JPS6026429A - 流体機械の隔壁体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体機械の隔壁体に関し、キャンドモータまた
はマグネットカップリングなどを使用した流体機械の回
転磁界中に配設され流体系の内部と外部とを遮断する隔
壁体において、前記回転磁界によ多発生される渦電流損
失を大幅に低減させて前記流体機械の運転効率を向上さ
せる隔壁体に係わる。

〔発明の背景技術およびその間呟点〕

一般にポンプ、送風機、圧縮機、撹拌機などの流体機械
は、グラントノぐツキン、オイルシール、メカニカルシ
ールなどを使用した軸封部を有するが、取扱流体の漏洩
が嫌われる場合はキャンドモータやマグネットカップリ
ングなどを使用した軸封部のない謂ゆるグランドレス流
体機械が採用されている。

このキャンドモータまたはマグネットカップリング全使
用したグランドレス流体機械は、キャンドモータにおい
ては固定子巻線に多相交流を通じて、マグネットカップ
リングにおいては駆動永久磁石を回転させて、閉塞され
た流体系の内部に配設され羽根車などの被駆動部に直結
された回転子に前記流体系の外部から隔壁体を介して回
転磁界を与えることによ多回転トルクを生じさせる構成
であり、前記隔壁体によシ前記流体系の内部と外部とが
遮断されてキャンドモータの固定子側またはマグネット
カップリングの駆動部側への取扱流体の漏洩が完全に阻
止されているので、前記隔壁体の材質を適宜選択するこ
とによって殆んどの種類の取扱流体に採用できるもので
ある。

ところで、前記グランドレス流体機械の隔壁体は、 （イ）高磁束密度の回転磁界中に配設されるので、磁気
短絡作用や磁気遮蔽作用を生じる磁性体ではなく非磁性
体であること。

（ロ）高磁束密度の回転磁界中に配設されるので、この
回転磁界によシ生じる渦電流損失の少ない高電気抵抗体
であること。

（ハ）取扱流体の温度、圧力に耐え得る熱的、機械的強
度を有すること。

に）取扱流体の腐蝕に耐え得る化学的強度（耐蝕性）を
有すること。

（ホ）取扱流体を漏洩させない密封性を有すること。

０５条件を満足するものであることが望ましい。

従来、前記キャンドモータの隔壁体としては、オーステ
ナイト系ステンレス鋼やインコネル鋼など非磁性耐蝕性
の薄肉鋼板が、半径方向空隙型キャンドモータにおいて
はその磁気空隙が円筒状であることから円筒状に成形し
て、軸方向空隙型キャンドモータにおいてはその磁気空
隙が中空円板状であることから中空円板状に成形して用
いられている。

しかし、前記非磁性耐蝕性の薄肉鋼板からなる隔壁体は
、前記５条件のうち（イ）、Ｉ／う、に）については完
全に満足するが、に）については塩酸、希硫酸など一部
の取扱流体に対する耐蝕性が劣シ、←）についてはモー
タの全損失の半分を占める程大きな渦電流損失が生じる
。

また、マグネットカップリングは前記キャンドモータに
比べて一般に出力の小さい流体機械に用いられ、その隔
壁体には樹脂材が多用されている。

しかし、樹脂材のみからなる隔壁体は、前記５条件のう
ち０）、←）、←）、←）については完全に満足するが
、（ハ）の熱的、機械的強度が劣るため、取扱流体が高
温や高圧となる場合または大出力化に伴なう隔壁体の径
の増大によシ熱的、機械的強度が低下する場合には、渦
電流損失の発生も止むを得んものとして前記キャンドモ
ータの場合と同様に非磁性耐蝕性の鋼板のみからなる隔
壁体を使用したり、樹脂材の隔壁体にこの隔壁体と同形
状の前記鋼板からなる補強体を密接椋装させることが行
なわれている。

前記隔壁体に生じる渦電流損失は、回転磁界の磁力線が
静止した前記隔壁体を直角に横切るためにこの隔壁体に
渦状に流れる誘導電流、すなわち渦電流が生じ、この渦
電流によって前記隔壁体に発生するジュール熱損失であ
る。この渦電流損失の値（ＷＦ、）は円筒面上または平
面上の全面に亘って連続し欠陥部のない一定厚さの円筒
状隔壁体重たは中空円板状隔壁体においては、次式（１
）で計算することができる。

