JPS6026641A - ロツカア−ム用鋳鉄 - Google Patents
ロツカア−ム用鋳鉄Info
- Publication number
- JPS6026641A JPS6026641A JP13339583A JP13339583A JPS6026641A JP S6026641 A JPS6026641 A JP S6026641A JP 13339583 A JP13339583 A JP 13339583A JP 13339583 A JP13339583 A JP 13339583A JP S6026641 A JPS6026641 A JP S6026641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cast iron
- rocker arm
- resistance
- wear resistance
- scuffing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ロッカアーム用鋳鉄に関し、詳しくは、無鉛
ガソリンエンジン用としてのみならず、高鉛ガソリンエ
ンジン用としても、耐摩耗性、耐、スカッフィング性に
優れ、摺動する相手材への損傷性の少ない、ロッカアー
ム用鋳鉄にががる。
ガソリンエンジン用としてのみならず、高鉛ガソリンエ
ンジン用としても、耐摩耗性、耐、スカッフィング性に
優れ、摺動する相手材への損傷性の少ない、ロッカアー
ム用鋳鉄にががる。
エンジンの動弁機構において、カムの回転運動を、バル
ブの上下運動に変換するロッカアームは、曲げ、引張り
、あるいは、圧縮等の、複雑に作用する応力に耐えるべ
く、充分な機械的性質が必要なことはもちろんのこと、
他部品（カム、バルブ等）との摺動部においては、特に
、耐摩耗性、引っ掻き摩耗に耐°える特性、いわゆる、
耐スカッフィング性、ならびに、摺動する相手材への損
傷性が少ないことが必要とされている。
ブの上下運動に変換するロッカアームは、曲げ、引張り
、あるいは、圧縮等の、複雑に作用する応力に耐えるべ
く、充分な機械的性質が必要なことはもちろんのこと、
他部品（カム、バルブ等）との摺動部においては、特に
、耐摩耗性、引っ掻き摩耗に耐°える特性、いわゆる、
耐スカッフィング性、ならびに、摺動する相手材への損
傷性が少ないことが必要とされている。
ところで、使用するガソリンの種類によって、ロッカア
ームの上述の摺動耐摩耗性に、差異が生じ、従来、無鉛
ガソリンでは良好な摺動性能を示したロッカアーム材料
を、高鉛ガソリ°ンで使用すると、著しい摩耗、スカッ
フィングを生じることがある。
ームの上述の摺動耐摩耗性に、差異が生じ、従来、無鉛
ガソリンでは良好な摺動性能を示したロッカアーム材料
を、高鉛ガソリ°ンで使用すると、著しい摩耗、スカッ
フィングを生じることがある。
これは、高鉛ガソリンを使用すると、無鉛ガソリンの燃
焼によっては生じないような、高鉛ガソリン特有の燃焼
生成物が、ガソリンの燃焼によって生成され、これが潤
滑オイル中に混入し、ロッカアームの摺動部の摺動性能
を、阻害しているものと考えられる。
焼によっては生じないような、高鉛ガソリン特有の燃焼
生成物が、ガソリンの燃焼によって生成され、これが潤
滑オイル中に混入し、ロッカアームの摺動部の摺動性能
を、阻害しているものと考えられる。
本発明は、上記のような、従来のロッカアーム材料の摺
動性能に関する欠点を解決するもので、ロッカアーム用
鋳鉄の組成および組織を調整することによって、無鉛ガ
ソリン使用時ばかりでな（、高鉛ガソリン使用時におい
ても、耐摩耗性、耐スカッフィング性に優れ、摺動する
相手材への損傷性の少ない、ロッカアーム用鋳鉄を提供
することを目的としている。
動性能に関する欠点を解決するもので、ロッカアーム用
鋳鉄の組成および組織を調整することによって、無鉛ガ
ソリン使用時ばかりでな（、高鉛ガソリン使用時におい
ても、耐摩耗性、耐スカッフィング性に優れ、摺動する
相手材への損傷性の少ない、ロッカアーム用鋳鉄を提供
することを目的としている。
このような目的は、本発明によれば、重量比率で、Ｃｉ
ｌ、５〜３．５％、ＣｒＨｏ、５〜３．５％、Ｐ；０．
１〜１０％、残部実質的にｒｅからなる組成の鋳鉄であ
って、 耐摩耗性、耐スカッフィング性を改善するために、少な
くとも、残留オーステナイトと、マルテンサイトの一方
を含む基地と、分散晶出したＦｅ−、Ｃ−Ｃｒ系炭化物
と、Ｆｅ−Ｃ−Ｐ系金属化合物であるステダイトからな
る組織としたことを特徴とするロッカアーム用鋳鉄によ
って達成される。
ｌ、５〜３．５％、ＣｒＨｏ、５〜３．５％、Ｐ；０．
１〜１０％、残部実質的にｒｅからなる組成の鋳鉄であ
って、 耐摩耗性、耐スカッフィング性を改善するために、少な
くとも、残留オーステナイトと、マルテンサイトの一方
を含む基地と、分散晶出したＦｅ−、Ｃ−Ｃｒ系炭化物
と、Ｆｅ−Ｃ−Ｐ系金属化合物であるステダイトからな
る組織としたことを特徴とするロッカアーム用鋳鉄によ
って達成される。
以下、添付図面に基づりて、本発明の詳細な説明する。
ロストワックス法にて、下表に示すような組成のロッカ
アーム粗材を鋳造成形した。
アーム粗材を鋳造成形した。
なお、出湯温度は１６００〜１７００°Ｃ２鋳込温度は
、１４５０〜１５５０°Ｃである。
、１４５０〜１５５０°Ｃである。
表において、試料歯■および試料Ｍ■は、本発明材の代
表的なものである。
