JPS60263979A - 複写機用定着加熱ロ−ル - Google Patents

複写機用定着加熱ロ−ル

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JPS60263979A
JPS60263979A JP11990084A JP11990084A JPS60263979A JP S60263979 A JPS60263979 A JP S60263979A JP 11990084 A JP11990084 A JP 11990084A JP 11990084 A JP11990084 A JP 11990084A JP S60263979 A JPS60263979 A JP S60263979A
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JP
Japan
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heating roll
fixing
copying machine
resin
fixing heating
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Pending
Application number
JP11990084A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakai
孝 酒井
Akiro Yamaguchi
山口 昭郎
Takeo Fusayama
総山 武夫
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電子写真複写や静電複写などトナー(熱溶融型
の粉末インキ)をもって現像定着する方式の複写機にお
いて、定着加熱ロールの昇温を迅速化して該トナ〜の熱
定着を迅速に行なうための定着加熱ロールに関する。
〈従来の技術〉 近年、電子写真複写や静゛市復7ミiを中心とする複写
は、複写システム技術の発達で非常に汎用化がなされる
ようになってきた。電諌を入力してから複写可能の状態
になるまでの、いわゆる゛立上り時間゛′をかなり短縮
されるようになってきた。この°゛立上時間パを律速す
る最大の要因は、前記複写方式では、複写紙などの被複
写面の上に、現像されたI・チーを加熱溶融定着するた
めの定着加熱ロールが!・す−の溶融定着に必要な温度
(約150 ’Cから約250℃が現在一般的である)
に達する迄の昇温速度にある。
ところで、現在の前記方式の複写機の定着加熱ロールの
加熱方式は定着加熱ロールの内部を中空とし、この中空
内部に夕7グステノランプあるいはタノグステノハロケ
/ラップの直管法を挿入して、ランプからの光線エネル
ギーを主としこ輻射および対流伝熱によって定着加熱ロ
ール内面から加熱するものである。かかる定着加熱ロー
ルは各種金属ロールかl:)なっているが、いずれも内
面は各種金属そのものであって、熱に対して特別に考慮
を払われたものは見当らない。
しかるに当該業界において上記の゛立上り時間″の短縮
、すなわち加熱時間短縮のためには専ら、ランプのパワ
ーアップを図ることが試みられているのみであるのが実
状である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、ランプのパワーアップ化により昇温時間は確
かにある程度は短縮されてきたが、あまりに過大なラン
プのパワーアップ化は次の欠点を伴なう。即ち、第1に
、スイッチオンの人力開始時に、ランプが一時的に過大
な出力となり、かつ過熱されるため、ランプの過負荷が
多くなり寿命の低下につながる。第2に、定着加熱ロー
ル表面温度が本来のトナーの最適定着温度よりも高温に
なり過ぎ、さらに同時に被複写面(紙あるいはオーバー
ヘッドプロジェクト用などに供されるフィルムなど)も
上限の耐熱温度あるいは耐過温度よりも高温に被熱され
る結果、トナーが定着加熱ロール面上に不必要に残留し
たり固着したりして、その残遭のがき取り、清掃システ
ムに負担がかがり、トラブルを生セシめたり、被複写面
で(らる紙などに変形、シワなどを生ぜしめ、さらには
いわゆる紙詰り”を生ぜしめたりする。第3に、定着加
熱ロールから被複写物を分離していくための分離爪が過