ＷＥ＝晋Ｄ３・Ｌ−ｔ−Ｂ２・ω２・σ（ロ）・・・・
・・（１）但し、Ｄ（ｍ）：円筒状隔壁体においては隔
壁体の直径、中空円板状隔壁体においては磁気空隙の平
均直径。

Ｌ（ｍ）：円筒状隔壁体においては磁気空隙の軸方向長
さ、中空円板状隔壁体においては磁気空隙の内外半径の
差。

ｔ　（ｍ）　：隔壁体の厚さ Ｂ　（Ｗｂ／ｍ２）　：磁気空隙の磁束密度。

ω（ｒａｄ／ｓｅｃ　）　：回転磁界の角速度。

σ（Ω−１／、＋）：隔壁体の固有導電率。

従って、隔壁体を高電気抵抗の樹脂材、すなわち固有導
電率が一般に前記非磁性耐蝕性鋼板の１０−２０倍程度
と無視し得る程低い樹脂相のみで構成すれば渦電流損失
は実質上生ぜずこの点において理想的であるが、元来樹
脂材は熱的、機械的強度に劣るため、例えば温度による
引張９強さの変化が極めて供（い前記鋼板など金属材に
比べて常温における引張シ強さが１桁以上劣シ、比較的
耐熱性に優れているものでも１００℃程度の昇温で引張
シ強さが半減してしまうため、前記のように熱的、機械
的強度が要求される場合には隔壁体に非磁性耐蝕性鋼板
を使用させるを得たい。この場合前記鋼板が耐蝕的に問
題がなければ前記隔壁体として前記鋼板単独でその−ｉ
ｔ使用し得るが、耐蝕的に樹脂材が適しておれば前記鋼
板が樹脂相の隔壁体に密接される補強体として用いられ
る。しかし、いずれにしても前記鋼板中に前記（１）式
の抄失が発生しそのためキャンドモータのモータ出力ま
たはマグネットカップリングの伝達動力の概ね１０〜２
０チと相轟大きな渦電流損失が生じて流体機械の運転効
率が低下し、その分、キャンドモータまたはマグネット
カップリングおよびその駆動用モータなど駆動部が大型
となって高価につくとともに運転コストが増加する欠点
がある。

〔発明の目的〕

本発明は前記欠点を改善するために成されたもので流体
機械に使用されるキャンドモータまたはマグネットカッ
プリングなどの隔壁体において、その熱的、機Ｍ、＋的
強度の関係から単独でまたは樹脂材の補強材として用い
られている非磁性耐蝕性鋼板などの金属材が、従来は回
転磁界の磁力線に直交する円筒面または平面上の全面に
亘って連続し欠陥部のない一定厚さに成形されていたた
め多大な渦電流損失が生じていたことに着目し、前記隔
壁体′（ｉｌ−流体漏洩を阻止するための密封部と熱的
、機械的強度を高めるだめの金属材からなる補強部とか
ら構成するとともに渦電流が減少するように前記補強部
を形成することにより、樹脂わ々ど非金属材のみの隔壁
体よシも熱的、機械的強度に優れ、前記欠陥部のない連
続した一定厚さの金属材を単独でまたは樹脂材など非金
属材の補強材として用いた従来構造の隔壁体に比べて渦
電流損失を大幅に低減させて、前記流体機械の運転効率
を向上させる隔壁体を提供せんとするものである。

〔発明の概要〕

本発明の流体機械の隔壁体は、流体機械に使用されるキ
ャンドモータまたはマグネットカップリングなどの回転
磁界中に配設され流体系の内部と外部とを遮断する隔壁
体において、この隔壁体を流体漏洩を阻止するための密
封部と熱的、機械的強度を高めるための金属材からなる
補強部とで構成し、この補強部を前記回転磁界に帰因し
た渦電流発生を抑制するように、前記回転磁界の磁力線
に直交し、かつ前記補強部を通過する円筒面または平面
上で連続でなく、欠陥部を有するように形成してなるも
のである。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の実施例を図面に基き説明する。

第１図および第２図は、本発明を半径方向空隙型キャン
ドモータを使用したキャンドモータポンプに応用した実
施例を示し、（１）はキャンドモータポンプで遠心ポン
プ（２）に半径方向空隙型キャンドモータ（３）が液密
に一体に結合されて構成されている。

