JPS60260074A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は電子写真記録等の現像工程に用いられる現像装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に電子写真記録装置あるいは静電写真記録装置は、
それぞれ主として無定形セレンを代表とする光電性素子
、誘電体を主材料とする記録素子等による潜像形成媒体
上に公知の手段によって静電潜像を形成し、この静電潜
像に対してトナー物質による現像工程を加えることによ
りトナー像化した後、該トナー鐵を転写紙等の支持体に
転写して定着させるものである。

従来において、前記現像工程に用いるトナー物質のうち
、特にトナー自体に磁性材料を混入した所謂−成分系磁
性トナー（以下単にトナーと略記する）を用いる場合の
現像装置としては、円筒状に磁極を着磁配列した永久磁
石を非磁性スリーブ内に配置すると共に、当該スリーブ
と前記永久磁石とが相対的に回転する構造とした現数用
のマグネットロールを有する磁気ブラシ現像装置が既に
知られている。

この現像装置による現像は、トナー収容部に収容された
トナーをマグネットロールの永久磁石の磁気的拘束力に
よって非磁性スリーブ上に吸着してトナーブラシを形成
し、このトナーブラシを永久磁石と非磁性スリーブとの
相対的な回転によシ現像部へ搬送してトナーを潜像形成
媒体に付着させることによシ行われる。そこで、このよ
うな現像装置において、非磁性スリーブと潜像形成媒体
との間に設定される現像部の幅は、実用上前記マグネッ
トロール１本当シ数ミリメートル程度が普通であり、ト
ナーの付着操作を効率よくしかも選択的に行って、潜像
形成媒体上のａ＠に対応した忠実なトナー像化を行うに
は、これに必要な条件を前記現像部に収約して現像しな
ければならない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、現像部を通過する潜像形成媒体の移動速
度がよシ高速になシ、単位時間当シの現数面積が拡大し
た場合、あるいはよシ高分解能のトナー像化を必要とす
る場合、これらの要求に対して現状の現像部の幅では応
じられないという問題があった。

本発明はこのような問題を解決し、低速から高速に至る
幅広い現像速度に安定して適応し得ると共に、高分解能
なトナー像化を実現できる現像装置を得ることを目的と
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため、本発明は現像すべきａ像
形成媒体に非磁性スクレイパを対向させ、かつ該非磁性
スクレイパの少なくとも一端をマグネットロールの非磁
性スリーブ上にその回転を妨げないように接触させたも
のである。

〔作用〕

上述した手段によれば、マグネットロールの永久磁石と
非磁性スリーブとの相対的回転によシ、該非磁性スリー
ブ上を搬送されるトナーブラシが非磁性スクレイパ上ま
で導ひかれ、これにより現像部を拡張できるので、広い
現像部で現像することができる。

〔実施例〕

以下図面を参照して実施例を説明する。

図面は本発明による現像装置の一実施例を示す側断面図
で、図において１は潜像形成媒体であシ、この潜像形成
媒体１はその表面に公知の手段によって静電潜像が形成
され、矢印ａ方向に回転進行する。

２はマグネットロールで、円筒状にＮ極とＳ極を交互に
着磁配列した永久磁石３を円筒状の非磁性スリーブ４内
に配置することによって構成されておジ、永久磁石３は
矢印す方向へ、また非磁性スリーブ４は矢印Ｃ方向へ相
対的に回転するようになっている。

５は一部がトナー収容部容器を兼ねた現像装置のカバー
で一前記マグネットロール２は該カバー５の開口部にお
いて潜像形成媒体１と平行にかつ相対向するように配置
されている。

６は前記カバー５内に収容されたトナー、７はマグネッ
トロール２の非磁性スリーブ３上に吸着されたトナー６
によるトナーブラシである。

８は非磁性スクレイパで、前記潜像形成媒体１と対向す
るように配置され、かつ一端が前記非磁性スリーブ４上
にその回転を妨げないように接触している。この非磁性
スクレイパ８の潜像形成媒体１と対向する面は、該潜像
形成媒体１０表面に対しては／了均−な距離を保つよう
に形成されている。９は現像部である。

次に作用を説明すると、まずカバー５の上部に収容され
たトナー６はマグネットロール２を成す永久磁石３の磁
気的拘束力にょ９非磁性スリ一ブ４上Ｋｅ１着され、該
非磁性スリーブ４上にトナーブラシ１が形成される。こ
のトナーブラシ１は永久磁石３と非磁性スリーブ４とが
相対的に回転することにより、つまシ水久磁石３と非磁
性スリーブ４とが各々独自に矢印す、ｃ方向に回転する
ことによって矢印ｄ方向に搬送され、潜像形成媒体１と
非磁性スリーブ４との間に設定された現像部９に至バこ
こで潜像形成媒体１土に形成されている電荷パターンつ
まシ潜像に対応してｌ・ナー６を付着し、現像を行う。

