JPS602620Y2 - 鍵盤楽器のバルブ取り付け構造 - Google Patents

鍵盤楽器のバルブ取り付け構造

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JPS602620Y2
JPS602620Y2 JP16529779U JP16529779U JPS602620Y2 JP S602620 Y2 JPS602620 Y2 JP S602620Y2 JP 16529779 U JP16529779 U JP 16529779U JP 16529779 U JP16529779 U JP 16529779U JP S602620 Y2 JPS602620 Y2 JP S602620Y2
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JP
Japan
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valve
lever
key
arm
mounting structure
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JP16529779U
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JPS56126687U (ja
Inventor
幸雄 村木
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鍵盤楽器のバルブ取り付は構造に関する。
例えば鍵盤吹奏楽器にあっては、通常時バルブによって
ふされがれている笛室の通気孔を、鍵の操作により開く
ようになし、それによりリードを振動させて発音させる
ようになされている。
これを、従来例を示す第1図を参照してもう少し具体的
に述べると、この種の鍵盤吹奏楽器は、鍵1を押圧操作
すると、鍵1がスプリング2の力に坑してフレーム3の
突起4を支点として矢印方に回動し、これに伴ない鍵1
の下部に垂下して設けられたレバー5がその先端部に取
り付けられたバルブ6とともに同方向に回動して、通常
このバルブ6によってふさがれている笛室構成体7の通
気孔8が開口され、これより図示しないマウスピースか
ら空気通路内に吹き込まれた空気室9、リードプレート
10に形成された窓および笛室11を順次通って通気孔
8から放出され、そしてこの空気の流れによってリード
プレート10に取り付けられたリード12を振動させて
発音させるようになされている。
ところで、二合ような鍵盤吹奏楽器において、バルブ6
については、通常時笛室11の通気孔8を確実にふさぎ
、そこからの空気洩れがなように留意しなければならな
い。
そこで、従来あっても、通気孔8に対向する側をスポン
ジなどの軟質で密閉性の良いクッション材6aによって
構成するなどの配慮はなされている。
しかし、そのクッション材6aを支持するバルブ本体6
bをレバー5に対して取り付けるについては、両者を接
着剤によって完全に固定するという方法などが採られて
いる。
この場合、レバー5に対するバルブ本体6bの取り付は
態様にたとえばバラツキがあっても、それがクッション
材りa自体の変形によってカバーできるときはそれほど
問題はないが、前記バラツキがそれ以上になったような
ときには、通気孔8部分からの空気洩れが避けられない
したがってそのような場合、従来ではレバ−5自体を曲
げるなどにより空気洩れをなくすという手段が採られて
いるが、レバ−5自体がアルミニウムをプレスしたもの
で特殊な形状をしているので、適切な調整をすることが
困難であり、さらには鍵の高さに不揃いを生じるなどの
問題があった。
この考案は以上の点を考慮してなされたもので、笛室の
通気孔を確実にふさぐことができる鍵盤楽器のバルブ取
り付は構造を提供するものであり、その特徴とするとこ
ろは、笛室の通気孔をふさぐバルブをレバーに対して回
転可能に取り付けたことにある。
以下、添付の第2図および第3図を参照しながら、この
考案の一実施例について詳細に説明する。
なお、ここに示す実施例では、笛室11をラッパ形状と
し、それをフレーム3と一体成形することにより、輝き
のある音が得られるような配慮もなされているが、それ
自体はこの考案の要旨とは直接的な関連はないので、図
中、前記第1図と対応する部分に第1図と同一の符号を
付し、その説明を省略あるいは簡略化する。
この考案にあっては、鍵1の下部に垂下させたレバー5
0(ここでは、バルブ60によるふさぎ作用をより確実
にするため、このレバ−50自体をピアノ線などの弾性
部材によって構成している。
)に対しバルブ60を回転可能に取り付けるのであるが
、この例ではピンジヨイントによってそれを遠戚してい
る。
すなわち、クッション60aを支持したいるバルブ本体
60bの表面には、一対の軸受13a、13bがバルブ
本体60bと一体成形によって設けられている。
一方、鍵1の下部に取り付けられたレバー50の下部に
は、アーム14がスポット溶接等によって取り付けられ
ており、このアーム14と軸受13a、13bとがピン
ジヨイントをなしているのである。
したがって、パルプ60自体はアーム14を支点として
回転可能であり、クッション材60aが変形することと
相まって笛室11の通気孔8を確実にふさぐことができ
、そこからの空気洩れをほぼ完全になくすことができる
しかもこのとき、バルブ本体60b後面の軸受13a、
13bには割り溝15a、15b(この割り溝15a、
15bの幅は前記アーム14の径より少し小さく設定さ
れている。
)が設けられているので、バルブ60をレバー50側に
セットするにあたっては、バルブ60側の割り溝15a
、15bをレバー50側のアーム14に当て、バルブ6
0をアーム14側に押し込めば良く、バルブ60のセッ
トをワンタッチで簡単に行なうことができる。
ただこの場合、バルブ60がバルブ50に対して回転可
能に設けられているといっても、軸受13a、13bと
アーム14との間に必要以上のクリアランスがあるとき
は、鍵1の操作ごとにバルブ60がアーム14を支点と
して回動することになってしまう。
このことは望ましいことではないので、軸受13a、1
3bとアーム14とのはめ合いについては、鍵1の操作
によって影響されない程度に構成するようにすることが
好ましい。
なお、前記実施例では、バルブ60がレバー50側のア
ーム14に対して一平面内で回転可能なピンジヨイント
の場合について述べたが、この考案はそれに限らず、あ
らゆる方向に回転可能なボールジヨイント方式を採るこ
ともできる。
また、この考案は、鍵盤吹奏楽器だけでなく、他のバル
ブを有するリード楽器に適用し得ることは勿論である 以上詳述したようにこの考案にあたっては、笛室の通気
孔をふさぐバルブをレバーに対して回転可能に取り付け
るため、バルブと笛室との密着性が良くなり、通気孔部
分からの空気洩れを確実に防止できるとともに、レバー
に対するバルブの取り付けが容易であるという優れた利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鍵盤吹奏楽器の一例を示す側断面図、第
2図はこの考案が適用された鍵盤吹奏楽器の一実施例を
示す側断面図、第3図はその要部を示す斜視図である。 1・・・・・・鍵1.50・・・・・・レバー、60・
・・・・・バルブ、訃・・・・・通気孔、11・・・・
・・笛室、13a、13b・・・・・・軸受、14・・
・・・・アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍵の下部に取り付けられたレバーと、このレバーによっ
    て支持されたバルブとを有し、通常時このバルブによっ
    てふさがれている笛室の通気孔を、前記鍵の操作により
    開くようになした鍵盤楽器において、前記バルブを前記
    レバーに対して回転可能に取り付けてことを特徴とする
    鍵盤楽器のバルブ取り付は構造。
JP16529779U 1979-11-29 1979-11-29 鍵盤楽器のバルブ取り付け構造 Expired JPS602620Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS56126687U JPS56126687U (ja) 1981-09-26
JPS602620Y2 true JPS602620Y2 (ja) 1985-01-24

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