前記キャンドモータ（３）の固定子（４）とこの固定子
（４）に対向配設された回転子（５）との磁気空隙（６
）には前記固定子（４）の固定子巻線（７）に流れる多
相交流によって回転磁界が発生しておシ、この回転磁界
中に、すなわち前記磁気空隙（６）に円筒状隔壁体（８
）が前記固定子（４）の磁気空隙対向面に密接挿入され
て配設されておシ、ポンプ取扱液の前記固定子（４）側
への漏洩が阻止されている。

そして、前記円筒状隔壁体（８）は、樹脂材からな、！
７ポンプ取扱液の漏洩を阻止するための円筒状の密封部
αＱと、オーステナイト系ステンレス銅線材αりを前記
密封部αＯの外周面に巻回してコイル状に形成してなシ
熱的、機械的強度を高めるための補強部（６）とから構
成されておシ、この補強部（２）の鋼線材αりの巻きピ
ッチＰは隣シ合う部分が互に接触しないように前記鋼線
材α力の線径ａよシ大に選定されて、すなわち隣シ合う
前記鋼線材αη間にはＰ−ａの隙間α９が形成されてこ
の隙間０９が前記補強部（２）の欠陥部となっている。

この実施例によれば、前記円筒状隔壁体（８）は、化学
的強度に優れた樹脂材からなる円筒状の密封部００と、
この密封部αＯに熱的、機械的強度に優れた鋼線材ｕ’
ｅコイル状に巻回してなる円筒状の補強部０２とから構
成されているため、前記密封部００と補強部αりとを合
わせた全厚さと同じ厚さの樹脂相のみからなる円筒状隔
壁体に比べて化学的強度は同等にしてポンプ取扱液の温
度、圧力圧対する熱的、機械的強度が大幅に向上され、
また非磁性耐蝕性鋼板などの金属材を単独でまたは補強
材として使用してきた従来の円筒状隔壁体に比べて化学
的強度に優れ、渦電流損失は゛激減される。

す々わち、密封部叫は樹脂材からなるため渦電流損失は
実質手生ぜず、補強部αりは伜線材α℃の隣シ合う部分
が互に接触しないようＰ−ａの隙間０３を設けて円筒状
に形成されているため渦電流に対する軸方向抵抗が極め
て高くなシ、そのため渦電流発生が極端に抑制され、渦
電流損失は実用上問題視されない程少々い。

なお、前記実施例において円筒状隔壁体（８）に回転磁
界が直交するのは磁気空隙（６）部のみであるので、第
３図に示すように鋼線材ａ℃の補強部（２）は前記磁気
空隙（６）部のみに設け、その両側には金属材の補強環
◇０４を密接挿入して熱的、機械的強度を高めるように
しても良い。

また、コイル状に形成する鋼線材α力の断面形状は丸、
四角あるいは偏平な矩形など任意に選歌すれば良く、そ
の材質も補強材として使用し得る金属材であれば前記ス
テンレス鋼に限定されるものではない。

また、前記補強部（２）は鋼線材α℃を密封部αｑの外
周面に円筒状に巻回して形成したが、第４図に示すよう
に円筒状の密封部（１０を樹脂成形する際にコイル状に
形成した鋼線材α］１を芯材として一体に樹色するよう
に円筒状隔壁体（ｓ）’ｔ　ｍ成すれば、鋼線制ｑ公間
の隙間（１３に樹肥材が充満されて前記隔壁体（８）の
熱的、機械的強度が若干ではあるがさらに高められ、お
よび隣夛合う鋼線材０同志が接触しないように別述固定
する手段が不要であると共に前記隔壁体（８）の外周面
が面一となシ固定子（４）へ密接挿入する作業が容易と
なるガど好都合である。

さらにまた、前記補強部（社）は鋼線材α℃をコイル状
に形成する他、第５図に示すように金属材からなる複数
個のリングα時をその隣シ合う部分が互に接触しないよ
うに前記各リングＣ１１間に欠陥部としての隙間０Ｑを
設けて軸方向に配列して形成しても同様の効果を呈する
ことができる。

第６図および第７図は、前記第５図に示す円筒状隔壁体
（８）　Ｋおける補強部（２）の構成を軸方向空隙型キ
ャンドモータポンプを使用したキャンドモータポンプに
応用した実施例を示し、軸方向空隙型キャンドモニタα
カにおいては固定子００と回転子ａツとの磁気空隙（４
）が中空円板状であることから、この磁気空隙翰には中
空円板状隔壁体シ）が前記固定子ａ自の磁気空隙対向面
に密接固定されて配設されておシ、前記中空円板状隔壁
体（ハ）は、樹脂材からなる中空円板状の密封部に）に
、金属材からなシ順次径を大きくした棟数個の同心円上
のリング（ハ）群を互に接触しないように欠陥部として
の隙間（ハ）を設は前記磁気空隙（イ）部に配列した補
強部（ハ）とこの補強部Ｑ！よシ外径側および内径側の
強度を高める補強板＠（ハ）が内包されて構成されてい
る。