昇温のために劣化したり、異常膨張′したりして、同様
に′紙詰り1などのトラブルの原因にもなっている。そ
の他、余分の電気エネルギーを使うためζこ、消費電力
が増加し、しかも過大電流を流すための保護システムな
ども余分に要ることになる。
本発明各らはこれらの状況に鑑み、ランプのパワーアン
プによらないで′°立−1ニリ時間゛′の短縮を達成す
ることを目的として鋭意検討の結果、本発明に到達した
く問題点をM決するための丁段および作用〉即ち、本発
明は主としてYq視光線および/、f)るいは近赤外線
からなる光線を熱源として使用するトナーの定着加熱口
=ルであって、該定着加熱ロールの中空内部から加熱す
る方式を採用する複写機用定着加熱ロールにおいて、該
定着加熱ロールの中空内部面に、(alカーボンブラッ
クおよび/あるいはグラファイト粉末を主成分とする黒
色粉末5〜70重承%、tb)変性シリコーン樹脂およ
び/あるいはポリアミドイミド樹脂を主成分とするバイ
ンダー95〜30重量%からなる組成物からなる皮膜を
有することを特徴とする複写機用定着加熱ロールである
以上、本発明を具体的に説明する。
まず、本発明の定着加熱ロールが用いられる複写機は、
紙などの被複写面の上に現像されたトナーを加熱して溶
融し定着する方式を採るもの、すなわち、トナ一定着を
採用する複写機であれば、いかなるものでもよい。かか
る複写機の加熱システムは一般に加熱された定着加熱ロ
ールにトナーおよび被複写面がともども接触して加熱さ
れることが中心となる。これらのトナーを用いる複写機
の例としては、いわゆる光導電体(セレン、硫化カドミ
ウムおよびポリビニルカルバゾールなどの有機光導電体
など)を複写マスターとして用いる電子写真複写機およ
び単なる誘導体を複写マスターとして用いるが1あるい
は被複写体自体が誘導体でいわゆるトナー転写しないも
の、いずれにしても静電印加とj車検パターンに従った
除電でr?7+ 1h:潜像をつくってトナー現像定着
をしていく、いわゆる静電複写機がある。
本発明の定着加熱ロールは内部が中空になっており、こ
の中空層に、主として可視光線および/あるいは近赤外
線からなる光源を、加熱源として設置することによって
ロールを加熱する。
光源としては、波長400〜3000 p tprを主
たる波長域とする光線を放出できるものであればいかな
るものも使用可能である。かかる光源は光源温度が高く
、効率的な加熱が行なえる。
光源の好ましい具体例としては、タノグステンラノプ、
ハロゲンランプ等が挙げられる。ランプ身命の点からよ
り好ましいのはハロゲノランプである。なお、ランプの
性質上若干の紫外線や遠赤外線が入ることは許容される
が、あくまで主たる投射波長域は可視光線か近赤外線か
あるいは両者を主たる波長域として有するものである。
定着加熱ロールの内部中空層には、上記光源からなるい
わゆるランプなどが挿入装着される。これらは一般に複
写機の形状により規定され、直管球となることが多いが
、必要により適宜の形状のランプ光源とできる。
本発明の定着加熱ロールにおいては、中空内部面上に、
(alカーボッブラックおよび/あるいはグラファイト
粉末を主成分とする黒色粉末と、fb) 変性シリコー
ン樹脂および/あるいはポリアミドイミド樹脂を主成分
とするバインダーからなる組成物からなる皮膜を有する
ことが重要である。
本発明に用(辷るカーボンブランクとしては性質、粒径
、形状の点で特に制約はなく、例えば、天然ガス、石油
などの不完全燃焼または熱分解によって得られる微粉炭
素が使用可能であり、チャンネルブラック、サーマルブ
ラックおよびファーネスブラックのいずれも使用11丁
能である。
また、グラファイト粉末としては天然グラファイトおよ
び人造グラフアイ1〜のいずれも用いることができるが
、好ましくは潤滑用、粉末冶金用、電池用および電子機
器用などに)1&用される高純度なものおよび塗料、コ
ロイド化の分野ニ多イ微粒状のものが用いられる。グラ
ファイト需要の大部分を占める天然産グラファイトは産
地により形状が異なるが、鱗片状および微粉状のいずれ
も使用でき、好ましくは平均粒度100 tt以手のグ
ラファイト粉末が用いられる。
次に、本発明に適用される変性シリコ−ノ樹脂とは、主
鎖が有機基あるいは有4J’J、 K分子基と結合する
ケイ素原子と酸素原子の交ノ、?:結合からなる直鎮状
