると共に、両脚体間に支承された棚板
の横揺れを防いで安定した組立棚を構成することを目的
とするものである。

本考案の一実施例を図面により説明すると、本組立棚は
各図に示すように左右に対設した両脚体１．１間へ３枚
の棚板２・・・を三段に架設したものであり、前記脚体
１は第２図左方部にその単体を示しているように、丸棒
をほぼ台形状の三辺に折曲げ形威した前記両脚杆１ａ、
ｌａ’の各下端部を互に向合いに彎曲して接地部１ｂ、
ｌｂ’を形威し、前後両脚杆１ａ、ｌａ’間へ３本の棚
受様３を三段状に平行横架したもので、前記棚受様３は
その中間部に前後両脚杆から内方向き凸状屈曲部３ａを
設けてこの屈曲部３ａを棚受郡部となしている。

また棚板２は平板を逆台形状三面に折曲げて平面部２ａ
、後縁部２ｂ、前縁部２ｃを曲威し、左右両端縁に沿っ
て同縁と同形状の縁枠２ｄを添え付けて同側端部を補強
すると共に、前端縁に沿っても補強杆２ｅを添え付けし
該補強杆の両端を前記両側縁枠２ｄ、２ｄの前端部へ接
続してあり、尚該棚板の両側端底部において、第２図に
棚板−側端部の一部を切欠して示しているように、線材
の前後両端部をそれぞれ下向きに彎曲して彎曲突部を曲
威した後その先端部を外側向きに折曲げた曲線材２ｆを
前記縁枠２ｄの底辺に接続して底部へ付設することによ
り棚板側端底部へ前後一対の突起２ｇ、２ｇを突設しで
ある。

モして該周突起２ｇｔ２ｇを前記脚体１の棚受後屈曲部
３ａと前後両脚杆との間に挿入して棚受様へ係止すると
共に、同棚板側端部の縁枠上下縁４９口を前後両脚杆１
ａ、ｌａ’へ内接さして左右両脚体間に棚板を三段に架
設しである。

尚、前記棚板２は図では平板製で示しているが、之は平
地の他にパンチング板等を利用して同じように曲威し籠
状の棚とし、それらを同じように組立てることも考えら
れる。

本考案は上述の構成であり、左右に対設した両脚体間で
棚受様３の屈曲部３ａと前後両脚杆との間に棚板２の両
側端底部の突起２ｇ、２ｇを挿入して棚受様に係止し棚
板を架設することにより組立棚を容易に構成することが
でき、尚両脚体間で棚板の突起が棚受後屈曲部へ係止す
ると共に、棚板側端部上下縁が前後両脚杆へ内接するか
ら、これら係止、内接両手段の協働作用により脚体に棚
板側端部を圧着させ、左右両脚体で互に棚板端部を支持
し合う結果、脚体と棚板との結合部が密着するので棚板
の弛みがなくその横揺れを防止する効果があり、組立棚
が横振れして捻れることなく安定しその直立状態を維持
し外力に対して強固であり、堅固な組立棚を構成するこ
とができる。

そしてまた、両脚体間へ架設した各棚板は上方へ引上げ
ることにより容易に突起と棚受部との保合が外れ脚体よ
りの分離が簡単であるから組立棚の分解が自在である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る組立棚の一実施例を示す斜視図、
第２図は同組立棚の左側脚体を分離し棚板側端部の要部
を示した斜視図、第３図は同組立棚の正面図、第４図は
その左側面図である。 １・・・・・・脚体、１ａ・・・前脚杆、ｌａ’・・・
・・・後脚杆、ｌｂ、ｌｂ’・・・・・・接地部、２・
・・・・・棚板、２ａ・・・・・・平面部、２ｂ・・・
・・・後縁部、２ｃ・・・・・・前縁部、２ｄ・・・・
・・縁枠、２ｅ・・・・・・補強杆、２ｆ・・・・・・
曲線材、２ｇ・・・・・・突起、３・・・・・・棚受部
、３ａ・・・・・・屈曲部（棚受部）、イ・・・・・・
上縁、口・・・・・・下縁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 棚板の左右両側端部を左右両脚体に係合固定するように
   した組立棚において、台形状脚体１の前後両脚杆１ａ、
   ｌ’ａ間に架渡した棚受様３に脚杆から内方向き凸状屈
   曲部３ａを設け、該凸状屈曲部３ａと前後両脚杆との間
   に、棚板２の側端底部へ突設した下向き突起２ｇを挿入
   して屈曲部３ａに係止すると共に、棚板側端部の上下両
   縁イ。 口を前後両脚杆ｌａｗ ｌ’ａに内接させて左右両脚
   体間に棚板を架設した棚の架設装置。