従来の現像装置においては、ａ＠形成媒体１と非磁性ス
リーブ４との間の現像部９を通過したトナーブラシ７は
、この非磁性スリーブ４に沿ってカバー５内に回収され
る。しかし、本装置では非磁性スリーブ４上に一端を接
触させた非磁性スクレイパ８を設けているため、前記現
像部９を通過したトナーブラシ７の一部もしくは大部分
は非磁性スクレイパ８の一端で掻取られ、この非磁性ス
クレイパ８と潜像形成媒体１との間の空隙に導ひかれる
。

このようにして前記空隙に導びかれたトナーブラシ７は
、非磁性スリーブ４の機械的搬送力から離脱し、水入磁
石３の回転磁界を主たる搬送力として矢印Ｃ方向に進む
が、非磁性スクレイバ８の他端に近づくに従って水入磁
石３の磁気的搬送力が減衰するので、非磁性スクレイパ
８上における磁気的搬送が不能な地点を終点として停滞
する。

また同時に、非磁性スクレイパ８によるトナーブラン７
の掻取シも、前記非磁性スクレイパ８上で停滞したトナ
ーブラシ７の層密度が飽和した時点で終了し、全体とし
てトナーブラシＴの流れが平衡状態に維持される。

しかし、非磁性スリーブ４の外周上及び非磁性スクレイ
パ８上の回転磁界が及ぶ範囲では、トナーブラシ７０層
の内部でトナーチェーンの活発な自転運動が繰返されて
いるので、事実上本装置における現像部は従来までの現
像部９から非磁性スクレイパ８上のトナーブラシ７が停
滞する終点までの拡張された範囲となり、この範囲で潜
像形成媒体１上のａ鐵を現像してトナー１象化が行われ
る。

現像を行うことにより、潜像形成媒体１にトナー６が付
着して消費されると、非磁性スクレイパ８上のトナーブ
ラシ７の密度が低下するが、との場合すみやかに非磁性
スクレイパ８の一端で非磁性スリーブ４上のトナーブラ
シ７の掻取シが再開され、所要量のトナ〒６が補充され
る。熱論非磁性スリーブ４上で減少した分はカバー５内
に収容したトナー６から常時補充される。

尚、上述した実施例では非磁性スクレイパ８の一端のみ
を非磁性スリーブ４上に接触させているが、他端も接触
するように非磁性スクレイパ８を途中から曲折した形状
例えば逆Ｖ字状等に形成して、非磁性スクレイパ８に停
滞したトナーブラシ７の一部もしくは大部分を非磁性ス
リーブ４上に帰還させるようにしても、本発明の要点で
あるところの現像部の拡張とトナー６の搬送方向の変更
に関しては同じ作用を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、現数用のマグネットロー
ルの非磁性スリーブ上に非磁性スクレイバを配置して現
像部を拡張したため、以下の効果が得られる。

すなわち、現像時において現像付着を行うのに充分な電
荷注入がトナーになされる。また、これによシ充分な現
像時間を得ることができる。

また、潜像形成媒体が現像部を通過する間に従来よりも
多数回の交番磁界を非磁性スクレイパ上のトナーブラシ
を介して受けるので、所謂トナー画像のカブリ現象が著
るしく低下し、高分解能の画像が得られる。

また、潜像形成媒体が必要とするトナー消費量を大幅に
上回るトナー量が常に現像部に存在しているので、画像
状態に対応して均一なトナー濃度を維持することができ
る。

更に、トナーブラシが磁気的及び機械的運動を行う現像
部を潜像形成媒体と非磁性スクレイパとが成す空隙に封
じることになるので、トナーの飛散現象が低減され、現
像装置周辺部の汚染を防止することができる。

以上のことから現像可能な現数速度が著るしく高くなジ
、かつ高分解能のトナー像化を実現できるという効果が
得られる。従って高速プリンタ。

高速ファクシミリ、コピーマシン等の現像装置としても
有効に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による現像装置の一実施例を示す側断面図
である。 １・・・ａ像形成媒体　２・・・マグネットロール　３
・・・水入磁石　４・・・非磁性スリーブ　５・・・カ
バー６・・・トナー　７・・・トナーブラシ　８・・・
非磁性スクレイパ　９・・・現像部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　円筒状に磁極を着磁配列した永久磁石を非磁性ス
   リーブ内に配置すると共に該永久磁石と非磁性スリーブ
   とが相対的に回転するようにした構造の現車用のマグネ
   ットロールを潜像形成媒体と平行に配置し、非磁性スリ
   ーブ上に吸着した磁性トナーによるトナーブラシを、前
   記永久磁石と非磁性スリーブとの相対的な回転によりａ
   像形成媒体と非磁性スリーブとの間の現像部に搬送して
   現像を行う現像装置において、ａ像形成媒体に非磁性ス
   クレイパを対向させ、かつ該非磁性スクレイパの少なく
   とも一端を前記非磁性スリーブ上にその回転を妨げない
   ように接触させて、前記現像部に搬送されるトナーブラ
   シを非磁性スリーブ上に導ひくようにしたことを特徴と
   する現像装置。