次に、第８図および第９図は、本発明を半径方向空隙型
マグネットカップリングを使用したマグネットカップリ
ングポンプに応用した実施例を示し、半径方向空隙型マ
グネットカップリング（ハ）においては、永久磁石また
は磁気ヒステリシス材からなる従動側回転子（ハ）と駆
動永久磁石０めとの磁気空隙０２が円筒状であることお
よび入力軸０３と出力［１ｌｌＩＩ■との２本の回転軸
を有する構成上、カップ状隔壁体ＯＱが用いられ、その
円筒部が前記駆動永久磁石０１）と従動側回転子［有］
とに接触せず前記磁気空隙０りに配設されるように前記
隔壁体Ｇ９の開口部フランジ部０→がポンプケーシング
０乃とフレーム（ロ）とに圧接挾持されて固定されてい
る。

そして、前記隔壁体（ト）は、樹脂材からなｇｙｙンプ
取扱液の漏洩を阻止するためのカップ状の密封部に）と
、非磁性耐蝕性鋼板ｆ４１）をカップ状に形成して前記
密封部００の外周面および外側面に充填材θオを介して
密接被装させ少なくとも前記磁気空隙０２部に欠陥部と
しての多数の小孔０４を設けて力る補強部（／４→とか
ら構成されている。

この実施例においても１樹脂材のみからなる同寸法の隔
壁体に比べて熱的、機械的強度が大幅に向上され、補強
部０→に生じる渦電流損失も、多数の小孔θ１を設けた
ことによシ渦電流に対する実質的電気抵抗が相当高くな
るので、回転磁界に直交する全面に亘って連続し欠陥部
のない一定厚さの前記鋼板を使用した従来の隔壁体に比
べて低派される。

なお、との実施例において補強部０→に多数の小孔０３
を設けるには、前記鋼板０→の所定部分に前記小孔０３
を打抜き加工するか、市販の多孔鋼板音用いればよく、
さらには多数の小孔（４］を設ける代わシに金属網を使
用して補強部を構成することもできる。

以上の各実施例に示すように、本発明において隔壁体を
構成する金属材からなる補強部は、回転磁界による渦電
流発生を抑制するように欠陥部を設ければよく、密封部
も前記各実施例に示す樹脂材のほか、ポンプ取扱液およ
びその温度仕様などに応じてガラス、セラミックなど他
の非磁性高電気抵抗の非金属材を使用してもよい。また
、従来の隔壁体に使用された前記欠陥部のない連続して
一定厚さの金属材の厚さは、熱的、機械的強度を保持す
るための必要から決定されているが、本発明のように熱
的、機械的強度は全て金属胴からなる渦電流損失の極め
て小さい補強部に持たせるものとすれば、密封部の前記
金属材の厚さは従来に比べて極めて薄い寸法のものを使
用することができるので、前記（１）式に示すように厚
さｔに比例した極めて小さな渦電流損失にすることがで
きる。

す々わち、本発明においては密封部を非金属材に限定す
ることなく、従来と同材質の金属を従来より大幅に薄く
して使用することも可能である。

なお、前記密封部に金属材を使用する場合は、前記第１
図および第２図または第５図に示すように密封部叫に補
強部（２）を密接させるほか、例えば第１０図に示すよ
うに円筒状金属材の外周側にらせん状溝（ハ）または多
数の円周溝などを設けてこの溝（ハ）を補強部（２）の
欠陥部とすることにょシ、前記溝（ハ）の底部よシ外径
側を補強部（１９、内径側を密封部αｑとした一体の金
属材からなる円筒状隔壁体（８）を構成することもでき
る。

また、前記各実施例においては、一対の密封部と補強部
を設けて隔壁体を構成したが、例えは第１１図に示すよ
うに用途に応じて密封部（ＩＯと補強部（２）を複数組
み合わせて隔壁体（８）を構成してもよい。