あるいは三次元構造体であって、ケイ素原子と結合する
有機基あるいは有機高分子基の少なくとも1つが、例え
ばエポキシエチルアルキレノ基、エポキシフェニルアル
キレノ基、アミノアルキレノ基、カルボキンアルキレノ
基、ヒドロキシアルキレフ基、ハロゲノアルキレノ41
;、ヒドロチオアルキレノ基、ポリエーテルアルキレノ
基、ポリエステルアルキレノ基、ポリアミドアルキレノ
基等であるものをいう。その際、その各々をエポキシ変
性シリコ〜ノ樹脂、アミノ変性シリコーン樹脂、カルボ
キシ変性シリコ−ノ1141eft 、カルビノール変
性シリコーン樹脂、ハロケノ化アルキル変性シリコーン
樹脂、メルカプト変性シリコーン樹脂、ポリエーテル変
性シリコ〜ン樹脂、ポリエステル変性シリコーン樹脂、
ボリアj)変性シリコーン樹脂等と称する。
これらの変性シリコーノ樹脂のうち、好ましくは、次式
(1)または(Illて示されるものが用いもれる。
(ここでXはR=C−C,R1へ、R’ N1(2、N
1 R’−COOH,R1−C0OR*、RL−OH1R’
−0COR*、R1−Cl 、R1−8H、R1−PO
A 、 R’−PES 、R1−PAから選はれた基を
示し、l(+はアルキレノ基、POAはポリオキシアル
キレフツノ(、PF、Sはポリエステル基、PAはポリ
アミド基、n1mは整数を示す) (ここでRはアルキル基を示す。またXおよびYは次の
(イ)〜(へ)の組合せの中から選ばれる基を示す。
(イ)X:RLミ3=Σ>Y:R2−POAH) X 
: R’−0COR米 Y:R2−Cl+’) X :
 R’ Nl2 Y : I(”−POA(二l X 
: R’−Nl2 Y : R”−PES(ホl X 
: R’ NH2Y : R2PA(へ) X 二 R
1<ミ面===耳巨り〕]シ Y:R2−PF、Sここ
で、R1、R2はアルキレツノ+!i、R’はアルキル
基、POAはポリオキシアルキレノ基、I) E Sは
ポリエステル基、PAはポリアミド基、n1m、lは整
数を示す) 本発明で使用される好ましい変性シリコーン樹脂の例と
して次のものを挙げることができる。
本発明で使用されるポリアミドイミド樹脂としてはいか
なるものも使用可能であり、特に限定はされない。ポリ
アミドイミド樹脂のうち、好適には、次式(1111ま
たは(Itl)て表わされる高分子主鎖中にイミ1′結
合およびアミド結合を必須成分として含有する芳香族重
合体類が用いられる。前記式中、Zは3官能基のうちの
2官能基が隣接炭素に結合されている3官能性芳香族基
、Arは2価の芳香族残基を示す。また、Ylは次式r
v+、(V□1)およびff+[)で示される残基であ
り、次式mて示される残基0〜100モ)v 9b、次
式01)で示される残基80〜0モル%、次式G′ID
で示される残基60〜0モル%から構成される。
(たtどし、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は
炭素数1〜4のアルキル基または)\ロゲン原子、Xl
、t 502−基、O基またハCHs基、aはII 1 −C−−C− 乱 1〜25、bはOまたは1〜4、Cは0または1〜2の
整数を示す) 前記式(■])および(Iv)の中でのイミド結合の一
部(たとえば30モル%未満)が、その閉環前駆1 \  −OH j とどまっているものも含まれる。ここでZの例を具体的
に列挙することができる。Arは少なくCO,SO2、
SO1炭素原子数1〜6個のアルキル基を示す)などが
挙げられる。
Y、の具体例としてはたとえば、 H3 H3 れる。
本発明で使用される好ましいポリアミドイミド樹脂の典
型例として、次の3種を挙げることができる。
m/n=70/30モル比 ト、 m / n = 50 / 50モル比本発明の定着加
熱ロールが中空内部面」二に有する皮膜は、(a)カー
ボンブラックおよび/あるいはグラファイト粉末を主成
分とイる黒色粉末5〜70重量%および[bl変性ノリ
コ−2・樹脂および/あるいはポリアミドイミド樹脂を
主成分とするバイツタ−95〜30重r+1Φからなる
組成物によって構成される。黒色粉末が5重量%未満で
は、定着加熱ロールの’JiITlniを迅速に行なう
ことができず、また黒色粉末が70重r%を越えるき、
バイツタ−が機能しないため成形が困gイtとなる。
かかる本発明の皮膜は、いがなる方法にょって定着加熱
