JPS60261389A

JPS60261389A - 交流エレベ−タの制御回路

Info

Publication number: JPS60261389A
Application number: JP59116131A
Authority: JP
Inventors: Takanobu Masaki; 正城　孝信
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1984-06-06
Filing date: 1984-06-06
Publication date: 1985-12-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は交流電動機により駆動されるエレベータを制
御する装置の改良に関するものである。

エレベータのかごを駆動する電動機に誘導電動機を用い
、これにインバータによって変換された可変電圧・可変
周波数の交流電力を供給して、電動機の速度制御を行う
ものがある。これを第１図に示す。

図中、Ｒ，Ｓ，Ｔは三相交流電源、（１）はサイリスタ
で構成され電源電圧を直流電圧に整流するコンバータ、
（２）はコンバータ（１）の直流側に接続された平滑コ
ンデンサ、（３）は平滑コンデンサ（２）に接続されト
ランジスタ及びダイオードによ多構成され直流電力を任
意の電圧及び任意の周波数の交流電力に変換する周知の
インバータ、（４）はコンバータ（１）及びインバータ
（３１を制御する制御回路、（５）はインバータ（３）
の交流側に接続された巻上用の三相誘導雷動機、（６）
は電動機＋５１により駆動される巻上機の駆動綱車、（
７）は綱車（６）に巻き掛けられた主索。

ｆ８１、（９）はそれぞれ主索（７）の両端に結合され
たかご及びつ〕合おもシである。

すなわち、三相交流電力はコンバータ（１）と平滑コン
デンサ（２）により直流重力に変換され、インノ（−タ
（３）に与えられる。インバータ（３）は与えられた直
流電力を可変電圧・可変周波数の交流電力に変換し、そ
れを電動機ｆ５ｉ　＃ＩＣ供給する。これらは制御回路
１４１　Ｋよって制御される。これで、電動機（５）は
駆動され、かご（８）は昇降する。

ところで、平滑コンデンサ（２）は１通常大容量の電解
コンデンサが用いられる。そして、その寿命は使用条件
に左右されるが、一般に２０〜３０年というエレベータ
の寿命よりは短い。この場合、平滑コンデンサ鳳２１の
容量低下により、エレベータの制御に悪影響が発生する
。

この発明は上記不具合を解消するもので、インバータの
動作停止中に、制御回路により平滑コンデンサの直流電
圧を変化させ、この時に平滑コンデンサに流れる充放電
電流もしくは所定時間のうちに変化する平滑コンデンサ
の電荷量を検出し。

この充放電電流もしくは電荷の変化量が上記直流電圧の
変化率又は所定時間内の変化量によって決まる所定値よ
シも小さいときは異常信号を発生させることによシ、平
滑コンデンサの容量低下を知り、事故の発生を未然に防
止できるようにした交流エレベータの制御装＃を提供す
ることを目的とする。

以下、第２図及び第３図によりこの発明の一実施例を説
明する。

第２図中、（１０）は平滑コンデンサ（２）の充放電電
流（１０）を検出する変流器、（１１）は平滑コンデン
サの直流電圧に応答した電圧信号（１１ａ）を得るため
の抵抗器、（１２）は上記変流器出力（１０ａ）及び電
圧信号（１１ａ）を用いて平滑コンデンサ（２）の容量
低下をチェックする平滑コンデンサチェック回路である
。

Ｋ３図にこの平滑コンデンサチェック回路（１２の具体
例を示す。第３図において（１２ａ）は演算増幅器（１
２０）、抵抗（１２１）、コンデンサ（１２２）から成
る積分器、（１２ｂ）は電圧信号（１１ａ）を絶縁する
絶縁アンプ。

（１２ｃ）は演算増幅器（１２３）とコンデンサ（１２
２）から成るホールド回路、（１２ｄ）はコンデンサ（
１２２）の両端に接続され、また（１２ｅ）は絶縁アン
プ（１ｂ）の出力と演算増幅器（１２３）の非反転入力
との間に接続され。

共に制御回路（４）により所定時間だけ開く（回路は省
略）電磁接触器接点、　（１２ｆ）は利得１の符号反転
増幅器ｐ　（１２ｇ）はホールド回路（１２ｃ）の出力
ｖ１と符号反転増幅器（１２ｆ）の出力子とを加算する
加算器。