また、本発明は前記キャンドモータポンプおよヒマグネ
ットカツデリックポンプのほか、送風機、圧縮機、撹拌
機など他のグランドレス流体機械の隔壁体に採用できる
ことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、流体機械に使用されるキ
ャンドモータ育たばマグネットカップリングなどの回転
磁界中に配設され流体系の内部と外部とをａ断する隔壁
体において、この隔壁体を流体漏洩を阻止するための密
封部と熱的、機械的強度を高めるための金属材からなる
補強部とから構成し、この補強部を前記回転磁界に帰因
した渦箪流発生を抑制するように、前記回転磁界の磁力
線に直交し、かつ前記補強部を通過する円筒面または平
面上で連続でなく、欠陥部を有するように形成すること
により、樹脂材など非金属材のみの隔壁体よシも熱的、
機械的強度に優れ、欠陥部のない金属材を単独でまたは
樹脂相など非金属材の補強材として用いた従来構造の隔
壁体に比べて渦電流損失を大幅に低減させて、前記流体
機械の運転効率を向上させる流体機械の隔壁体が得られ
、その産業上利用価値は極めて高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例全庁すキャントモ−大断面図
、第３図は本発明の他の実施例を示すキャンドモータポ
ンプの縦断面図、第４図、第５図はそれぞれ異なる他の
実施例を示す隔壁体の拡大断面図、第６図は他の実施例
を示すキャンドモータポンプの縦断面図、第７図は同上
隔壁体の一部を切欠いた正面図、第８図は他の実施例を
示すマグネットカップリングの縦断断面図、第９図は同
上隔壁体の斜視図、第１０図、第１１図はそれぞれ異な
る他の実施例を示す隔壁体の拡大断面図である。 （８）・・隔壁体、α′２−・・補強部、αｊ・・欠陥
部としての隙間、０３・・欠陥部としての小孔、輪・・
欠陥部としての溝。 手続補正書（自発） １・事件の表示　昭和５８年特許願矛１３３１３３号２
、発明の名称　流体機械の隔壁体 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 株式会社帝国電機製作所 ４、代理人 〒１６０東京都新宿区新宿４丁目３番２２号（安藤ビル
）５、補正命令の日付　なし 乙　補正の対象　明細書中「発明の詳細な説明」の欄７
補正の内容 （１）明細−ｆ１Ｍ’　ｌ　５頁才９行乃至牙１１行に
１金属材であれば前記ステンレス鋼に限定されるもので
はない。」とあるな、次のとおり訂正する。 ［金属材であればよく、例えば弱磁性体の鉄線の場合、
前記（イ）の磁気短絡作用またしま磁気遮蔽作用が生じ
るが前記（ロ）の渦電流損失に比べてその影響が極めて
小さ〜・ため、および磁気空隙（６）が実質的に短縮さ
れてモータ性能が若干高められる効果も生じるので、前
記非磁性鍋に限定されるものではな〜・。」（２）明シ
ーｍ書牙２０頁オフ行の１よく、」と「密封部」との間
に、次の文を追加する。 「例えば、前記矛２図に示す円筒状隔壁体（８）におい
て補強部（１２１に隙間（１３１を設けず鋼線材（１１
）（７）瞬り合う部分を互に接触させて密着巻きしても
、その接触部に生じる接触抵抗によって渦電流に対する
軸方向の１！気抵抗が高められるので、前記接触部が渦
電流発生を抑制する補強部の欠陥部となり、」 （３）　明細書矛２２頁】１１行と矛２行との間に、次
の文を追加する。 「　また、密封部と補強部の位置関係も、例えば前記矛
Ｉ図および才２図または１１５図に示す円筒状隔壁体（
８）において、内圧ではなく外圧が加わる場合は、補強
部（１２）を内側に密封部（１０）を外側に配設するな
ど、仕様に応じて適宜入れ換えればよい。」 手続補正書（自発） 昭和５８年０９月２６日 １、事件の表示　昭和５８年特許、願矛１３３１３３号
２、発明の名称　流体機械の隔壁体 ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 株式会社帝国電機製作所 ４、代理人 ５、補正命令の日付　な　し ろ　補正の対象　明細書中「発明の詳細な説明」の欄、
［−図面の簡単な説明］の欄及び図面。 ７補正の内容 （１１明π１■書矛７貞オ６行、同２・１０行および同