ロールの中空内部面上に形成してもよい。奸才しくは、
バインダーを適当な溶剤によって溶解または分散せしめ
た液中に黒色粉末を分散せしめた混合液を定着加熱ロー
ルの中空内部面上に塗布する方法が採用できる。
バインターの溶剤としては、特に限定されないが、塗布
後乾燥除去の比較的容易なものが好ましく用いられる。
バインダ〜とじて変性シリコーノ樹脂を用いる場合の溶
剤としては、例えハ、ベノセノ、トルエン、キル)、ア
セトノ、メチルエチルケi・ノ、イノブチルエチルケト
ノ、エチルアセテート、アセテ−1−セロソルブ、ブタ
ノールおよびその他の芳香族炭化水素類、ケトノ類、エ
ステル類、グリコールエステル類、塩素化炭化水素類等
が好ましく挙げられる。
また、バインダーとして、ポリアミドイミド樹脂を用い
る場合の溶剤としては、溶解性、取扱い」二、経済−ヒ
から、N−メチルピロリトノが最も好適であり、さらに
N−メチルピロリトノを主成分とした混合溶剤も好適に
使用でき、そ(F) 場合少t 成分としてペンセノス
ルホン酸、2−アミノエタノール、エチレンジアミ゛ノ
おヨヒビリレノから選ばれた溶剤をN−メチルピロリド
ンに添加することもできる。
ここで用いる溶剤の里は、塗γ1jの作業性等を考慮し
て、黒色粉末とバインダーの合羽重量の2〜10倍量で
あることが好ましい。
かかる黒色粉末、バインダーおよび溶剤からなる混合液
を定着加熱ロールの中空内部面に塗布する方法としては
、中空内部に混合液を縞たすか、封入し振とうして内部
面をぬらしたのち、余分の混合液を流し出す方法が比較
的容易であるが、吹き付は法やへケ、筆あるいはスポン
ジ等適当な支持体に塗料を含ませて塗る方法等任意の方
法が採用できる。
本発明における皮膜の厚さについては特に限定されない
が、より優れた迅速昇温効果および皮膜の耐久性を得る
には0.2μ〜50μであることが好ましい。
本発明の定着加熱ロールの中空内部面上における皮膜は
、変性シリコーノ樹脂および/あるいはポリアミドイミ
ド樹脂を主成分としだ内膜を介して形成されていてもよ
い。かかる内膜の存在によって、皮膜の定着加熱ロール
への接着をより強化することができる。内膜において用
いられる変性シリコーン樹脂、ポリアミドイミド樹脂は
前記したものを使用することができる。
皮膜と内膜に用いられる樹脂は同じであっても異なって
いてもよい。
内膜厚みが1μ未満となると、皮膜の接着耐久性が低下
傾向となり、また内膜厚みが30μを越すようになると
、迅速昇温効果が小さくなる傾向にあるので、内膜の厚
みは1〜30μであることが好ましい。
定着加熱ロールの中空内部面上における内膜の形成は皮
膜の形成に先だって行なわれる。内膜の形成方法として
は皮膜の形成方法と同様の方法が採用できる。
本発明の定着加熱ロール本体の材質としては各tio+
の材質、即ち、金属およびプラスチックやセラミックス
などが自由に選択できる。150〜250℃における熱
放射・熱逸散性をより有効に防止するためにはアルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金の基材が好適に用いられ
る。また、アルミニウムまたはアルミニウム合金は軽量
かつ比リフ的安価であるというため工業的に有利に使用
できる。
本発明の定M 加mロールがアルミニウムアルいはアル
ミニウム合金の基材から構成されている場合には、その
中空内部lTi1 J−に本発明の皮膜を形成せしめる
前に、定着加熱ロールの中空内部面に+ijJ処理を施
すことができる。ががる前処理によって定着加熱ロール
の昇温速度は、場合によってはさらに迅速化できるとと
もに、皮膜の定着加熱ロールへの接着をより強化するこ
とができる。
前処理としては、例えば、陽極酸化処理、脱脂処理、化
学研磨処理等が挙げられる。これらの処理は定着加熱ロ
ールに比較的容易に施すことができる。陽極酸化処理は
、好ましくは、硫酸、シュウ酸、リン酸の少なくとも1
種を含む水溶液を定着加熱ロールの中空内面に満たした
後、定着加熱ロールを陽極とし、カーボン等を陰極とし
て電圧を印加することにより、定着加熱ロールの中空内
面上にアルミニウムの酸化被膜を形成せしめるものであ
る。
また、脱脂処理、化学研磨処理としては、例えばサンド
ブラストによる研磨法、アルカリあるいは酸によるアル
カリエツチングあるいは酸エツチング法、界面活性剤、
