JPS60261795A

JPS60261795A - 低温又は高温貨物輸送用の船舶

Info

Publication number: JPS60261795A
Application number: JP59117685A
Authority: JP
Inventors: Takayoshi Asai; 浅井　孝悦
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1984-06-08
Filing date: 1984-06-08
Publication date: 1985-12-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、メタル、エチレン、プロパン。

ブタン、アンモニアなどの低温液化ガス輸送用の船舶、
又は石炭重油混合燃料５重質油。

アスファルト、硫黄、タリンカーなどの高温液体、高温
粉粒体輸送用の船舶に関するものである。

低温貨物又は高温貨物を直接船体構造に接するように９
例えば−重船殻の内殻に積込む場合、貨物を適切に防熱
することが困難であり、また、船体は貨物からの熱影響
を受けて過大な熱応力が生ずる等の問題がある。このた
め、船内の船体構造とは別個の防熱したタンクを塔載り
、このタンクに低温又は高温貨物を積込むことにより、
これらの問題に対処することが行なわれている。

これらの船に塔載するタンクの形式には方形タンクが広
く使われているが、この形式のタンクはタンク構成部材
が多く、タンク重量が大きくまた。製造工数が多くか＼
るという欠点がある。

この欠点を解決するタンク形式として２球形タンクを赤
道部にてタンクスカ−１・により支持する形式が提案さ
れ、使用されているがこの球形タンク形式はまた次のよ
うな欠点があった。

（１１タンクを塔載する船内区画の容積に対（２）貨物
重量およびタンク本体重量のすべてがタンクスカ−１・
にかかり、タンクスカ−１・の構造が重厚になる。

（３）　タンクス力−１・の上端は球形タンクの赤道部
にあり、必然的にタンク下端より非常に高い所すなわち球の半径分たけ高い所になり、このため、タンクスカ−１・の高さが大きくなる。また、タンクスカ−１・
高さを減するためには。

”　９：ｙ９Ｚカｌ、＆Ｔ、、ｆ６．１’ｅＫｌｄイ＃
、オ。

船体のタンクス力−１・取付部を高い位置に構成せねば
ならない。

本発明は、前述の方形タンクおよび球形タンクのもつ欠
点を解決し、構造簡単にして。

しかも構造的見地から全く満足し得る低温貨物又は高温
貨物輸送用の船舶を提供することを目的とするものであ
る。

すなわち１本発明は外周面に防熱材が施され上方に凸な
曲面を有する立置きの円筒形のタンクを塔載する低温又
は高温貨物輸送用の船舶において、上記タンクが船底部
に設けられたタンク底防熱材に載置され、」１記タンク
の円筒側板の下方に円筒形のスカ〜１・が設けられてお
り、」−配置筒形スカートの」一部は上記タンクにかつ
」１記円筒形スカートの下部は船体に各々結合されてお
り、さらに」１記円筒形スカートの」一方部分のみに」
−記防熱材が施こされ、」１記円筒形スカートはその」
１方部分”゛１゛重円筒形９　＞　９　’Ｄ’１ＭＪＪ
ｔ　（！：　Ｉｔ’ｄ　ｔ’ｆｆ　＠Ｊ　（７）温度　
（となり、その下方部分が上記円筒形タンクを取巻く周
囲空間の温度とは＼゛同一温度となるようにしたことを
特徴とした低温又は高温貨物輸送用の船舶である０以下２本発明の好ましい一実施例を第１図及至第３図で
図示する実施例に基づいて詳述する。

第１図及至第３図に図示する実施例において、１は船体
の横断面の全体的なイメージを表わし、２は船体１の二
重底タンク、３は船体１のサイト゛タンク、４は船体１
のタンクカバー、５は船体ｌの二重底頂板、６は円筒形
タンクの横断面の全体的なイメージを表わし。

７は円筒形タンク６の頂板、８は円筒形タンク６の側板
、９は円筒形タンク６の底板。

ｌＯは円筒形スカー１−．１１（ｌｌａ、ｌｌｂ。

１１Ｃ）は防熱材、１２（１２ａ、１２ｂ）はタンク底
防熱材、１３はリング材、１４は溶接部。

１５はタンクドームを示す。

そして、船体ｌは二重底タンク２．サイト゛タンク３お
よびタンクカバー４を有しており。

閉囲された船内空間に円筒形クンクロが設置されている
。円筒形タンク６の主要構造は。

上方に凸な曲面を有するタンク頂板７２円筒形のタンク
側板８ふ・よび平担なタンク底板９からなりタンク６は
防熱ｊＦＡ’ｌｌａ、ｌｌｂ、ＩＩＣ。

１２ａ、１２ｂにより実質的に全面が防熱されている。

円筒形のタンク側板８の下方延長面に、連続した円筒形
スカート１０が設けられており。

円筒形スカー１−１０の上部はタンク側板８に。

また円筒形スカート１０の下部は船体１の一重底頂板５
に溶接により各々結合されている。

は」一方部分のみ防熱材１１ｂおよび１１．　Ｃが施さ
れており２円筒形スカート１０の上部は円筒形タック６
とはＸ同一の温度に保たれており、下方部分は防熱材が
施されておらず７円筒形スカート１０の下部は円筒形タ
ンク６を取巻く周囲温度とはＸ同一に保たれ２円筒形ス
カート１０の上端と下端との間はゆるやかな温度勾配と
なっている。