（１２ｈ）　Ｆｉ積分器（１２ａ）の出力を加算器（１
２ｇ）の出力で割る割算器、　（１２ｉ）は割算器（１
２ｈ）の出力をコンデンサ容量のしきい値Ｃ１と比較し
両者の大小関係に応じて異常信号（１２ａ）　ｆ制御回
路（４）へ送出する比較器である。（２０）は常時閉成
してりエレベータを休止させたり、ビル内交通が閑散に
なったときに開放される主開閉器である。

次に、この実施例の動作を述べる。

制御回路（４）によりインバータ（１）の動作を停止さ
せている間に、平滑コンデンサ（２）の直流電圧が所定
の変化をするよう制御が行なわれると共に、接点（１２
ｄ）（１２ｅ）が開かれて、変流器（１０）によって検
出された平滑コンデンサ（２）の充放電電流に応答した
信号（１０ａ）は積分器（１２ａ）によって積分され始
め。

接点（１２ｄ）、（１２ｅ）の開放後平滑コンデンサ（
２）に蓄積される電荷量に応答した信号△Ｑを生成する
。一方接点（１２ｄ）、（１２ｅ）の開放直後の平滑コ
ンデンサ（２）の直流電圧値に応答した電圧信号ｖ１は
ホールド回路（１２Ｃ）によって保持される。また、接
点（１２ｄ）　。

Ｃｌ２ｅ）の開放後の平滑コンデンサ（２）の直流電圧
の変化量は反転増幅器（１２ｆ）　Ｋよシ符号反転され
た電圧信号−Ｖｃとホールド回路（１２ｃ）の出力ｖ１
とを加算することによシ加算器（１２ｇ）の出力に△Ｖ
＝Ｖｃ−Ｖｉとして生成される。

従って、平滑コンデンサ（２）の容量は割算器（１２ｂ
）により、積分器（１２ａ）の出力＆を加算器（１２ｇ
）の出力醒で除すことによ１）ｃ＝△Ｑ／△Ｖとして得
られる。この割算器（１２ｈ）の出力Ｃは平滑コンデン
サ１２＋の容量低下に対する負極性のしきい値Ｃ＊と比
較器（１２ｉ）で比較されＣ＊よりも小さいことが検出
されると異常信号（１２ａ）を発する。　この異常信号
（１２ａ）により、かご（８）の通常運転を阻止したり
。

表示灯等によシ警報を発したシできるので、かご（８）
の正常なサービスができなくなる前に平滑コンデンサ（
２）を交換する処置が可能となυ、正常な運転を継続で
きる。

次に第４図から第６図はこの発明の他の実施例を示す。

第４図中、卸は平滑コンデンサ（２）の充放市電流（１
０ａ）を検出する変流器、Ｔ１３は上記変流器出力（１
０ａ）を用いて平滑コンデンサ（２）の容量低下をチェ
ックする平滑コンデンサチェック回路である。

第５図はその具体例を示す。すなわち、第５図において
、（１２ａ）は前述したと同じ積分器、（１３ｃ）（１
５ｄ）は第６図に示すシーケンスに従って制御回路（４
）により所定時間だけ開閉される（回路は省略）電磁接
触器接点、（１３ｂ）は積分器（１２ａ）の出力ΔＱを
所定のしきい値ΔＱ＊と比較し両者の大小関係に応じて
異常信号（１３ａ）を制御回路（４）へ送出する比較器
である。

次にこの実施例の動作を述べる。

制御回路（４）によりインバータ（１）の動作を停止さ
せている間に時刻Ｔｏより平滑コンデンサ（２）の直流
電圧が所定の時間変化率ΔＶ／△ｔで変化するよう制御
が開始され２次に時刻Ｔ１において接点（１ｋ）が閉成
お黴び接点（１３ｄ）が開放されると変流器（１１）に
よって検出された平滑コンデンサ（２）の充放電電流に
応答した信号（１０ａ）は積分器（１２ａ）によって積
分され始め、平滑コンデンサ（２）に蓄積される電荷量
に応答した信号△Ｑを生成する。一方、比較器（１３ｂ
）の一方の入力には制御回路１４）によって制御され。

時間ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１　の間に変化する平滑コンデンサ
（２）の直流電圧値△Ｖに平滑コンデンサ（２）の容量
低下のしきｂ値Ｃ＊を乗算した値ΔＱ＊＝ΔＶ−Ｃ”　
に相当する信号が常時印加されている。所定の積分時間
ΔＴ経経過後接接点１３ｃ）が開くと積分器（１２ａ）
はその時点での開鎖を保持する。そして時刻Ｔ２とＴ５
の期間内にこの積分器（１２ａ）の出方氏としきい値△
Ｑ＊とか比較器（１３ｂ）で比較された結果飴がΔＱ＊
よりも小さい場合には異常信号（１３ａ）を発する。