有機溶剤による洗浄法等が挙げられる。
これらの前処理は、2種以上行なうことも勿論可能であ
る。
また、定着加熱ローラにこれらの前処理を施した後に前
記のごとく内膜を形成せしめ、その上に本発明の皮膜を
形成せしめることもできる。
〈実施例〉 以下、本発明の定着加熱ロールについて、実施例によっ
て詳細に説明する。
実施例1 JIS’A1050の純度を有するアルミニウム製の内
径34朋、外径42龍、長さ330酎のパイプを用い、
パイプ内面を細かいサンドブラストで研磨し、脱脂処理
したのら、第1工程としてリン酸10重量%含む液温2
7℃の電解液中で該アルミニウムパイプを一方の極とし
て、カーボンを他方の極として15Vの直流電圧を印加
して、15分間陽極酸化処理を施した。次いで第2工程
として粒度範囲01〜5μ、平均粒径1. Oμの高純
度超微粉の鱗状グラファイト25重量部、次式で示され
るポリエステル変性シリコーン樹脂 (ココテ、n 1.i約10、mは約10.pは約10
0である)の40重里%キシレノ溶液7sffiffi
部、トルエフ700Mfi(部から成る均一分散混合液
(SUS製、5.3e容ボールミルで10、 O1m、
24時間混合により調製)を上記パイプの内面に均一か
つ薄くスプレーで塗布し、150℃、20分間熱風で乾
燥することにより、平均付量2.1y/w、皮膜厚み2
0μの皮膜を有するアルミパイプを製作した。続いて、
第3工程としてパイプ外表面を外径40絹になるように
切削した。
第4工程として、内径14酊、外径20朋、長さ30朋
の同材質のパイプであり、その片端ニ’A 114 Q
 Jlllのツバを有するランプ挿入孔部を、上記ロー
ル用アルミパイプの両端部とソバ部で溶接したのち、第
5工程として、ロール部の外表面を通常の方法によりポ
リ四フッ化エチレン樹脂で被覆処理することによって、
トナー像転写式乾式静電複写機用の定着加熱ロールを製
作しtこ。
この定着加熱ロールの内部を貫通させたかたちで、直径
10朋、長さ約400順のハロゲンランプを装着したの
ち、通常のトナー像転写式 ′乾式静電複写機構を有す
る複写機(以下PPCと略す)の定着装置に組込/1、
jご。ノ10ゲノランプを点灯してから、ロール表面1
11a qが40℃から200℃に達する時間を測定し
たところ、平均55秒であった。また、l) P Cに
電源を人力してから実際に複写可能になるまでの“立−
ヒり時間°′は69秒であった。
比較例1 実施例1において、皮膜をイ1しない他はすべて同条件
で製作した定着加熱【コールについて、ハロゲンランプ
を点灯してかl’−) O−ル衷面温度が40℃から2
00℃に達する時間を測定したところ平均105秒であ
り、A、た、PPCとしての立上り時間は最短でも12
8秒であった。
実施例2〜4 銅0.12 %、ケイ素0.080V)、鉄07%、マ
ノカン0.01%、マグネシウム0.01%をそれぞれ
含有するアルミニウド合金からなる内径34 IlM 
、外径42龍、長さ330朋のアルミニウムパイプを用
い、パイプ内をクロム酸と硫酸(D 50 / 50混
合液で洗浄することにより酸エツチングを施したのち、
表1に示す各種皮膜形成用混合液を調製し、パイプ内に
各混合液を満たしたのち、付着液以外を流出させる方法
で塗布した。塗布後のパイプ内面を150℃、30分間
熱風乾燥して皮膜を形成させたのち、実施例1の第3工
程以下と同じように加工し、得られた各種定着加熱ロー
ルをPPCの定着装置に組込んだ。これら各定着加熱ロ
ールについて、点灯してからロール表面温度が40℃か
ら200℃に達する時間およびPPCとしての゛立上り
時間′”を表1にそれぞれ示す。
比較例2 実施例2において、黒色皮膜を有しない他はすべて同条
件で製作した定着加熱ロールについて、比較例1と同様
にして測定したところ、40℃から200℃までの昇温
時間は平均109秒、PPCとしての立上り時間は最短
131秒であった。
実施例5〜8 実施例2と同じ材質、同じ大きさのアルミニウムパイプ することにより脱脂処理を施した後、表2に示す変性ノ
リコーノ栃脂またはボリア2トイミド樹脂の溶液をパイ
プ内面に手で塗布し、150℃、20分間熱風乾燥する
ことにより、厚み1〜30μの範囲の内股を形成した。
続いて、これら各種処理パイプのいずれに対しても粒度
範囲0.1〜3μ、平均粒径0.8μのコロイド状グラ