表的なものである。
また、試料歯■および試料歯■は、本発明材検討の過程
で、比較材として評価した材料である。
で、比較材として評価した材料である。
また、試料歯■および試料歯■は、無鉛ガソリンエンジ
ン用ロッカアーム材料として、もっばら使用されている
。いわゆる、高クロム鋳鉄である。
ン用ロッカアーム材料として、もっばら使用されている
。いわゆる、高クロム鋳鉄である。
上記の材料を用いて、鋳造成形した各ロッカアーム粗材
を、機械加工仕上げした後、高鉛、高オクタン価ガソリ
ンを用い、摺動性能劣化の著しい、Ｚｎ； ０．０５６
ｗｔ、％、ＰＨ０，０４８ｗｔ、％を含む、劣化オイ
ルＢを用いて、１０００ ｒ、ｐ、Ｉｎ、のモータリン
グによる、低速スカッフィング試験を行なった。
を、機械加工仕上げした後、高鉛、高オクタン価ガソリ
ンを用い、摺動性能劣化の著しい、Ｚｎ； ０．０５６
ｗｔ、％、ＰＨ０，０４８ｗｔ、％を含む、劣化オイ
ルＢを用いて、１０００ ｒ、ｐ、Ｉｎ、のモータリン
グによる、低速スカッフィング試験を行なった。
第１図に試験結果を示す。試験時間は２００時間、湯温
は６０’Ｃである。
は６０’Ｃである。
なお、Ｚｎｉ ０．１６ ｗｔ、％、 Ｐ ； ０．１
２ｗｔ、％を含む、劣化オイルＡを用いても、上記と同
様の、低速スカッフィング試験を行ったが、結果は、劣
化オイルＢを用いた場合とほぼ同様であった。
２ｗｔ、％を含む、劣化オイルＡを用いても、上記と同
様の、低速スカッフィング試験を行ったが、結果は、劣
化オイルＢを用いた場合とほぼ同様であった。
第１図から明らかなように、本発明材である試料歯■お
よび試料歯■は、試料歯■の顕微鏡組織を第２図に示す
ように、Ｐ添加によって、残留オーステナイトとマルテ
ンサイトの混合基地中に、炭化物に加えてステダイトを
晶出させていることから、従来の無鉛ガソリンエンジン
用ロッカアーム材料である、いわゆる、高クロム鋳鉄（
試料歯■および試料歯■）に比較して、優れた耐摩耗性
、耐スカッフィング性を示すとともに、摺動する相手材
に対する損傷性が少ないことを示している。
よび試料歯■は、試料歯■の顕微鏡組織を第２図に示す
ように、Ｐ添加によって、残留オーステナイトとマルテ
ンサイトの混合基地中に、炭化物に加えてステダイトを
晶出させていることから、従来の無鉛ガソリンエンジン
用ロッカアーム材料である、いわゆる、高クロム鋳鉄（
試料歯■および試料歯■）に比較して、優れた耐摩耗性
、耐スカッフィング性を示すとともに、摺動する相手材
に対する損傷性が少ないことを示している。
また、試料歯■のように、Ｐ添加量を多くすると、ロッ
カアーム自身の耐摩耗性は、本発明材と大差ないが、摺
動する相手材に対する損傷性が多くなる。
カアーム自身の耐摩耗性は、本発明材と大差ないが、摺
動する相手材に対する損傷性が多くなる。
また、試料歯■のように、Ｃ添加量を少なくし、炭化物
の晶出を少なくすると、ロッカアーム自身の耐摩耗性が
劣化するばかりでなくご摺動する相手材に対する損傷性
も多い。
の晶出を少なくすると、ロッカアーム自身の耐摩耗性が
劣化するばかりでなくご摺動する相手材に対する損傷性
も多い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、重量比率で、Ｃｉｌ、５〜３．５％、Ｃｒ；Ｏ−，
５〜３．５％、Ｐ、０．１〜１０％、残部実質的にＦｅ
からなる組成の鋳鉄であって、 耐摩耗性、耐スカッフィング性を改善するために、少な
くとも、残留オーステナイトと、マルテンサイトの一方
を含む基地と、分散品出したＰｅ−Ｃ−Ｃｒ系炭化物と
、Ｆｅ−Ｃ−Ｐ系金属化合物であるステダイトからなる
組織としたことを特徴とするロッカアーム用鋳鉄。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13339583A JPS6026641A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | ロツカア−ム用鋳鉄 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13339583A JPS6026641A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | ロツカア−ム用鋳鉄 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6026641A true JPS6026641A (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=15103744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13339583A Pending JPS6026641A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | ロツカア−ム用鋳鉄 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6026641A (ja) |
-
1983
- 1983-07-21 JP JP13339583A patent/JPS6026641A/ja active Pending
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