このため２円筒形タンク６は液化石油ガス又は石炭重油
混合燃料等を積込むとその低温又は高温のため収縮又は
膨張するが円筒形スカート１０の上部も同様に収縮又は
膨張し。

熱応力発生の問題は実質的に避けられる。なお、以下、
低温の場合のみで説明をする。

タンク底板９と二重底頂板５との間には。

適当な間隔をもって、二重底内構造を配慮した位置に、
よく乾燥した木材１２ａが防熱兼タンク荷重支持材とし
て配置されており、その間をポリウレタンフォーム防熱
材１２　ｂが施されて、１２ａおよび１２ｂを合わせて
円筒形タンク６のタンク底防熱材１２となっている。貨
物重量の大部分は、タンク底板９およびタンク底防熱材
１２を通じて二重底頂板５１　により支えられている。

貨物重量の１部分すなわちタンク側板８に近い部分はタ
ンク底板９を介して円筒形スカーＩ・１０により支えら
れている。

船体が直立、静止している状態に先・いては。

円筒形スカー１−１０には主として円筒形タンク底板９
および側板８の重量のみがかかつているに過ぎない。ま
た２円筒形タンク６内の上部の圧力設定がタンク６を取
巻く周囲空間作用するので１円筒形スカート１０にかか
る荷重はさらに小さくなり実質的には零に設定すること
が出来る。

船の動揺等により、タンク６には船内において横方向に
移動および転倒させようとする力が加わるが、上部はタ
ンク６にＦ部は船体１に結合されている円筒形スカート
１０により、タンク６は実質的に移動することがなく正
しい位置に保持される。

円筒形ス１ｙ−１−１０の高さは、上部と下部　１゜と
の間がゆるやかな温度勾配となるように、　１また円筒
形スカート１０を通じてタンク６内への熱の侵入が合理
的な低い値に押えられるように、さらにまた、二重底頂
板５が貨物の低温の悪影響を受けないように定められて
いる。傾向としては、より低温の貨物に対してはより高
い円筒形スカート１０となる。

また２円筒形スカー１−１０には、必要に応じて図示省
略のマンホール又は交通孔が設けられ、タンク底板９を
下から点検出来るように設計され、さらに計測用の電線
、バイブ等の貫通孔（図示省略）が設けられる。１５は
タンクドームを示しており、こねはタンクカバー４とは
固着されておらず２両者の間はフレキシブルな拐料で気
密に保持されている。

したがって、タンク６はタンクカバー４に対し自由に熱
伸縮が出来る。

第３図は、タンク側板８とタンク底板９と円筒形スカー
トｌＯとの結合部を示しており。

図示から明らかなように、タンク側板８よりもやや厚い
リング材１３は円筒形タンク６と同一の径を有するリン
グ状に構成された板材であり、これにそれぞれが溶接１
４にて結合されており、複雑な部材は使われていない。

なお１図示の実施例では５円筒形タンク６の直径と高さ
とは等しくしているが、専用船の設計においては、高さ
は直径の０７〜１．２の範囲とするのが適当である。

以−に２本発明に係る実施例を第１図及第３図に基づい
て詳述したように本発明によって次のような効果が得ら
れる。

（１）　タンクに搭載する船内区画の容積に対するタン
ク内容積の比が大きくなる。

すなわち、容積効率が非常に良くなる。

（２）貨物重量およびタンク本体重量はタン’ｙ　底防
熱材とタンクス力−１・で分担１−で支えるので、タン
クスカ−１・の構造が比較的に軽量にすることが出来る
。

（３）　タンクス力−１・の上端は円筒形タンクの下端
部に結合されているのでタンクわが出来る。

（４）上記の理由により船舶の建造コストを非常に安く
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図及至第３図は本発明に係る実施例の図であり、第
１図は円筒形タンクが設置されている船舶の横断面図、
第２図はその円筒形スカート付近の拡大断面図、第３図
はそのタンク側板とタンク底板と円筒形スカートとの結
合部の拡大断面図である。１・・・船体、２・・・船体の二重底タンク。３・−・船体のサイドタンク、４Φ・・船体のタンクカ
バー、５・・・船体の二ｉ１１項板。６・・・円筒形タンク、７・・・円筒形タンクの須坂、
８・・・円筒形タンクの側板。９・・・円筒形タンクの底板、１０・・・円筒形スカー
１−．１１．ｌｌａ、ｌｌｂ、ＩＩＣ曽ｅｅｉｉｉ　防
熱材、１２，１２ａ、１２ｂ−−−タンク底防熱材、１
３・・・リング材、１４・・・溶接部。１５−・・タンクドーム第１図

Claims

【特許請求の範囲】

外周面に防熱材が施され上方に凸な曲面を有する立置き
の円筒形のタンクを塔載する低温又は高温貨物輸送用の
船舶において、上記タンクが船底部に設けられたタンク
低防熱Ｎに載置され、上記タンクの円筒側板の下方に円
筒形のスカートが設けられてお９．上記円筒形スカート
の上部は上記タンクに結合されかつ上記円筒形スカート
の下部は船体に結合されており、さらに上記円筒形スカ
ーｊ・の上方部分のみに上記防熱材が施こされ、−１−
記円筒形スカートはその上方部分が上記円筒形タンクの
温度とはゾ同一の温度となり、その下方部分が上記円筒
形タンクを取巻く周囲空間ノ温度トはゾ同一の温度とな
るようにしたことを特徴とする低温又は高温貨物輸送用
の船舶。