フアイ1〜20重量部、次式で小されるエポキシ変性シ
リコーノ樹脂 1( ■ 0 皮I ( 10、nは約9である)80小111部、キシレノ40
℃ 8 0 0重量部カラナル均j)fi’16+RtKk
< S US まF(7)製、5.3e容ボールミルで
1 5 O rpm、48時 PP立上 間混合により調製)を、パイプ内面にスプレー塗布し、
130℃、20分間熱風で乾燥することにより、平均付
量1.5f/dの皮膜(第二層)を有するアルミパイプ
を製作した。続いて、実施例1の第3工程以下と全く同
じように加工して合計4種の定着加熱ロールを製作した
。この定着加熱ロールを実施例1と同様な方法で評価し
た結果および250℃、3ケ月熱風オーブノ処理により
耐久性を評価した結果を表2に示7・ 表 2 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8樹 脂 アル
キル・アラルキル・ポリエステル変性シリコーン 千’
:WB? 5)(重量部) 35 2。
溶剤 キシレノ キシレノ キシレノ ド(重量部’)
 130 65 55 1.00さの厚み(μl 1 
10 30 10莫0付量 1. 5 1. 4 1.
 6 1. 5I’d) から200℃ 、昇温時間el 58 65 80 60””′)72
 79 95 75 り時間秒 である) 0 (ここでmは約10、nは約10である)〈発明の効果
〉 本発明の定着加熱ロールによれば、ランプのパワーアッ
プによらないで、定R加Mロールの昇温速度を迅速化す
ることができ、複写機の立」ニリ時間を大幅に短縮する
ことかり能となった。
例えば、一般に40℃から規定の定着加熱ロールの表面
温度である220℃に到達するのに、従来の定着加熱ロ
ールの場合の50%から70%の時間を要するのみであ
り、いわゆる複写機の立−ヒリーアクセスタイムが従来
の3分ないし1分から1.5分ないし30秒までに短縮
され、複写機能率の向上に大きな効果を発揮することが
できる。
また、本発明の定着加熱ロールの皮膜は強力に接着し工
いるため、長期間高温に曝しても剥離することがない。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)主として可視光線および/あるいは近赤外線から
    なる光源を熱源として吏用するトナーの定着加熱ロール
    であって、該定着加熱ロールの中空内部から加熱する方
    式を採用する複写機用定着加熱ロールにおいて、該定着
    加熱ロールの中空内部面上に、(a)カーボンブラ゛ツ
    クおよび/あるいはグラファイト粉末を主成分とする黒
    色粉末5〜70重里%、tb)変+7+シリコーノ樹脂
    および/あるいはポリアミドイミド樹脂を主成分とする
    バイングー95〜30重岸%からなる組成物からなる皮
    膜を有することを特徴とする複写機用定着加熱ロール。 +2) (alカーボッブラックおよび/あるいはグラ
    ファイト粉末を主成分とする黒色粉末5〜70重量%、
    (bl変性シリコーン樹脂および/あるいはポリアミド
    イミド樹脂を主成分とするバインダー95〜30重量%
    からなる組成物からなる皮膜が、複写機用定着加熱ロー
    ルの中空内部上面に変性シリコーン樹脂および/あるい
    はポリアミドイミド樹脂を主成分とした1〜30μ厚の
    内膜を介して形成されている特許請求の範囲第1項記載
    の複写機用定着加熱ロール。 (3)複写機用定着加熱ロールがアルミニウムあるいは
    アルミニウム合金の基材からなる特許請求の範囲第1項
    記載の複写機用定着加熱ロール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104072A (ja) * 1986-10-21 1988-05-09 I S T:Kk 定着ロ−ル
JPH02289877A (ja) * 1988-02-02 1990-11-29 Gunma Alum Kk 印刷機用被覆ロール
JPH02289878A (ja) * 1988-02-02 1990-11-29 Gunma Alum Kk 被覆印刷機用ロールの製造方法

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