JPS6026206A

JPS6026206A - 液体燃料触媒燃焼器

Info

Publication number: JPS6026206A
Application number: JP13344183A
Authority: JP
Inventors: Ryoji Shimada; 良治島田; Ikuo Matsumoto; 松本　郁夫
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1983-07-20
Filing date: 1983-07-20
Publication date: 1985-02-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は灯油等の液体燃料を燃焼空気と共に触媒体上に
供給し、触媒体表面」二で酸化反応を起こさせて発生し
た反応熱を利用する液体燃料触媒燃焼器に関する。

従来例の構成とその間穎点従来の液体燃料触媒燃焼器は第１図に示す様に、液体燃
料を気化させる手段としてハニカム形状をした触媒体１
を設置した燃焼筒２の後方に、シーズヒータ３等の加熱
部分を有した気化筒４および電磁ポンプ（図示せず）に
直結された給浦管５を備えた構成であった。この構成の
場合、シーズヒータ３が気化に必要な温度まで」二昇す
るまでにかなり時間を必要とし、かつ触媒体１」二で触
媒燃焼が安定状態になっても、液体燃料の気化のために
は常にシーズヒータ３への通電が必ワ、であった。

すなわち、石化に到るまでに相当の無駄な時間を費す七
共に、常圧相当な電力を液体燃料の気化のために要する
という欠点があった。また、気化筒４が常に加熱された
状態のため、長年の間にはタール等の蓄積が起こり、気
化能力の低下が起こるという欠点もあり、結果的に長寿
命な気化部をもつことが困難であった。Ｃらに燃焼量の
調節の際も、電磁ポンプを用いているため電力を損する
という欠点があった。

発明の目的零発りｊはかかる従来の問題点を解消するもので、ヒー
タ等の加熱によらない気化手段を用いて、気化部ひいて
は液体燃料触媒燃焼器の長寿命化、省電力化を目的とす
る。

発明の構成」−記目的を達成するため本発明では、触媒体と逆火防
止板を設置した多気孔を有する燃焼筒の最下部に位置す
る、液体燃料貯蔵器内の液体燃料と接触する部分をイ〕
シ、かつ多数の吸」−げ気孔を有したセラミック気化材
と、触媒体直上に負圧に作用するエジェクター構成を備
えたことを基本構成とする。本構成により、セラミック
気化材に吸上げられた液体燃料は、エジェクターの作用
で気化すると共に、燃焼筒内に吸い込ま八た燃焼空気と
混合され予混合気となり、触媒体にで酸化作用を受け、
クリーンな排気ガスとして排出される。また、エジェク
ター構成中のファンの回転数を変化させることにより、
液体燃料の気化＋ｊｌ、および吸引した燃焼空気量を変
え、触媒体」二での燃焼ｈ１を変化させることができる
。

実施例の説明本発明による液体燃料触媒燃焼器の一実施例を第２図に
示し、これに従い説りＪする。

液体燃料貯蔵器６内の液体燃料７に下部が浸漬されたセ
ラミック気化材８は、多数の気孔９をイ］する内筒１０
と、同じく多数の気孔１１を自する外筒１２によって構
（戊されている燃料気化室１３の内部に露出している。

内筒１０の」一部に不完全に閉塞され、外筒１２の上部
は燃焼筒１４となっており、耐熱性セラミックからなる
逆火防止板１５耐熱性セラミツクからなる触媒体１６が
順次設置されている。また触媒体１６に近接して、点火
用のＳｉｃヒーク１７が燃焼筒１４を貫通した形で設置
されている。一方、触媒体１６の直上には、エジェクタ
ー制風板１８を介して送風用ファン１９およびファンモ
ーフ２０が設置されている。

ファンモーフ２０が設置された多数の空気口２１を有す
る天板２２から、エジェクター制風板１８の外周を通り
、送風排気口２３に至って、エジェクター風胴２４が構
成している。