」２１６行に「中空円板状隔壁体」とあるな、「円板状
隔壁体」と訂正する。 （２）　明細書矛１５頁矛５行に「補強環−ａ滲」とあ
るを、「円環（１，１）　（１４１Ｊと訂正する。 （３）　明細店°矛１６頁矛１４行と矛１５行との間に
次の文を加入する。 「　なお、前記才１図、才２図、１６図および矛５図に
示す実施例においては、円筒状隔壁体（８）の接液部側
（内側）に密封部（１０）を形成したか、ポンプ取扱液
の圧力が大気圧より低い真空系にあるため前記隔壁体（
８）に外圧が加わる場合や、キャンドモータ（３）を防
９７４７．７造とするため前記隔壁体（８）が固定子（
４）内の防爆試験圧力による外圧に耐え得ることが要求
される場合は、前記密封部ｕ０１と補強部しおよび密封
部ｕＯ）と円［ｏ４）圓との位置関係を逆にして、前記
隔壁体（８）の接液部側（内側）に−浦強部（Ｉ２１お
よび円環（１４１（１４１を形成すればよい。」 （４）　明細書オ１７頁矛６行および四矛８行に「中空
円板状隔壁体ｅυ」とあるを、１円板状隔壁体（２１）
　Ｊと訂正する。 （５）　明細書第２４頁オフ行に「中空円板状」とある
を、「円板状」と訂正する。 （６）　明細書矛１７頁２・１４行に［補強板（２７）
　０樟」とあるを、１円板（２７）　（２ａ）　Ｊと訂
正する。 （７）　明細書２・１９頁２・２行から２′６行に「前
記磁気空隙四部に」とあるな、［前記磁気空隙（３２中
の部分に」と訂正する。 （８）　明細１４’Ｊ’２０頁２・６行と矛４行との間
に次の文を加入する。 １−　また、オ・１２図乃至２・１４図は、本発明を軸
方向空隙型マグネットカップリングを使用したマグネッ
トカップリングポンプに応用した冥施例を示し、軸方向
空隙型マグネットカップリングにおいては、従動側回転
子（杓と駆動永久磁石（４ηとの磁気空隙（４８）が中
空円板状であることから、円板状隔壁体ａ９）が前記従
動側回転子（４６）と駆動永久磁石（４７１とに接触せ
ず前記磁気空隙（４８）に配設されるように前記隔壁体
（４９）の外径部がポンプケーシング（５０）とフレー
ムｌ！５１１とに圧接挾持されて固定されており、前記
円板状隔壁体（４９）は、樹脂材からなる円板状の密封
部Ｉ５２に金属材からなり格子状に形成された補強部印
が内包されて構成されている。」 、９）　明細書オワ４頁オ２行からオ６行に「キャンド
モータポンプの縦断面図、」とあるな、「キャンドモー
タポンプのモータ部の縦断面図、」と訂正する。 工ω　明細書第２４頁オフ行から矛８行に［マグネット
カップリングの縦断断面図、」とあるを、［マグネット
カップリングポンプの縦断面図、ｊと訂正する。 ■　明細書１２４頁第１０行から才１１行Ｋ「拡大断面
図である。」とあるな、次のように訂正する。 ［拡大断面図、才１２図は他の実施例を示すマグネット
カップリングポンプの縦断面図、ネ・１６図は同上隔壁
体の一部を切欠いた正面図、矛１４図は矛１６図の隔壁
体の定一定矢視断面図である。」 （１２）　明細書才２４頁ツ・１２行乃至】・１４行の
図面の簡単な説明を次のとおりに訂正する。 ｒ　（８１（２１）（３５１（４９）　−−ＩＷ壁体、
（１０１（２３）（４０（５２１−−密封部、ｕ２＋　
（２→（４４）１５３）・・補強部、（＋３１　（１Ｇ
＋　（２勺・・欠陥部としての隙間、（４３・・欠陥部
としての小孔１、（４５１・・欠陥部としての溝。」任
Ｊ　図面中矛７図および矛８図を別紙のとおり訂正する
。 ａ４　図面才１２図乃至第１４図を別紙のとおり加入す
る。 ｘｗ−、−４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１１流体機械に使用されるキャンドモータまたはマグ
   ネットカップリングなどの回転磁界中に配設され流体系
   の内部と外部とを遮断する隔壁体において、この隔壁体
   を流体漏洩を阻止するための密封部と熱的、機械的強度
   を高めるための金属材からなる補強部とで構成し、この
   補強部は前記回転磁界に帰因する渦電流発生を抑制する
   ように、前記回転磁界の磁力線に直交し、かつ前記補強
   部を通過する円筒面または平面上で連続でなく、欠陥部
   を有することを特徴とする流体機械の隔壁体。