この異常信号（１３ａ）により、かご（８）の通常運転
を阻止したり、表示灯等により警報を発したりして。

かご（８）の正常なサービスができなくなる前に平滑コ
ンデンサ（２）を交換する処置が可能となる。

なお、第２図及び第４図ではいずれも平滑コンデンサの
充放電電流を検出するのに平滑コンデンサと直列に変流
器を挿入する構成としたが、これはコンバータの直流出
力母線又はコンバータの交流入力側に変流器を設けて検
出する構成としても良い。

また、第２図及び第４図では、平滑コンデンサの充放市
電流が一般に断続する電流であることが多いので、変流
器によって検出した信号を積分し電荷量のディメンジョ
ンを有する量に変換した後。

異常の検出を行なう構成としたが、変流器の出力をフィ
ルタ回路等によシ平滑化し、平滑コンデンサ容量を上記
平滑化した電流検出量■と平滑コンデンサの直流電圧の
時間変化率−又は所定時間△Ｔ内の直流電圧の変化量△
Ｖとからの関係を用いていて検出するよう構成しても所期の目的を達することが
できる。

更Ｋまた。平滑コンデンサ（２）は除々に劣化するもの
であるから頻繁に異常検出をする必要はない。

したがって、主開閉器■が閉成したときに、所定時間で
平滑コンデンサ（２）に蓄積される電荷を検知すること
によっても所期の目的を達することができる。

更にまた。上記実施例ではいずれもインバータが非動作
状態で平滑コンデンサの充電状態を検出するようにした
が、インバータが動作状態であってもよいものである。

すなわち、インバータが動作すると平滑コンデンサに蓄
積される電荷はインバータの負荷によって変動する。し
かし、エレベータを負荷とするインバータでは負荷変動
は所定の範囲に限定される。従って平滑コンデンサの電
荷の変動にも限度がある。この限度の下限値に対し所定
の裕度を見込んだ値をしきい値とし、このしきい値を下
回わったときに異常信号を発するようにしても所期の目
的を達することができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上述べたとおり、コンバータで変換された
直流を平滑コンデンサで平滑し、この平滑された直流を
インバータで可変周波数の交流に変換して交流電動機を
駆動するエレベータの制御回路において、コンバータを
制御回路で制御して直流電圧を変化させ、この電圧変化
によって平滑コンデンサに流れる電流を検出し、この検
出結果が基準値以下となったときに異常信号を発するよ
うにしたので、平滑コンデンサの容量低下を知ることが
でき、不具合の発生を未然に防止できるという効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の交流エレベータの制御装置を示ず構成図
、第２図及び第３図はこの発明による交流エレベータの
制御装置の一実施例を示し、第２図は全体を示す構成図
、第３図は第２図中の平滑コンデンサチェック回路の具
体的な構成例である。第４図ないし第６図はこの発明の他の実施例を示し、第
４図は第２図相当図、第５図は第３図相当図、第６図位
説明図である。図において、（１）・・・コンバータ、（２）・・・平
滑コンデンサ、（３）・・・インバータ、（４）・・・
制御回路、（５）三相誘導電動機、（８）・・・エレベ
ータのかご、（１０）・・・変流器。（１１）・・・抵抗、（１３）・・・平滑コンデンサチ
ェック回路。なお９図中同一部分は同一符号によシ示す。代理人　大岩増雄匡Ｖトごのト

Claims

【特許請求の範囲】

（１）交流電源から供給される交流電力をコンバータと
このコンバータの出力側に接続された平滑コンデンサに
よって直流に変換し、この直流を更にインバータで可変
周波数の交流電力に変換して交流電動機を駆動しかごを
運転するようにしたものにおいて、上記コンバータを制
御して上記直流重圧を変化させる制御回路、この電圧変
化によって上記平滑コンデンサに流れる充電若しくは放
電電流を検出する検出回路、この検出回路の検出結果と
予め定められた基準値とを比較する比較回路。この比較結果によって異常信号を発するようにしたこと
を特徴とする交流エレベータの制御装置。
（２）制御回路は、直流電圧を所定の時間変化率で変化
させるものとしたことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の交流エレベータの制御回路。