次に」二記構成による実施例の作用を説明する。

液体燃料貯蔵器６内の液体燃料７は、セラミック気化材
８の吸上げ気孔によって、燃料気化室１３内に露出して
いるセラミック気化量８の上部まで含浸する。送風用フ
ァン１９か回転すると、天板２２の空気口２１がら空気
が吸引され、エジェクター制風板１８の外周を通り、送
風排気口２３へ（！：流れる。この時、エジェクター制
風板１８と触媒体１６の間の空間の静圧は負圧となり、
そのため内筒１０および外筒１２の多数の気孔９．１１
から、燃焼用空気が燃料気化室１３に供給されると同時
に、セラミック気化材８によって吸上げられた液体燃料
７も気化ガスとして燃料気化室１３因に供給され、結果
的に燃ｆ：１気化室１３内に予混合された燃料混合気が
形成される。この状態で、燃料混合気が触媒体１６に至
った時にＳｉｃヒータで着火させ、触媒体１６０表面上
に膜状火炎を形成し触媒体１６を加熱して、触媒燃焼に
必冴な活性化温度塘で上昇させる。この後、活性化温度
まで到達した触媒体１６から燃料気化室１３内に輻射が
起こり、セラミック気化４Ａ’　８からの液体燃料７の
気化量が増える。気化量の増大により、燃焼領域は触媒
体１６の全面に拡大し、触媒体１６上での触媒燃焼は定
常安定化する。

エジェクター制風板１８と触媒体１６の聞の空間の静圧
は、エジェクター風胴２４を流れる空気量に比例し、送
風用ファン１９０回転数により制御され、セラミック気
化材８からの液体燃料７の気化量は、内筒１０と外筒１
２からの空気流入１ｉ１に比例する。すなわち、送風用
ファン１９の回転数により、エジェクター風胴２４を流
れる空気ｆｉｌが変化し、同時に内筒１０、外筒１２か
ら燃ｒ１気化室１３内に流入する空気間、および液体燃
料７の気化１ｊ１が変化する。この様に、送風用ファン
１９の回転数を変化させることにより、燃焼量の調節が
できる。したがって、従来の様に電磁ポンプ（図示せず
）Ｋよる液体燃料の供給やシーズヒーク３　ｆ：埋め込
んだ気化筒４といった２段階の気化、燃焼ｆｉｔ調節手
段を取る必要がなく、セラミック気化量８と送風用ファ
ン１９０回転数の変化のみによって、気化量、燃焼量を
同時に変えること力州■能となった。さらに、電磁ポン
プ（図示せず）やシーズヒーク３に供給していた電力が
全く不必留となるため、省電力化も可能となった。

本発明による液体燃料触媒燃焼器の実施例に用いられて
いる触媒体１６の材料としては、αアルミナ、コーディ
エライト、ムライト、ムライトジルコン、ジルコニア等
の耐熱性セラミックが用いられる。中でも軟化点、耐熱
衝撃性、熱膨張係数等を考慮に入れた場合、ジルコニア
が最も優れた性質を示した。

発明の効果本発明の液体燃料触媒燃焼器によれば、次に列記する効
果を奏する。

（１）　セラミック気化量および触媒体−１−力にニジ
エフクー構成を設けたことにより、加熱手段によらずに
液体燃料を気化させ、燃焼空気と混合させると共に、触
媒体上での燃焼ｍを変えることかできる。

（２）　ｌ記構酸の様に加熱による気化方式をとらない
ため、セラミック気化イシ」二にタール等の（＝Ｊ着が
なく、長寿命で省電力化が可能と４つだ。

（３）触媒体上での酸化反応による熱を直接利用するた
め、温風機等の家庭用暖房器についての展開が有望であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の触媒燃焼器の縦断面図、第２図は本発明
による液体燃料触媒燃焼器の一実施例の縦断面図である
。６・・・・・・液体燃料貯蔵器、７・・・・・・液体燃
料、８・・・・・・セラミック気化（副、９・・・・・
・気孔（内筒）、１０・・・・・・内筒、１１・・・・
・・気孔（外筒）、１２・・・・・・外筒、１４・・・
・・・燃焼筒、１５・・・・・・逆火防止板、１６・・
・・・・触ｉ体、１　Ｂ・・・・・・エジェクター制風
板、１９・・・・・・送風用ファン、２４・・・・・・
エジェクター風胴。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）多気孔を有する燃焼筒の上部に設置した耐熱性セ
ラミックからなる触媒体と、その直下部に設置した耐熱
性セラミックからなる多孔式逆火防止板と、１］ｑ記燃
焼筒の最下部に位置する液体燃料貯蔵器内の液体燃料と
接触する部分を有し、かつ多数の吸」二げ気孔を有した
セラミック気化材と、前記触媒体の直」二に負圧に作用
するエジェククーｍｉ成を備えた液体燃料触媒燃焼器。
（２）触媒体は、αアルミナ、コーチイエライト、ムラ
イト、ムライトジルコン、ジルコニア等の耐熱性セラミ
ックを材料として用いた特許請求の範囲第１項記載の液
体燃料触媒燃焼器。
（３）セラミック気化材は、アルミナ、シリカ、コーチ
イエライト等の多気孔をイ１するセラミックをリング形
状に成型した特許請求の範囲第１項記載の液体燃料触媒
燃焼器。